2015年5月の読書メーター読んだ本の数:25冊
読んだページ数:3336ページ
ナイス数:1379ナイス
それでも町は廻っている 14巻 (ヤングキングコミックス)の
感想安定のそれ町品質! 今回もまったり楽しみました。ホラーとSFが1巻に1話は必ず入ってくれるのもうれしい。静ねえちゃんの過去話とパラレルワールドのやつがおもしろかった。静ねえちゃん、制服からしていいところの私学に通ってたんだな。それにしても真田は何時になってもむくわれねえな。イケメンなのに・・・。赤い油絵の話がなんとも宙ぶらりんだけど、過去巻に答えになるような話があったっけ? もうそろそろ、時系列年表とかがほしい!
読了日:5月30日 著者:
石黒正数世にも奇妙な職業案内の
感想図書館本。表紙の、あまりにも有名な「におい鑑定人」をはじめとし、「ほほう、世の中にはこんな仕事もあるのか」という変わった仕事の紹介。その職業は特殊な技能や才能が必要なものから地道な努力の賜物の仕事、すきま産業にいたるまでいろいろ。それぞれの仕事の特徴を捉えた写真がすばらしい。譜めくりやコインみがきなど、目立たず裏で支える職業には特に敬服。
読了日:5月30日 著者:
ナンシー・リカ・シフ,伴田良輔シンデレラ・ティース (光文社文庫)の
感想坂木さんの本にはずれなし! 「ホテルジューシー」の姉妹本。今回も楽しく読ませてもらいました。人が幸せになる日常系ミステリ。くせがあるけど魅力的な登場人物、素直に応援したくなるかわいい主人公の成長譚、そしておいしそうな食べ物の描写! 「ジューシー」よりも恋模様が直截的でキュンキュンしました。歯科医院の人たちがいい人ばかりではなしもとんとん拍子「現実はこうはいかんやろ~」ですが、そんな突っ込みもむなしくなるほど楽しく読めて、読後感もいいです。私もそろそろ歯医者にいかなきゃなあ~~~。
読了日:5月30日 著者:
坂木司どぶがわ (A.L.C.DX)の
感想疎まれるどぶ川を中心に、老女のたゆたうような幸せな空想世界と、すれ違うような交差するような近隣の人たちの日常。若草物語のような空想世界に、ときどき和物や現代物がまじりこんでいるのがかわいい。これといって劇的なエピソードがあるわけではないけれど、じーんとしました。登場人物みんなを応援したくなる。「俺真剣やけどなんで笑うん」にどきっ。私もこんなふうに、ふとしたことで誰かを傷つけてはいまいだろうかと不安になった。どぶ川って英語でDarkRiverなんですね。Dirtyじゃないんだ。
読了日:5月28日 著者:
池辺葵貴様いつまで女子でいるつもりだ問題の
感想ひーっとのけぞってしまうような凄みのあるタイトル。思わず手にとってこわごわページをめくってみると、想像していたようなフェミニストおばさんばりの攻撃ではなく、いつまでも女子を名乗っちゃう側もそれを拒否する側(ex私)も、どちらも納得するわかりやすい社会学的理論であった(表題の章)。そのほかの章も、共感させられたり痛いとこ突かれたり、してやられた。傷ついた自分の心の襞までも丁寧に解析してその理由を分析する姿勢がすごい。表題に続いて、ニッセンを代表とする通販の章がおもしろかった。一気に読んだら頭がくらくらした。
読了日:5月24日 著者:
ジェーン・スーめがねうさぎのうみぼうずがでる!!の
感想図書館で立ち読み。けなげなおばけちゃんがかわいい。そしてまためがねオチ!! それでもいいか。最近仕事でかかわりの深い女の子がウサコちゃんに似ていることに気づき、ほっこりしました。
読了日:5月24日 著者:
せなけいこふしぎな110番 特別編集版の
感想図書館本。元警察官の著者が実際に自分で受けた110番についてまとめた本。いわゆる「困った110番」案件だけでなくまっとうなものもあるのですが、どの案件もニヤニヤしてしまいます。でも章立てや分類がちょっと雑な気がする。FAX110番について、巻末で「言語聴覚障害者向けに」と書いているのにもかかわらず本編で「そもそもなぜ設置されているのか不思議」と書かれているのは??? 各案件へのコメントについても、ちょっと引っかかるものもあり読後、「あーおもしろかった」と気持ちよく本を置けなかったのは残念。
読了日:5月24日 著者:
