Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

桜田五輪相発言に過剰反応する 報道メディアの愚

2019-02-14 21:00:51 | 国際・政治

この所は、我々日本人にとり 試練とも言える出来事が続く。先週、旧通産省にて経産官僚の経験もあった作家・堺屋太一さんが逝去された。まずは、一言の弔意を申したい。1970=昭和45年に開かれ、成功を収めた大阪万博を 背後から支えた立役者と言われ、当地にて 2005=平成17年に開かれ 同じく成功を収めた愛知万博こと「愛・地球博」にも途中まで関与されていたのを思い出すものだ。著書も複数拝読し、優れた先見性には唸らされていた。最近とみに目立つ 不安定な社会保障のあり様も予言されていたとされ、果たして安部政権以下 与野党の政界人達は、堺屋さんのご見識から謙虚に学ぼうとしていたのだろうか、との疑念が今も消えないでいる所だ。

もう一つ、スポーツ界でも大変な事が起こった。女子競泳の俊英で 来年に迫った東京五輪の主戦と目された池江璃花子選手が 何と白血病に見舞われた由。当然の事だが 今後の試合等は全て離脱の上、治療に専念する事になる模様。非常に残念ではあるが こちらも一言のお見舞いと共に、遠くない時期に必ずや競技に復帰される事を強く望みたいものである。

池江選手・白血病の報に触発される形とはいえ、献血や骨髄バンクの活動への関心が高まったのは良い事だろう。これを機に 多くの若い世代が、広く医療の事共に目を向けてくれる様になればとも思う所だ。国民的関心が盛り上がれば、或いは行き詰まりがちな医療福祉と財政の問題に 少しは解決とは行かずとも 改善への道筋が見えて来るかも知れず、こうした動きを一過性に終わらせず 末永いものに繋げるのが、見守る大人達や行政の務めでもあるだろう。

前述の事象につき、安倍政権の桜田五輪相が 池江選手への見舞いの意を表したは良いが「東京五輪に向け、がっかりする様な出来事」と表した言動が 野党や一般国民からの非難を浴びている様だ。確かに配慮を欠いた「言葉足らず」は事実であり、その所には 拙者も同情はしない。この発言は速やかに撤回され、池江選手向けの謝罪もなされたが、桜田五輪相は 先般も五輪憲章を把握していなかった事などが問題視され、どうもご自身の言動検証とかが十分でない様だ。ともすれば特定野党が口走る「直ちに罷免!更迭!」の処分が最善でないのは分かるが、以前問題を生じた時点で この様な粗相を起こさない様一定の緊張を保持すべきではないのか。それさえできれば、若輩とはいえ難病と闘う方への非礼などは 初めからないはずだからだ。

その事に留意した上で、やはりこの失言の報は 報道メディア側の挑発的質問にも一因がある様だ。まあ形こそ違え 前回の失態が余り生かされているとは言えない印象の桜田五輪相の事なので 多くを期待する訳には参らないのだろうが、この様な人物が相手なら 海千山千の報道関係者からすれば、挑発的質問で揺さぶる事など「赤子の手をひねる」様なものだろう。

想えば、こうした問題は一昨年・小池現東京都知事が国政進出構想をぶち上げた時、旧民進党との合流に際し 同党の左派勢力をどうするかで、ある報道関係者の挑発的質問にあった「排除」文言と似た所がある様に思えてならない。この時は 小池知事らしくない「排除」の一言が失言の様に出てしまったのが質問者の狙い通りとなる形で切り取り報道され、同知事の「希望の党」勢力敗北の一因になったとされるのは有名な話だ。今回も又 桜田五輪相の「がっかりした」の所だけが切り取られて強調され、安倍政権へのダメージと、特定野党を利する為の「忖度」が図られている様にしか見えないのだが。

