1月の読書メーター
読んだ本の数:27
読んだページ数:4966
ナイス数:4372
プリンセスメゾン (6) (ビッグコミックス)の感想
終わっちゃったようーーー 愛すべき人たち、それは特別な人なんじゃなくて、わたしたちそのもの。この世に生きる人たちみんなが、自分の居場所を必死で探して(あるいは妥協して)生活している。要さんはやっぱりね、だったけれど、離れても友達でいられるから大丈夫。クールな沼ちゃんの熱い応援、グッと来た!! 沼ちゃんのお母さんのお話に、落涙。また何度でも1巻から読み返す、そんな漫画。
読了日:01月31日 著者:池辺 葵
男が痴漢になる理由の感想
性暴力依存の治療に関わる著者が、性犯罪の中でも「痴漢」についてクローズアップして書いた、おそらく日本で初めての痴漢についての専門書。なぜ日本で痴漢が多いのか。なぜ「男」が痴漢になるのか。男女間のジェンダー差が大きい国ほど痴漢が多い。認知のゆがみは痴漢になる人だけでなく、日本の社会全体に浸透している。性暴力だけでなく、あらゆる暴力は自分より弱いものに向かう、いじめやDVと構造は同じ。初めての逮捕から治療につながる世の中になれば。多くの人に読んでほしい。痴漢は異常者ではなく、あなたの隣にいる、普通の人なのだ。
読了日:01月31日 著者:斉藤章佳
新版 貧困旅行記 (新潮文庫)の感想
つげさんは漫画も好きだが、紀行文もよかった。あとがきに「私は文章を書くのが苦手で下手」などと書かれていますが、なんのなんの。「日の蔭った谷底で、わたしはコーヒーを飲み煙草を吸い、時々ひそりとした孤独感を味わった。」こんな文章、つげさんにしか書けまい!! わざわざさびれた山奥に行って、辺鄙な宿に泊まり、寂寥感を味わう。それがつげさんの旅の醍醐味。しょっぱなの「蒸発旅日記」は人生がどんでん返るような旅だけれど、そのほかはぽつぽつと。山の庵に住みたい衝動がたびたびやってくるのが読んでいてフフフっとなる。
読了日:01月30日 著者:つげ 義春
性犯罪者の頭の中 (幻冬舎新書)の感想
先に読んだ小川たまか氏の本から。NHKのディレクターが番組をもとに加筆修正を行い上梓。どんな人がなぜ性犯罪を犯すのか。「粗暴で性欲のコントロールができない人が衝動的に行う」「子どもを対象にするのは根暗なロリコン」のような、性犯罪に対する思い込みは世間に根深い。計画を完遂する成功体験により、やめたいのに再犯を繰り返してしまう、それはアルコールの依存のような嗜好の病であることがうかがえる。加害者自身がそれに気づき、社会的サメ[トを受けられるようになれば。これ以上つらい思いをする被害者が増えてほしくない。
読了日:01月26日 著者:鈴木 伸元
札幌刑務所4泊5日 (光文社文庫)の感想
興味本位でむりやり刑務所入りした作家の体験ルメB普段はハードボイルド小説も書いているとは信じがたいほどのゆるっと&下世話な内容。面白かったです。「速度超過の罰則金7000円」を払わないことにより刑務所への入所をたくらむのだけれど、これがなかなかうまいこと行かない。刑務所の中の様子で印象的だったのは、とにかく自由が少ないこと。その時々に取ってもいい姿勢まで決められている。懲役よりも自由を奪うことに刑務所の「罰」としての意義があるんだな。それが再犯防止に功を奏すかどうかはわからないけれど。
読了日:01月25日 著者:東 直己
かんたん常備采&スープジャーつき 基本のおにぎらず&おにぎりサンドのお弁当の感想
図書館本。えー、なんかいまいち。とりあえず、おにぎらずとおにぎりサンドの違いは分かった。わたしがいつも作ってるのは、おにぎりサンドだわ。
読了日:01月23日 著者:高橋 ゆうみ
映画じかけのカクテルの感想
クラッシックから90年代までの名作映画にちなんだカクテルを、ベテランバーテンダー3名が作成。もちろん映画についても一通り解説されているので、見たことない映画でも雰囲気がつかめる。レモンの皮の飾り切りとかプロならではの技も。15年ほど前にカクテルにハマって、自分でシェイカーも降ってたことを思い出しました。「インディペンデンスデイ」のフルーツ飾りは爆笑! 飲んでみたいのは映画も好きな「レオン」。ミルクとレモンのハーモニーやいかに?
