へなちょこの日々

プラナリア飼育記録から始まったブログ。

11月に読んだ本(2)

2017-12-13 15:39:00 | 

「好きなことだけやって生きていく」という提案「好きなことだけやって生きていく」という提案感想
図書館本。題名に釣られて。はい、斜め読み。大体新書で行間もスカスカで字もでかくて3行ごとに空白があるのに1100円て高いんじゃ(私は金出してませんがw)。何でも自分に関係あるものと認識することで好きなものが増え、最終的には嫌いなものも好きになる。流行っているものは流行る理由があるので毛嫌いせずに手を出してみる、など。あとは「人は伝え方が9割」的な。「誰もやりたくない仕事から機械化されてなくなっていくから、自分の強みを生かしてがんばれ」的なことが書いてあるけれど、じゃあ原発の除染作業を今すぐ機械化してくれ。
読了日:11月13日 著者:角田 陽一郎
日本の毒きのこ (フィールドベスト図鑑)日本の毒きのこ (フィールドベスト図鑑)感想
図書館本、表紙が異なるのでこの本より前の版と思われます(2003年版)。素晴らしい。私のきのこ欲を存分に満たしてくれる本でした。きのこの写真の横に、生える場所と中毒症状や毒の強さのアイコン(死にいたるものはどくろマーク)があり、一目瞭然。淡々と記される中毒症状にひきこまれます。コラムなども多く、1例だけですがきのこ中毒になった人の詳細な手記が読めて満足。しかしこんなにたくさん毒きのこがあるとは…食べられるきのこでも、生はあかんのも多い。この前きのこ展で触らせてもらったきのこも毒だったのね、と気づく。
読了日:11月09日 著者:
kodomoe(コドモエ) 2017年 12月号 (付録:ノラネコぐんだんショッピングBAG・ノラネコぐんだん2018カレンダー)kodomoe(コドモエ) 2017年 12月号 (付録:ノラネコぐんだんショッピングBAG・ノラネコぐんだん2018カレンダー)感想
付録に釣られて初めて買いました。エコバッグにミニ絵本、簡易スケジュール帳(本誌綴じ込み)もついて690円てどうなってんだ?! 大丈夫か白泉社、儲けはあるのか。さて、本誌は「親子時間をもっと楽しみたいママへ」と書いてあるように、小さいお子さんのいる方へ向けた本なのですが、子どものいない私も十分楽しめました。全体的にホッコリするんです。あ、食べ物の記事が多かったからかな? 小さい頃から大好きな「しろくまちゃんのほっとけーき」の焼く場面(やけたかな?まあだまだ)が写真で再現されている! 嬉。
読了日:11月09日 著者:
ウォンバットさんたち 4コマさんたちウォンバットさんたち 4コマさんたち感想
ウォンバットと名のつくものは、ウォンバット好きなら読んでおかなきゃかな、と思って手に取りました。結構勇気がいる値段でした。フルカラーでハードカバーのオセアニア動物たちの4コマ。絵はとってもかわいいのですが…私にはちょっと内容が合わなかった。動物がキャラクターとして扱われていて、その動物らしさがあんまりない。笑いどころもよくわからない。残念。
読了日:11月09日 著者:わうち あやの
発達障害の僕が 輝ける場所を みつけられた理由発達障害の僕が 輝ける場所を みつけられた理由感想
類君がカミングアウトしているのは、発達障害をもつ人にとって勇気を与えることだと思う。アメリカで早くに彼の特性が指摘され、それに対してなされた適切なお母さんの対応・教育の意義は大きい。個性を大切にすることと社会性をはぐくむこと、それを同時に行うこと、そのバランスがとても大切。友達・又吉さんとのインタビューをいちばんに読んだ。この部分がいちばん好き。
読了日:11月09日 著者:栗原 類
ナミチカのきのこがり (絵本・こどものひろば)ナミチカのきのこがり (絵本・こどものひろば)感想
図書館本。堀氏の「ベニテングタケの話」で知って。作者は日本人だがスロバキア在住、本の舞台や主人公もそちらだが、日本にもあるきのこ名が登場。おじいさんにきのこ狩りに森へ連れて行ってもらった、少女ナミチカときのこの交流。かわいさや楽しさ、あやしさ、そしておいしさなどきのこの魅力が凝縮された、「ザきのこ」という感じの絵本、素晴らしい。ベニテングタケの幻覚成分が漂います。
