Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

東京五輪関連、新聞広告不入りは「誤算」でなく「確信犯」だ

2021-07-30 21:07:48 | 社会・経済

2021=令和 3年 7月も、後僅かになった。不安定な気圧配置もあって、猛暑とはいえ まだ少し凌げる感もある当地東海だが、もしかすると後半生を迎えた拙者の感覚が少し鈍ってきているのかも知れない。事実なら要注意だ。何せ 人は加齢に伴い「暑い寒い」の感覚が徐々に鈍ってくるものだそうだ。やはり「寄る年波に勝てず」の言葉とは、謙虚に向き合うべきかとも思う所。

その一方で、やはり猛暑の象徴の様な光景もよく目にする所だ。日中しばしば街中で見かける、自動販売機向け飲料の補充に巡回する保冷トラックがそれ。ご存知かもだが、車体上方に ひとまず役目を終えた空き缶やペット・ボトルを積んで走る。その量が結構なもので、中国大陸他由来の新型コロナ・ウィルス感染症のあおりもあって 多くの飲食材が販売不振に喘いでいると聞く一方「売れる所は売れているのか」との想いもある所。拙偏見レベルに終わるなら幸いだが、夏場が売れ筋の美味の人気が衰えない事をも 併せて祈念したいものだ。

先日来の 東京五輪は我国勢の健闘が光る所。卓球混ダブの伊藤・水谷ペアと柔道の阿部兄妹揃っての「金」が拙者にとり、名勝負の双璧というべきか。惜敗の種目あるも 金メダル獲得数は歴代最多、参加国中でも中国大陸に次ぐ 現状 17個に達している。前述感染症流行の折でもあり 無理はすべきでないかもだが、とに角悔いのない競技に臨まれる事を願って止まない。

その東京五輪に関連しての、大手新聞各社局の広告不入りが一話題になっている様だ。事の起こりは「あの」朝日新聞一味による 東京五輪開催を巡っての批判的な報道姿勢が五輪主要協賛企業の不興を買い、取り扱い広告企業が一社のみだった事もあって 新聞広告不掲載が主要全紙に及んだ事が背景にある様だ。

確かにこの所、又もの拡大が見られる前述感染症の動向ではある。直近の新規感染数日計は東京都だけで 3000人超。引き続いての緊急事態宣言解除とは参らない状況は認めるも、ここへきての感染拡大は 東京五輪関連の影響というよりは先週末の四連休による所が大きいとされ、この時期遠出などで首都圏から出た人数は ほぼ 180万人に及んだとの情報もある。又も不運な感染拡大に苦悩する沖縄県の現状は、5月連休に続く 首都圏等からの旅行者流入が主な理由の様だ。同様に拡大基調の福岡県にしても、背景は近いものがありはしないか。

東京五輪の開催が、感染症拡大と無関係とは断言できない事は認めるが、それ以外の人出の影響が大きい所は 理解把握すべき所だろう。その事を踏まえる事なく 一方的に「五輪が悪い」の様な論調を垂れ流し続けた朝日新聞一味が、五輪協賛企業複数の不興を買ったのは ある意味「予定調和」だろう。つまり誤算などではなく、確信犯だったという事だ。そして 必ずしも反五輪論調でなかった他社局をも巻き込み、連座させる結果になったという事だろう。

昨年初からの前述感染症流行が決定打となったのは事実だろうが、振り返れば朝日新聞一味はそれ以前から「反五輪志向」だった所がある。つまり今回五輪の発案元とされる 石原元東京都知事の周辺から、その推進役を担った安倍前総理らを貶める言動が目立っていた様な記憶もあるのだ。特に昨年来の「反五輪」「中止主張」などが目立つのは広く知られる所だろう。

当初見込まれた広告不入りにつき、ネットなどでは「自業自得」「因果応報」果ては「天唾」などの批判と突き放した文言が並んでいる様だ。これまで見てきた様な「反五輪」やら「開催中止志向」などからも、朝日新聞一味ら左傾メディアの「誤算」でなく「確信犯」とはっきり言い切っても良い位と拙者などは思う。

