アレルギー性鼻炎の方や、風邪の引き始めでさらさら鼻水が出るというような方には、小青竜湯(しょうせいりゅうとう)をよく処方します。少し冷えがあって、水っぽい(水滞)人がメインターゲットというイメージでしょうか。アレルギー性鼻炎の治療ガイドラインに挙げられている薬剤でもあります。麻黄が入っているので眠くならない鼻炎の薬といえますが、麻黄が合わない方には別の処方を選ぶことになります。抗アレルギー薬も眠くならないタイプが出ていますので、切れがいいのは西洋薬である場合が多いですが、小青竜湯だけでもスパッと効くこともあります。また季節が近づいたころに飲み始めておけば、抗アレルギー薬の使用量が減る場合が多いようです。
保険適応病名:
1)下記疾患における水様の痰、水様鼻汁、鼻閉、くしゃみ、喘鳴、咳嗽、流涙。
気管支喘息、鼻炎、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎、感冒。
2)気管支炎。
《処方語呂合わせ》五味子(ごみし)細辛(さいしん)半夏(はんげ)甘草(かんぞう)乾姜(かんきょう)麻黄(まおう)桂皮(けいひ)芍薬(しゃくやく)
◎小生、ごみを再審査。反感かっても環境守る契約だ
小生(小青竜湯)は、一度チェックしたごみ(五味子)をもう一度再審(細辛)査します。めんどうくさいと反(半夏)感(甘草)を買いますが、私の仕事では環境(乾姜)を守る(麻黄)というのが契(桂皮)約(芍薬)になっているのです。