Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

海の安全を守る 歴史ある海自掃海隊群は我国の宝だ

2022-09-29 22:35:02 | 国際・政治

ご存じの様に、安倍元総理の国葬が 大過なく取り行われた。改めての弔意と、葬礼に携わられた警備を含む各位の労いの意を表したい。式直前、安倍元総理のご遺骨は 夫人に伴なわれて車上から防衛省を経由の上、式場の日本武道館入りされた由だが、現職時代は安保政策にも注力された事から 故人の強い意思の反映とも受け取れた様に思う。

その三自衛隊中、終戦で悉く断ち切られた印象ある旧軍の各部署部隊の系譜だが、ほぼ唯一とされる部隊が海上自衛隊に存在する事を知ったのはまだ最近の事。同隊の掃海隊群がそれで、大正期に旧海軍で創設されたのが始まりとされ、終戦を跨いでも 旧日米両軍による機雷除去などを担い、又 戦後の朝鮮動乱関連の働きもある様だ。詳しくは末尾の関連記事に譲る所も多いが、以下 海自 HP中より 昨年暮れからご在任の、金刺基幸(かねざし・もとゆき)・掃海隊群司令のメッセージを引用して 少しみて参りたい。

「掃海隊群は 平素、横須賀・船越基地に新設された海上作戦センターに司令部を置き、水陸両用戦及び作戦輸送を任務とする第 1輸送隊、機雷戦を任務とする第 1、第 2、第 3掃海隊、そして 水陸両用戦及び機雷戦の戦術支援等を任務とする水陸両用戦・機雷戦戦術支援隊によって編成されており、『自由で開かれたインド大平洋(地域)』の実現を目指して任務を遂行しております。

我が国を取り巻く安全保障環境は一層厳しさを増しており、掃海隊群も平素から『いざ』というときに即応すべく、また 国民の皆様の安心と安全を守り抜くべく、日夜励んでいるところであります。

今夏行われました 東京オリンピック・パラリンピックにおいて、日本人選手が各々の力を遺憾なく発揮し、多くのメダルを獲得してくれたことにより、新型コロナ・ウィルス感染(症) により落ち込んでいた日本のムードを和らげてくれたことは記憶に新しいところです。

しかし ここで忘れてはならないのは、日本人選手がこれらの活躍をするために、表には出てくることのない 想像を絶する努力を積み重ね、また精神的なプレッシャーに耐えてきたことです。

我々掃海隊群も、これら日本人選手の努力及び精神を心に深く刻み込み、『戦いのプロ』たる日本代表として 国民の皆様の負託に応えられるよう、あらゆる事態に実効的かつ機動的に対応できる準備をしていく所存です。我々掃海隊群隊員一同、国民の皆様が真に頼れる組織として、『全ては国民のために』をモットーに尽力して参りますので、引き続き一層のご支援とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます」(引用ここまで)

戦前来の歴史を有する、海自掃海隊群。終戦の旧軍解隊に際しても、進駐米軍の意向もあって掃海部隊はそのまま残され、更に戦後は運輸省、海上保安庁など複数の省庁を経て、暫く後に発足する保安隊➡海上自衛隊所属の変遷を辿るも 高レベルな掃海技術は進駐米軍GHQ にも評価され、我国周辺海域の安保にも貢献しているのだ。

拙者も思う所だが、戦前旧軍の事共といえど 現在でも平和と安全の為に利用価値のある所は、適切な見直しの上で是非活用されれば良いのである。ともすれば「戦前の事共はダメ。戦後の事共のみ OK」との左派的思潮に流れがちだったろうが、いつまでもその様な姿勢ではダメで、ここは必要な所は 是非戦前の事共といえど再評価の上 活用すべきという事だ。その意味で、海自掃海隊群のあり方は 戦前旧海軍以来の伝統を引き継いだ上で進化してきた 1つの理想形であり、我国の宝の一つと呼んで良い様に思う。