読了日:01月22日 著者:
フルサトをつくる (ちくま文庫)の感想
読み始めは「あー、大工仕事とかできないし、わたしにはハードル高いわ」と思ったけど、読み終わる頃には「どこがいいかな? どこに行きたいかな?」とグルグル考えちゃう始末。故郷がない人は自分で作っちゃおう。そして都会とフルサトを行き来して、楽しく暮らそう、という提案。「骨を埋める」とかそんな覚悟なしに、とりあえず気になったところに住んでみたら、自分に合うか合わないかわかる。確かに! 解説の鼎談よんで「高知…いいな…」と思ってしまった自分がいます。焚き火ってそういえば、自発的にしたこと一回もないな。やりたい。
読了日:01月21日 著者:伊藤 洋志,pha
センネン画報 その2の感想
専念?千年?先年? エロティシズムと退廃、甘さと苦さ、思春期の終わり。みずみずしく生で満ち溢れているのに、死と隣り合わせな感じ。高校生、て存在。(1はまだ読んでません)
読了日:01月20日 著者:今日マチ子
ほとんど路上生活 (エヌ・オー・コミックス)の感想
すごい! 濃すぎる内容と人物たち!(これは実録漫画です。)嫁いびり・DV・遺産問題泥沼義家族から「昼逃げ」した一家の住まいは、母ちゃんの実家の魚屋さんの宴会場。建物に入るためのドアがない。だから「ほとんど路上生活」。襲い来る自然の猛威だけでなく、なぜか頻発する不審者騒動。宴会場生活の前も後も壮絶なのですが、独特の絵柄と距離感のある描き方のおかげで極上のエンタメ作品として仕上がっています。人生笑ったもん勝ち。しかしもっとエピソードを読みたいぞ!!
読了日:01月20日 著者:川路 智代
猫の哲学ノートの感想
猫の写真+哲学的偉人の箴言、という組み合わせはよく見るけれど、これは偉人の言葉の次のページに猫からのツッコミが入っているところが新しい。猫さんは達観してるね。
読了日:01月20日 著者:武藤 慧
「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。の感想
題名買い。社会的弱者全般に対するインタビューとかかな? と思いきや、性暴力被害やジェンダーに関する活動をしている方の、ブログの記事を再編集・加筆したものだったので思ってた内容とは違いましたが、面白かった。声をあげても逆に傷つけられることも多く、そのため泣き寝入りが多い性被害の現状。わたしは十分に知らなかった。女子高生のパンツの中(さらには膣の中)に指を挿入する痴漢がいるなんて! そんな奴の指は腐って取れてしまえばいい! ジェンダー格差についてももっと知ろう、声を上げよう、と思えた1冊でした。
読了日:01月19日 著者:小川たまか
チュンまんが (1) (電撃コミックスNEXT)の感想
フサフサの羽毛で人間を迄Mし、眠りに陥れる「チュン」。しかし逆に意図せず人間に連れ去られてしまうことも。大きめ枕ほどもあるチュン…ほしいな…。
読了日:01月17日 著者:dollly
和の色のものがたり 歴史を彩る390色の感想
図書館で出会った本。時代ごとに流行ったり新しくできた日本の伝統色390色(CMYKコード入り)と色の名前を解説とともにたどる。色とその名前を眺めているだけでも幸せな「色フェチ(?)」の私にはうってつけの本。たくさん入ったイラストもかわいいしわかりやすい(寄せ集めではなく、専属のイラストレーターさんがすべて1人で描いているところもいい)。古墳時代までは色の名前は6色しかなかったとか、江戸時代は茶や鼠など一見地味な色が粋だったとか、知らないことばかりでした。「溝鼠(どぶねず)」なんて名前でも定番色だったとは!