前述感染症拡大も懸念される折ではあるのは分かるが、今後の五輪報道姿勢が当然問われるだろうし 協賛姿勢についても、各社局内で厳しく問われる状況があるかもだろう。何かと言えば「分断ガ―!」などと喚き立てる、特に左傾報道メディアだが、此度の広告不入りは自勢力の不心得でしかないと改めて思う所だ。心あるならば謙虚な振り返りと反省を込めた総括、今後の対応策などを明らかにしてもらいたい所だが、多くは望めない事だろう。それが「確信犯」たる所以だからだ。その結果、既に大きな経営不振に陥ったとされる朝日新聞一味に留まらず、各社局の業績が低迷しようが 我々の知った事ではないだろう。

今回画像は、今初夏の田植え前 当地北郊の一宮市内を岐阜市内から名古屋方面へと向かう名古屋鉄道の特急列車「パノラマ・スーパー」の様子を。名古屋本線にての模様。以下に 今回分の関連記事をリンク致します。どちらかといえば好感しない「日刊ゲンダイ」ネット記事だが、今回分は一読の価値がありそうです。今月の拙ブログ記事は以上。一礼と共に、続く来月も 宜しくお願い致します。【東京五輪】メダルラッシュでも広告入らず…東京五輪スポンサー大手紙の誤算|日刊ゲンダイDIGITAL (nikkan-gendai.com)

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大感染症下の五輪、前例はあった

2021-07-28 21:44:13 | スポーツ

卓球混合ダブルス戦にての対中勝利、そして今大会が最後とされる 女子ソフト・ボールの対米勝利。この他、いずれも金以下メダルを決めた我国代表を素直に称えたく思う。テニス精鋭、大坂なおみ選手の惜敗は残念も「時に勝ち、時に敗れる」のが勝負ではないだろうか。

五輪代表としての勝利はならずとも、同等の国際大会はこれからも我国開催の機会があろう。独り大坂選手に限った事ではないだろうが、敗れたなりに今回の試合を総括検証し、次への糧とする事を願いたい。大口は利けないが「勝って奢らず、負けて腐らず」が勝負の一本質だと拙者などは思う。

徐々に本題へと向かいます。又も流行が明らかになり始めた中国大陸他由来の新型コロナ・ウィルス感染症のせいもあって、今回東京五輪への反対意見や中止要請も少なくなかったのは事実。しかしながらそうした動きは 実は前述感染症流行前から目立っていた事で、最近でも五輪反対・中止を志向するデモ隊の前方には 中核派など極左過激勢力のロゴがはっきり認められた。それらは我国の正統的政治姿勢を志向した安倍前政権などに対抗する勢力であり、前述感染症の影響に対する警戒の必要は重く認めるも、こうした勢力の不良な動きは、防疫の問題とは区別されるべきだろう。

その感染症禍にあっても、かつて敢えて実行された五輪大会の前例が見つかった。既にご存知の方もあるかもだが、以下 先日の日本経済新聞ネット記事を引用して、見ながら考えて参りたい。

「パンデミック下、100年前も開催。1920年アントワープ大会。スペイン風邪乗り越え、五輪旗登場」

(今回) 東京五輪のおよそ 100年前、1920=(大正 9) 年にベルギーで行われた アントワープ五輪も、スペイン風邪の世界的大流行パンデミックを乗り越えての開催だった。第一次大戦も終わったばかり。多大な困難を乗り越えて開かれた約 100年前の五輪には、どんな思いが込められ、どう評価されたのだろうか。

アントワープ大会を取り巻く状況は、今回の東京より深刻だった。1914=(大正 3) 年から 1918=(同 7) 年まで続いた大戦は ヨーロッパが主戦場となって約 1800万人が犠牲になり、スペイン風邪では 1920=(同 9)年の収束までに 4000万人以上が亡くなったとされる。

ベルギーは大戦でドイツに侵攻され、港町アントワープの町並みには 至る所に戦禍の跡が残っていた。開催できた背景には、ベルギーでスペイン風邪の被害が軽微だったとみられることや、五輪がまだ欧米諸国中心の限定的な大会だったという事情もある。

だが、最も大きかったのは スポーツを通じて世界の平和と団結を訴える五輪運動を未来につなげようとした意志だろう。始まって 20年余りの近代五輪は 1916年大会が戦争で中止となり、存続のピンチを迎えていた。五輪史を研究する 筑波大の真田 久・特任教授は「 2大会続けてできなかったら、五輪は終わっていた可能性もあった」と話す。

