今年2006=平成18年も早や折り返し点となりました。当地は梅雨真っ只中のはずですが、今日まではちと長い中休みにて、一足早い真夏並みの暑さに見舞われておりました。明日からは又雨がちの天候が予想され、気温の方も一服の模様です。
さて今日まで、朝鮮民主主義人民共和国内にて、日本人拉致被害者、横田めぐみさんの夫君であったとされる大韓民国出身の金 英男(きむ よんなむ)さんが28年振りに家族と再会し、異例とされる大韓民国報道関係者との会見にも臨みました。
同じく拉致事件に巻き込まれたとされる同氏は現在、北側政府の特殊部門に従事しているとされ、その影響からか会見内容も、どうも北側政府の意向を反映したものに終始した印象が拭えませんでした。
核心とも言える横田めぐみさんの安否については1994=平成6年春、同国内の病院にて自死したとする以外は詳しく言及せず、極めて信憑性に乏しいものだったのは遺憾です。又めぐみさんのご両親が会見希望を表明している令嬢の訪日に対しても否定的な見解を示し、この辺りにも北側政府の影響が見え隠れしている感がします。
めぐみさんのご両親、横田夫妻も既にご高齢に達し、お元気な状況下での再会は日毎に難しくなって来ています。
目下、小泉内閣総理大臣は米合衆国出張中。同国大統領とも対北朝鮮政策において拉致問題解決に向け、共同歩調を取るなどの意思確認を果せた様で、一応有意義な訪問だったのではと思いますが、我国の主権や尊厳にも関わるこの問題、決して一歩も引く訳には参らないと思いますし、大韓民国内の世論が拉致問題に対して必ずしも一枚岩でないのも気にかかる所です。
それにしても金さんの今回の会見は操作された色合いが濃く、痛々しい印象が付きまといました。
今はめぐみさん以下、未だ消息不明の日本人被害者の早期生還と、同氏の無事帰国を心より祈りたいものであります。
ラタ、マイ月・・・。*(日本)**(韓国)*