読了日:01月16日 著者:早坂優子
生理ちゃんの感想
ようやく読めた! わたしは生理ちゃんよりもPMSちゃんのパンチ力が半端ないので、むしろ生理ちゃんが来てくれるのは大歓迎です(というかPMSに限らず、断続的にホルモンバランスに迄Mされている感じ。生理痛はもちろんあるし経血量も半端ないけど生理3日目くらいが一番体調いい)。早く上がってくれーと思ってしまう。いやむしろ既に更年期かも?(母親も早かったらしいし) 「男も生理になれーーーー!」と恨むこと幾星霜、でもそうか「性欲くん」もいるのね…。これからつらいことは擬人化とかキャラクター化でだいぶ乗り切れる、かも。
読了日:01月16日 著者:小山 健
動物園で もふもふお世話中! (メディアファクトリーのコミックエッセイ)の感想
井の頭自然文化園の新人飼育員さんを主人公に、飼育員さんのお仕事コミック。わたしたちに動物のすばらしさを伝えてくれる動物園、その動物たちのお世話をしてくださる飼育員さんは本当に尊い職業。いつもありがとうございます。「動物園の生き物は人間の都合でここにいてもらっている」、本当にその通りだと思います。飼育員さんだけでなく来園者の私たちも、動物園の生き物たちが快適に幸せに過ごせるよう、気をつけなければならないと思いました。
読了日:01月15日 著者:きっか
ペンギンうらないの感想
知り合いの就職祝いにプレゼントしました。見開きに、ペンギンをはじめとする坂崎さんのかわいい絵とインスピレーションをもたらす一言が書いてあります。漠然とというよりも、なにか悩みや迷いが出たときにえいっとあるページを開くと、それが心の指針になったりならなかったり…という本。眺めるだけでも癒されます~。
読了日:01月15日 著者:坂崎千春
しょぼい起業で生きていくの感想
自分の体力・気力が勤め人としてやっていけないと悟ったので「これは何か小商いをやるほかないな」と最近思っています。開店資金限りなくゼロに近くして、細々と自分が食べていけるだけ稼げれば。で、この本を知ったので読んでみました。軽くてサクッと読めましたが、「えもいてんちょう」のことなどはもともと知っていたので、新たに「読んでよかったー!」という感じは出ず。「誰でもできます」って最初に書いてるけれど、読んでいくうちにどんどん条件が厳しくなっていく感じで、「しょぼ起業」にも適性があるんじゃん、みたいな。ふむ。
読了日:01月15日 著者:えらいてんちょう
救急精神病棟 (講談社+α文庫)の感想
重厚な一冊。精神科が身近にある人もそうでない人にもぜひ読んで欲しい。取材から15年経って、日本の最新医療は変わっただろうか? 変わっていて欲しい。登場する医師や看護師の、患者のしんどさに寄り添う心に敬服。精神科だけでなく、病院が社会の厄介者とされた人の収容所になりませんように。でも社会はあまりにも脆弱だ。
読了日:01月14日 著者:野村 進
くろいのの感想
わたしも「くろいの」とお友達になりたいなあ。トトロと同様、子どもだけですか?(◞‸◟)
読了日:01月14日 著者:田中清代
心のクウェートの感想
ホームページで読みました。http://www.kayamatetsu.com/ 最初ルヶ汢謔ンたいなものだと思っていたからフィクション部分が重なってきてびっくりした。現実の旅をもとに脳内で再構築された「心のクウェート」(現存の国クウェートとは関係ない)に向かう旅。とてもおもしろかった。旅の中に日常を置きたい感覚はよくわかる。だからわたしはウィークリーマンション的なところに滞在したいんだな。
読了日:01月10日 著者:香山哲
約束のネバーランド 12 (ジャンプコミックス)の感想
あああもう、毎度心臓に悪いマンガだわ~~~。でも読んじゃうんだけどさ。今回も何度中断したことやら。つかの間の平穏。あと少しで目標に届く、その希望を打ち破るかのような…この展開、そして死亡フラグっぽい終わり方…どうか、生きて!! 次巻はきっと、あの子が復活しますね。ここから反撃ターンだ! しかし脱獄から2年を経て、エマがお姉さん的(ビジュアル)になるか? と思いきや…エマはエマだね~!
