遺憾ではあるが、今月も、内外共事件事故の多い時期となってしまったのではないだろうか。
首都圏と当地愛知で相次いだ、登下校中の小学生の交通死。いずれも、横断歩道と通学路と言う、決して事故があってはならない所で生じている。原因はいずれも自動車運転の容疑者共の不埒行為。当地のそれは、運転中にスマートホン・ゲームに興じる明らかな不法行為。この様な悪行は、飲酒運転事故同様、厳罰に処し、容疑者から生きながらに全人生を剥奪する位の処分が必要だ。首都圏の事故も同じ事。通学路の事故は、高齢と言えど運転者に全責任を課すべき。己の残り余生を全部差し出せ!と罵っても差し支えなかろう。
二件の事故に共通するのは、これら加害者共のみならず、我国の大人の野郎共に、次代、そして未来を担う子供達を、本気で守り抜こうとする気概が全くない事だろう。手前の都合だけに気を取られ、劇画作家 小林よしのりさんらが折々主張される「公」の大切さを全く自覚していない。終戦直後、共産勢力が多くを支配した「赤の時代」の連合国進駐軍GHQによって野放しにされた左派容共勢力と、悪性のアメリカニズムの共同無法行為の落とし子 戦後レジームに好い様にマインド・コントロールされたこいつらは、「公」の自覚や道徳観念を骨抜きにし、日本人の質を貶めた。その一結果が、今回の事故となって表れたのである。犠牲の小学生各位には、一言弔意を表したい。
次に国際面。環太平洋連携協定TPPの国会審議が白熱している様だが、拙方的には、徒に結論を急がないで欲しいものだ。ポンコツ継接ぎ野党勢力に与したくないのは山々だが、大元の米合衆国の取り組み姿勢がどうも怪しい。オバマ現政権は乗り気だが、任期は年内まで。佳き候補に恵まれない次期大統領候補は、いずれもTPPに消極的だと言われる。ここで結論を急いでも、悪くすれば我国の独り相撲に陥り「労多くして益なし」みたいになりかねない。ここは、多少採決が遅れても、慎重を期して欲しい。むしろそれ以前に、温暖化対策パリ協定の締結批准の手続きを急ぐべき。放置すれば、我国の秀逸な環境技術の多くが有利に売り込めず、国益面でも大きなマイナスとなりかねないからだ。
先日採択された、核兵器禁止条約へ向けた交渉開始決定の場面でも、我国の対応は、決して芳しくはなかったと思う。米合衆国の核抑止力の恩恵を受け、直には応じられない状況は分るが、世界唯一の被爆国として、被爆者各位の心情も汲めば、もう少し巧い立ち回りができなかったのだろうか。最低でも棄権、或いは、敢えてこの場は賛成票を投じても良い位だったと愚考するのだが。
聞く所では、中国大陸は棄権、北鮮はあろう事か、ぬけぬけと賛成票を投じたと言う。悔しいが、今回は、中国大陸は上手く立ち回った。これは我国が示すべき態度だった。米合衆国の核抑止力の恩恵を意識しつつ、核兵器禁止の方向にも歩み寄りたいが、現状態度を明らかにするのは勘弁願いたい、との「棄権の選択」が、被爆した我国だからこそ許されたのではないだろうか。前出の理由を殊更に表に出しての反対票は、ある意味、我国外交の裏事情を全世界に曝け出した様なもの。こうした様を平気で晒す外務省は、やはり「害務省」でしかないのだろうか。つけ足し的だが「北」の賛成票は、驚くには当らないと思う。今、同国は、今秋の水害復興対応にも追われているとかで、その為の、国際支援欲しさの意思表示と言う所もあろうから。
もう一つ、つい先日から懸念されている大韓民国 朴(ぱく)政権の大きな失態にも触れておきたい。かなり以前から、朴大統領が民間人の知人に、機密事項を含む諸情報を漏らしていた疑惑が持たれているとか。詳細は、同国公安当局の捜査を待ちたいが、相当な事実があるなら、我国も無関係ではいられまい。既に、同大統領の支持率は10%台半ばまで落ち込み、疑惑を糾す、国民市民の運動も顕在化している様だ。
朴大統領の説明責任を問うは当然だが、同時に、対立する北鮮の、不穏な動向も懸念される所だ。「北」工作員共は、勿論今も、対韓活動を続けていて、朴政権にもしもの事あれば、相当な軍事行動を仕掛ける位は容易に想像できよう。その事は、同時に我国の安全をも脅かす。既に、同国の弾道ミサイルは、数千kmの航続性能と、かなりの命中率をクリアする事が分っている。今後の醸成によっては、我国本土への着弾も、現実の脅威となりかねないのではないか。その為にも、普段からの安保面の備えが強く求められると、拙方は思う。
今回画像は、今月半ばに出かける機会を得た、滋賀・琵琶湖畔の秋の情景。稲の収穫が終わり、次への期待を持たせる田畑と、秋ならではの高い雲、それに、冬支度の輸送に勤しむ北への貨物便の共演となった次第。この平穏な光景が、永く続く事を改めて祈った次第であります。今月の拙ブログはここまで。ラタ、マイ月。