大会には 当時最多の 29カ国が参加した。8/14の開会式で、国際五輪委 IOC会長で創設者のクーベルタン(男爵) がデザインした 世界五大陸の団結を示す五輪旗オリンピック・シンボルが初めて掲揚された。平和を希求してハトを放ち、選手宣誓も初めて行われた。この大会から 五輪は「平和の祭典」として位置付けられたといえるだろう。

大会の評価は肯定的なものばかりではない。準備期間はわずか 1年余り、競技会場には整備不足も目立った。ベルギー国民も 開催を喜べるような状況になく、IOCの意思ばかりが目立った大会との見方もある。

日本は 1912年ストックホルム大会に続いて 2度目の参加で、テニスで五輪初のメダルを獲得した。シングルスとダブルスでともに決勝で敗れて銀メダルの熊谷一弥は、自著でコートの整備の悪さを指摘し「これがオリンピックの晴れのひのき舞台とはお世辞にも申しがたい」と振り返っている。

それから約 100年。現代の五輪は巨大化し、当時と単純な比較はできない。ただ 感染症の脅威に加え、過度の商業主義で理念を失ったと批判される五輪が 存続のピンチにあるという意味では、当時と共通する。7/23 の開会式は初めての無観客となった。17日間を通して、一世紀前の五輪旗の登場に匹敵するような、真の五輪の価値を示すメッセージを発信できるか問われている。(引用ここまで)

第五波ともいわれる、感染拡大は脅威と自覚すべきは理解する。その上で やはり引用記事を拝読して、拙者は少し落ち着いて こうした問題と向き合える様になったかという所だ。現五輪組織委は 統治➡ガヴァナンス能力に欠け「平和の祭典」としての五輪を未来に繋げようとする意志を立て直し、進行中の今大会を 閉会までつつがなく運営し切る決意と本気度を見せるべきだが、まずはその大きな意志に堪えられる組織再建が急務だろう。

防疫面は、前世紀の当時と比べれば 或いは難しいだろうが、それが短期間にできれば前述感染症拡大を 少なくとも五輪エリアの中では抑え込め、進行中の大会運営への不安も相当に払拭できると心得る者だが。もう一方の、野党や大会反対勢力も この史実を謙虚に学んでいるか、やや不安である。政府与党批判も結構だが、いつまでも揚げ足取りレベルの拙劣な国会質疑を解消する為にも こうした史実の学習とかが必要ではないのか。そうでなければ、いつまで経っても対政権与党「攻撃的質疑」に終始して 結局は支持を大きく落とす事にもなろうかと思う所だが。今回画像は、先日捉えた 清州市内にての JR東海道線貨物便東上の様子を。

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対未成年性問題➡立憲民主党の常識は、世界の非常識

2021-07-26 22:08:49 | 国際・政治

今回の東京五輪にては、日本選手団は相当な健闘を見せている様だ。既に「金」メダルも数個を数え、又も流行の兆しを見せる 中国大陸他由来の新型コロナ・ウィルス感染症の影響も懸念されるは事実だが、そうした問題への対策を強め 少しでも安心な状況下で競技に臨める様、組織委以下関係各位の 引き続いての尽力と、ここへ来て顕在化している厳しい暑さからの 試合時間変更要請などへの対応をも併せて考慮願いたいものだ。

振り返りになるが 先日夜の開会式に際し、深夜帯にかかったテニスの精鋭・大坂なおみ選手による聖火点火の儀式に、中学生ら未成年複数が参加していた事が 立憲民主党女性参議を含む左派勢力らが問題視、騒ぎ立ててもいる様だ。

要するに、式場外で五輪開会に反対していた勢力の同類だが、確かに未成年者複数による深夜帯の式典参加が不適切な所あったと認めるにしても、その事で五輪組織委等の姿勢に疑問を抱く事を良しとしても、以下の本題にみられる様に 立憲民主党は先般からの対未成年性犯罪問題議論に際し 不適切な言動に及んだ所属議員の党処分につき、相当甘い姿勢で臨む可能性が懸念される所。以下 先日の産経新聞ネット記事を引用して、みて参りたい。

「50代が 14歳 (と)」の立民・本多氏、厳重処分に党内で異論続出」

立憲民主党内の性交同意年齢に関する議論で「50代が 14歳と恋愛し同意があった場合に罰せられるのはおかしい」などと発言した同党の本多平直衆議=比例北海道=に対し、次期衆院選の公認を事実上取り消す 党員資格停止 1年の処分を科す党執行部の方針に、党内から「重すぎる」と異論が出ている。公平性に欠け、自由闊達(かったつ)な議論を阻害するーという主張だ。