繰り返すが、拙者は 桜田五輪相の不良な姿勢を追認するつもりはない。不適切な言動は 一定でも処分を受けるべきだし、安倍政権にもその事を意識した動きを願いたい。しかしながら「Yes But」で、同相の言動を過分に貶める意図を以て報じたメディア多数の側にも 信頼に欠ける非があった事を看過する訳には参らないのである。今回画像は JR東海道線・稲沢駅構内で見かけた、近く交換予定と思われる 大変な長さの「ロング・レール」が仮置きされている様子。列車頻度の低くなる夜間などに、集中して施工されるのかも知れません。傍らを通るのは、西濃運輸の貸切がメインの下り貨物・大坂吹田行。以下に、今回問題に触れた実業家・堀江貴文さんの記事をリンク致します。 http://news.livedoor.com/article/detail/16019663/

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建国記念の日に見えた 立憲民主党の呆れた見識

2019-02-11 20:51:19 | 国際・政治

今日 2/11は、平成最後の「建国記念の日」→一言の祝意を申したい。古代分立していた我国を初めて纏めたとされる 神武天皇即位の紀元前 660年の旧暦 1/1に因むとされ、皇紀では 2679年という事になる。「国民の祝日に関する法律」に定める所「建国をしのび 国を愛する心を養う」のが趣旨で、戦前は紀元節と呼ばれ親しまれた由だが、大東亜戦争こと太平洋戦争の敗戦に際し、戦後処理を指揮した連合国進駐軍 GHQが 天皇の権能強化を嫌い廃止したとの経緯があるとか。

戦後かなり経った 1966=昭和41年に、難産の末 祝日法改正の法案が成立した訳だが、その背景には旧社会党による執拗な反対の動きがあった。この動きには、旧社会主義協会主導の同党に同調的だった日共も連携したはずで、与党による法案提出は 分かっているだけで 9回にも上ったという。経済発展なるめでたい事象の陰で、我国の独立や尊厳、固有文化の事共に正面から向き合えないという 何とも異常な時代でもあった事を、我々は確と記憶したいものだ。

現在、色んな政党の離合集散を経て 結局は旧社会党の「なれの果て」的体質を引きずる立憲民主党にも、そんな遺伝子DNAが宿っている様だ。つい先日は、同党の国対委員長でもある 辻元清美衆議向けの外国人献金疑惑が報じられたが、その事についての枝野同党代表の見解は、どうしようもない不良なものだ。以下 拙地元紙 C新聞記事を引用して、少し見ておきたい。

「辻元氏辞任は必要なし」

立憲民主党の枝野幸男代表は 2/9の文化放送ラジオ番組で、辻元清美国対委員長の関連政治団体が 外国籍の男性弁護士から献金を受けていた問題で、同氏が辞任する必要はないとの認識を示した。「外国籍の方は駄目だと伝えていたのに、勝手に振り込まれた。すぐに返しているので 何の問題もない」と述べた。

政治資金規正法は 外国人からの献金を原則、禁じている。枝野同党代表は、辻元氏が 献金用振り込み用紙に外国人は献金できないと明記していたと説明。「防ぎようがない。外国籍の方が黙って献金し、2年後位に外国人だと言えば、全ての政治家を陥れることができる」と指摘した。(引用ここまで)

本当に、枝野立憲民主党代表も 記事にした新聞社も無能との印象を免れない。枝野同党代表は弁護士免許保持者でもあるはずで、外国人献金とかの事案が自党で生じた場合、真っ先に動かなければならない立場ではないか。「防ぎようがない」との 屁の様な見解は、特定野党の支持者といえども聞きたくない言葉であろう。その陰には「対応できない」のではなく「安倍倒閣の為の政局に利用できるから、可能であっても取り組みたくない」の本音が透けて見える様だ。辻元衆議の国対委員長擁護も、どうせ根は同じだろう。

この件は 金額面が大きくはないが、むしろ問題はその裏側だろう。枝野代表自身も無縁ではないとされる 極左過激勢力との繋がりが指摘され、懸念される所だ。辻元衆議は過去一度 議員秘書給与に関する不正容疑で逮捕歴があるのはよく知られるが、背景にあるのは どれも「極左」への不正な資金の流れだろう。辻元衆議向けの献金疑惑でも、当該法曹関係者は やはり極左勢力との繋がりが疑われるとされる様だ。放置すれば 我国の独立、尊厳、そして固有文化などの事共が蝕まれる恐れがあるから、保守層から厳しい批判を受けるのだろう。

枝野立憲民主党執行部は 政権交代の為の野党連携も模索する動きを見せている様だが、どの途「どこまでもどこまでも ただの野合」に終わる事だろう。他方では 小沢一郎自由党執行部が国民々主党との連携へ向けた動きを進めているが、順調に事が進むのはそこまで。結局はその先で、日共を絡めた主導権争いが勃発し まとまらなくなるというのがオチだろう。安部総理大臣の、旧民主党政権を揶揄した「悪夢」表現もちと過ぎるかな・・とも思いはするが、やはりそれは「言われる方が悪い」という事だろう。今回画像は、当地名古屋の西郊で捉えた、伊勢神宮の近辺・賢島へ向かう近畿日本鉄道の高級観光特急「しまかぜ」の様子を。以下に、関連記事をリンク致します。 https://samurai20.jp/2019/02/nannnohi-32/ 「奉祝・建国記念日~小坪しんや(福岡)行橋市議のブログ様」 http://yukokulog.blog129.fc2.com/blog-entry-3367.html 「私的憂国の書様」

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国歌不起立教師の最高裁敗訴は当然だ

2019-02-08 21:36:49 | 国際・政治

立憲民主党国会対策委員長でもある辻元清美衆議に、政治資金規正法の禁止項目たる 外国人による献金が行われた疑惑が浮上している様だ。同衆議は 既に返金と必要な訂正を行った事を表した様だが、国民市民向けの 説明の体を成しているとは到底言えない。件の献金は2013~14=平成25~26年にかけ行われたとされ、金額は少額も その大小の問題ではない。

献金をした外国人とされる人物は法曹関係者といわれ、我国の政治資金規正法を知らぬ訳はなかろう。辻元衆議は その辺りを含めて国民市民向けに向け 誠実に全てを語る義務がある。それができなければ、対政権与党への追及や批判の言動は一切説得力を失うものと心得る。元より拙者は、辻元衆議にも枝野立憲民主党執行部にも全く期待しない立場なので、実行しようがしまいが何の痛痒もない訳だが。

本題です。立憲民主党など特定野党が許容する 不良人物を複数輩出しするのではないかと疑われる戦後教育を糾す一歩となる判決が、先日最高裁から発出された。卒業式で 国歌斉唱時に起立しなかった事を理由に、定年退職後の再任用を拒否したのは違法として 大阪市内の公立校元教諭 3名が 大阪府などに処分取り消しや損害賠償などを求めた訴訟で、最高裁第3小法廷は、原告側上告を退ける決定をした。原告側訴えを認めなかった 1&2審判決が 5裁判官の全員一致で決定した。2審の大阪高裁は、府の国旗国歌条例や学校長の職務命令に基づき 教職員には起立斉唱の順守が求められていると指摘。「府教委が再任用しなかったのはやむなし」としていた。

この問題につき、最高裁には既に 2011=平成23年に「(国歌の)起立、斉唱を指示した校長の職務命令」には合憲判断の判例が存在しているとされ、職務命令違反を理由に再雇用拒否の是非を巡っては、昨 2018=平成30年7月に「再雇用判断は、任命権者たる各教育委員会の裁量に委ねられる」との初判断が示されているとされる。

想えば、全裁判官一致の決定と共に 当然の判決だろう。教職員など公務員といえど 政治信条そのものは自由なれど、それは時間外や休日など「私的な次元」のそれと見るべきである。卒業式など「公」の場では「如何なる政治信条があろうとも、公務員は国家斉唱時は当然起立しなければならない」という事だ。日本国憲法で保障される「基本的人権」といえど、公共の事共を損ねる様な出方は「表現の自由」に含めてはなるまいて。

前述の訴訟を起こし、結果敗北した元教諭らの背後には 日教組の存在があるだろう。先日も触れたが、北鮮が起こした日本人拉致事件を取り上げた劇画の教材採用を妨害したり、全教と共に 若い世代に容共思考の拡散を図った罪業はとてつもなく重い。我国の司法も、その大いなる弊害が予見できたから、前述の判決に至ったという事だろう。

冒頭に記した 辻元衆議やその所属先 立憲民主党にも日教組・全教思考に毒された関係者は多い。今春は統一地方選、今夏は参院の半数が改選されるが、我々有権者はその辺りの事情にも留意して 慎重なるも信念ある審判を下さなければなるまいて。今回画像は、東海道・山陽新幹線の沿線でもある滋賀県東部で見かけた 今春初の梅開花の様子を。背後の雪姿は伊吹山。以下に、冒頭の関連記事をリンク致します。(私的憂国の書様) http://yukokulog.blog129.fc2.com/blog-entry-3362.html 

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喧騒国会の陰で 密漁再び

2019-02-05 11:31:23 | 社会・経済

第198通常国会のメイン議題は、大方の予想通り 厚労省メインの毎月勤労統計データに関する不良となっている。連日、立憲民主党初め野党勢力による追及が続くのは 一面ではやむなしだろうが、前述のデータ収集に際しては 大企業による妨害もあった様に聞いている。野党側は、大企業のそうした不良も糾した上で議事に臨まなければ 真の追及の意味をなさないだろう。大企業組合への配慮から取り組まないのであれば、又 無価値に一歩近づく事になると愚考するものだが。

本題です。その国会の喧騒や、前回触れた児童虐待など 芳しからぬ世事の陰で、数年前問題化した 中国大陸漁船による太平洋・小笠原諸島近海の我国排他的経済水域 EEZ内密漁が、再発の気配を見せている様だ。一昨日ので恐縮だが、全国紙 Y新聞記事を引用して、少し見て参ろうと思います。

「小笠原 中国密漁船再び~4年ぶり出没 船長逮捕『宝石サンゴ』警戒強化」

東京都・小笠原諸島近海で停船命令に従わなかったとして、海上保安庁は 2/2、中国漁船の船長(40)を漁業主権法違反(立ち入り検査忌避)容疑で現行犯逮捕した。同諸島周辺は 5年前に中国船による密漁が問題となった「宝石サンゴ(特にアカサンゴ)」の生息地で、海保は今回も密漁目的だったと見ている。摘発強化で鎮静化していた 周辺海域での密漁が再び活発になっている恐れがあり、海保は警戒監視を強める。

横浜海上保安部の発表では、当該漁船は 2/2午前、小笠原諸島・母島から約 298km東の我国排他的経済水域EEZを航行中 海保巡視船から停船命令を受けたが、約 2Hに亘り逃走した疑い。逮捕された船長ら中国人 11人が乗り組んでいた。小笠原諸島・父島沖は サンゴの豊富な生息地である他、船の装備や外患から 海保は密漁目当てだったとして積み荷の捜査と共に、船員らから事情を聞いている。

小笠原諸島周辺の我国領海や EEZでは、2014=平成26年 9月頃からサンゴの密漁を狙った中国船が押し寄せる様になり、ピーク時には 1日に 200隻超の船団が確認された。海保は同年 10~12月に 10隻の中国漁船を摘発するなど 取り締まり態勢を強化した。又 中国大陸政府にも密漁の再発防止を申し入れた他、外国人が我国領海や EEZで無許可操業した場合の罰金上限を、それぞれ約8~3倍の 3000万円に引き上げた。これらの対策が奏功し、2015= 平成27年 1月を最後に、周辺の我国EEZなどで中国船の出没はなくなっていた。