その事との健全で真摯な向き合いは、故人となられた安倍元総理の遺志にも叶う事ではないかと心得る。同氏が変革を志した「戦後レジームからの脱却」は、あり様こそ違え 我々残された者達も強い姿勢で心がけ、取り組むべきテーマとの理解をする所だ。OBをも含めた一部隊員による芳しからぬ事象も生じてはいるが、そうした問題への適切な対応を行った上で、今後も果敢な活動を祈念したい。今回画像も振り返りで恐縮。少し前 当地東郊の愛知・静岡県境近くの浜名湖畔を西日本方面へと下る、東海道・山陽新幹線試験列車「ドクター・イエロー」の英姿を。以下に 関連記事を 2件リンク致します。➀「乗りものニュース 9/20付」海上自衛隊で最も“実戦経験”アリ「掃海部隊」の凄み 米軍も一目置く旧海軍唯一の生き残り | 乗りものニュース (trafficnews.jp) ➁「海自掃海隊群 HP」掃海隊群ホームページ | 海上自衛隊 掃海隊群のホームページです。 (mod.go.jp)

 

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改めて、安倍元総理追悼ー国葬の今日一日は

2022-09-27 21:28:18 | 国際・政治

物議を醸し、又 進行が懸念されもした 安倍元総理の国葬だったが、反対勢力の騒擾を別とすれば 概ね平穏に執り行われた様だ。今日 2022=令和 4年 9/27も残り僅かだが、心静かに 急逝された安倍元総理への弔意を新たにしようと思う所だ。

「心静かに」という心がけは、言葉では短いが、中々に実行できるものでないのも事実かも知れない。今日行われた国葬の流れなどを振り返るにつき、比較的中庸でバランス良さげな 時事通信ネット記事を引用して、みて参りたい。

「安倍氏国葬、(約)4200人参列=世論二分、反対派は集会ー岸田首相『遺産』継承誓う」

安倍晋三元首相の国葬が 9/27、東京都千代田区の日本武道館で執り行われた。政府発表によると 国内外から 4183人が参列し、憲政史上最長の 通算 8年 8カ月にわたり首相を務めた安倍氏に最後の別れを告げた。国葬をめぐる世論の賛否が割れる中、会場周辺では一般献花に多くの人が訪れる一方、抗議集会も開かれた。

首相経験者の国葬は 1967=昭和 42年の 吉田 茂氏以来 55年ぶり。岸田文雄首相は追悼の辞で「あなたが敷いた土台の上に、持続的ですべての人が輝く包摂的な日本、地域、世界をつくっていく」と述べ、安倍氏が内政・外交面で築いた「遺産」の継承を誓った。

国葬では 国歌演奏や黙とうが行われ、生前の安倍氏の映像が流された。秋篠宮ご夫妻をはじめとする皇族方が参列。官房長官として長年、安倍氏を支えた 菅 義偉(すが・よしひで) 前首相は「あらゆる苦楽を共にした 7年 8カ月。私は本当に幸せだった。日本にとっての真のリーダーだった」と故人をしのんだ。国葬は 開始から 4H後の 6pm過ぎに終了した。

式に先立ち、安倍氏の遺骨を乗せた車は東京都内の私邸を出発。防衛省を経由して会場に到着すると、自衛隊の儀仗(ぎじょう)や演奏、弔砲で迎えられた。会場近くの九段坂公園に設けられた献花台には長蛇の列ができ、一時約 3km離れた JR四ツ谷駅付近まで献花を待つ人が続いた。6pm 時点で約 23000人(政府発表) が訪れた。一方、国会正門前では反対派が集会を開き「弔意の強制は許さない」などと声を上げた。(引用ここまで)

国葬はおろか、安倍元総理の葬礼自体を否定する (左傾メディアの扇情情宣に乗せられた様な)左派勢力共の動きはスルーする者だ。その上で、悪くしても功罪相半ばー正に「一枚のカード」そのものだった 安倍元総理の軌跡に少しでも良い思考バランスで向き合いたいと今は思う。参列された要人各位の式辞も 多くは理想に終わろうが、少しでもこれからの現実に反映されん事を祈念する。国葬の是非の議論は自由だろうが、今回の葬礼を前例に 是非執り行う上での法整備を進めて頂きたいとも思う者だ。

余り触れる気もしない所だが、些かの弔意を表す事もなく 安倍元総理国葬に反対した左派勢力の「弔意の強制」などという事態は元より存在しない。そんな事があれば、此度の葬礼に異議を差し挟む事も叶わなかったろう。人はそれを「曲解」などと呼ぶのではないか。岸田政権の国葬に関する閣議決定は丁寧さに欠けるは一定事実としても。むしろ「アベガー勢力」が 公費投入を忌み嫌ってこの様な挙に出たという所などが大きかったのではないか。

