2018=平成30年、つまり平成最後の 11月も最終日となった。昼夜の寒暖差のあおりもあって、拙者も風邪に見舞われてしまい、明日土曜と明後日日曜で 何とか完治させたく思っている所。辛口の悪友達からは「お前もバカじゃなかった事の証明で いいじゃないか」と揶揄されそうだが、まあ大事に行って、ただでさえ忙しくなりがちな師走 12月に繋げたいと思う所です。
本題に入ります。多くの各位が記事で取り上げられている様に、今国会で審議中の、外国人労働者の受け入れ拡大を図る 出入国管理法改正案成立に関する政権与党の姿勢は、拙速の印象を免れず、保守側からも安倍政権への批判が多く出された所、拙者も同感だ。「事実上の、移民受け入れに繋がるのではないか」との厳しい見解も伺っており、明らかに採決を焦った衆院審議のあり様は、法務委員会、本会木勢共決して感心できるものではなかった。
今は、参院法務委と本会議での審議が進む事になるが、まあ「予定調和」とはいえ、又も野党、特に特定野党は態度を硬化させている。人手と人員の不足から来る苦労に喘ぐ企業多数の立場も分かりはするが、我国のあり様の根幹に関わる所も孕んでいるだけに、真の意味での慎重審議を願いたいものだ。以下少し、某ネット記事を参照しながら、参院での動きなどを見て参りたい。
「入管法、参院も与党ペース 国民々主は、修正協議模索」
今国会の焦点である出入国管理法改正案は、衆院通過を巡る与野党対立の余韻が残る中、参院でも審議入りした。地方や業界が人手不足に苦しむ状況を考慮し、野党し参院本会議での質疑に出席。野党第二党 国民々主党は与党との修正協議も模索しており、審議は衆院に続き 与党ペースで進みそうだ。
安倍総理大臣は 11/28水曜の参院本会議で「質問の一つ一つにできる限り丁寧に答え、広く理解を頂ける様 全力を尽くす」と強調。ただ 言葉とは裏腹に、資料に目を落としたまま早口で棒読みする場面もあった。
本会議に先立ち、自民、立憲民主両党の参院国会対策委員長が会談。立憲民主は (1) 参院法務委員会は火曜、木曜の定例日限定。(2) 法務委への総理大臣出席。(3) 関係委員会との連合審査・・などを要求した。自民党は逆に 11/29木曜の法務委での実質審議入りを提案。双方共 明確な返答を避けた。
参院審議入りは 野党が反対する中、与党が議院運営委員会を多数決で押し切って決めた。それでも野党側が審議に応じたのは、各分野で労働力不足が深刻化している事を無視できないからだ。安部政権側幹部は「世論を踏まえると、野党も反対しきれない」との見方を示した。
野党の対決色には 濃淡がある。国民々主の舟山康江国対委員長は記者会見で、修正案を単独提出する考えを示した。同党幹部は、立憲民主を念頭に「対案なしで暴れたって 意味がない」と皮肉った。これに対し、立憲民主幹部は「修正案を出しても、勝ち取れるものがない。国民々主は(衆院で与党と修正合意した)日本維新の会の様だ」と苛立ちを隠さなかった。
与党からすれば、修正協議に入れば「強引」との批判をかわす事ができる上、野党連携の分断も可能だ。自民幹部は「協議に乗る所があれば、親権に聞く」姿勢を示し、国民々主の動きを歓迎した。(参照ここまで)
ここまで読んで来ても、立憲民主が旧社会党な逆戻りした様子が窺えるというものだろう。「修正案を出しても 勝ち取れるものなし」とは同党・枝野執行部の一方的な見解だ。国民々主、玉木執行部は 僅かでもそうしたものが得られるとの判断から、対案路線へと進んだのだろう。「国民々主は、日本維新の会の様」と決めつける党見解を出すのは自由だが、国民的支持は得られまいて。
枝野立憲民主代表向けの個人献金は、安倍総理大臣のそれを大きく上回ったとかだが、それと政党支持率は余り関係がなさそうだ。改めて 入管法改正の扱いは、決して拙速ではならず、政権与党には、今国会での成立に固執せず、来年の通常国会での審議時間も確保の上、慎重審議に徹する様願いたい。対する野党も、本当は「対決先行」をそろそろ返上願いたいものだが、立憲民主、社民、日共、自由の「特定組」にはやはり無理か。
入管法問題以外にも、韓国最高裁による、戦中の日本企業向け 所謂徴用工に関する賠償命令判決の問題や、良い所では 西暦2025年の大阪万博誘致決定とかがあるが、この辺りは又 来月の折々に触れて参ろうと思います。 今回画像は、拙者が数年前から時々撮影に赴く 名古屋南郊 JR大高駅南詰から捉えた、東海道線下り貨物便の様子を。平成最後の 11月も 有難うございました。来月も、宜しくお願い致します。