党倫理委員会 (委員長=荒井 聡衆議) が処分方針の妥当性を審査しており、7/26にも結論を出す。

尾辻かな子衆議はツィッターで「政治生命を断たれるような処分」と指摘。本多氏がすでに発言を撤回し、党の厳重注意を受けているとして「その上に、党員資格停止処分が妥当なのか」と疑問を呈した。津村啓介衆議もツィッターで、本多氏が刑罰適用の限界事例について議論を促すために「職業的な責任感をもって」踏み込んだ末の発言だとの認識を示して擁護し「フェア」な処分を求めた。

本多氏の妻の西村智奈美衆議は、津村氏と連名で「本処分は不適当」として再考を求める嘆願書を幹部らに配布。この中で「自由闊達な党内議論を阻害する」「バランスを欠いた政治判断」と批判した。

枝野幸男代表は 厳重処分の理由を「党の名誉、信頼を傷つけた」などと説明したが 7/13の党会合では、出席者から「議員の身分に関する問題は非常に重く、慎重に扱うべきだ」「(非公開の)党内議論なので処分に価しないのでは」と慎重意見が相次いだ。

本多氏自身も 7/21「承服しかねる」とする意見書を倫理委に提出した。処分の根拠となった 第三者機関の事実認定に疑義がある▽党内議論での発言内容を理由に処分される前例を作るべきではないーなどと訴えた。

厳しい処分の背景に、一部の支援団体からの厳しい非難や、東京都議選 (7/4) の議席伸び悩みがあるー党内ではこんな見方もされている。昨年 9月、性暴力に関して自民党内の議論で「女性はいくらでもウソをつける」と発言し、政調会長の口頭注意のみ受けた自民の杉田水脈 (すぎた・みお) 衆議に関し、立民党が厳しい処分を求めていた経緯もあり、党幹部の一人は「厳しく臨まないと 弱者保護を重視する党のマイナスイメージになる」と語る。(引用ここまで)

件の本多衆議が言及した「未成年との性関係」などは、欧米にあっては明らかな犯罪行為とされ、そも議論の対象とすらならず、触れでもすれば 直ちに議員辞職処分ともなりかねない事象の様だ。こういう所を「自由闊達な議論の対象」としようとする姿勢こそ「頭のおかしな思考」であり、同衆議の処分に異議を唱えた輩は 程度こそ違え「頭のおかしな連中」とみられても仕方がないという事だろう。

こういう思考を許しては、国際社会からの非難集中もさる事ながら、主にイスラム諸国を含む A・A 圏にて特に問題視される、未成年の不当労働や兵役の強制、それに性的なものを含む不当な扱いに対し 我国が欧米の様に強い姿勢に出られなくなる下地の一つともなり得るだろう。与党側にもないとは言えぬ思考体質である事は認めるも「弱者に寄り添う」「人権が大事」を党是とする立憲民主党の取るべきは、やはり枝野執行部の「一応は」目指す 党員資格停止などの厳しい処分であろう。

それを緩める様な事あれば、それは支持勢力の信頼を大きく落とす事ともなろう。ただでさえ「身内に甘い」「自勢力の利益になる主張は、露骨に正当化」果ては「政権交代なる政局の為には、手段を選ばず」などの不良な声が SNSなどから聞こえてくるものだ。そも政見を同じ SNSに頼っているのだから、云わば「自業自得」と言うべきか。東京五輪の組織運営を含め、決して政権与党の姿勢は褒められたものでないが、対する野党も「問題あり」ではいつまでも説得力なき「ポンコツ同士の泥仕合」が堂々巡りよろしく延々と繰り返される無益な状況が解消しない事だろう。