振り返るに、安倍元総理は これまでの経緯でその軌跡に相当な不適当や不足があったにせよ、正当な国政選挙の遊説中に銃撃され斃されたのである。その重い事実が 随分と蔑ろにされている様に感じられてならないのだ。もう一つ 軽んじられている所を指摘すれば、それはインター・ネットの暗部だろう。凶行に際し、銃撃犯は「銃火器の製作、資材調達、調整、操作方法など殆どの情報がネットで入手可能でした」と明確に供述しているとされる。

これは信頼できる正確さに裏打ちされているものと心得る。国葬不適当を指弾する自由はあろうが、それ以上に 今後もテロ脅威を招きかねないこうした危険情報にどう立ち向かうか、これこそ与野党や思考の立場の差を越えて議論し、方策を共有する必要があるのではないか。その事を強い姿勢で実行する事こそ、急逝された安倍元総理の御霊に報いる事ではないのか。今回画像は、安倍元総理も愛でられた 今春拝んだ霊峰富士の英姿をもう一度。静岡・富士市内の富士河畔より。以下に 関連記事を 2件リンク致すと共に 安倍元総理、そして「人間安倍ちゃん」への弔意を新たにする者であります。➀「ダイヤモンド・オンライン 9/15付」山上容疑者の銃弾で変わった日本は「とっくにテロに屈している」という現実 | 情報戦の裏側 | ダイヤモンド・オンライン (diamond.jp) ➁「産経新聞 9/25付」【新聞に喝!】安倍氏銃撃事件を保守たたきに利用する朝日と毎日 イスラム思想研究者・飯山陽 - 産経ニュース (sankei.com)

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西九州新幹線発進で思い出した事

2022-09-25 14:10:30 | 国際・政治

部分開業という 一面で芳しいとはいえない発進を遂げた西九州新幹線に対し、曲がりなりにも一言の祝意は申したい。先年来の中国大陸他由来の新型コロナ・ウィルス感染症禍に見舞われ 大変な状況からの立ち直りを図ろうとされる現地観光関連業界からは、概ね好感と今後の期待を持たれているのは事実だからだ。

ただ、そうした所に留意しても尚 楽観できない想いが拭いきれないのも事実だろう。それは決して 今回の部分開業が無意味と申す訳ではない。西九州新幹線沿いに立地の大リゾート施設「ハウステンボス」の運営企業が香港の外資傘下となる事が報じられているが、状況により 以下に引用する「重要土地利用規制法」に安保上の理由から抵触する可能性も垣間見えるからだ。以下、先日の 日本経済新聞ネット記事から。

「重要土地利用規制法、9/20に全面施行 妨害電波など事例」

政府は 9/16の閣議で、安全保障面で重要な土地の利用を規制する「重要土地利用規制法」の全面施行日を 9/20にすると決めた。運用の基本方針も閣議決定した。安保の脅威となる外国勢力の活動を防ぐ。

国は 防衛や原子力に関係する施設の周辺およそ 1kmや、国境近くの離島の周囲を「注視区域」に指定する。同区域内で 安保上の懸念がある土地の使われ方を確認すれば、その中止を勧告・命令できる。

司令部機能を持つ自衛隊基地などの周辺は「特別注視区域」にする。一定規模以上の土地を売買する際は 氏名や利用目的を事前に届け出ることを義務づけた。従わなければ懲役刑や罰金刑を科すことができる。

基本方針は 規制する対象の例を 7つ示した。自衛隊機の発着やレーダーの運用を妨げる工作物の設置、妨害電波発信などだ。例示したもの以外でも 妨害行為は規制の対象になり得ると記した。

同法は 2021=令和 3年 6月に成立し、2022=同 4年 6月に一部施行した。全面施行から 5年後に検証して 必要な場合は追加で措置すると付則に明記した。松野博一・官房長官は 9/16の記者会見で「日本の安全保障の確保のために必要不可欠だ。国民の理解が深まるよう努める」と強調した。

  (引用ここまで)

前述のリゾート施設「ハウステンボス」は長崎県佐世保市内に立地する。この辺りは多少離れてこそあれ、米軍と海自の佐世保基地に近く、外資系大規模施設などが進出の折は やはり特段の注視が必要ではないか。

