へなちょこの日々

プラナリア飼育記録から始まったブログ。

平日休み

2022-07-29 16:28:43 | 日記
例によって今週は水・木しかバイトのシフトに入れず、今日も休み。
月曜は病院、火曜は夫と出かけていたので、久々の平日休みとなる。今日は自分の店もない。

開店直後のひらパーにレッサーパンダを見に行こうかと思ったが、暑いので冷房を効かせたままの寝室でだらだら読書。平山夢明と春日武彦の対談第2弾の新書。おもしろいが、前半は平山氏が若干躁っぽい感じがするのがしんどい。ラジオアプリの聞き逃しで子ども科学電話相談を聞く。小さいブラックホールを総時期に入れて家をきれいにしたいという2年生。先生に「それは無理」と言われても自分のアイディアに陶酔しているようで、「ブラックホールをちぎったらいいんじゃない?」となかなかあきらめない。想像するととても絵本のようで、いかにも子どもの楽しい空想でおもわず先生たちも笑ってしまうけれど、わたしはあざとさが鼻についてしまう。なんか最後は無理やりな感じで終わる回答であった。

11時から美容室で4か月ぶりのカット。
お世話になるのまだ2回目の美容師さんに「ずいぶん伸びましたねえ」と言われ、ほんまに覚えとんのか? と挑戦的に思ってしまう。
会話もなくサクサクと切られる。「じゃあ思い切って短くしちゃいますね」「だいぶ軽くなりましたよ」「ここからもっと軽くしていきます!」いちいちそんなことばかり言うスタイリストさん。うなずくわたし。美容室だと眼鏡をはずすせいなのか、視界以外もぼんやりしてしまう。隣の椅子では美容師さんとお客さんがミラブル(高級シャワーヘッド)についての会話。その向こうの接客中の美容師さんまで会話に入ってくる。その人の受け持ちのお客さんはそれでイライラせーへんかな、とちょっと心配になる。切り終わった後、顔に付着している毛をブラシで払ってくれない。持っているハンカチでゴシゴシ顔をこすった。

バイクを家において、バスで駅前へ。
薬局があとひとつきで閉店するので、化粧品などを半額で売っている。メイベリンの眉墨が欲しかったが、オリーブブラウンという微妙な色しか残っていなかったのでやめておく。
まんまるか細い四角の眼鏡も欲しいと思ったが、均一の眼鏡屋に行くも気に入るフレームがなかったのでこれも却下。
T-SITEに行き、雑貨などを見る。もうすぐ誕生日の父がなぜかギフトカードなどを逆にくれたので、それで何か買って送ろうかとも思ったがめぼしいものは見当たらず。普段見ないようなコーナーもウィンドウショッピングをし、最終的に自分に1足1500円くらいの履き心地のいいメーカーの靴下など買おうと思ったがピンとくるものがないので、やめて5足1000円のものを買う。このくらいのものが今の自分にはちょうどいいとも思う。

喉の渇きが限界になったのでサイゼリヤへ。ランチメニューを頼んだので、せっかくだから100円でドリンクバーもつける。爽健美茶をまず1杯飲んだところでグラスビールが来る。ビールを終えて赤ワイン。最近家で飲んでないせいか、思いのほか回る。チェイサーに炭酸水とトニックウォーター。
まわりの客の食べているものが気になる。向かいの女子高生2人組は、2人とも温玉のせのミラノ風ドリア。隣のおっちゃんはピザとミートソースのスパゲッティ。ランチタイムでもランチメニューの範囲にこだわらず、みんな思い思いに頼んでいるところがいい。

紅茶を数杯飲みながら数日前から読み始めた村上春樹「ねじまき鳥クロニクル」1巻を。数年に1度、この本を読む時期が来る。わたしにとって村上春樹の長編と吉本ばななは単に娯楽としての読書ではなくて自分の内面の対話というか、セルフセラピー的な効果がある。普段スピリチュアルなことは否定派だが、自分にとってこの二人は文章を媒介にしたシャーマンとしか言いようがない。その作品を急に読みたくなったということは、わたしもまた転換期にいるのかもしれない。文章を読みながら、自分の心の井戸に下りていく。今回は井戸の底で何が見つかるだろうか。

