今朝のTV番組中の事だが、先頃行われた、今秋鬼籍入りの 土井たか子 元社会民主党々首のお別れ会に、河野元自由民主党総裁が参列との報に接した。「やはり同氏は・・・」とも思ったものだ。ご存じの様に、同氏は、かの朝日新聞が大失態を犯した、1993=平成5年発表の、先の大戦中の所謂慰安婦問題につき、必ずしも適切とは言えない反省と謝罪の意との、これも所謂「河野談話」の発信元である。勿論、一部では事実の所もあったかもだし、安倍現政権も基本継承の立場ではあるのだが、憲法問題や人権(実はエセ人権)、労働問題などでは声高なくせに、「北」による日本人拉致事件などは意図的にスルーを図る、不誠実社民党と近い所にあった、河野元総裁にはやはり不信感を抱かざるを得ないのが正直な所であります。
この記事とも少しは関連するのだが、ここの所、企業やスポーツ団体などの意思をまとめる力、所謂統治能力が翳っている様な印象があるので、少し触れようと思う。
不勉強ながらちと調べてみたのだが、統治能力とは、英語名をガバナンス=Governanceと言い、組織や社会に関与する者達が、主体的にそ関与を行う意思決定、合意形成をするシステムの事が、大体の意味らしい。この能力が疑われる事例が相次いでいる様なので、少し見て参りたい。
初めは、スポーツの分野 我国のバスケット・ボールの主要リーグの統一に絡む紛争。プロや社会人チームよりなる、主要2リーグの統合を国際バスケット・ボール連盟FIBAより再三言い渡されていたにも関わらず進展がなく、為に同連盟への加盟資格と、我国代表チームの国際試合参加が禁止されるに至ったもの。禁止措置は我国の女子リーグにも及び、このままでは2016=平成28年開催のブラジル国 リオデジャネイロ五輪への出場支障ともなりかねない。この数日、スポーツをも含む報道を見て参ったが、やはり日本バスケット・ボール協会の指導力不足が否定できない様だ。又、我国の国家的イメージの低下にも関わるだけに、前に出る関与を避ける様に見える、文部科学省の消極的姿勢も問題だろう。これが諸外国なら、政府機関の対応は違ったもののはずで、その閉鎖性から無理そうであるのは分っているが、内外より文化新興に後ろ向きの印象を持たれたくなかったら、方針転換すべきではないだろうか。
次に、社会経済面に大きく関わる証券取引についての問題。かねて日中以外の夜間などの時間外取引の実現を目指していた東京証券取引所が、この事に消極的な我国証券業界の意思をまとめ切れず、少なくとも今回は実現を断念した模様。既に昭和より平成の時世となり、証券取引をも含む経済活動にしても、国境を越えてのそれが当たり前。更にインター・ネットによる取引実現もあって、最早曜日や時間帯を区切っての対応は、少なくとも経済に関しては時代遅れの誹りを免れない事だろう。「やりたくないからやらない」では、国際社会より、日本の業界は怠慢と思われても仕方あるまい。
更に悪い事には「歴史は夜作られる」との言葉の如く、時間外に大きな商機が生じた場合、全く対応できず、それが元で諸外国、ひいては国際社会に遅れをとってしまう可能性がある事だろう。安倍政権も経済界も、我国の国冨や国益に無関心な者はいないはずであり、東証には早い時季に時間外取引の実現を可能とする様、促し続ける必要があろう。又、東証もその実現へ向け、より高い業界向けの統治能力をつけるべきである。
最後は、身近な所で我国産の自動車エアバッグの不具合問題。既に工場進出を果たしている米合衆国にて、エアバッグ破損による深刻な事例が複数生じ、遺憾な事に大きな人的被害も出た様だ。同国の行政機関は、我国メーカーに対し、一部の州のみだったリコール措置を全土に広げる様命令を下した様だ。又、メーカーの初期対応が十分でなかったとの批判も聞く。この事故は、これまで苦しんで築いて来た、我国工業製品への信頼を根底から揺るがしかねないだけに、メーカーには万全の対応を願いたいものだ。と同時に、外国への工場や拠点の進出に際し、信頼性で明らかに疑問符のつく現地にての生産活動において、我国産と同等の品質や安全度が確保できるか、事前の調査などが周到に行われたか、徹底検証をする必要があろう。それができなければ、我国の企業としての統治能力 コーポレート・ガバナンスの力量と信頼性が疑われ、ひいては我国の輸出産業への大きなダメージともなりかねない。祖国日本と、日本人が大きな不利益を被る前に、こうした事共への遺漏のない対応を求めたいものだ。
