さて昨日の事になりますが、三重県下の近鉄こと近畿日本鉄道線にて列車脱線事故が発生、同鉄道の本線に当たる大阪線が、同県下にてほぼ終日不通となる事態となりました。大阪圏、そして名古屋圏の通勤通学には直ちに支障しなかったものの、名阪間とこの2大都市より伊勢志摩方面へのアクセスは麻痺し、相当数の利用者に影響したのは事実でしょう。
事故原因は当日の前夜、保線作業にての線路上の後処理が不適切だった為とされ、毎回必ず行う作業の手順が守られていなかった可能性がある様です。同じ事を繰り返す内に小さな不具合が見落とされ、やがて大事故に繋がると言うケースは、前述の近鉄の様な大組織において散見される様ですね。だからこそ、整備する側と運転する側の連携や意思疎通が大切なのだが、今回はその事が不徹底だったのではないでしょうか。
一つ間違えば命にも関わるだけに、原因を徹底的に追い、再発の防止に全力傾注を願いたい所です。
又同じく昨日、京都市在住の有名な数学者 森 毅さんがご自宅にて昼食の準備中、着衣に引火して大火傷を負われた由。幸い一命を取り留めた様ですが、ご高齢とは言え森さん程の聡明な人物でもこの様な事を生じるのか、と思わず慄然とする出来事でありました。
同氏は普段より周到な行動をなさっていた様ですが、今回は僅かな油断が大きな事故に繋がった可能性もあり、我々愚か者は、こうした出来事からも少しでも大切な点を学ぶべき、と改めて思った次第。
そうした意味でも森さんは、やはり「大いなる先生」と申せるのではないでしょうか。
更にもう一つ、遺憾な事態が露見しましたのでご報告しておきます。
当地名古屋にて、中東系外国人によって麻薬調剤の原料とされる無水酢酸が持ち出されようとしていた由です。送付先は紛争中の、あのアフガニスタン国。
一時政権を掌握していた同国のイスラム軍事組織、タリパーンの軍事資金集めに利用されていた疑いがあり、事実とすれば、我国は結果的に「テロ支援国家」の汚名を着せられかねず、平和を標榜する我国の尊厳にも関わる重大事態へと進む恐れもありますね。
無水酢酸を送りだそうとした容疑者は、既に海外逃亡している模様。本来は逮捕すべきでありますが、それが難しいのであれば身元を把握して再入国を厳禁する断固とした措置を取って頂きたい。同時に薬物の流れの実態を把握して、これ以上の不正送付を絶対に阻止すべきでしょう。
自国の対外信頼を失墜させる様な、この様な事件に対する一般国民の無関心も問題であります。
P.S 今月の拙日記は、以上です。*(日本)*