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Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

揺れる

2007-06-08 | 想い・雑感
気象庁のHP内に
全国M3以上の最近一週間の地震活動を表した地図がある
地震列島日本であることがよく分かる
地面は至る所で揺れている

最近寝ようとしたときに揺れを感じた
これが大きな地震につながらないという保証はない
実際いつ何が起こるやらわからない

今日を 今を
感謝して大切に

元気?

2007-06-08 | 医療・病気・いのち
 80歳を過ぎて手術を受けることは珍しいことでは無くなってきた。そもそも80歳までその命を保ち続けられた時点で、その人の体はエリートである。日常生活を当たり前に自立的に送っている80歳となると、もはや頭の下がる思いである。このような方は、肉体的強さだけでなく、日常の過ごし方もその人なりに確立したものがあり、それがまた養生の仕方とかなり合致したものになっているのだろう。

 ということで、元気な80代に癌が見つかれば勢い手術をしようという事になる。本人や家族も体力に何となく自信を持っているし、医師の方も階段の上り下りもできる人であれば大丈夫だろうと考える。しかし、年齢による変化というのは必ず起こっている。元気だねえとみんなが驚く人がぽっくりと亡くなったりするのは、実はそれなりの変化が肉体に起こっていたことを示している。

 癌に対する手術というのは、悪い部分を取り除くだけでなく、かなりの体力、気力を奪い取る。若ければそこからすぐ立ち直るが、年をとるとなかなか元には戻らない。ひょっとすると手術が引き金で元気がなくなり、命の灯も消えることも起こりうる。

 その辺の所を、手術を行う側も受ける側もよく考えて、決断する必要がある。

堪える

2007-06-08 | 医療・病気・いのち
若い頃というのは
少々の無理はきくものだが
次第にそうはいかなくなってくる
特に当直は堪える

どの日が当直に当たるかは
前月に決まっている
その時点では 必ずしも手術予定が決まっているわけではない

結果 昼間は手術を行い
そのまま当直業務を行い
翌日 また勤務
ということになったりする

だんだん堪えるようになってきた

命をつなぐ

2007-06-06 | 医療・病気・いのち



母性を発揮していた雌猫と 子猫が眠っています
この雌猫は飼っておられた方が体調を崩したとのことで
人を介して我が家にやってきた猫です
種類はよく知りません

この猫を連れてきたのは
78歳の女性
バンドを組んで音楽を楽しむ元気いっぱいの方でしたが
昨年急逝されました

この猫を見ると
その方のことを思い出します
猫にしろ 犬にしろ それ以外の生き物にしろ
命というのはずっとつながっていくように感じます

今回我が家にやってきた子猫は
たまたま縁があった訳ですが
かわいそうだなと思いながら
連れて帰ってあげられない状況というのはあります
それはその本人が優しいとかやさしくないとかではなく
やはり縁なのだと思います

もし救うことの出来ない命に出逢えば
救えない命が地球上に山のようにあることに思いを馳せればよいのだと思います

ひとは目の前の出来事に一喜一憂してしまいますが
もっと大きな流れの中で生かされているだけなのだと思います

回復傾向

2007-06-05 | 想い・雑感


先々週のカラス攻撃から救われてきた子猫

怪我や感染の影響で
片目が十分開いていなかったのだが
家族が動物病院に何度か連れて行き
なんとか両目が開いてきた

そしてずいぶんと元気になってきた

現在いるオス猫はほとんど近づかないが
メスねこのほうは気になるのか
時々近づいてきては体を舐めている
そして子猫が泣いていると心配そうにやって来る

母性なんでしょうね

尿カテーテル

2007-06-04 | 医療・病気・いのち
全身麻酔で手術が行われるときは
尿量をチェックする必要があります

脱水になっていないか
循環は保たれているか
腎機能に問題はないかなどなどをみる
一つの指標となるからです

尿量をきちっと測定するために
膀胱までカテーテルを入れておきます
そこからバッグまでつなぎ1時間あたりの尿量を測定するのです

カテーテルを入れるのは全身麻酔がかかってから入れます
男性の場合
特に高齢の男性の場合は前立腺肥大のため
カテーテルが入りにくいことがあります
そのときは泌尿器科の先生にお願いすることとなります

また淋疾などで尿道炎を起こした既往のある方は
尿道狭窄を起こしておりやはりカテーテルが入らないことがあります
これは男性でも女性でもあります

そのときは尿道ブジーといって
細いものから徐々に太い棒に替えて
尿道を拡張することになります

嗅脳

2007-06-03 | 想い・雑感
人間の持つ五感の中に嗅覚がある
その脳内の中枢は記憶に関わる場所の近くにあるため
においと記憶はつながりやすいと聞いたことがある

空気を通すために時々実家に行くが
やはり両親のもとで生きていた頃の香りが懐かしい

日本には香道があるし
どこからともなく漂ってくる香りを歌った詩もある

友人やかつての恋人を思い起こさせる香りも
人それぞれが持っているだろう

ところが今の日本は人工的な匂いで満たされているし
匂いを消そうとすらしている
そんな中で気になるのが 加齢臭である

たしかに不快なにおいはあるだろうが
加齢臭とやらを消せとばかりの宣伝などはどうなんだろうか
日本人は西洋人に比べ体臭が少ない
香水を振りまく必要も 匂いを消す必要も少ないと思っている

死というものから眼をそらし続けようとする現代社会
齢を重ねるということもすみに追いやり
若さが善とばかり声高にアンチエージングを叫ぶ
そしてアンチ加齢臭である

そうやって人の自然な流れである加齢というものを
きちっと見つめようとしないで
どうして人生を味わうことができるのだろうか


脱水注意

2007-06-02 | 医療・病気・いのち
6月の声を聞いたと思ったら
肌寒い日が続いている
日々の変動を繰り返しながら
今年も暑い夏がやってくるのだろう

暑い日には汗が増えるが
不感蒸泄として汗とは認識されない水分の蒸発も増えるので
体の水分が足りなくなりやすい

特にお年寄りや子供は脱水になりやすいので
水分の補給をこまめにする必要がある

お年寄りは夜中にトイレに行きたくないと
水分の補給を抑制する傾向があるが
血液の濃縮から血液がどろどろとなり脳梗塞などのリスクが上がるとされる

子供 特に幼児は 簡単に脱水となる
車の中に乳幼児のみ放置することは
容易に命取りとなる
今年は駐車場でのそんな事故が内容に祈っている