へなちょこの日々

プラナリア飼育記録から始まったブログ。

ラッシュライフ・伊坂幸太郎

2009-07-30 19:29:00 | 
映画化したものの、映画は観ずに原作を読もうキャンペーン、その2。

…というか、久々に伊坂作品読みたくて書店に行ったら、これが平積みされてた。
なるほど、映画化したから平積みだったのね。
最近伊坂作品の映画化、盛んですね。

でもこれも、映画でなくて本で読んで正解!
(いや、映画の評判は知りませんが)
ホント、読んでて文章が心地いい。
どうしてこんな気持ちよく読める文がかけるんでしょう。
1つの章の長さも秀逸です。
だらだらせず、はらはらせず、気持ちよく次の章に移れる。

それだけじゃなしに、もちろん内容も大満足。
ネタばれ要素が出てしまうので、詳しくは書けませんが。

5つの物語が平行して書かれているのですが、その絡み具合が絶妙。
なるほどエッシャーね。なるほど!!!!
最後まで読んだら、時間軸を考慮しながらもっかい読みたくなること請け合い。
あっ、書きすぎか?

伊坂作品はホント、人物がいいですよね。
あと、救われるべき人が救われるところとか。
打ちのめされた人が自信を取り戻せるところとか。
読後感が爽快です。

もっと早くに読めばよかったなー。

MW・手塚治虫

2009-07-30 19:09:00 | 漫画
映画化したものの、映画は観ずに原作を読もうキャンペーン、その1。

玉木宏主演でちょっと興味そそられた「MW」。(別に玉木ファンじゃないんですが)
確か、大昔に漫喫で読んだ気がするなあ~と文庫版を購入して読み直し。
ああ、そうそう、こういう話だった。
(記憶の中では「きりひと賛歌」とごっちゃになっていました)

テーマは「罪深き魂の救済」・・・なのかと思いきや。
2転3転のどんでん返し。さすが手塚!
ラストはちょっと、予想ついちゃいましたが。

うーん、この映画はちょっと観たいかも、と思いきや映画は不振らしい。ナンデ?
と調べると…
作品の大きな軸になっているはずの、主役ふたりの同性愛関係が割愛されてるらしい。
スャ塔Tーたっての願いでそうなったらしいが。
…今更同性愛禁止ってどういうことよ?
それなくしてこの作品の中核は何も描けないじゃないの。
そりゃ面白くないわ。
(普段はアンチBL派ですが。)
玉木も不振に終わってかわいそうに。
彼自身は同性愛描写も受けてたとう精神だったらしいだけに、余計に。

映画観て「あんまりだったな~」と思う方はぜひ原作を。
そして脳内で玉木のあれこれを妄想したってください。


感染症・・・

2009-07-29 12:51:00 | ノンジャンル
順調に回復しているかと思いきや、昨日からなんともいえない下腹部の痛み。
この痛みは知ってるぞ。
おととい手術後の検診を終えたばかりですが気になるのでまた産婦人科へ。

診察の結果、、はっきり診断は出ませんでしたが、尿に白血球が出てるということなのでなんらからの菌に感染しているでしょうと。
処方された薬はいつも膀胱炎の時にもらうクラビット。やっぱりね。

まあ、とにかくゆっくり休めということなのでしょう。
仕事もがんがん休みまくってやります。

しかし産婦人科で赤ちゃんや子どもを見るのはとても心が安らぎますが、妊婦さんを見るのがきつい。
とくに横で母子手帳だのエコー写真だのを見られると。
妊婦さんに罪はない。わかってます。
そして産婦人科を訪れるのは、健康な妊婦さんだけじゃなく、不妊治療の人や私と同じ流産後の人や婦人科系の病気を抱えてる人、問題を抱える妊婦さん…。
つらいのは私だけじゃないというのも、わかってます。
だけどどうしても幸せそうな妊婦さんが目に付いて。
そして自分を自己嫌悪してしまう。
時間とともに、これを乗り越えられる日が来ることを祈ります。


術後の経過、婚姻届。

2009-07-27 22:43:00 | ノンジャンル
今日は手術から3日が経ち、経過を見てもらいに病院へ。
朝しんどくてゆっくり寝ていたかったのと、朝よりは空いているかな、と午後診に行ったので、手術を担当したお医者さんではない先生(一度検診をしてもらった女医さん)が担当でした。
子宮収縮剤の効き目か、子宮口が閉じてきたためか、内診が痛かった。

経過は順調のようです。
また1週間後、最後の検査があります。
その頃には生理痛のような痛みも、出血も止まっているといいな。


病院が終わったら、その足で市役所へ。
婚姻届を提出してきました。
今まで夫婦別姓を通したくて、届出なしの事実婚(住民票には私の欄に「妻(届出なし)」と書いてありました)をしていたのですが、妊娠がわかってから、生まれてくる赤ちゃんの為に入籍することにして、書類を取り寄せていたのです。

ばたばたしていてなかなか出しにいけないままに、その赤ちゃんは生まれなくなってしまったけど…。
でもまたいつ赤ちゃんが戻ってきてくれてもいいように、戸籍上も夫婦になっておくことにしました。

手続きはスムーズ。
職場に提出するための「婚姻届受理証明書」なるものをもらうときに、夫の姓ではじめて名前を書きました。
なんだか変なの…しばらく慣れそうにありません。
これからも職場など使えるところでは旧姓を使い続けるつもりなので、二つの苗字の使い分けを考えるととてもメンドクサイ。
でもまあ、自分の勝手でこだわっていることだから、仕方ないか。


その後せっかく街に来たからカフェで野菜いっぱいのランチを食べて、買い物をして帰ることに。
やっぱりまだ体力が戻ってないようで、カフェあたりからふらふらしてくる。
貧血か、麻酔がまだ残っているのか。
でも朝は何をするにも億劫で暗い気持ちだったけれど、いろいろと体を動かしているうちにだいぶ気持ちのほうが元気になってきたのが自分でもわかります。

おいしいもの食べて、ゆっくりして、悲しくなったら泣いて、徐々に回復していければと思います。