読了日:11月09日 著者:降矢 なな
獄・百物語 (衷走[文庫)獄・百物語 (衷走[文庫)感想
総勢10名の実話怪談師が執筆する100物語。1ページから、長くても4ページでさらっと読めるが読んだあとになんとも咀嚼しきれぬものが残るのがいい。因果のわかる幽霊話は少なく味のある怪異譚が多いのも好み。苦手だと思っていた執筆者のものにも、好きだなと思えるものを発見できた。書き手は最後にまとめて書いてあるので、これは誰が書いたものかを当てる遊びもできます。お気に入りの怪談作家であるおふたり、平山氏は文体で、黒木氏は題名でおおよそわかった。我妻氏と小田氏も好み。
読了日:11月09日 著者:我妻俊樹,他
噓と人形噓と人形感想
図書館本。表紙を見たときは、志麻子さんの面白おかしいエッセイ集かと思ったが、自身をモチーフにした小説(読者が岩井志麻子という人物像を知っているのが前提、だからこんな表紙にしたのだろう)。なにやら猟奇的な殺人事件があった、ようだ。だが主人公の陰鬱な自分語りはぐるぐると周辺を回って、なかなか事件の核心にたどり着かない。終盤の二転三転の後、の結末は「え、散々ぐるぐるしておいて、これ?」という感じでどうもすっきりしないけれど、それを楽しむ小説なのだろう。なんとも不思議な読み味の作品だった。疲れた。
読了日:11月08日 著者:岩井 志麻子
秋の牢獄秋の牢獄感想
昨日は表題作のみでした。無事11/8を迎えることができたので、他2篇を。前に読んだときは3篇の中で「神家没落」がいちばん好きだと思ったけれど、今回は「幻は夜に成長する」に惹かれた。リオ(であったもの)の内で育った強大なる地獄が恐ろしくも美しい。天性と才能に嫉妬する人間は愚かで悲しい。私もまた。
読了日:11月08日 著者:恒川 光太郎
秋の牢獄秋の牢獄感想
今日はとても良い日でした。こんな日なら何度も繰り返したいと思う反面、体調不良の1週間前が繰り返されたら地獄だとも思う。今日の余韻を楽しんで、今日が良い日でなかった彼/彼女のために、明日へページをめくりましょう。実は誰かの11/7を、ずっと繰り返している観客の1人かもしれないわたしだけれど。
読了日:11月07日 著者:恒川 光太郎
うんこはごちそううんこはごちそう感想
図書館本。伊沢さんの「くう・ねる・のぐそ」の児童版という感じ。先著を読んでいればなるほどね、となるけれど、前知識なしにこの本を読んだら「うわーーー?!」となること必須。でもそういうショッキングな体験って、人生に必要ですよね。マオ猫さんかわいい。
読了日:11月07日 著者:伊沢 正名
こねてのばしてこねてのばして感想
立ち読みで。おお、私もこねて伸ばしてしたいぞ。でもいったいこれなんだろう。想像力の比喩? わかんないけどもちもちして気持ちよさそう。こんな素敵なもの身近にないから、夫の腹の肉で代用しよう(そして怒られる)。
読了日:11月06日 著者:ヨシタケ シンスケ
ノラネコぐんだん アイスのくに (コドモエのえほん)ノラネコぐんだん アイスのくに (コドモエのえほん)感想
今までと、ちょっとテイストの違うノラネコぐんだん。アクション活劇からのノラネコ最大の(無人島に不時着してものほほんとしてたのに!)ピンチ、そして仲間、からの…どっかーん! 労務中のノラネコたちの表情も、こころなしか清々しい感じがします。
読了日:11月06日 著者:工藤 ノリコ
ダ・ヴィンチ 2017年12月号ダ・ヴィンチ 2017年12月号感想
つくづく私なんかが(以下略)。特集は「大人の男の一目ぼれ」。だからといって大人の男の人向けというわけじゃなくて、渋いおじさまの色気にクラクラ来る女子向け。夢明氏も出ててワロタ。漫画の中の大人の男、3月のライオンの島田さんが出ていて…いや島田さんは確かに大人だけどおじさま枠じゃないよね…と思うのは私が島田さんと同世代(むしろ追い越し気味)になったからだろうか。いやそこは西けい子(変換出ない)の「娚の一生」だろうよ、と思ってしまった。あれはヒロインにぞっこんだからだめなのか? 