読了日:01月07日 著者:出水 ぽすか
昭和レトロ自販機大百科の感想
なにコレ珍百景などTVでも話題になった、冷凍ではない食品を販売する、昭和レトロ自販機の辞典。良書。初心者も読みやすく、マニアも納得の濃い内容。「御三家」と呼ばれる販売機の仕組みから始まり、全国50か所以上の販売所(閉鎖含む)を取材しMAPに記載。1か所1ページずつの記事も、写真と文章の分量がちょうどよく楽しめる。これを一人の人が書いたとは! 唸る。メーカー対応ではなく所有者がメンテナンスをし続け、多くの人に愛されている自販機。この本は2015年段階での最新情報を記載しているが、3年半たった現状も気になる。
読了日:01月07日 著者:越野 弘之
ギャンブル依存国家・日本 パチンコからはじまる精神疾患 (光文社新書)の感想
よかった。著者は作家兼精神科医で、ギャンブル症(いわゆるギャンブル依存症)の治療も専門的に行う。IRを待つまでもなくすでにギャンブル漬けの日本。ギャンブル症患者はわかっているだけでも500万人に上るが、規制や対策はおろか、国がこぞって公営ギャンブルを推奨し、パチンコ店はローソンの件数に匹敵する。こんな野放し状態の国は日本だけだという。一度ギャンブルにとり憑かれると、自分の意志だけでやめることはできない。人を殺してでもやりたくなる。恐ろしい。著者はほかにも関連の本を上梓しているようなので、そちらも読みたい。
読了日:01月06日 著者:帚木 蓬生
レンブラントの帽子の感想
末カ学は苦手なのだけれど、ひとり編集者の夏葉社・島田さんが絶版になっていたものを救い上げた本、ということで手に取ってみた。よかった。じっくりじっくり、行きつ戻りつ、かみしめながら読みたい本。普通は省略してしまうような人の心の機微について(多くは神経質であったり臆病な恐れのような、きわめて個人的な感情が)精密に表現されている。本棚に収めたい本を作りたい、という願いそのままの本になっている。が、残念ながら私が読んだのは図書館の蔵書。この本が収まるにふさわしい本の並びができたら、迎えたい。
読了日:01月05日 著者:バーナード・マラマッド
子どものまま中年化する若者たち 根拠なき万能感とあきらめの心理 (幻冬舎新書)の感想
うーん…全体的に批判的に若者を語っているところに嫌悪感を覚える(あとがきで「今の若者の良さ」を挽回しているのだけれど)。「若者」ってどの世代のことを言っているのかが揺らいでいるところも「?」です。(1985年生まれであったり、今の中学生であったり。)極端な例を般化している点も見受けられる。繰り返し出てくる「エネルギーが下がっている」というキーワード。若者がそのような特徴を持つようになったのは、社会に順応した結果だろう。生きにくさの原因がわからず苦しむのは、つらいね。
読了日:01月05日 著者:鍋田 恭孝
シアトル発 ちょっとブラックなコーヒーの教科書の感想
コーヒーについての豆知識絵本(ちょっと大人向け、アメリカンブラックジョークもあり)的な。シアトル発、なのでコーヒーといってもエスプレッソの話が多い。パワーャCント資料みたいな感じでサクサク読めるけれど、「あれ、それさっきも書いてなかった?」って感じに情報が整理されていないのが残念。コーヒーを飲むと目が覚めるメカニズム…が書いてあるけれど、私はコーヒー飲みながら居眠りするくらいで、目覚ましとしては効きません(^^;)
読了日:01月04日 著者:岩田 リョウコ
読書メーター
読んだ本の数:27
読んだページ数:4966
ナイス数:4372
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終わっちゃったようーーー 愛すべき人たち、それは特別な人なんじゃなくて、わたしたちそのもの。この世に生きる人たちみんなが、自分の居場所を必死で探して(あるいは妥協して)生活している。要さんはやっぱりね、だったけれど、離れても友達でいられるから大丈夫。クールな沼ちゃんの熱い応援、グッと来た!! 沼ちゃんのお母さんのお話に、落涙。また何度でも1巻から読み返す、そんな漫画。
読了日:01月31日 著者:池辺 葵
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性暴力依存の治療に関わる著者が、性犯罪の中でも「痴漢」についてクローズアップして書いた、おそらく日本で初めての痴漢についての専門書。なぜ日本で痴漢が多いのか。なぜ「男」が痴漢になるのか。男女間のジェンダー差が大きい国ほど痴漢が多い。認知のゆがみは痴漢になる人だけでなく、日本の社会全体に浸透している。性暴力だけでなく、あらゆる暴力は自分より弱いものに向かう、いじめやDVと構造は同じ。初めての逮捕から治療につながる世の中になれば。多くの人に読んでほしい。痴漢は異常者ではなく、あなたの隣にいる、普通の人なのだ。
読了日:01月31日 著者:斉藤章佳
