ふと見つけた。
あれ楝だ。
川沿いの松並木のはずれに楝が実を。楝の実は金鈴子とも別名がある。
☆ 青空に金鈴子とはよき名なり 森田かずを
気づかなかった。この街に帰ってちょうど一年がたった。
まだまだ新しい発見がある。生活の中味が10数年の間に変化している。著しい変化とも云える。
今日は歩いていても身体が重く、息がハアハアとねをあげている。
見上げると楝ずかしに空の靑さが目にしみた。少し元気を出さなくては!
鈴生りの実がなぜか淋しい楝。どうして?先入観をもっているから。
子供の頃、大きい楝の木がある家があった。そこの子供が流行病の赤痢にかかって亡くなった。その家の前を通るたび、その事を想いだし哀れに思った。その事が今もって心の中で尾を引いているからだろう。
楝は生命力のある木だ。道ばたに1メートルくらいに育った木をよく見かける。アスファルトの隙間からも育っていることもある。
小鳥が来て食べているのを目にしたことが無い。何故?こんな場所に根をおろしているのか?
🐖 楝の実鎧戸の錆すすみゆく
🐖 楝の実運動場へ救急車
🍃 楝の実川幅いつぱい覆ふ影