読了日:11月06日 著者:
絵本「からすのパンやさん」のパンをつくろう!―Have Fun With Bread!絵本「からすのパンやさん」のパンをつくろう!―Have Fun With Bread!感想
蔦屋書店で立ち読み。こんな本まで出ているんですね笑 ただ単にパン生地でいろんな形作ればいいんじゃないの、と思ったけれど、原作の形に忠実に、パーツの分け方から形成方法を丹念に解説。こんなにじっくり作っていたら、パン生地乾いちゃうよ~。
読了日:11月06日 著者:文化出版局
しみじみシビレる! 名湯50泉 ひなびた温泉パラダイスしみじみシビレる! 名湯50泉 ひなびた温泉パラダイス感想
図書館本。ひなびた温泉とは「現代の時間の外にある温泉」だそう。我が故郷の栃木県の温泉がどこよりも多く5軒もノミネート! ひなびたといえばここ、な北温泉や、TVでも話題になるほどのぼろさの那須湯元温泉の雲海閣と老松温泉(数年前営業をやめた、という噂を聞いたけれどまだやっていたとは)を入れてくるあたり、わかってますなあ。行ったことのある北海道は釧路の川湯温泉共同浴場も載っていてうれしい。西日本が弱いのがちょっと。九州とか探せばもっとあるはず。別府の駅前温泉とかも、あんなに便利な場所なのに相当だったもん。
読了日:11月05日 著者:岩本 薫 (ひなびた温泉研究所),上永哲矢 (ひなびた温泉研究所),ひなびた温泉研究所
ヒグチユウコ 型抜きPOSTCARD BOOK「A to Z」ヒグチユウコ 型抜きPOSTCARD BOOK「A to Z」感想
蔦屋書店で立ち読み。型抜きャXトカードなのに本に仕上がっているってどういうこと? という謎が解けました。はわー、非常に素敵。そしてスタンプ部分のツチグリ坊やに心奪われました。おそらくそのアルファベットの発音をしている顔だと思われますが、ゼットが、ゼットが…! まだ買う勇気は起きませんが、1枚100円以下と思ったらお買い得…かな?
読了日:11月05日 著者:ヒグチユウコ
MOE (モエ) 2017年12月号[ムーミン特集 特別ふろく:ムーミンダイアリー2018]MOE (モエ) 2017年12月号[ムーミン特集 特別ふろく:ムーミンダイアリー2018]感想
いつもは立ち読みの雑誌、今回は特集と付録(ムーミン手帳)に惹かれて購入。手帳はB6サイズ、表紙がヘナヘナだから要カバー。あと、低予算でウイークリー部分を追加したアイディアにうなる。特集も良かった。キャラクターモノは苦手だけれど、ムーミンは好き。詳しくはないけれどね。ムーミン美術館がリニューアルオープン! だそうですが、場所はフィンランドだそうです。おう。ムーミン以外の記事もよかった。おまけの京都絵本旅、とにかく四条の寿ビル推し推しです。素敵なところだからうなずける。本屋の猫、今月のお客はなんと…!笑
読了日:11月05日 著者:
京都旅行手帳京都旅行手帳感想
これはいい! 旅の記録帳にもなるし、気になるお店やスャbトをあらかじめ地図に書き込んでいけば、重たいガイドブックを持ち歩かずに済む。巻末に大まかなバス路線図(この大まかさがいい。本気の京都市内のバス路線図は細かすぎて何がなにやら?になってしまうから)や季節の行事もついていてGOOD。あ、本じゃなくて手帳です。これの奈良バージョンも欲しい!