橘哲雄誰にも言えないアソコらへんの話。 肛門科・泌尿器科・婦人科の知りたかった正しい情報教えます。の
感想図書館で。女性のための、人に聞きにくい・言いにくい肛門科(便秘・痔など)・泌尿器科(膀胱炎など)・婦人科(子宮筋腫など)についての取材ルヶ汢諱B私は便秘にこそ悩まされたことはないけど、あとは・・・ゴニョゴニョ・・・なので、ためになりました。「体の声を聞こう」、もっともです。骨盤底筋を鍛えよう。そのまえに酒を控えるのが健康への早道だな・・・(と、昼間からビールを飲みながらこれを読みました。とほほ)。
読了日:5月24日 著者:
たかぎりょうこ沖縄スノーケリングガイド (るるぶDO) (るるぶDo!)の
感想GWの宮古諸島の旅行に持って行こうとしたのに見つからず、帰ってきてから見つかりましたw この本に載っていた「タコ下」と「中ノ島」制覇! 通りがかった道に気になるャCントがあったけど、この本に載っている「空港下」ってとこだったのね! 次行ってみたい。ていうかすぐ行きたい。
読了日:5月23日 著者:
瀬戸口靖黄色い本 (KCデラックス アフタヌーン)の
感想「チボー家の人々」は未読ですが、表題作は十分楽しめた。主人公の本への情熱が伝わってきた。熱かった。「好きな本を一生持っているのもいいもんだと俺は思うがな」。私はたいして好きでもない本もいっぱい持っているなあ、となんとなく罪悪感。同時収録作は日常を描いているのに難解なものが多かった。でもやわらかいタッチの線と、日常から切り取ったちょっとした会話にひきこまれた。わからなくても、楽しめればいいや。
読了日:5月22日 著者:
高野文子絶対安全剃刀―高野文子作品集の
感想「ドミトリーともきんす」が良かったので。あれ、絵柄が違うなあ、と奥付を見てびっくり! 初版昭和57年。版を重ねて読み継がれている理由がわかる。作者二十歳そこそこの作品でこの雰囲気の完成度。いやあ、才能ですなあ。心の裏側をひやっとなでられたような作品が多い。「ふとん」の「ぞぞぞぞぞぞ」、鳥肌。すり足で移動する人々の列がはっきり動画で脳内に再現されました。「田辺のつる」、切ない。
読了日:5月22日 著者:
高野文子死んで生き返りましたれぽの
感想先日中古ツタヤで立ち読み。なんとも苦しい。目だけの姿で語られる、心肺停止からの蘇生、その後。どれほどおつらいことだっただろうか。でもこれが描けているってことはそこまで回復できたということで。ご自愛ください。あなたも私も。
読了日:5月19日 著者:
村上樗?/a>
ドミトリーともきんすの
感想初高野さん。薄いけれども、時間をかけて読んだ。なんと心が平らかになる本だろう。科学と縁遠い、文系の私たちへのための科学案内。「科学の奥底にふたたび自然の美を見出すことは、むしろ少数のすぐれた学者にだけゆるされた特権かもしれない。(湯川秀樹)」その特権を得た4人の科学者たちの随筆、読みたくなりました。4人の学生の面持ちが、意外と写実に基づいているんだなあ、とにんまり。おまけの盆踊りの図解?も良かった。私は河内音頭が踊れないので(盆踊りって西日本のほうが難しいですよね!)、ぜひ河内音頭も図解してほしい。
読了日:5月19日 著者:
高野文子ノルウェイの森 下 (講談社文庫)の
感想たくさん人が亡くなり、たくさん人が傷つく。苦しい小説だ。レイコさんを突き落とした美しい虚言癖の少女でさえ、大人にスャCルされた結果そのようになってしまったのだろう。ラストで光が見えたかと思いきや、上巻の冒頭に戻ると17年後の「僕」が直子の思い出と自責に囚われ苦しんでいる。直子とのことを文章に書くことで、「僕」はようやく救われるのだろうか。死者を忘れることは罪ではない。忘れなければ、残されたものが生き続けられない。そして誰も、自分以外の人生に責任なんて持たなくていい。
読了日:5月17日 著者:
村上春樹ノルウェイの森 上 (講談社文庫)の
感想高校の頃に読んだときに「村上春樹の小説は好きだが、これは受け入れられない」と長い間遠ざけていた本。「今なら読み返せるのではないか」という予感がして再読。嫌悪感など感じず、するすると読めた。ストーリーや詳細はあれだけ嫌っていて1度しか読んでいないのによく覚えていた。が、高校生の私が何に嫌悪感を感じていたのか思い出せず。受け入れられるようになったのは、今になってようやく私の精神年齢が、19歳の主人公に追いついたからなのか。緑と火事を見るシーンは前回も今回も印象深い。