今回の「ハウステンボス」態勢替えは、香港の国際的投資企業に 現親会社で我国有数の旅行関連企業 HISが全株を売却して外資傘下となるものの様だが、気をつけるべきは 香港のがかつての自由主義経済下ではない事。昨今とみに中共政府の影響力が増し、香港の地方議会は 親中共議員で議席の殆どを占めるに至ったとか。又、2017=平成 29年施行の 中共政府による「国家情報法」の影響も考えられなければならない。香港企業といえど、これからは中共政府による諸情報提供の要求は拒めないはずで、要求株譲渡による直の保有ではないにせよ「ハウステンボス」運営企業の新親会社となれば、こうした所の変化を確実に押さえる必要があろう。

我国安保の要衝でもある佐世保。国際的名声もある大リゾート施設「ハウステンボス」のこうした変化を中共政府が見過ごすとは考えられず、可能性レベルとはいえ 何らかの軍事的利用を図る線も考えられよう。ここは直ちに当該とはいえずとも、前述の重要土地利用規制法を準用して 特別注視区域に加え、米軍・海自各基地のセキュリティを守る施策をも考え、検討実施すべきだろう。芳しからぬ事態事象が露見してからでは遅い気もする所だが。今回画像も振り返り恐縮。当地北郊、一宮市内にて 東京方面へと向かう、東海道。山陽新幹線列車の様子を。西方の博多にて九州新幹線と接続はご存知の通り。ここに西九州新幹線も合流できるか、見守りたい所です。

 

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失笑ものの 立憲民主「次の内閣」構想

2022-09-23 23:23:30 | 国際・政治

半世紀来の悲願と云われる、長崎地区へ向けた 西九州新幹線が部分開業を迎えた。現地は概ね祝賀ムード。それは分かるが、あくまで「部分開業」の事実が忘れられては困る。九州の中心・博多南隣の佐賀・新鳥栖からのフル開業ではないからだ。今回の開業区間は同県西部の武雄温泉ー長崎間 60余kmのみで、走行時間は 30分にも満たない。未開通の所は、今回通った全面新幹線規格を巡って 国と佐賀県の調整がつかずにいるからだ。

東海道・山陽新幹線と違って、各地の新幹線路線は 国主導の「整備新幹線」。これによる新規開通に当たっては、沿線各道府県も一定の費用負担をしなければならない。JR在来線で十分な利便を享受し、又 高速道路も整備された平地の多い佐賀県に、新幹線開通効果は希薄な為に 易々とは費用負担に応じられない事情があるのだろう。当初は 新鳥栖から分かれて暫くは在来の JR長崎本線を西進。武雄温泉で新幹線専用線に上がる、車両のレール軌間を変えられる スペイン国などで普及の「フリーゲージ・トレイン」の採用が構想されるも、表向きは技術面で頓挫したとされる。

これは余り信頼できない話ではないのか。本当の所は、佐賀県主張のフリーゲージ列車では 新幹線としての体裁が貧弱なので、国と福岡・長崎両県による全面規格論に押し切られた「政治的事情」の方が大きいのではないか。そうであれば、新鳥栖より西は長崎まで、山形、秋田両新幹線で実績のある「新在直通線」つまり線路を新幹線を通せる広めの軌間に改め、車両は在来線に準じた「ミニ新幹線」とする方法もあったろう。この場合、佐賀から有明海沿いの鹿島市・肥前鹿島辺りまでのアクセス問題が生じようが、それは分岐する旧肥前山口駅からのリレー列車接続を強化すれば良いのではないだろうか。全面規格で通った既成事実は受け入れるとしても、現状のままでは拙かろう。費用負担割合問題に目途をつけ、一日も早い九州新幹線との直通接続を図る為にも、国は佐賀県との意思疎通深化に努めるべきだろう。

本題です。旧統一教会との距離問題などで苦戦中の岸田自民政権に代わる「次の内閣」構想が第一野党・立憲民主党により示されはしたのだが、どうも政権担当能力が疑われるレベルから脱せていない様だ。メンバーなどの資料を末尾にリンク致すが、今回のは特に 防衛大臣の不在が話題・・というより問題視される様だ。以下 余り芳しいレベルではないかもだが、昨日の夕刊フジ・ネット記事から。