読了日:11月05日 著者:淡交社編集局
ワル子猫カレンダーMOOK2018 (SUN-MAGAZINE MOOK)ワル子猫カレンダーMOOK2018 (SUN-MAGAZINE MOOK)感想
蔦屋書店で立ち読み。カレンダー部分だけじゃなく、読み物も付属していてお得だけれど、重いよね。あ、壁にかけるときはカレンダー以外のところを外しちゃえばいいのか(中綴じ本で、中央部分がカレンダー)。いくら悪くすごんでも子猫は子猫。みんなかわいいにゃん。猫家族の家系図コーナーが面白かった。うん、お父さんは一人とは限らないよね…。
読了日:11月05日 著者:南幅 俊輔
世界のかわいい け も の!世界のかわいい け も の!感想
蔦屋書店にて立ち読み。ん? これは例のフレンズ人気にあやかって出された写真集だね? アニメのほうは詳しくないけど、出だしがサーバルだもの、そうに違いない。動物研究家の方が監修しているだけあって、寄せ集め写真集でもなかなかのクオリティに仕上がっているけれど、パラパラめくるだけでもういいや、という感じ。イワトビペンギンが頭の飾り羽をぶわっと膨らましている写真はよかった。
読了日:11月05日 著者:
約束のネバーランド 6 (ジャンプコミックス)約束のネバーランド 6 (ジャンプコミックス)感想
新たに追加された「約束」の意味、明かされる世界の仕組み。残酷な中にも希望を見出す(希望しか見ない)子どもたちの強さよ。ムジカはラテン語で音楽、じゃあソンジュはなんだろう? ふたりが他の鬼より人間に近い体をしているのはなぜ。変わってしまった秩序とは? もしかして鬼と人間は交配が可能? ハードな展開と裏腹にほっこり和む番外編。うなぎのぼりが飛ぶところを見たいです。
読了日:11月05日 著者:出水 ぽすか
鴻池剛と猫のぽんた ニャアアアン!鴻池剛と猫のぽんた ニャアアアン!感想
以前から存在は知っていたけれど、中央よりの猫の顔の造形に疑問があり手にとっていなかった。今回TSUTAYA中古100円コーナーで見つけて読んでみたら、なんとも面白かった。飼い猫ぽんたと作者の、心温まらない日々。かわいいだけが猫じゃない、でもかわいいから許しちゃう。ぽんちゃん少しは懐いてあげて。写真で見ると、ぽんちゃんはくりっとしたお目目の美猫です。
読了日:11月05日 著者:鴻池 剛
あたまがコんガらガっち劇場あたまがコんガらガっち劇場感想
コんガらガっちの絵本は読んだことあったけれど、4コマ漫画もあったんだね。朝日小学生新聞に連載されたものだそうです。大人も子どもも楽しめて、いいかんじに脱力できる素敵な1冊。カバー裏には総勢140匹のコんガらガっちが全員集合! でも漫画はほぼほぼいぐらが出演。漫画のほかに、クイズなどもあり(これもいい感じでゆるい)楽しめます。
読了日:11月04日 著者:ユーフラテス
魔女からの手紙魔女からの手紙感想
図書館本。贅沢な絵本でした。ヤヤが読み返した、ひいおばあちゃん宛に届いた手紙たち。それは魔女からの手紙で―― 総勢20人の絵描きさんたちによる20通のお手紙(文はすべて角野さん)。小さい頃にもらった、舌足らずな文章のお手紙もかわいいし、おばあちゃんになってからのも素敵ね! 一番は決められないけれど、ほうきで空を飛ぶ練習をしているのを見つかっちゃった子からのと、そっぽを向いた三日月の、おばちゃんからのが特に好き。うさぎは元に戻れたのかな。カスレちゃんが治したのかな。
読了日:11月04日 著者:角野 栄子
カソウスキの行方カソウスキの行方感想
図書館本。面白かった。表題作、不本意な激務の中、自らを励ますための手段としての、恋、のようなもの。それが「カソウスキ」。私の場合は行き帰りの道(たいてい帰りは闇の中で何も見えない場合が多かったけれど)で見る花や植物だったなあ。妄想なら良かったのか、もっと病んだか。「Everyday…」、仕事以外に生きがいのようなものを見つけるのは大事だけれど、バランスが大変だなあ。最後の「花婿のハムラビ法典」、こんなやったらやり返して、でもそれがまったく相手に伝わらない、そんな不毛な結婚はやめなはれ、と思ってしまった。
読了日:11月04日 著者:津村 記久子
きのこレターブック ([バラエティ])きのこレターブック ([バラエティ])感想
ううう、欲しい…でもきっと使えない…。アンティークなきのこの絵のレターパッド100枚収録、しかも両面刷り。ャbプな色のものから写実的なものまで。
読了日:11月03日 著者:
世界のおばあちゃん料理世界のおばあちゃん料理感想
図書館本。イタリアの若者が2年間に渡り世界各国を旅して民泊、そのお家のおばあちゃんの人生と家庭料理を紹介したフォトエッセイ。期待して借りたけど、若さゆえか著者のこだわりが全面に出た写真の撮り方がちょっと…。読友さんも感想に書いておられた、材料をインゲンマメの1本1本まで卓上に並べるの、変じゃない? 食べ物を食べ物として見てないというか。「乱雑な台所」とか書いてたりもする(写真を見る限り普通な感じ)し、この人潔癖症かな? とはいえ、各国の郷土料理が見られて満足。レシピまであるのはすごい。
読了日:11月02日 著者:ガブリエーレ ガリンベルティ
[現代版]絵本 御伽草子 うらしま (現代版 絵本御伽草子)[現代版]絵本 御伽草子 うらしま (現代版 絵本御伽草子)感想
図書館の他館からのコーナーより。ヒグチさんの絵に惹かれて借りましたが、日和さんの雅やかな文章や独自の世界観の物語に魅せられました。頽廃と退廃の疲弊と憂い。「はやくかえらなきゃね。」
読了日:11月01日 著者:日和 聡子,ヒグチ ユウコ
くう・ねる・のぐそ―自然に「愛」のお返しをくう・ねる・のぐそ―自然に「愛」のお返しを感想
図書館本。よかった。TVで著者を見たことがあり、そのときは「面白い人もいるもんだ」と思っただけだったが、彼にとって野糞とは単なる行為ではなく、生き方であり哲学であり人生である。若いころから自然保護活動にのめりこみ、自然破壊の記録として撮り始めた写真の魅力にはまりキノコなどの写真家として生計を立てる一方、他の生物の栄養となる人間のウンコがゴミとして資源を消費して処理されることに疑問を抱き、そこから40年にもおよぶ「糞土師」の道に入る。キノコとウンコが深い関係にあるのも天啓のよう。1万回を越える野糞の記録。
読了日:11月01日 著者:伊沢 正名

読書メーター



11月に読んだ本(1)

2017-12-13 15:36:00 | 
11月の読書メーター
読んだ本の数:60
読んだページ数:7422
ナイス数:9628

鳴き声が聴ける 世界の美しい鳥図鑑鳴き声が聴ける 世界の美しい鳥図鑑感想
病院の売店で立ち読み(笑)。うーん「図鑑」と銘打つには作りが甘いかなあ。写真だけで(QRコードで鳴き声も聞けるらしいけど)生態情報乏しすぎ。ざんねーん。
読了日:11月30日 著者:
百姓貴族(5) (ウィングス・コミックス・デラックス)百姓貴族(5) (ウィングス・コミックス・デラックス)感想
いつもより大人しめ、というかまったりな感じでした。それでも親父殿は無敵です、カッコヨス。アライグマ、北海道にも出るんですか! びっくり。なんで獣医になるには数学や生物以外の理科の点数がいるんですかね? この理系ハードルにて獣医を諦めた人は多いはず。
読了日:11月30日 著者:荒川 弘
まぬけなこよみまぬけなこよみ感想
図書館本。今まで読んだ津村さんのエッセイの中で、これがいちばん好きだ。毎回編集から季節にちなんだ言葉を複数提示され、その中から津村さんがテーマを選んで書いたもの。花見やコタツ、鍋についての見解など大変共感しながら読んだ。京都・大阪ネタが多いので、土地勘があると面白さが増す。商売をする人のためのお祭りだと思って行ったことがなかったが、来年は十日戎に行ってみたいと思った。「風邪をひけと両肩をつかんでがくがく揺さぶってくるような気候」:こういうのを読むと、文章を書くことで食っている人の実力におののく。
読了日:11月29日 著者:津村 記久子
六枚のとんかつ (講談社ノベルス)六枚のとんかつ (講談社ノベルス)感想
図書館本。おバカなミステリーということで期待してたけど、なんかアホらしすぎて数話でやめてしまった。
読了日:11月27日 著者:蘇部 健一
たこきちとおぼうさん (PHPにこにこえほん)たこきちとおぼうさん (PHPにこにこえほん)感想
めずらしい右開き・縦書きの絵本。日本昔話的ですが、ちゃんと工藤ノリコテイスト。だってまず「タコ」だし。絵の達者なおぼうさんと、時間制限で描いた絵が具現化する墨を出せるたこきちがタッグを組んでの大ダコ退治。大ダコと戦わせるために「あれ」を出したのはそういう理由だったのか、と膝を打って大笑い。ラストはほっこり、めでたしめでたし。やばい、この本工藤ノリコ絵本の中でいちばん好きかもしれない。
読了日:11月26日 著者:工藤 ノリコ
コんガらガっち どしんどしん ちょこちょこ すすめ!の本コんガらガっち どしんどしん ちょこちょこ すすめ!の本感想
立ち読みで失礼。わらしべ長者的な話と遅刻回避のための話と表題作の3話収録。表題作はドラえもんのガリバートンネルを髣髴。わらしべ長者の話がいちばん好みかな。
読了日:11月24日 著者:ユーフラテス
鉱物のお菓子 琥珀糖と洋菓子と鉱物ドリンクのレシピ鉱物のお菓子 琥珀糖と洋菓子と鉱物ドリンクのレシピ感想
立ち読みで失礼。これは…! 琥珀糖で作る食べられる鉱物たち。結晶の形に上手にカットする角度もしっかり解説してあるのが、このシリーズらしくて好きです。後半の洋菓子の方はちょっとこじ付け感。かわいいし、おいしそうですが。ブールドネージュはブールドネージュにしか見えない笑 ドリンクは簡単に作れそう。
読了日:11月24日 著者:さとうかよこ
ねこのおみあしねこのおみあし感想
立ち読みで失礼。「ねこのおてて」に続く、猫のパーツ写真集。うーん、お手手に比べるとおみあし単体でのフォトジェニック求心力は少し劣るか。おしりとかを含めて眺めたい。おっぴろげメ[ズかわいい。短足ちゃんと足長さんの後姿のページが好きです。
読了日:11月22日 著者:
ならめがねvol.7(2017年秋号)ならめがねvol.7(2017年秋号)感想
立ち読みで失礼(でも買おうか悩んでいる)。奈良といえば鹿! ということで特集は「鹿のいる暮らし」。いいですねー。写真を見てほわあ~とため息。6月に見に行った鹿の赤ちゃんを思い出しました。みんな大きくなったかなー。夏の写真が多く、鹿の子模様がかわいい。角も立派。鹿せんべい売りのおばちゃんになりたいよ。どうして鹿せんべい売り場を鹿が襲撃しないのか? という謎も解けました。日本市の鹿グッズは買い占めたくなるかわいさ。鹿モチーフのスイーツも食べたいです。また奈良に行こう、そうしよう。
読了日:11月22日 著者:
カカオカー・レーシング Imai Masayo Artworksカカオカー・レーシング Imai Masayo Artworks感想
立ち読みにて失礼。ヒグチユウコさんの絵本のモチーフになった(ニャンコシリーズ)今井昌代さんのぬいぐるみを使った絵本。カカオのレーシングカーでニャンコたちが破天荒なレースをします。ぬいぐるみ?っていうくらい、生き生きしていて、この子達夜中はきっと実際も自由に遊びまわっているに違いないです。ひとつめちゃんがこすっからくていい。トラップにより植物に寄生されたニャンコの今後が知りたいです。
読了日:11月22日 著者:今井 昌代
ベビー パンダ あかパンベビー パンダ あかパン感想
立ち読みにて失礼。これはずるい。かわいいに決まっている。個人的には生まれてすぐよりも生後半年~1歳くらいの動き回るアクティブパンダが好きです。お母さんと寄り添っている写真がキュン死ものですが、実際は結構、ある程度大きくなった子に対してお母さんの扱いは雑です。邪魔なところにいたら振り払ったりとか。
読了日:11月22日 著者:
夜廻り猫レストラン (ワイドKC モーニング)夜廻り猫レストラン (ワイドKC モーニング)感想
3巻と一緒に並んでたから、何も考えず値段も見ずに購入。美味しい食べ物が出てくる話の再録と、再現した料理の写真集。はっきり言って便乗本。よなよなエールにそっくりなよまわりエールとか、一平ちゃんにそっくりな平蔵ちゃん焼きそばとかのラベルの完成度はすごいですが。レシピも付いてないのに1400円。高すぎるやろ、ふざけんな。よく情報集めてから買うべきでした。
読了日:11月22日 著者:深谷 かほる
一行怪談 (PHP文剣カ庫)一行怪談 (PHP文剣カ庫)感想
一行、というか「一文」怪談。ちょっと期待しすぎたかなあ。「瞬殺怪談」的なものを想像していたから…怪談というよりはホラー系大喜利というか怪談短歌に近いような。とりあえずイカナゴもったいない。いちばん好きなのは「窒フ花の夜露で作られる香水」の話。せっかく落とした人と朝を迎えられないもどかしさよ。転校先の生徒手帳に「渡辺のことを話すことを禁ずる」と書いてあるのが次点。きっと渡辺姓の人がいない学校なんだろうな。
読了日:11月22日 著者:吉田 悠軌
まっくらやみのまっくろまっくらやみのまっくろ感想