読了日:5月17日 著者:
村上春樹禁断のレシピの
感想うはははは。読んでいるだけでストレス解消になりました。いや、読んでいるだけのほうがいいのかも。実際にレシピを再現してしまった日には・・・?! 普段、あえてカロリーは意識しないようにしているけれど、あー、やはりこういう系統ってカロリー高いよね~と、再認識。しかし写真だと大きさが伝わりにくいな。多分、思っている以上にどれもどでかいのでしょうね。数々のメガカロリーを目にした後では、990kcalの豚丼がヘルシーに思えてしまいます。
読了日:5月15日 著者:
枝元なほみ,多賀正子おふろだ、おふろだ! (くまくんの絵本)の
感想図書館で立ち読み。色鉛筆の優しいタッチと色合い。お父さんもこぐまも、とっても気持ちよさそう。それはお風呂+大好きな人とのコミュニケーションだから。お風呂あがりのリラックスしたところにもほんわかにんまり。
読了日:5月13日 著者:
渡辺茂男ワニぼうのこいのぼりの
感想読みきかせを聞かせてもらいました。なぜワニがこいのぼり? などと野暮なことはいわずに読んでみたらきっと楽しい気持ちになれます。確かに風にはためくこいのぼりって、とっても気持ちよさそうですよね。
読了日:5月13日 著者:
内田麟太郎ペレのあたらしいふく (世界傑作絵本シリーズ―スウェーデンの絵本)の
感想読みきかせを聞かせてもらいました。少年が新しい服を手に入れるまでの過程。もちつもたれつ。ペレを大人が対等の存在として扱っているのがいい。こうやって手に入れた服はとても愛着があって大切なものになることでしょう。物があふれかえる現代だからこそ、読みたい絵本。
読了日:5月13日 著者:
エルサ・ベスコフさかさまの
感想もらった絵本の中から発掘。トランプならではのエッシャー的世界。絵だけでなく、リズムのある文章にも引き込まれる。「だんへだんへ」。「ぺるぺるぺる」。
読了日:5月10日 著者:
安野光雅ふしぎなえ (日本傑作絵本シリーズ)の
感想もらった絵本の中から発掘。安野さんによる、エッシャー的な。でもだまし絵以外の部分もよくよく眺めたくなる。おしゃれ。
読了日:5月10日 著者:
光の旅 かげの旅 (絵本の部屋―しかけ絵本の本棚)の
感想読メで見かけて読みたい本に登録していたこの本を、家の本棚の片隅で発見! まとめてもらった絵本の中にまぎれていたのです。表紙から、仕鰍ッはわかってしまうけど、あえて知らないふりをして読みたい。だまし絵的な面白さ。
読了日:5月10日 著者:
アン・ジョナスりんごかもしれないの
感想またしても再読。知り合いの前で読みきかせをさせてもらいました。「読み聞かせに向かない本かなー」と思いながらやったのですが、意外にも「読んだことあったけど、読み聞かせしてもらったほうがおもしろかったー!」と言ってもらいました。そのあと、その方の娘さん2人が付属のワークシート?(じぶんで「○○かもしれない」を書く)を夢中になって書いてくれました。恥ずかしがって見せてくれなかったけど~
読了日:5月9日 著者:
ヨシタケシンスケ日本の戦争の歴史―明治以降の日本と戦争 (社会の科学入門シリーズ)の
感想久しぶりの再読。歴史に疎いのでまったく予想は当たらなかったけれど、歴史に興味の薄い私でも興味深く読めました。教科書ではわからない事実。特に戦死者のほとんどが戦って死んだのではなく脚気などの病気で亡くなっていた時代があったところとか。森鴎外め!
読了日:5月9日 著者:
板倉聖宣,重弘忠晴だいたい四国八十八ヶ所 (集英社文庫)の
感想スタンプラリー的な信仰心のない動機で始めたゆるい歩きお遍路。でも昔から、本当に信仰心を持ってお遍路している人のほうが少ないのではないか。「お遍路」というツールを使って自由に旅を楽しんでいる宮田さんこそお遍路を満喫していると思う。この本に副題をつけるとすれば「おお、私は、今、ここにいる!」。旅って手段なのかと思っていたけど、旅そのものを目的にしたほうが余程旅を楽しめるのですね。「ジャングル風呂」、私も昭和の全盛期に入ってみたかったなあ~。
読了日:5月7日 著者:
宮田珠己読書メーター