はぶて虫のささやき

日々の出来事について、雑感を書いてます。
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(旧:はぶて日記)

謎の3人

2004-04-09 | 日記
イラクで日本人3名が武装グループに拉致された。

そして「3日以内に自衛隊を撤退させなければ人質を殺害する」と脅迫してきた。
(ちなみに、一部の新聞では「警告」と表記しているが、使い方が違うんじゃないのか?)

今のところ政府としては「撤退する理由はない」と要求に応じない姿勢を見せているが、これ以上世界の笑い者にならないためにも、毅然とした態度が要求されるだけに頭の痛いところだろう。

ところで、不謹慎を承知であえて言うが、拉致された3人というのはいったい何者なんだ。

特に、18才ですでに市民団体の代表だという今井という男はよくわからない。
今の18才に、イラクへ行けばどんな危険があるのかという意識をもっているのかと言えば、ちょっと疑問だ。
しかも、血気盛んなお年頃で、何も考えずにイラクへ行ったとしか思えない。

そして、ボランティア活動家という高遠という女。
今井と高遠は以前からの知り合いで、二人とも自衛隊の派遣には反対していたそうだ。

二人の考え方にとやかく言うつもりはないが、くしくもこの二人の家族が揃って「自衛隊を徹底させてほしい」と言っているのが気になる。

高遠の弟は、福田官房長官が「撤退させる理由はない」と言ったことに対して「その真意を知りたい」と言う。
過去の数々の失敗から、日本が再び世界の笑い者になることは避けなければなるまいに、そのことをわかって言っているのか。

さらに、高遠の妹は「一時的にでも撤退させてほしい」と言う。
一時的に撤退させて、その後どうしろと言うのか。

再度派遣した時に、また同じ事件が起きるのは目に見えているだろうに。
言外に「他の人質はどうなっても構わないが、自分の家族だけは何とか助けてほしい」という気持ちが見え隠れしている。
気持ちはわからないでもないが、自分自身の意志で、明らかに危険とわかっている地域に出かけたわけだから、ある程度の覚悟はしてしかるべきだろう。

もしも万が一、この3人が自衛隊を撤退させようとしてうった芝居であるとすれば、こんな残念なことはない。
今の日本には、余りにも短絡的で、常に「自分は正しい、そして自分のすることは必ず理解してもらえるはずだ」と思っている人間が多いから心配だ。
「まさか自分が殺されることはなかろう」と思ってイラクへ行ったのであれば、認識が甘すぎると言わざるをえない。

さあどうする、日本政府。

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