「立民 次の内閣に防衛相置かず『安全保障相』と名称変え 外相と兼務。政権交代に備えるも『荒唐無稽、担当能力欠如が明白』渡部悦和氏」

立憲民主党が、政権交代後の閣僚候補を集めて設置した「次の内閣 (ネクスト・キャビネット)」に防衛相が存在しないことが話題となっている。「外務・安全保障相」として 防衛相を「安全保障相」と名称を変え、外相と兼務させているのだ。日本を取り巻く安全保障環境が激化するなか、識者は同党の「政権担当能力の欠如」を指摘している。

「外相と防衛相を兼務させるのは 実際の内閣では大変だ」「実際に政権与党になったときに、それ(兼務) を常態化させるのは あまり考えられない」「名称の話で、何か中身を変えることを想定しているわけではない」立憲民主党の 泉 健太代表は 9/16の記者会見で、9/13に設置した「次の内閣」で 玄葉光一郎外相が 外相と安全保障相を兼務していることについて こう説明したが、まったく理解できない。

泉氏は 9/13「政権担当能力があると示す第一歩になる」と語り、政権交代に備えて「次の内閣」を設置した。つまり、立憲民主党内閣の陣容を国民に示したわけで「防衛相の名称変更」「外相と安全保障相を兼務」は、党の意思を示したといえる。

それを わずか 3日後に冒頭のような釈明をするとは、どういうことなのか。元陸上自衛隊東部方面総監の 渡部悦和氏は「今回の一件だけで、立憲民主党に政権担当能力が欠如していることは明白だ。まず 現在存在する中央省庁のトップの名称を勝手に変えるのは荒唐無稽であり、言語道断。軍事を担当する防衛相と、外交を担当する外相は役割が違い、明確に分けるのは世界の常識だ。立憲民主党が 現在の遊離した存在になっていることを示している。政権与党を批判するだけで、国益に沿った日本のあるべき姿を描くことができない政党というしかない」と語った。(引用ここまで)

拙者も概ね、渡部元総監のご見解に同意する者だ。かつて旧民主党政権時代の ほぼ 3年余りに学んだだろう知見が活かされているとは思えない。本気で学び 採り入れる気があるなら、前述の様な防衛相不在の如き設計はできないはずだからである。渡部元総監のご見解から距離を置いてみるにしても「次の内閣」構想は、どう見ても「平時脳」でしか考えられ、設計されていないと断じざるを得ない。防衛とは 平時とは異なる有事に的確に応える策を指すのであり、又 外交にしても、防衛による抑止力を伴わない「対話だけ」態勢では力を持ち得ない。相変わらず立憲民主党は、外交安保に関するその辺りの視点が欠けていると申さざるを得ない。

「現在の国際情勢から遊離」の渡部元総監のお言葉は、特に我が心に刺さった。まさにその通りであり、外交面と防衛面で各大臣が分担しなければ 国務が回らない事は誰の目にも明らかだ。それさえ弁えないとなれば、泉立憲民主執行部の脳内は、現憲法 9条の それも理想論の部分だけで思考しているとみられても仕方あるまい。否、同憲法 9条ですら、国の独立を保全する為の自衛活動や装備までは否定していない。

その事さえ分かっていないとなれば、それは政権担当能力などないという事になろう。日刊ゲンダイと並ぶ二流紙とも評される夕刊フジだが、ここは朝日新聞と同様に・・というより同等に「たまには役に立つ」とも思う次第。今回画像も振り返り恐縮。昨年の春先訪ねた 京都鉄道博物館にて引退後再会し、撮影に応じてくれた 初代東海道新幹線列車 0系の表情を。疾走に明け暮れた現役時より、少し穏やかになった様な。以下に 関連記事を 2件リンク致します。➀「日テレNEWS 9/13付」【一覧で見る】立憲「次の内閣」ネクストキャビネット発足(日テレNEWS) - Yahoo!ニュース ➁「デイリー新潮 9/23付」政権危機でも「復活」できぬ立民 - goo ニュース

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二言(にごん)ー立憲民主党が、支持も信頼もされない訳少し

2022-09-21 22:22:40 | 国際・政治

今日 9/21は、今夏の参院選地方遊説中 凶弾に斃れた、安倍元総理のお誕生日だとか。複雑な想いもする所だが、引き続きの弔意と共に 小声なるも一言の祝意を申したい。来週に迫った国葬に備え、今日などは警察庁長官による 主会場となる日本武道館などの下見視察も行われた様だ。経費の問題もかまびすしい折だが、どうか葬礼当日の警備警護には 万全の態勢をお願いしたい。