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つげさんは漫画も好きだが、紀行文もよかった。あとがきに「私は文章を書くのが苦手で下手」などと書かれていますが、なんのなんの。「日の蔭った谷底で、わたしはコーヒーを飲み煙草を吸い、時々ひそりとした孤独感を味わった。」こんな文章、つげさんにしか書けまい!! わざわざさびれた山奥に行って、辺鄙な宿に泊まり、寂寥感を味わう。それがつげさんの旅の醍醐味。しょっぱなの「蒸発旅日記」は人生がどんでん返るような旅だけれど、そのほかはぽつぽつと。山の庵に住みたい衝動がたびたびやってくるのが読んでいてフフフっとなる。
読了日:01月30日 著者:つげ 義春
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先に読んだ小川たまか氏の本から。NHKのディレクターが番組をもとに加筆修正を行い上梓。どんな人がなぜ性犯罪を犯すのか。「粗暴で性欲のコントロールができない人が衝動的に行う」「子どもを対象にするのは根暗なロリコン」のような、性犯罪に対する思い込みは世間に根深い。計画を完遂する成功体験により、やめたいのに再犯を繰り返してしまう、それはアルコールの依存のような嗜好の病であることがうかがえる。加害者自身がそれに気づき、社会的サメ[トを受けられるようになれば。これ以上つらい思いをする被害者が増えてほしくない。
読了日:01月26日 著者:鈴木 伸元
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興味本位でむりやり刑務所入りした作家の体験ルメB普段はハードボイルド小説も書いているとは信じがたいほどのゆるっと&下世話な内容。面白かったです。「速度超過の罰則金7000円」を払わないことにより刑務所への入所をたくらむのだけれど、これがなかなかうまいこと行かない。刑務所の中の様子で印象的だったのは、とにかく自由が少ないこと。その時々に取ってもいい姿勢まで決められている。懲役よりも自由を奪うことに刑務所の「罰」としての意義があるんだな。それが再犯防止に功を奏すかどうかはわからないけれど。
読了日:01月25日 著者:東 直己
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図書館本。えー、なんかいまいち。とりあえず、おにぎらずとおにぎりサンドの違いは分かった。わたしがいつも作ってるのは、おにぎりサンドだわ。
読了日:01月23日 著者:高橋 ゆうみ
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クラッシックから90年代までの名作映画にちなんだカクテルを、ベテランバーテンダー3名が作成。もちろん映画についても一通り解説されているので、見たことない映画でも雰囲気がつかめる。レモンの皮の飾り切りとかプロならではの技も。15年ほど前にカクテルにハマって、自分でシェイカーも降ってたことを思い出しました。「インディペンデンスデイ」のフルーツ飾りは爆笑! 飲んでみたいのは映画も好きな「レオン」。ミルクとレモンのハーモニーやいかに?
読了日:01月22日 著者:
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読み始めは「あー、大工仕事とかできないし、わたしにはハードル高いわ」と思ったけど、読み終わる頃には「どこがいいかな? どこに行きたいかな?」とグルグル考えちゃう始末。故郷がない人は自分で作っちゃおう。そして都会とフルサトを行き来して、楽しく暮らそう、という提案。「骨を埋める」とかそんな覚悟なしに、とりあえず気になったところに住んでみたら、自分に合うか合わないかわかる。確かに! 解説の鼎談よんで「高知…いいな…」と思ってしまった自分がいます。焚き火ってそういえば、自発的にしたこと一回もないな。やりたい。
読了日:01月21日 著者:伊藤 洋志,pha
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専念?千年?先年? エロティシズムと退廃、甘さと苦さ、思春期の終わり。みずみずしく生で満ち溢れているのに、死と隣り合わせな感じ。高校生、て存在。(1はまだ読んでません)
読了日:01月20日 著者:今日マチ子
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すごい! 濃すぎる内容と人物たち!(これは実録漫画です。)嫁いびり・DV・遺産問題泥沼義家族から「昼逃げ」した一家の住まいは、母ちゃんの実家の魚屋さんの宴会場。建物に入るためのドアがない。だから「ほとんど路上生活」。襲い来る自然の猛威だけでなく、なぜか頻発する不審者騒動。宴会場生活の前も後も壮絶なのですが、独特の絵柄と距離感のある描き方のおかげで極上のエンタメ作品として仕上がっています。人生笑ったもん勝ち。しかしもっとエピソードを読みたいぞ!!
