はぶて虫のささやき

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映画評1177 ~ 沈黙の鉄槌(CS)

2024-07-10 | 映画評
今回は「沈黙の鉄槌(CS)」です。

日本では「沈黙」シリーズ第45作目のタイトル作品となっている。2022年現在、スティーヴン・セガール主演の"沈黙シリーズ"の最新作となっている。ちなみに監督のジェームズ・カレン・ブレザックは、"沈黙シリーズ"の第一作、「沈黙の戦艦」が公開された1992年に生まれている。

主演:スティーヴン・セガール
共演:ジョニー・メスナー、DMX、ビル・コッブス、チェスター・ラッシング、サクソン・シャービノなど

<ストーリー>
引退し田舎に引っ込んだ元刑事フランク・ウィルソンは、刑事のレイ・マンスから、連絡の取れなかった息子のチャンスが殺されたことを知らされた。隠しておくよう言われていた金を守れず激怒したデズモンド・パッカードに殺されていたのだった。犯人を見つけるため街へ戻り独自の調査を進めたところ、ギャングのボスであるアウグスティノ・フィン・アデアのバカ息子デズモンドが絡んでいることを突き止めるが・・・


タイトルからもわかる通り、スティーヴン・セガールの映画である。

この「沈黙」シリーズも、実に45作目となるらしい。

1992年の「沈黙の戦艦」の評判が良かったので、その後このタイトルがつけられるようになったが、原題はすべて違っていて、実は第一作も含めて「沈黙の」というタイトルのついた作品は一つもない。

しかも、「沈黙の戦艦」の続編と言えるのは、第3作にあたる1995年の「暴走特急」だけで、にもかかわらず「沈黙」シリーズで唯一「沈黙」のタイトルがついていない、という何だか変な流れになっている。

今作の原題は「Beyond the Law」であるが、セガール作品にもかかわらず、今回彼は悪役である。

だから本当の主役は、フランク・ウィルソンを演じるジョニー・メスナーである。

しかし、悪役でもセガールは死なない。

なぜなら、セガールだから。

もっと言うと、最後まで生き残るのはセガールのみである。

彼は、自分を裏切ったバカ息子の手下どもを抹殺するし、そのバカ息子を殺したのはフランクであるが、最後はそのフランクも殺してしまう。

では、どういう結末かと言うと、フランクが自らを犠牲にしてセガールを刑務所にぶち込むように仕向けるのである。

直接対決となったフランク対セガールで、あっさりとセガールが勝つのだが、フランクの手には警察に通報したままの携帯電話が握られていた、というオチになっているわけだ。

まあ、監督はセガール自身ではないので、若い監督がセガールに気を使ったのかな?

物語・展開的に特に違和感はなかったけど、特に盛り上がる部分もなかったので、そこそこ楽しめたというところでしょうかね。

評価は「C」にします。

さて、ネットなどで「沈黙シリーズの難問クイズ」というのがあった。

映画のタイトルと、その簡単なあらすじ、そしてその映画の一シーンが選択肢としてあって、それぞれ正しいものを線で結べというものだが、はっきり言って、どれも似たようなものなので、さっぱりわからなかった。

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