それを少しでも解消するのは、我々が厳しい姿勢で臨む これからの国政選挙の投票行動かも知れない。政権与党への喝も必要だが、野党にも同様に必要だろう。枝野立憲民主執行部が厳重処分を下せなければ、次の衆院選、そして参院選は決して楽観を許さない事だろう。まぁ拙者は支持しないので、別にそれでも良いのだが。又今回、野党の問題議論に触れたのは 主要メディアでは産経だけ。他の社局は又も「報道しない自由」の不当行使か。今回画像も先年ので恐縮。以前の夏、まだ前述感染症流行前の上京時に JR小田原駅で乗り換え、都心へ向かう小田急電鉄の展望式新特急「GSEロマンスカー」先頭の様子を。本多立民衆議は、引用記事以外にも問題発言があった様で 以下にリンク致します。(産経新聞 7/26付) 立民・本多氏「12歳と21歳だってないとはいえない」 WT寺田座長が意見書(産経新聞) - goo ニュース

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五輪開会、欠席の安倍前総理非難勢力は 竹中パソナ会長と「同じ穴の貉(むじな)」

2021-07-24 11:28:13 | 国際・政治

一年遅れとなった東京五輪 2020'sが、昨夜開会式を迎えた。流行続く中国大陸他由来の新型コロナ・ウィルス感染症対策から無観客式典が残念ではあるが、やはり一方で国際大会に相応しい重厚な雰囲気下で進められたのは 賛否はあろうが拙的には好感だった。

聖火最終走者となった テニスの精鋭・大坂なおみ選手による点火が果たされると、やはり「いよいよだな」の感を新たにしたものだ。かくなる上は、くれぐれも前述感染症の広がりを抑えながら 参加選手が持てる力を遺憾なく発揮して好勝負ができる環境保持の為、難しさは分るが 関係各位は引き続き邁進を願いたい。

開会について、世論が割れたのはやむを得まい。何かと言えば報道メディアなどは「分断!」などと問題視だが、やはり現状 前述感染症拡大リスクが拭えないのは事実であり、為に拙者は「開会反対の主張自体は自由」との立場を変えずにきた。それは又 一面では正解だったと信じてもいる所。その一方、首都圏の五輪主会場近隣などで反対運動の挙に出る勢力の 相変わらずの態度には辟易した。

まるで昭和期のデモ活動から大して進化なし。時代の変化や変容を理解しようとする様子が感じられない。五輪組織委への抗議も結構かもだが、それよりも周囲の一般都民各位に「大勢で集まらずに自宅で観られる様、買い物に行こう!」などと少し声のトーンを落として訴える方が余程気が利いているし、むしろ少しは支持を集められたのではないかとも愚考するのだが。

本題です。その開会式、主要スポンサー企業複数の不参加が もう一つの話題にもなっている。前述感染症対策と それに伴う割れた国民感情への配慮が主な理由の様だが、主な大会関係者中 組織委の名誉最高顧問でもある安倍前総理の欠席も揶揄や非難の対象になっている様だ。

確かに一言の説明位は要する所だが、近づく衆院選対に加えた事情は 前述主要企業に近いものがあろう。その安倍前総理に極めて近い立場ともいわれる、竹中パソナ会長が 不参加の他企業を SNSで揶揄しておきながら、自社も不参加が判明してブーメランを食らったらしい。日頃余り評価しないものだが、以下 昨日付の週刊誌「女性自身」ネット記事を引用して 少しみて参りたい。今回記事は、少しは見られそうなので。

「竹中平蔵会長、開会式不参加を非難も パソナは欠席でブーメラン」

《かつて「日和見 (ひよりみ) 主義」という言葉が使われた。自分は関わりたくない、見て見ぬ振りをするという意味。経済 3団体のトップが五輪開会式に出ないのは納得できない。経済界を代表して、世界に歓迎の意を表すべきだ》《騒がしいネット世論を気にした 日和見主義ではないか!せっかくの五輪を盛り下げている》

こう息巻いたのは、かつて総務相を務めた 実業家の竹中平蔵氏だ。これは 7/22、経済 3団体のトップが 東京五輪の開会式に”不参加”を表明したことに対して 竹中氏がツィッターで揶揄したもの。

しかし、竹中氏のツィートに対して こんな声が。

《パソナも欠席ですけど、ひょっとして自虐ネタですか?》《何を他人事みたいな言い方しているの?》《頭にブーメラン刺さってますよ》《アカウントを乗っ取られたのか?》

こうした声が上がるのも 無理はないのかもしれない。実は、竹中氏が取締役会長を務める パソナグループの経営幹部もこの開会式に不参加を表明しているのだ。同グループは JOCオフィシャル・サポーターとして、五輪関連の人材派遣に深く携わっている。

