Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

アルコール消毒

2020-04-17 | 想い・雑感

WHOが飲酒でコロナをやっつけることはできない

という旨の注意喚起を出したという記事を見た時

誰かが冗談を書いたのだと思った

 

酒を飲みながら

アルコール消毒だぁ

などと言い訳しながら飲んだことは

確かに私にもある

 

しかし実際に酒を飲んで消毒できるなどとは思っていないし

そう思う人間もいないという前提があるから

冗談としてアルコール消毒と叫べるわけである

 

ところが記事はどうやら大真面目

度数の高いアルコールを摂取しても

体内でウイルスをやっつけることなどできない

と本気で説得している

 

どうやらコロナ対策と信じて

高濃度のアルコールを飲んでいる人が存在するようだ

 

WHOはこれまでもアルコールによる

健康障害を減らそうと活動してきたので

アルコールで体内のウイルスをやっつけることができるなどという

とんでもない勘違いを見過ごすわけにはいかなかったのでしょう

 

この週末ゆっくり酒を飲もうと思っているあなた

飲みすぎで逆に体調を崩さぬように気を付けましょう

体調を崩せば

そこをコロナに衝かれるかも知れませんからね

 


桂枝加芍薬湯 (ごろ寝漢方㉙)

2020-04-17 | ごろ寝漢方

 それほど元気はなく、緊張したらお腹が痛くなるとか、ガスがたまってお腹が張るように感じるという訴えの方に、桂枝加芍薬湯を処方する。西洋医学的には過敏性腸症候群という診断のつくタイプの人だ。芍薬が過敏な腸の動きを整えてくれるのだろうと思っている。含まれる生薬の種類は、不思議なことに桂枝湯とまったく同じ。違うのは処方に含まれる芍薬の一日量が桂枝湯4gに対して桂枝加芍薬湯6gという芍薬の量だけが違う。この違いだけで対象とする患者イメージが全く異なるというのは、いかにも漢方薬の不思議なところです。急にお腹が痛くなったり下痢をしたりするから遠出ができない、という方も試してみるといいことあるかも。

 保険適応病名は、腹部膨満感のある次の諸症:しぶり腹、腹痛

 

これは語呂合わせも何も、桂枝湯の生薬構成を覚えて、その芍薬の量を増やしたものと覚えてください。

桂枝、芍薬、大棗、甘草、生姜


transparent

2020-04-17 | 想い・雑感

台湾総統の一文がTIMEに掲載された

台湾が一致団結して

COVID19のアウトブレイクと対峙していることを示す

How My Country Prevented a Major Outbreak of COVID-19

というタイトルの文章

 

2003年のSARSから得た教訓を

きちっと分析し

新たな感染症に対する防御システムを

確実に組み上げてきたのだとわかる

 

損得で動くように見える日本の議員と違い

何をなすべきかを考え

なすべきことを確実に実行するためには

どうすればよいかを明確にし

必要な方策を決定してきていたのだとわかる

 

総統一人ではなく

国家の中枢にいる人たちが

明確な意思を持って動かなければ

なかなかこうはいかないだろうなぁ

と感心する

 

翻って安倍政権は何をしているのか

一貫性や論理性がいかにも脆弱に見える

 

台湾総統の文章を読むと

安倍政権のふがいなさがいろいろ浮かぶが

私がキーワードと感じたのは

transparent information

透明性のある情報

真実に基づいた隠し事のない正確な情報

という言葉である

 

安倍政権は不都合なことは隠すものだから

議論を進めるにも

肝心な土台となる情報がばらばら

そのような状態で正確な政策決定などできるわけがない

危機管理では決定的な問題である

 

今からでも正確な情報を正確に隠さず伝え

国政中枢の責務を果たしてもらい

 

ただ旅行する妻や

家でリラックスする動画

どう見ても感染対策になりそうにない小さな布マスク姿

などを見ていると

力が   抜ける