老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

    楝の実

2019-11-10 19:45:53 | 俳句

     

 

ふと見つけた。

あれ楝だ。

川沿いの松並木のはずれに楝が実を。楝の実は金鈴子とも別名がある。

 

      ☆    青空に金鈴子とはよき名なり    森田かずを

 

気づかなかった。この街に帰ってちょうど一年がたった。

まだまだ新しい発見がある。生活の中味が10数年の間に変化している。著しい変化とも云える。

今日は歩いていても身体が重く、息がハアハアとねをあげている。

見上げると楝ずかしに空の靑さが目にしみた。少し元気を出さなくては!

 

      

 

鈴生りの実がなぜか淋しい楝。どうして?先入観をもっているから。

子供の頃、大きい楝の木がある家があった。そこの子供が流行病の赤痢にかかって亡くなった。その家の前を通るたび、その事を想いだし哀れに思った。その事が今もって心の中で尾を引いているからだろう。

楝は生命力のある木だ。道ばたに1メートルくらいに育った木をよく見かける。アスファルトの隙間からも育っていることもある。

小鳥が来て食べているのを目にしたことが無い。何故?こんな場所に根をおろしているのか?

 

    🐖      楝の実鎧戸の錆すすみゆく

    🐖      楝の実運動場へ救急車

    🍃      楝の実川幅いつぱい覆ふ影

 

       

 

 

コメント (2)
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