老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

       蚊帳吊草

2018-07-30 09:04:13 | 俳句



早い稲は、青いがもうこんなに穂をつけている。
全国を荒らして過ぎた颱風は我が住んでいる町は何事も起こさずに通っていったようで、農家の人も先ずは一安心をしたことだろう。

         
         田圃の隅で見つけた「蚊帳吊草」

都会育ちの人は知っているだろうか?なぞと思いつつ写真に。
これとよく似た草で「相撲取草」というのもあって、これらの草で子供の頃は遊んだことがある。


       🍒      相撲草遊びに飽きて棄てちまう

       🍒      出稼ぎの父が恋しや相撲草


近所の男の子も女の子も私にとっては全員が竹馬の友。
白く乾いた径を連れ立って、近くの小川へ泳ぎに行ったことなどが、田圃の畦を歩きながら想い出された。


       🍒      田水沸くよどんで風の無き時も

       🍒      かや吊草在所の田圃みな四角

       🍒      満々と疏水は流る蚊帳吊草

       🍒      どこをどう迷ひて干からびし蚯蚓    

コメント
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