Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

胸のレントゲン検査

2020-04-01 | 医療・病気・いのち

日が差せば影ができる

影の濃さは物体によって異なる

物体によってどの程度光を通すかが異なるからね

 

物体が重なったりすれば

影だけをみて区別することはむつかしくなる

 

X線は体を通り抜けるわけだが

100%通り抜けるわけではなく

体の中の状況により少しずつ吸収されたのちに

残ったものが通り抜けていく

その通り抜けたものを写真にとるわけだから

X線による影を見ているのと同じ

胸のレントゲン写真ではよくわからない病変もあるわけです

 

早期の肺がんなども胸部レントゲン検査では見つからないことが多いので

疑いがある場合やしっかり検診したい時などは

胸部のCT検査が必要になります

 

CTはぐるりと360°方向からレントゲンを照射して

その情報をコンピューターで計算して

画像として作り上げますから

随分と細かい変化まで見ることができます

 

今回のCOVID19感染による肺炎でも

軽度のものや初期のものは

CTでなければ検出できないような例がみられるようですね

 


釣藤散 (ごろ寝漢方㉔)

2020-04-01 | ごろ寝漢方

 ちょっぴり血圧が高めの私は、少量のカルシウム拮抗剤と釣藤散(ちょうとうさん)を服用している。釣藤散は、高血圧傾向がある頭痛もちで中年以降の人に用いる方剤です。イライラやふらふら感なども改善してくれたりします。頭痛でも朝方の頭痛を訴えるような場合に良いとされています。私の場合もちょくちょく朝に頭が痛くなったり、少しめまいが出たりということがありましたが、気が付いたらそのような症状がほとんどでなくなりました。私は外科の診療枠で漢方も処方している関係上、高血圧患者さんのコントロールなどはしていませんので、患者さんに処方したことはありませんが個人的感想では釣藤散が良かったと思っています。

  保険適応病名は:慢性に続く頭痛で中年以降、または高血圧の傾向のあるもの。

 

《漢方処方語呂合わせ》釣藤鈎(ちょうとうこう)陳皮(ちんぴ)石膏(せっこう)麦門冬(ばくもんどう)防風(ぼうふう)茯苓(ぶくりょう)菊花(きっか)人参(にんじん)生姜(しょうきょう)半夏(はんげ)甘草(かんぞう)

◎ちょっと珍なる石門に、風流な菊人形搬送

ちょっと(釣藤鈎)珍(陳皮)しい形をしている石(石膏)の門(麦門冬)があるのだが、どうも無骨なので季節になれば風(防風)流(茯苓)な菊(菊花)人(人参)形(生姜)をそこへ搬(半夏)送(甘草)して少し華やかに飾ってみました。