現状、拙愛車はリコールの対象となっていない様だが、今後車数が増える可能性もあり、これからの情報を注視して参らなければとも思う。
2014=平成26年11月の拙記事は以上です。添付画像は、昨晩秋に出かけた当地西郊稲沢市祖父江の銀杏の様子。ラタ、マイ月。
この記事とも少しは関連するのだが、ここの所、企業やスポーツ団体などの意思をまとめる力、所謂統治能力が翳っている様な印象があるので、少し触れようと思う。
不勉強ながらちと調べてみたのだが、統治能力とは、英語名をガバナンス=Governanceと言い、組織や社会に関与する者達が、主体的にそ関与を行う意思決定、合意形成をするシステムの事が、大体の意味らしい。この能力が疑われる事例が相次いでいる様なので、少し見て参りたい。
初めは、スポーツの分野 我国のバスケット・ボールの主要リーグの統一に絡む紛争。プロや社会人チームよりなる、主要2リーグの統合を国際バスケット・ボール連盟FIBAより再三言い渡されていたにも関わらず進展がなく、為に同連盟への加盟資格と、我国代表チームの国際試合参加が禁止されるに至ったもの。禁止措置は我国の女子リーグにも及び、このままでは2016=平成28年開催のブラジル国 リオデジャネイロ五輪への出場支障ともなりかねない。この数日、スポーツをも含む報道を見て参ったが、やはり日本バスケット・ボール協会の指導力不足が否定できない様だ。又、我国の国家的イメージの低下にも関わるだけに、前に出る関与を避ける様に見える、文部科学省の消極的姿勢も問題だろう。これが諸外国なら、政府機関の対応は違ったもののはずで、その閉鎖性から無理そうであるのは分っているが、内外より文化新興に後ろ向きの印象を持たれたくなかったら、方針転換すべきではないだろうか。
次に、社会経済面に大きく関わる証券取引についての問題。かねて日中以外の夜間などの時間外取引の実現を目指していた東京証券取引所が、この事に消極的な我国証券業界の意思をまとめ切れず、少なくとも今回は実現を断念した模様。既に昭和より平成の時世となり、証券取引をも含む経済活動にしても、国境を越えてのそれが当たり前。更にインター・ネットによる取引実現もあって、最早曜日や時間帯を区切っての対応は、少なくとも経済に関しては時代遅れの誹りを免れない事だろう。「やりたくないからやらない」では、国際社会より、日本の業界は怠慢と思われても仕方あるまい。
更に悪い事には「歴史は夜作られる」との言葉の如く、時間外に大きな商機が生じた場合、全く対応できず、それが元で諸外国、ひいては国際社会に遅れをとってしまう可能性がある事だろう。安倍政権も経済界も、我国の国冨や国益に無関心な者はいないはずであり、東証には早い時季に時間外取引の実現を可能とする様、促し続ける必要があろう。又、東証もその実現へ向け、より高い業界向けの統治能力をつけるべきである。
最後は、身近な所で我国産の自動車エアバッグの不具合問題。既に工場進出を果たしている米合衆国にて、エアバッグ破損による深刻な事例が複数生じ、遺憾な事に大きな人的被害も出た様だ。同国の行政機関は、我国メーカーに対し、一部の州のみだったリコール措置を全土に広げる様命令を下した様だ。又、メーカーの初期対応が十分でなかったとの批判も聞く。この事故は、これまで苦しんで築いて来た、我国工業製品への信頼を根底から揺るがしかねないだけに、メーカーには万全の対応を願いたいものだ。と同時に、外国への工場や拠点の進出に際し、信頼性で明らかに疑問符のつく現地にての生産活動において、我国産と同等の品質や安全度が確保できるか、事前の調査などが周到に行われたか、徹底検証をする必要があろう。それができなければ、我国の企業としての統治能力 コーポレート・ガバナンスの力量と信頼性が疑われ、ひいては我国の輸出産業への大きなダメージともなりかねない。祖国日本と、日本人が大きな不利益を被る前に、こうした事共への遺漏のない対応を求めたいものだ。
現状、拙愛車はリコールの対象となっていない様だが、今後車数が増える可能性もあり、これからの情報を注視して参らなければとも思う。
2014=平成26年11月の拙記事は以上です。添付画像は、昨晩秋に出かけた当地西郊稲沢市祖父江の銀杏の様子。ラタ、マイ月。