図書館本。自分が何者かわからない主人公、でも溢れるエネルギー。最後まで自分が何かはわからないようだけれど、逆になりたいものに何でもなれるってことかな。最初の場面、思春期のエネルギーをもてあましているイライラってこんな感じなのかなと思った。
読了日:11月19日 著者:ミロコ マチコ
洞窟探検入門 (文庫クセジュ)洞窟探検入門 (文庫クセジュ)感想
一箱古本市で隣になった箱にあった気になる本。店主さんから見せてもらいました。パラパラ程度の読みですが。えっ、これで入門…すごくマニアックです。まあ、そのくらいの本気度がないと洞窟探検をしてはいけない! ということなのでしょう。
読了日:11月19日 著者:エリック ジッリ
珍獣図鑑 -シュールすぎる、89種の飼える哺乳類たち-珍獣図鑑 -シュールすぎる、89種の飼える哺乳類たち-感想
図書館本。日本で飼育できる珍哺乳類89種。「シュールすぎる」ってかいてあるけど、別にそんなに。それほど珍獣?ってのから「それ家庭で飼わんでも」っていうのまで。ワンャCント解説が面白い(ビーバー:室内飼育すると、木製の家具は1晩で齧られてしまう! ロバ:法律上は車道であればロバに乗って走ることは可能だが、急に歩かなくなるなど危険なのでやめておこう!など)。珍しい動物は診られるお医者さんが少ない(ハムスターですら、その辺の動物病院は×なところがほとんど)から、私は動物園で見るだけでいいかな。
読了日:11月17日 著者:
大人もおどろく「夏休み子ども科学電話相談」 鋭い質問、かわいい疑問、難問奇問に各界の個性あふれる専門家が回答! (サイエンス・アイ新書)大人もおどろく「夏休み子ども科学電話相談」 鋭い質問、かわいい疑問、難問奇問に各界の個性あふれる専門家が回答! (サイエンス・アイ新書)感想
図書館本。今年の夏はこのラジオ番組に大いに楽しませてもらいました。この本は2016年のものを書籍化。ただ単に質問と回答だけでなく、番組そのものの会話をおこしているので、子どもの反応やその場の雰囲気も伝わってきてたのしい。「かなり難しいことを、さらっと説明する先生」など、状況を説明する文も面白い。写真や図などを掲載するなど書籍という媒体のメリットも活用し、大変面白い本に仕上がっている。残念なのは漢字にふり仮名がないこと。子どもも読める本にして欲しかった。2017年版も発行して欲しいな。
読了日:11月17日 著者:NHKラジオセンター「夏休み子ども科学電話相談」制作班(編著)
写真集 必死すぎるネコ (タツミムック)写真集 必死すぎるネコ (タツミムック)感想
タイトルと表紙に負けて買ってしまった。猫のユーモラスな瞬間を捉えた写真集。蝉がくっついてイヤーってなってたり、間近で鴨が飛び立って水しぶきでウヒャーってなってたり、毛づくろいしたら思った以上に毛が抜けてアラーってなってたり。なんだか人間くさい表情も。ねこじゃらしや餌でつって作らせた表情じゃなくて、猫の素の表情が見られます。
読了日:11月17日 著者:沖 昌之
25時のバカンス 市川春子作品集(2) (アフタヌーンKC)25時のバカンス 市川春子作品集(2) (アフタヌーンKC)感想
読んだことあるけど持ってなかったので購入。酔狂に命をかけられるのは、天才の孤独ゆえか。どの話もハッピーエンドのはずなのに、とても切なくなって苦しい。無機物の硬さと脆さ、清潔さが私も欲しい。
読了日:11月17日 著者:市川 春子
月の満ち欠け月の満ち欠け感想
図書館本。読友さんの感想がことごとく芳しくないので、読むのをやめようかと思ったけれど、とりあえず手にとってみた。途中から斜めよみ。主人公やヒロインに求心力がないので、読むのが辛かった。何度も生まれ変わって出会いたいほどの深い愛が見られない。ヒロインが好きになれない。男の人は好きなタイプなのかな? 肉親や親しい人をなくした人が読んだらどう感じるだろうか。わたしには合わない本でした。
読了日:11月15日 著者:佐藤 正午
おしりャPット―ウォンバットのあかちゃん (そうえん社写真のえほん)おしりャPット―ウォンバットのあかちゃん (そうえん社写真のえほん)感想
前に図書館で借りて読んだけど、最近ウォンバット熱が再燃し、買ってしまった。ウォンバットかわいいよウォンバット。お母さんもかわいいけれど、赤ちゃんは輪をかけてかわいいよ。ウォンバットはお父さんは一緒に暮らさないんだね。お母さんとお別れした後も、チビちゃんお元気で。
