2017=平成29年も、いよいよ押し詰まって来た。「まだ 良いお年をと言うのは、早いかな?」 「・・ですねぇ」今日の日中、届け物に訪れた 宅配便クルーの方と、そう言って笑い合ったものだ。外出の予定もなく、居所の大掃除などして 拙ブログの今年最終記事を綴る。
今、作家・文芸評論家 小川榮太郎さんの近著『徹底検証「森友・加計事件」朝日新聞による戦後最大級の報道犯罪』を読み進めている所だが、ネット民多数の見解や、以下のネット記事からも分る様に、朝日新聞記事は、その中立公正を疑われる事象が多い様だ。「もう 今に始まった事ではない。昭和末期の、所謂『慰安婦報道』の頃からではないか」と仰りたい気持ちも分りはするが、以下少し 見て参りたい。
『朝日新聞・高橋純子氏「安倍政権の気持ち悪さ伝えたい」
新聞記者は、ウラを取って書けと言われるが、時に「エビデンス(証拠もしくは根拠の意)?ねぇよ そんなもん」と開き直る。(高橋記者が)政治部次長だった時に書いた 朝日新聞コラム「政治断簡」をまとめた著書「仕方ない帝国(河出書房新社)が評判だ。キチッとした優等生の文章が当然の朝日において、時に「『レッテル貼りだ』なんてレッテル貼りにひるむ必要はない。堂々と貼りに行きましょう」とあおり、「安倍政権は『こわい』」と言い切る。テンポ良く、小気味良いが、勿論炎上も数多い。(以下略)』
この一部を見ても、小川榮太郎さんが指摘された、最近では森友・加計両学園に関する諸記事が、事実や裏付けを元にする事なく、主観や邪推で書かれた疑いが大きくある事が窺えるだろう。拙者もまだ、小川さんの著作の拝読が途上につき、現状多くは踏み込まぬ事としたいが、朝日・高橋記者は、同社内でもかなり枢要な地位に居ると思われる人物だけに、朝日記事への広範な影響力は、容易に想像できよう。「反安倍政権」を絶対の正義と押し立て、確証がなくとも記事にして構わないとの不良姿勢には、決して与してはならない事位、鈍感な拙者にも直ぐ分る。「やはり、捏造は事実だったか」との想いに至るものだ。
確かに、序章を拝読した限りでは、小川さんと言えども詰め切れていない所がないとは言えない印象もありはする。しかしながら、前述の不良な事象を、関係者が口に上らせた以上、もう朝日新聞記事は信頼できずとの感が、否応なくして来るものだ。「安倍政権の気持ち悪さ」は、勿論 至らなさもそれなりの安倍自公政権を、不当なレベルまで貶めようとする不良意図が露骨に感じられるし、そもそも「気持ち悪い朝日新聞勢力」が、安倍政権の気持ち悪さを揶揄した所で「ワレ 何ぼのもんじゃい!?」程度のインパクトしかないのも事実である。
小川さんの近著は、朝日新聞社の名誉を損ねたとして、同社は謝罪要求はおろか、数千万円に及ぶ 賠償請求の提訴までするとか。所謂「スラップ」と言われる、恫喝まがいの 同様の提訴を、著述家 高山正之(こうやま・まさゆき)さんに対しても行う意図があるらしいが、これは、軍事評論家 潮 匡人(うしお・まさと)さんや作家 百田尚樹さんらが主張される様に「報道組織にあるまじき所業」と言い切って良い様だ。自社報道と異なる記述があるなら、紙面にて、言論で堂々と対峙すべきだろう。本当に不条理なら、その反論記事を精緻に組み立て主張すれば、糾す事も可能なはずだ。それをする事なく賠償要求とは、多くからの指摘の様に、朝日新聞勢力が、資金問題に直面し始めている事の裏返しと見られても仕方あるまい。
問題体質は、朝日新聞勢力だけではない。東京新聞の望月記者も、高橋記者と似た様な持病を、自らの意思で患っているし、もう一つの不良事象、TVの歪曲報道(番組内の、所謂「切り取り」はその典型!)にしても、東京放送TBSや、驚くなかれ 公共局NHKまでも、そうした所が見られると言う。我々国民市民は、本当に 自身の読解力(リテラシー)を本気で磨かなければ、間違った情報に いつまでも翻弄される事になってしまう。又、閣議決定まで来た、放送電波オークション制を必ず実現させ、放送各社に 正しい電波使用コストを負わせる、強い姿勢も必要だろう。
与野党を初め、双方に向けての「政治不信」も大きい今年だったが、それは大手報道メディアの歪んだ姿勢にも、同様の目が向けられなければならないと言う事だ。それらの事共を踏まえ、来る 2018=平成30年に繋げなければと、今 思っている所。今回画像は、この月初 冬の序章に入った新潟・福島県境の JR磐越西線を行く、蒸機列車の様子。丁度、車窓左側が秋、右側が冬の出で立ちで、二つの季節が出会う様でもありますね。以下に、朝日・高橋記者の取材記事(拙所感では、この記事を通読すれば、同記者の著書は無価値だと思います。)と、放送電波についての、報道家 櫻井よしこさんのコメント記事をリンク致します。今年の拙ブログはここまで。各位、どうか良いお年を。 (朝日・高橋記者の取材記事) http://yukokulog.blog129.fc2.com/blog-entry-2942.html (櫻井よしこさんのコメント記事) https://yoshiko-sakurai.jp/2017/12/28/7205