老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

    かいつぶり

2019-11-15 21:08:24 | 俳句

    

 

小春日を持て余す。

どこへ紅葉狩に行こうか?どうしても見たい行きたい場所が定まらない。

法然寺さまのメタセコイアが黄色くなっているかも知れないと、、、、

まだ青い並木道だった。

 

とにかく散歩。足を動かして行きあたりばったり公園を歩く。

 

 

仔猫の鳴く声と同じ声がする。

きっとかいつぶりがいると池に近づくと、いたいた。二羽ばかり。

 

     🐦     かいつぶりに夕べの日矢のささりをり

     🐦     思いきり尻を逆さに鳰潜る

 

お尻を逆立て少しジャンプをするようにして池に潜る。

写真に収めたいが早い動作である。撮れない。

自分の脳裏に焼き付けるしかない。何度も何度も潜る鳰を観察する。

思いきり尻を持ち上げて勢いよく首を池に突っ込む。

 

   

 

鳰の潜った後の波紋。だんだんと大きく輪になって広ごってゆく。

今日はネットの締切だった。ダメ句の投句は終えていた。俳句熱はうすれているものの、鳰の池を目の前に、俳句が浮かんでくる。

困ったもんだ。因果だ。

 

     🐦    万華鏡のようかも鳰の池の中

     🐦    二羽の鳰遠く離れて浮きあがる

     🐦    かいつぶり恋か鳴き交はしゐるは

 

そんな秋の一日をそれなりに。

   

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする