コナサン、ミンバンワ!
本当にもう「麻生劇場」とでも言うんですか?発足間もない麻生新内閣が揺れています。それもおおよそ大人げのないドタバタ劇風に・・・。
本日午前、前国土交通大臣 中山成彬さんが先週来の舌禍に近い複数の失言のかどで、任命僅か5日で辞任、後任に元行政改革担当大臣 金子一義さんが任命されました。
中山前大臣は着任以来、千葉成田の新東京国際空港の整備遅れや大分県にての教員採用試験不祥事に関する不適切と言われる言動が続き、又「諸外国との交流に消極的な、内向きな単一民族」とのご見解も批判の対象となりました。特に教員採用試験問題と日本教職員組合との関連が余りに強引な印象だった事が野党勢力の反発を買う形となり、今回の辞任へと繋がった様です。
思えば成田の空港問題も、日教組の諸問題にしても極左勢力が密接に絡んでいて大変好ましくないと言われ、私もその指摘を支持するものであります。
それ故心情的には、それを危惧する中山前大臣のお気持ちも分からないではない。しかしながら現職閣僚と言う、言動には特段の注意を要する立場である以上、自らの見解の言い回しは厳に慎重を期すべきであり、その事に対しての配慮が大きく欠けていた事は事実でしょう。
「内向きの単一民族」のご発言にしても、例えばアイヌ民族の各位がいらす事はご承知だったと思います。つまりは「後ろ向き」思考は事実としても、「単一に近い民族」とか「少数民族を含めて」の文言を加えておれば、このご発言については状況を変えられたかも知れません。
又「日教組は教育の癌」発言は事実そうかも知れないが、今朝のラジオ放送でもあった様に、特に癌と闘病していらす患者各位にかなりの心理的苦痛を及ぼす可能性がある由。
私は過日、あるCafe会員の方の「TVに出る人は、自らの言動に注意し、責任を取って欲しい」とのご発言に接した事があり、これは政治家や官僚にもそのまま当てはまるのではないかと思いました。
それがいかに正論であろうとも、周りへの心身両面の影響を熟慮し、発言は慎重周到であるべきだと強く思います。
何よりも「言論表現の自由」とは、どの様な表現手段を行っても許される性質のものでない事は明らかです。周囲の、そして公の利益をあからさまに損ねる表現は、決して許される事ではありません。
そう言えば麻生内閣総理大臣ご自身も、先日愛知県下にて失言と思われるコメントをされていました。これはご留意頂きたいものであります。*(日本)*
P.S 今月の拙日記は、以上です。