バスの時間が迫ってきたので、京阪の食品売り場で野菜をたくさん買う。バスの通路を挟んだ隣の席には親子連れ。和気あいあいと話している。そのうちちびっこが眠ってしまう。わりと年齢のいったお父さんはカッターシャツ姿で、転勤についての具体的な話などを若いお母さんとしているので、役所に事務手続きに行った帰りなのだろうか。休憩中の夫からメッセージが入る。夫は今日、今の職場の最終勤務日。最後だからと帰りたいのを我慢して、何とか働いている模様。次の仕事もやりたいものではなく不安ばかりが募る模様。この前「どんな仕事がしたいの」と聞くと「ドモホルンリンクルの抽出液を見守る仕事」と返ってきて、それは津村記久子の小説に出てくる、仕事に疲れ果てた人が職安の人にやりたいと訴えた仕事と全く同じで笑ってしまう。人は疲れるとドモホルンリンクルの液を見守りたくなるのだろうか。わたしはそんな仕事は眠くなってしまうから絶対にできない。ある程度変化があり、体も頭もそこそこ使う仕事がいい。

バスを降りるとものすごい暑さだった。たくさん買った野菜を使って、今晩は貰い物のスープカレーを作ろう。


焦り

2022-07-28 10:44:38 | 日記
7月半ばくらいから、それまでが嘘のようにバイトが暇になってしまった。
しばらく器具のメンテナンスや掃除などをしていたのだが、それも終わってしまい、ひたすら暇。
とりあえず出勤してれば何をしていてもいいので、図書館で本を借りてきて読んだり、zineの構想を練ったり、ひたすらぼーっとするのも好き好きに。
しかし、そういう状況に置かれるとなんだか落ち着かない。
今までの繁忙期は賃金の安さに憤りながらぐったりしつつも「やり遂げた!」という達成感を感じていたのだが、それがなくなると途端に自分が用無しの人間に思えてくる。
そうなると、せっかく時間が有り余ってるのだから、ポジティブになにかしよう! という気も起こらず、ひたすらダラダラスマホを弄っているうちにいちにちが終わり、また自己嫌悪に陥る。
加えてシフト自体を半分以下に減らされ、8月に至っては普段の半分も出勤できず、そうなると収入の減額もかなり不安になってくる。
シフトに入れない日に単発バイトを入れるべきか、出勤している間の暇な時間を何か金に変える方法はないだろうかと色々検索してみるも応募する勇気はわかない。

環境の変化に加えてPMSもその焦燥感を強める原因になっていたようで、遅れていた生理が来た途端、「暇なら暇で、その暇を謳歌しようじゃないか」というのんびりした気持ちになれた。
金がないのは確かだけれど、今すぐ破産するというわけではないし、あと1年はこのバイトを続けるつもりだから、そのあと挽回すればいいではないか、と。

ということで7月最後の勤務日は職場の図書館に行ってここぞとばかりに本を借りてきた。
石牟礼道子の「苦海浄土」。読めても読めなくてもいい。ただ長らく気になっていた本を手に取ってみた。

展覧会と串カツ

2022-07-26 22:13:31 | 近隣お出かけ
夫と平日休みが重なったので、テオ・ヤンセン展とフェルメール展に行くことに。


テオ・ヤンセン展はビーストたちを間近に見られたのはよかったけれど、やはり砂浜をどこまでもどこまでも歩いてこそ、魅力があるなあと。
人力で動かせる体験ができたのはよかった。

これと同型のものを手で押せた。

その後、メトロを乗り継いで天王寺へ。
市立美術館でフェルメール展を。

フェルメールは目玉の一つだけで、あとは同年代のオランダの画家のもの。
400年も昔の人の風俗が絵で記録され、このように残っているのは不思議な気持ちがする。
スケートに興じている人々を描いたものが気に入った。
フェルメールは修復後(エンジェルが描かれている本来のもの)のほうが断然よかった。なぜ塗り潰されてしまったのだろうか。

その後は新世界で串カツ。ものすごく暑いので、ビールが捗る。


平日なだけに、どこも空いていてよかった。
コロナ感染が急に増えて来たし、もうしばらく都会には遊びに行けないだろうな。