ところが、周辺の我国EEZ内では最近、数隻の中国漁船が確認されるようになった。又 今年 1/28~31には 周辺などで密漁していた可能性がある中国漁船計 4隻が 沖縄県沖の我国EEZで停船命令に従わず逃走してとして、海保に摘発された。こうした状況から、中国船が 小笠原諸島周辺などでの密漁を活発化させているとみられる。海保では密漁再開に備え、警備に当たる小笠原海上保安署の職員増員や 父島への巡視船配備などを計画中で、ある幹部は「地元に不安を与えない様、大挙して押し寄せる前に取り締まりを進めたい」と話している。(引用ここまで)

本当に、国民的関心が薄らいだ頃を見計らった様に 寄せては返す波の如くに密漁船が現われている様だ。罰則強化などの効果で一安心していた地元漁業関係各位も、再び不安を募らせていらすと聞く。強引で大規模なサンゴ密漁は 漁場そのものを広範に荒らし、他の漁獲にも大きなマイナスを及ぼすという。乗組員の不法な上陸も懸念されるなど「密漁船は、何をするか分からない。不審船が入り込まない様、海保などと連携しながら 監視に力を入れたい」のが、地元漁協の姿勢の由。やはり、漁業資源の豊富な海に、ゼロリスクはないという事だろう。

大事なのは、この事象を国民的関心を持って見守る事だろう。再び大規模な密漁が横行する様なら、海保の警戒活動を待つまでもなく 国民レベルで抗議の声を上げるべき。欧米なら普通に実行するだろう。更に密漁問題は、小笠原諸島辺りだけではない。日本海もだ。やはり漁業資源に恵まれるとされる同海の中程 大和堆の辺りは 我国排他的経済水域EEZ域内の好漁場で、本来ならスルメイカなどが多く水揚げされる所だが、近年はこの辺りに北鮮漁船が多数現れ 不法操業していると聞く。我国水産資源の不当な収奪に当たる。太平洋側との並行で 大変な状況は分かるが、海保には日本海側の状況好転にも取り組みを願いたいものだ。必要なら、国会を動かして海自とも機動的に連携できる様 立法を講じるべきだろう。

普段声高に政府与党を追及する特定野党は、こうした問題では全くアテにならない。媚中媚朝姿勢のこの勢力には、我国の独立や主権を損なう行為がこれら国々から行われると手も足も出ないという事らしい。対する安倍政権も不作為とは言わぬが、まだ努力不足の感は否めない。その改善を促す為にも、こうした不法不当な密漁行為には 国民的関心と監視の目が必要なのである。今回画像は、先年訪れた 相模湾沿いにのんびりと進む 江ノ島電鉄線の様子。この遥か沖合に小笠原諸島が横たわるという訳でして。

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児童虐待は 深刻な教育問題のはずだが

2019-02-03 21:09:41 | 社会・経済

2019=平成最後の 2月も、拙ブログを宜しくお願い致します。依然猛威を振るうインフルエンザへの警戒と共に、当地東海には 岐阜県下をメインに家畜伝染病 豚コレラの流行なる困った問題もある。既に感染抑止を図って殺処分しとなった豚は数千頭に上り、食肉需給や価格にも影響しそうである。豚肉の代替となるだろう鶏肉にも こうした問題が波及するかもだし、後は鳥インフルエンザの発生なき様祈るだけ・・というのも 正直情けない話ではあると思うのだが。

本題です。千葉県下で生じた 女子小学生の虐待死事件が報道を賑わせている様だ。父親の執拗な暴力に耐えかね、通っていた小学校や児童相談所に対応の嘆願文書を送るも、必要な秘密保持などを怠った事もあって 結局救命に至らなかったといわれる。一言の弔意と共に、過日にも起きた この様な虐待死の再発を防ぐには、最早学校や児相だけの「内輪の態勢」だけでは対応し切れない段階になっているのではないか。