しかも、不参加が報じられたのは 竹中氏のツィートの 1日前のこと。他人事のように揶揄しているため”ツィートが謎すぎる"と波紋を呼んでいる。

翌日の 7/23、竹中氏はツィッターに《昨日 経済界トップは五輪開会式に出て 世界に歓迎の意を表すべきと述べたら、予想通り批判がきた。スポンサー企業はどうなんだ、と》と投稿。そして《政治のトップ、経済のトップが出るべきだが、澄スポンサー企業は大会を支えるのが仕事。役割が違う。ちなみに私が会長を務めるパソナはスポンサーじゃない。サポーターだ》と主張している。

いっぽうツィッターでは《サポーターとスポンサーの違いを理由にする時点で、本質を理解していない》《東京五輪開会式に欠席するという時点で「サポート」していないだろ》《支えるために自分が出て「安全、安心」をアピールしてみろ》の声が。

さらに東京五輪組織委員会の名誉最高顧問である 安倍晋三・前首相も開会式に参加しないため《そしたら安倍さん出ないのはどうされるんですか》《安倍さんも欠席しますが、それについては?》《名誉最高顧問の 安倍晋三とかいう人がトンズラこくみたいですが 何か言ってください》と疑問視されている。冒頭のツィートでネット世論を《騒がしい》と批判している竹中氏。しかし「なぜ騒がしいのか」と向き合う日は来るだろうか?(引用ここまで)

大笑いだ。確かに概ね女性誌が報じた通り、竹中会長の大ブーメランと申して良かろう。むしろ国民市民の方が事情を知っている位の 主要スポンサー複数の五輪開会式欠席を揶揄した所で、自らも同じ事をしていては 説得力はおろか、まともな正視静聴の対象にすらなり得ないだろう。

同様に、安倍前総理の欠席に対しても 竹中会長は大口を利けぬ立場だろう。五輪組織委名誉最高顧問の立場上 一言の説明もなしは確かに誠意を欠くかも知れないが、それさえ果たせば欠席自体は問題なし。事後でも良いから、安倍前総理はそこだけは言及すべき。その一方で「安倍前総理は卑怯者」とか「敵前逃亡」などの意の非難や揶揄を表す連中は、誰がどう見ても竹中会長と大差ないのではないか。

立場こそ違え「同じ穴の貉」という事だ。前述感染症禍に適切に対応できず、五輪開催リスク上昇への加担は結果的に事実としても、安倍前総理の欠席は 少なくとも一つはその事への配慮もあったとみるべきだろう。五輪及び障碍五輪後に行われる衆院選対だろうとの見方に反対はしないし、SNS などでの主張も自由だが、今回触れた 竹中会長のチャランポな出方は、少しは自分や自勢力の出方を振り返る上での反面教師、不良見本として「逆の意味」で学び利用してはどうかとも感じる者だ。 

今回画像も過日ので恐縮。先年 熱田神宮近所の JR東海道線で目撃した、普段は夜行の高速貨物便「スーパー・レールカーゴ」通過の様子を。宅配大手・佐川急便による一列車チャーター便として知られますが、この時は関西圏にての重要外交会合に伴い、運転時刻が変更された為 目撃と撮影が叶ったものです。

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この発信は「反立憲的主張」ではないのか

2021-07-22 22:20:44 | 国際・政治

全くもう「勝手にやってくれ!」とでも申したくなる気分だ。流行続く、中国大陸他由来の新型コロナ・ウィルス感染症禍の折ながら 明日いよいよ東京五輪開会式に漕ぎ着ける訳だが、当初はボイコットも噂された 大韓民国選手団が独自の給食施設を立上げ、我国内の 特に福島県とその近隣産の食材を忌避して選手団向けの食事を供する予定だとか。

当該国選手団内輪の問題につき 踏み込みは控える・・というよりそんな事をするのは無意味にも感じるのだが、一方で我国・・特に先の東日本大震災被災地への貶め的意図も感じられはする所。ここは 特に被災地の各位は、必要な主張は躊躇なくなされるべきだろう。又 ここまでの挙に出る位なら、大韓民国は初めから今回大会選手団を送らない「ボイコット」の選択をして頂いて構わなかったと拙者などは思う所だ。