読了日:01月20日 著者:川路 智代
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猫の写真+哲学的偉人の箴言、という組み合わせはよく見るけれど、これは偉人の言葉の次のページに猫からのツッコミが入っているところが新しい。猫さんは達観してるね。
読了日:01月20日 著者:武藤 慧
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題名買い。社会的弱者全般に対するインタビューとかかな? と思いきや、性暴力被害やジェンダーに関する活動をしている方の、ブログの記事を再編集・加筆したものだったので思ってた内容とは違いましたが、面白かった。声をあげても逆に傷つけられることも多く、そのため泣き寝入りが多い性被害の現状。わたしは十分に知らなかった。女子高生のパンツの中(さらには膣の中)に指を挿入する痴漢がいるなんて! そんな奴の指は腐って取れてしまえばいい! ジェンダー格差についてももっと知ろう、声を上げよう、と思えた1冊でした。
読了日:01月19日 著者:小川たまか
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フサフサの羽毛で人間を迄Mし、眠りに陥れる「チュン」。しかし逆に意図せず人間に連れ去られてしまうことも。大きめ枕ほどもあるチュン…ほしいな…。
読了日:01月17日 著者:dollly
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図書館で出会った本。時代ごとに流行ったり新しくできた日本の伝統色390色(CMYKコード入り)と色の名前を解説とともにたどる。色とその名前を眺めているだけでも幸せな「色フェチ(?)」の私にはうってつけの本。たくさん入ったイラストもかわいいしわかりやすい(寄せ集めではなく、専属のイラストレーターさんがすべて1人で描いているところもいい)。古墳時代までは色の名前は6色しかなかったとか、江戸時代は茶や鼠など一見地味な色が粋だったとか、知らないことばかりでした。「溝鼠(どぶねず)」なんて名前でも定番色だったとは!
読了日:01月16日 著者:早坂優子
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ようやく読めた! わたしは生理ちゃんよりもPMSちゃんのパンチ力が半端ないので、むしろ生理ちゃんが来てくれるのは大歓迎です(というかPMSに限らず、断続的にホルモンバランスに迄Mされている感じ。生理痛はもちろんあるし経血量も半端ないけど生理3日目くらいが一番体調いい)。早く上がってくれーと思ってしまう。いやむしろ既に更年期かも?(母親も早かったらしいし) 「男も生理になれーーーー!」と恨むこと幾星霜、でもそうか「性欲くん」もいるのね…。これからつらいことは擬人化とかキャラクター化でだいぶ乗り切れる、かも。
読了日:01月16日 著者:小山 健
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井の頭自然文化園の新人飼育員さんを主人公に、飼育員さんのお仕事コミック。わたしたちに動物のすばらしさを伝えてくれる動物園、その動物たちのお世話をしてくださる飼育員さんは本当に尊い職業。いつもありがとうございます。「動物園の生き物は人間の都合でここにいてもらっている」、本当にその通りだと思います。飼育員さんだけでなく来園者の私たちも、動物園の生き物たちが快適に幸せに過ごせるよう、気をつけなければならないと思いました。
読了日:01月15日 著者:きっか
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知り合いの就職祝いにプレゼントしました。見開きに、ペンギンをはじめとする坂崎さんのかわいい絵とインスピレーションをもたらす一言が書いてあります。漠然とというよりも、なにか悩みや迷いが出たときにえいっとあるページを開くと、それが心の指針になったりならなかったり…という本。眺めるだけでも癒されます~。
読了日:01月15日 著者:坂崎千春
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自分の体力・気力が勤め人としてやっていけないと悟ったので「これは何か小商いをやるほかないな」と最近思っています。開店資金限りなくゼロに近くして、細々と自分が食べていけるだけ稼げれば。で、この本を知ったので読んでみました。軽くてサクッと読めましたが、「えもいてんちょう」のことなどはもともと知っていたので、新たに「読んでよかったー!」という感じは出ず。「誰でもできます」って最初に書いてるけれど、読んでいくうちにどんどん条件が厳しくなっていく感じで、「しょぼ起業」にも適性があるんじゃん、みたいな。ふむ。
読了日:01月15日 著者:えらいてんちょう
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重厚な一冊。精神科が身近にある人もそうでない人にもぜひ読んで欲しい。取材から15年経って、日本の最新医療は変わっただろうか? 変わっていて欲しい。登場する医師や看護師の、患者のしんどさに寄り添う心に敬服。精神科だけでなく、病院が社会の厄介者とされた人の収容所になりませんように。でも社会はあまりにも脆弱だ。
読了日:01月14日 著者:野村 進
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わたしも「くろいの」とお友達になりたいなあ。トトロと同様、子どもだけですか?(◞‸◟)
読了日:01月14日 著者:田中清代

ホームページで読みました。http://www.kayamatetsu.com/ 最初ルヶ汢謔ンたいなものだと思っていたからフィクション部分が重なってきてびっくりした。現実の旅をもとに脳内で再構築された「心のクウェート」(現存の国クウェートとは関係ない)に向かう旅。とてもおもしろかった。旅の中に日常を置きたい感覚はよくわかる。だからわたしはウィークリーマンション的なところに滞在したいんだな。
読了日:01月10日 著者:香山哲

あああもう、毎度心臓に悪いマンガだわ~~~。でも読んじゃうんだけどさ。今回も何度中断したことやら。つかの間の平穏。あと少しで目標に届く、その希望を打ち破るかのような…この展開、そして死亡フラグっぽい終わり方…どうか、生きて!! 次巻はきっと、あの子が復活しますね。ここから反撃ターンだ! しかし脱獄から2年を経て、エマがお姉さん的(ビジュアル)になるか? と思いきや…エマはエマだね~!
