老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

帽子、、、、縫った。

2022-09-27 22:23:47 | 日々是好日
     

昔は洋服は仕立屋さんで縫ってもらっていた。

その時の余った生地が出てきた。
柔らかく確かアンゴラだった。

薄くても暖かく重宝をした。
スーツとして着ていたが、今は、いくらなんでもサイズが合わないし形も古いが大事にしてはいる。

その端切れで帽子を作った。

      

とりあえず、家にあった黒いリボンをアクセントに結んだ。
明日はリボンやに被って行き、ベルベットのリボンの色合わせをする。
それで本格的な仕上がりとなる。


      🧢    秋の雷 裁縫の手の止まりけり

最近は少しづつ、ほんの少し体調が戻る。

      👘    秋深む胸に当て見る服の色

洋服で辛うじて老いを隠している。
鏡の顔を正面からまともに見れない。

既製品の服など着ると全く田舎の老婆と自分を評するだろう。
画一的で老人はこんな色こんな形と、、、決めつけて展示しているシニアコーナーでは気にいった服を探すにも苦労をする。
十把一絡げで、レジで受付でぞんざいな言葉を発せらて、一々心の中で反抗的な自分、既製服にも同様に感じるのが老いた証拠なのだ。


      🍂    銀杏散る目指す古書店ありにけり

      🍂    雑木から山の粧ひはじまりぬ

裁縫の目を転ずると屋島が紅葉し始めた。

      🌥    帰心卂る秋の夕焼けに染まる街
      

裁縫と句作りと、そんな一日が終わった。

      
       


    



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