開会式の運営面については、又も見苦しい解任劇が見られた。演出統括を担うショー・ディレクターに任ぜられていた人物が、以前の芸人時代に 先の大戦下・独国で生じたユダヤ民族の大量虐殺を揶揄する言動があったとかで、在米ユダヤ系人権組織から強い糾弾を受け 解任に至った件。先日あった、開会式向け楽曲の一部を担っていたミュージシャン辞任劇と似た背景があった可能性を感じる。何よりも、そうした履歴を僅かな努力で発見し 重要な担当をさせない有益な忌避だってできたはずだ。黙っておれば、同じ失敗を繰り返すという事か。

こうした問題の多い人選は、五輪及び障碍五輪に関する人権意識に乏しい人物が選ばれない様に対策をする意識に欠け、大会本来の平和及び人権重視志向を理解しない為に生ずるものであり、五輪組織委による 事前の教育啓蒙が欠けていた為に問題化したのではないか。芸術や芸能面では才気があるのかも知れないが、この様な「人としての常識」に欠ける様な人物を易々と起用する様では、組織としての統御力・ガヴァナンスが「ポンコツレベルまでに」欠けているといえるのではないか。前述感染症も再び広がりつつある折でもあり、こんな態勢で五輪開催の難局に立ち向かえるのか、やや不安な所でもある。

本題です。こうした五輪組織委の様な「ポンコツ的不良」は、野党側も露呈している。衆議でもある第一野党・立憲民主党幹部が、明日予定の五輪開会式に関し「天皇陛下に開会中止宣言を願うべき」という意を SNS発信、当然ながら 一時問題化した様だ。以下 昨日付にてこの問題を取り上げた数少ない主要報道メディア、産経新聞ネット記事を引用して みて参りたい。

「立民、川内氏『陛下が開会式で「中止」宣言を』投稿」

立憲民主党・政調会長代行の川内博史衆議が 7/21、自身のツィッターに 天皇陛下が臨席される東京五輪の開会式に関し「陛下が開会式で『大会の中止』を宣言されるしか、最早止める手立ては無い」と投稿した。投稿はその後、削除された。

加藤勝信・官房長官は 7/21の記者会見で、川内氏の投稿について問われ「国会議員の個々の発言について、政府としてのコメントはこれまでも差し控えている」と述べた。

「五輪中止」は一定の政治判断を伴うことになるが、日本国憲法第 4条は天皇について「国政に関する権能をを有しない」としている。立民は 東京五輪の中止や再延期を主張している。

川内氏は投稿を削除した後、ツィッターで「このまま五輪に入ることは、国民にとっても世界中から集まる選手・役員等関係者にとっても 感染が拡大し引き起こすだけだと、皆分かっているだろう。(菅)総理も内心では心配なはずだ。しかし、誰も止められない。この状況は異常な状況なのだ、ということを言いたかったのです」と釈明した。(引用ここまで)

確かに一面では「異常な状況」かも知れないが、それに留意するとしても 立憲民主党は現憲法の規定を尊重し、それに従った言行に徹するのが党是のはずだろう。川内衆議の前掲投稿は、明らかに天皇陛下の政治利用と受け取られても仕方のない内容だ。それも今秋以降に行われる衆院選など、自勢力の為の政局利用の面が強いだろう。川内衆議は「投稿を削除」したからといって、その文責から逃れられる訳ではない。立憲民主党は、心あるなら 川内衆議の処分に動くべきだ。

前述の新型感染症流行の影響懸念はもっともながら、やはり政局向けの 政府与党貶めの側面は付き纏う。公党幹部といえど、発言や SNS発言は基本自由だろうが 憲法上不適切はないか位の検証位は必要なはずだ。それができなければ、これまでより左派容共的な政治勢力となる事を、有権者の前に明らかにする位はすべきではないのか。支持が集まるか否かは別として。

今回画像は 昨日の日中 JR名古屋駅西方で目撃した、頻繁に往来する列車の合間に 目視で線路や地上設備の様子を巡回監視する鉄道会社員各位の様子を。普段は乗車中ぼんやりと窓外に目をやったり、沿線で写真撮りに興じる身にも、鉄道の安全は こうした不断の努力の上に成り立つ事を、改めて感じた次第。以下に 関連記事をリンク致します。(私的憂国の書様) 立民・川内の「開会式で『大会中止』宣言を陛下に求める」という反立憲主義 | 私的憂国の書 (fc2.com)

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