読了日:01月07日 著者:出水 ぽすか

なにコレ珍百景などTVでも話題になった、冷凍ではない食品を販売する、昭和レトロ自販機の辞典。良書。初心者も読みやすく、マニアも納得の濃い内容。「御三家」と呼ばれる販売機の仕組みから始まり、全国50か所以上の販売所(閉鎖含む)を取材しMAPに記載。1か所1ページずつの記事も、写真と文章の分量がちょうどよく楽しめる。これを一人の人が書いたとは! 唸る。メーカー対応ではなく所有者がメンテナンスをし続け、多くの人に愛されている自販機。この本は2015年段階での最新情報を記載しているが、3年半たった現状も気になる。
読了日:01月07日 著者:越野 弘之

よかった。著者は作家兼精神科医で、ギャンブル症(いわゆるギャンブル依存症)の治療も専門的に行う。IRを待つまでもなくすでにギャンブル漬けの日本。ギャンブル症患者はわかっているだけでも500万人に上るが、規制や対策はおろか、国がこぞって公営ギャンブルを推奨し、パチンコ店はローソンの件数に匹敵する。こんな野放し状態の国は日本だけだという。一度ギャンブルにとり憑かれると、自分の意志だけでやめることはできない。人を殺してでもやりたくなる。恐ろしい。著者はほかにも関連の本を上梓しているようなので、そちらも読みたい。
読了日:01月06日 著者:帚木 蓬生

末カ学は苦手なのだけれど、ひとり編集者の夏葉社・島田さんが絶版になっていたものを救い上げた本、ということで手に取ってみた。よかった。じっくりじっくり、行きつ戻りつ、かみしめながら読みたい本。普通は省略してしまうような人の心の機微について(多くは神経質であったり臆病な恐れのような、きわめて個人的な感情が)精密に表現されている。本棚に収めたい本を作りたい、という願いそのままの本になっている。が、残念ながら私が読んだのは図書館の蔵書。この本が収まるにふさわしい本の並びができたら、迎えたい。
読了日:01月05日 著者:バーナード・マラマッド

うーん…全体的に批判的に若者を語っているところに嫌悪感を覚える(あとがきで「今の若者の良さ」を挽回しているのだけれど)。「若者」ってどの世代のことを言っているのかが揺らいでいるところも「?」です。(1985年生まれであったり、今の中学生であったり。)極端な例を般化している点も見受けられる。繰り返し出てくる「エネルギーが下がっている」というキーワード。若者がそのような特徴を持つようになったのは、社会に順応した結果だろう。生きにくさの原因がわからず苦しむのは、つらいね。
読了日:01月05日 著者:鍋田 恭孝

コーヒーについての豆知識絵本(ちょっと大人向け、アメリカンブラックジョークもあり)的な。シアトル発、なのでコーヒーといってもエスプレッソの話が多い。パワーャCント資料みたいな感じでサクサク読めるけれど、「あれ、それさっきも書いてなかった?」って感じに情報が整理されていないのが残念。コーヒーを飲むと目が覚めるメカニズム…が書いてあるけれど、私はコーヒー飲みながら居眠りするくらいで、目覚ましとしては効きません(^^;)
読了日:01月04日 著者:岩田 リョウコ
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