特に懸念されるのは、関係各組織 学校や児相、家庭裁判所や警察、弁護士などのグループの連携が健全に機能しているかという事。余り関係があるとは言えないかもだが、以下に 昨日の全国紙 Y新聞夕刊の一コラムを引用して 見て参りたい。

「1949=昭和24年元日に発足した家庭裁判所は「法の下の平等」を定めた日本国憲法の理念に基づく新しい組織だった。当時の本紙は「従来の裁判と異なって 親切と和やかさをモットーとして事件が処理される」と伝えている。

「家庭裁判所物語(清水 聡著)には「戦争で傷つけられた弱い人々を救う役割を担っていた」とある。戦災孤児の保護や養子縁組、戸籍を失った人の就籍などを幅広く取り扱ったという。創設 70執念を迎えた今でも、社会の弱者を支えるという基本的な立場は変わらない。特別養子縁組の対象となる子の年齢が、原則 6歳未満から 15歳未満に引き上げられる見通しとなった。虐待や経済的事情により実親が育てられない子と、養父母が法的な親子になる制度で、縁組を成立させるのは家裁だ。

より多くの子に暖かい家庭的な環境を、と願わずにはいられない。家裁が扱う事件は近年、離婚した夫婦間の子を巡る争いなど対立が先鋭化したケースも少なくない。社会のありようを映す鏡の様に存在なのだろう」(引用ここまで)

前述記事を踏まえた上で、残念ながら今回は「社会のあり様を映す鏡の様に」とは行かなかったのではないだろうか。父親の暴力に耐えかね、女子児童から 学校宛ての嘆願書が提出された段階で各組織が速やかにこの情報を共有し、併せて弁護士他とも連携して法的対応も取れる様にして行けば 最悪の事態は避けられたのではないか。それと共に 欧米など外国で生じた 類似の事案をよく把握し研究する姿勢はあったのだろうか。厚労省による勤労統計データ不良の問題もそうだが「秘密主義優先の 内輪だけの解決姿勢」では、こうした事件を防ぐ事は不可能に思える。結局 そうした姿勢にメスを入れない限り、同じ悲劇が繰り返される危険性は解消しない。放置すれば、やがて我国の将来を 内側から危うくする事だろう。

専門家の見立てによれば、この様な虐待を起こす親は、云わば「暴力依存症」を患っている事も多いという。つまり形こそ違え 性暴力犯罪者の様な病気として、子や家族への暴挙に繰り返し出るという事だ。こうした輩は、やはり家族と隔離しての「治療処分」が厳しく求められる事だろう。そこまで事態は深刻化しているのだが、学校や教委を初め 関係各組織にはそうした認識がまだ不足だろう。危機感を持って 法的レベルの事共も考えて向き合わないと、又悲劇は繰り返されるだろう。

もう一つ 小学生が被害に遭った事件故、これは教育問題でもあるはずだ。事件を起こした父親の「しつけのつもりだった」と供述も、おおよそ常軌を逸した暴挙は明らかだ。学校関係が一丸で対応すべき以上、教員組合も無関係でいてはならないきずだが、拙者の知る限り 特定組合とも言える日教組と全教が積極的に動き、この事件に向き合った形跡はない。

先日の某ネット記事によると、北鮮による日本人拉致被害者 横田めぐみさんに題材を得た劇画を学校授業で取り上げる動きに、日教組勢力が文句をつけたとか。祖国の独立を脅かしたこの事件を正面から見せまいとするこんな不良姿勢の連中が、児童虐待や学校のいじめ問題に真摯に向き合うとは考え難い・・と思われても仕方かせないのではないか。もしかすると 分科会レベルでの実行位はあるかもだが、全体の問題と化した以上 ここは組合トップの執行部としての動きでなければ国民的得心は得られないだろう。尤も この連中が支持する立憲民主、日共、社民といった特定野党も、祖国の今後を揺るがしかねないこの問題を正視していない様に見受けられるが。今回画像は、過日 JR名古屋駅ビル上階のホテル宿泊階から臨んだ 名古屋市下界の夕景を。

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