本題です。その安倍元総理国葬に対し、左派野党はほぼ全てが欠席の方針は予定調和だろう。「出たくなくば、出ないがよろしい」が変わらぬ拙所感だ。これは与党側にしても 出席強制ではないはずなので同様の対応で良いはずだが、欠席者は 村上誠一郎・元行革相のみの様だ。前述の事から別に驚きはしないが、対与党異論が多いとされる村上元大臣は これを契機に自民党を離党されてはどうか。

その左派野党中、最大勢力の立憲民主党は 党役員の前述国葬欠席は決めたも、それ以外の党員や党所属国会議員の出席は 議院各自の判断に任せるとしてきた。今は同党役職を持たない 野田元総理らはその方針に則って出席を決められた様だが、その表明後に 党幹部らから文句をつけられている様だ。全く反社の言いがかりに近いこの有様。とても第一野党の姿勢とは思えない。以下 今日の読売新聞ネット記事を引用して、みて参りたい。

「立民議員、(安倍元総理)国葬出席の同僚らを相次ぎ非難・・・他党からは『弔意の自由へ圧力』『見苦しい』」

立憲民主党議員が、安倍晋三元首相の国葬(国葬儀) への出席を決めた決めた党所属議員らを非難するケースが相次いでいる。立民は 泉代表ら執行役員の欠席を決めているが、党所属国会議員の出欠は 個々の判断に委ねるとしており、他党からは「『弔意を示す自由』への圧力だ」との指摘も出ている

出席を表明し、党内から批判を浴びたのは 野田佳彦・元首相だ。9/16収録の TV番組で「元首相が元首相の葬儀に出ないのは、私の人生観から外れる」と出席を表明した。野田氏の出席の意向が報じられると、原口一博・元総務相が同日、ツイッターで「人生観よりも 法と正義が優先する。個人を優先するなど 私にはではない」などとかみついた。

矛先は 立民を支援する連合にも向かう。芳野友子会長が 9/15の記者会見で「苦渋の判断だが 出席せざるを得ない」と表明すると、蓮舫(れんほう) 参院議員はツイッターで「国葬よりも優先されるべき物価高の労働者支援を政府に求める立場なのでは」と皮肉った。

立民(党) は政府に対して「国民への弔意の強制はあるべきではない」と強調してきた。泉代表は 9/15に党執行役員の欠席を決める一方、その他の党所属国会議員に国葬欠席を「強制しない」と説明してきた。自民党幹部は「『弔意を表すな』と強制するのもおかしい」と批判。日本維新の会幹部も「党内で弔意の示し方を批判し合うのは見苦しい」と眉をひそめた。(引用ここまで。)

本当に 故人への当然の弔意を表す事さえ認めない異常さもさる事ながら、党執行部方針を無視した様な 安倍元総理国葬出席を決めた党所属議員への、事実上の「嫌がらせ」は 昔日からの「二言(にごん)」という言葉がピッタリではないか。つまり「先に言った事と もう異なる事を言っている」という事で、所謂ダブスタに近い意味だ。ならばなぜ、初めから「安倍元総理国葬は党を挙げて欠席」の表明をしないのか。

そうであれば、芳野連合会長への筋違いな批判はさておき、野田元総理の出席を 党議拘束をかけて阻む事も不可能ではなかったろうが。立憲民主党関係の 前述国葬出席予定者は 野田元総理以外にもある様だが、果たして同様の批判ができるのか?愚かにも立憲民主党は 自党自勢力に踏み絵を作る破目になったと心得る者だがどうか。

折しも今与党夏来の 与党自民と旧統一教会の不適切な接点問題などで、岸田政権は苦境にある様に見える。内閣支持率は 4割前後まで低下し 自民支持率にも翳りが見られる様だが、そうであれば野党支持率が大きく上がるはずだ。そうはならず 立憲民主党の支持率が数%代とあっては、再度の政権交代など「夢の又夢」だろう。

安倍元総理の国葬問題との向き合いも、少しはそうした「自勢力の低迷」を直視し、踏まえての対応が強く求められる事だろう。尤も一部を除く党関係者も所属国会議員も 左派容共活動家に近い輩が多い事を考えると無理かも知れないが。今回画像も振り返り恐縮。先年 熱田神宮近くの名古屋鉄道・神宮前駅に進入の同鉄道名古屋本線特急列車の様子を。画像の 1700系車両は、残念ながら今は引退し 見られなくなっています。

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