ここのところ、新聞などで、よく「菅首相、ようやく退陣を明言」みたいな報道をしている。
しかし、彼の発言を聞いている限り、「辞任する」とか「退陣する」とか一言も言っていないと思うのだが。
http://www.asahi.com/politics/update/0810/TKY201108100637.html
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110810-00000104-mai-pol
特に、一昨日の発言である「(3条件が)成立したら、代表選を速やかに行い、新代表が選ばれた時は首相の職務を辞して新たな首相を選ぶ段階に入る」というのも、新代表を選ぶ時期というのは、菅首相が辞めた後なんだから、これをもって「辞任の意思表示」とするのは、おかしいと思う。
あくまでも「3条件が成立したら・・・」という条件つきである限り、今までの発言と何ら変わりはないと思うし・・・
一般的には、彼の言葉は「近いうちに責任を取って辞任する」として受け止められる。
もちろん、彼自身「責任なんか取るつもりはまったくない」のだから、この発言を繰り返している限り、「オレは辞任しないよ」というメッセージを発信していることになるのだが、マスコミ的には、すでに「次期代表選候補」に目がいっている。
早くて今月末には代表選が・・・などという記事もあるけれど、どうなんだろう。
思うに、菅首相は、自分でも言っているように、あえて「辞任する」という言葉を避けて発言し、その場を何とか乗り切ろうと考えているのではなかろうか。
つまり、もとより辞任するつもりなんか「まったくない」のだと思う。
そこを追求されたら「これまで言ったことについては責任を持ちます」などと言って話をかわし、最後まで「辞任する」とは言わない。
おそらく、本人はこれを「戦術」と捉えているのでは、という気がする。
前にも似たようなことを言っていたが、「オレはこの作戦で生き残るぞ」というやつ。
たぶん、「こんな戦術を駆使できるオレは頭がいい」と思っているかも知れない。
本人の心中を推測すると・・・
「オレは辞めるつもりなんかまったくないのだから、ゼッタイに辞任するとは言わない。それらしい言葉は使うけれど、辞任するとは言っていないのだから、それを聞いて『辞任を表明』という記事を書くヤツは頭が悪い。だから『いつ辞任するんですか?』という質問をされても、辞任するとは言ってもいないのに、答えられるわけがない!」
まあ、「当たらずと言えども遠からず」じゃないだろうか。
「卑怯者」とか「ウソつき」と言われることを何とも思わない人間だからこその発言とも言えそうだけど、やはり「史上最低の総理大臣」であることは間違いなさそうだ。
<彼のこれまでの発言の推移>
6月2日(民主党代議士会) 震災の取り組みに一定のめどが付いた段階で、若い世代にいろいろな責任を引き継いでいただきたい
6月27日(記者会見) この三つ(11年度第2次補正予算案、再生可能エネルギー固定価格買い取り法案、特例公債法案の成立)をもって一定のめどと考える
7月6日(衆院予算委) 「辞める」「退陣」という言葉を私自身に対して使ったことはない
8月9日(官邸で記者団に) これまで自分で言ったことについては責任をもちます
8月10日(衆院財務金融委) (3条件が)成立したら、代表選を速やかに行い、新代表が選ばれた時は首相の職務を辞して新たな首相を選ぶ段階に入る
しかし、彼の発言を聞いている限り、「辞任する」とか「退陣する」とか一言も言っていないと思うのだが。
http://www.asahi.com/politics/update/0810/TKY201108100637.html
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110810-00000104-mai-pol
特に、一昨日の発言である「(3条件が)成立したら、代表選を速やかに行い、新代表が選ばれた時は首相の職務を辞して新たな首相を選ぶ段階に入る」というのも、新代表を選ぶ時期というのは、菅首相が辞めた後なんだから、これをもって「辞任の意思表示」とするのは、おかしいと思う。
あくまでも「3条件が成立したら・・・」という条件つきである限り、今までの発言と何ら変わりはないと思うし・・・
一般的には、彼の言葉は「近いうちに責任を取って辞任する」として受け止められる。
もちろん、彼自身「責任なんか取るつもりはまったくない」のだから、この発言を繰り返している限り、「オレは辞任しないよ」というメッセージを発信していることになるのだが、マスコミ的には、すでに「次期代表選候補」に目がいっている。
早くて今月末には代表選が・・・などという記事もあるけれど、どうなんだろう。
思うに、菅首相は、自分でも言っているように、あえて「辞任する」という言葉を避けて発言し、その場を何とか乗り切ろうと考えているのではなかろうか。
つまり、もとより辞任するつもりなんか「まったくない」のだと思う。
そこを追求されたら「これまで言ったことについては責任を持ちます」などと言って話をかわし、最後まで「辞任する」とは言わない。
おそらく、本人はこれを「戦術」と捉えているのでは、という気がする。
前にも似たようなことを言っていたが、「オレはこの作戦で生き残るぞ」というやつ。
たぶん、「こんな戦術を駆使できるオレは頭がいい」と思っているかも知れない。
本人の心中を推測すると・・・
「オレは辞めるつもりなんかまったくないのだから、ゼッタイに辞任するとは言わない。それらしい言葉は使うけれど、辞任するとは言っていないのだから、それを聞いて『辞任を表明』という記事を書くヤツは頭が悪い。だから『いつ辞任するんですか?』という質問をされても、辞任するとは言ってもいないのに、答えられるわけがない!」
まあ、「当たらずと言えども遠からず」じゃないだろうか。
「卑怯者」とか「ウソつき」と言われることを何とも思わない人間だからこその発言とも言えそうだけど、やはり「史上最低の総理大臣」であることは間違いなさそうだ。
<彼のこれまでの発言の推移>
6月2日(民主党代議士会) 震災の取り組みに一定のめどが付いた段階で、若い世代にいろいろな責任を引き継いでいただきたい
6月27日(記者会見) この三つ(11年度第2次補正予算案、再生可能エネルギー固定価格買い取り法案、特例公債法案の成立)をもって一定のめどと考える
7月6日(衆院予算委) 「辞める」「退陣」という言葉を私自身に対して使ったことはない
8月9日(官邸で記者団に) これまで自分で言ったことについては責任をもちます
8月10日(衆院財務金融委) (3条件が)成立したら、代表選を速やかに行い、新代表が選ばれた時は首相の職務を辞して新たな首相を選ぶ段階に入る
それとも、ダウンタウンの番組によく出演する山ちゃんよろしく「山ちゃんは辞めへんで~!」の台詞の如く、最後の最後にどんでん返しするとか。
それにしても「ああ言えば上祐」(元オウム幹部)と口が達者なのを揶揄していましたけど、現首相に例えるなら「嘘をついたら菅になるよ」とでも言うのでしょうか…
この手の人間は、追いつめられると逆上したりしますが、少なくとも「弱気」ということはないと思います。
今考えているのは、辞める際の言い訳と、これをいかに他人のせいにするかだと思います。