読了日:11月15日 著者:ゆうき えつこ
ペコセトラプラスペコセトラプラス感想
BOOKandBED京都で。プラスじゃないほうを、昔持ってました。この頃のペコさんの漫画、好きです。読んだことないのが2つ入ってましたが、やはり「透明少女」が好き。
読了日:11月15日 著者:渡辺 ペコ
オセアノ号、海へ!オセアノ号、海へ!感想
立ち読み。ャbプアップの仕鰍ッ絵本。海の上と海の中の二段構え。海の中がとにかくお見事です。最後のページは思わず声が出そうになりました。
読了日:11月15日 著者:アヌック ボワロベール,ルイ リゴー
京都読書さんぽ京都読書さんぽ感想
BOOK andBED京都にて。京都市内の本屋さん、古書店、BOOKカフェなどを紹介。京都と本は相性がいいのかな。大学がたくさんあるからかな。素敵な本を楽しめるお店がいっぱいありますね。最近のお気に入りは四条寿ビルにあるメリーゴーランドさん。実は今日も行ってきて、買わなかったけど読みたい本を増やしてしまいました。
読了日:11月15日 著者:アリカ
片づけの解剖図鑑片づけの解剖図鑑感想
BOOK andBED京都にて。これから注文住宅を建てる人に、片付く家のヒントが満載。うちは築36年のマンション(というか団地)を買ったので、色々と規格が古くてうーんとなるけど、前の家主さんが押入れや床の間をクローゼット化してくれていたり、部屋が余ってるのでそこを室内干し and洋服部屋にしているので、私が片付け下手でも以前の家より散らからなくなった。大きいソファや箪笥がいらない、には賛成。畳にこたつが一番です。ダイニングテーブルもいらないし。問題は来客だけど、滅多に人こないからいいんだ。
読了日:11月15日 著者:鈴木信弘
馬語手帖―ウマと話そう馬語手帖―ウマと話そう感想
BOOK andBED京都にて。馬が好き。午年だし。仲良くなりたいけれど、大きい生き物だからちょっと浮「。これは与那国島で馬と暮らす著者が書いた本。馬の気持ちが少しわかった。馬のテンモヘゆっくりなんだね。馬と知り合いになりたいな。でも馬は順位をつける動物だそうで。多分私は下に見られるタイプでしょう。とほほ。
読了日:11月15日 著者:河田 桟
ウォンバットのにっき (児童図書館・絵本の部屋)ウォンバットのにっき (児童図書館・絵本の部屋)感想
図書館本。のんびりウォンバットの1週間。ウォンバットらしさがあらわれた、たのしい絵本でした。「いつもおもうけど、にんげんはなんてあたまがわるいんだろう。」はい、ウォンバットさんには敵いません。
読了日:11月14日 著者:ジャッキー フレンチ
夜猫(よるねこ)ホテル (ウオカーズ創作絵本)夜猫(よるねこ)ホテル (ウオカーズ創作絵本)感想
図書館本。廃ホテルに集う猫たち。新入りの猫:デジャ・ヴが語る身の上話、なぞめいた飼い主の「あの方」の物語はどのようにして「見せる」のか。ダリのようなキリコのような不思議な挿絵。大人の絵本でした。
読了日:11月14日 著者:舟崎 克彦,落田 洋子
いらないねこ (MOEのえほん)いらないねこ (MOEのえほん)感想
図書館本。優しいお話。ひぐっさんファンにとったら待望の新作だけど、新しい読者にとっては、ちょっととっつきにくい部分がないわけでもない。なんて出だしですが、号泣です。「いらないねこ」なんて題名!と思ったけど、そういう扱いにある猫や犬がいるのも事実。ペットショップで買う前に、どうぞ自治体や保護団体に問い合わせてください。意地悪ねこは全然意地悪じゃないよ。「おまえ、よく泣かなかったな」って、あんたが泣いてんじゃんのよ、うわあん。
読了日:11月13日 著者:
一泊二日 観光ホテル旅案内一泊二日 観光ホテル旅案内感想
図書館本。一昔前に団体旅行で使っていたようなホテルを使用したの旅程を紹介。ちょっと期待しすぎたせいか、内容が著者の個人的な感じだったので少し残念。我が故郷の栃木県の観光地を2つも記事にしてくださってますが、少し前に悪いほうで有名になってしまった「栃木のプリンス」が大々的に紹介されていてちょっと痛々しい。観光ホテルといえばなんといっても東で生まれ育った方にはCMが思い出深い「伊東に行くならハトヤ~」ですね。一度泊ってみたいけれど、憧れは憧れのままにしておくのがいいのかも?
読了日:11月13日 著者:甲斐みのり