10月の読書メーター
読んだ本の数:55
読んだページ数:8169
ナイス数:9888
ベニテングタケの話 YS008 (ヤマケイ新書)の感想
きのこといえば、なビジュアルのベニテングタケの文化的側面を科学的側面からのアクションも交えつつ分析。堀さんのきのこ愛が詰まっています。ウォッカが手に入るまでは、シベリヤ地方の人たちは酩酊を得るためにベニテングタケを食べたり、ベニテングタケを食べたトナカイの尿を飲んだりしたという話に仰天。しかしいかにも毒キノコの代表という風体ですが、死ぬほどの毒は持ち合わせていなさそうということ(過去には死亡例があるが、それは本当にこのきのこなのかはあやしいそうです)。夢路が模写したオークンのベニテングタケの擬人画が素敵。
読了日:10月31日 著者:堀 博美
だから、居場所が欲しかった。 バンコク、コールセンターで働く日本人の感想
図書館本。バンコクのコールセンターで日本の通販会社のオペレーターとして働く日本人たちを取材したルメB仕事にはやりがいがなく、給料がいい訳ではない。それでも「もう日本には帰らない」と多くの人が言う。日本社会になじめなかった日本人たちの受け皿。同調圧力や偏見などから解放された「居場所」がそこにある。数々のエピソードの中で、金で男を買い「金を持っている」ことで相手に優越感を感じている女性たちを情けなく感じたが、性別が逆転すれば日本でもよく見る構図だと気づいた(夫婦間でも)。
読了日:10月31日 著者:水谷 衷G
SAVVY(サヴィ)2017年12月号[雑誌]の感想
大好きな奈良が特集、ということで楽しみにしてたのですが、お店情報(主に新規オープン)ばかりで肩透かし。写真は素晴らしい。地元の人の朝・昼・夜の散歩の記事がよかった。
読了日:10月30日 著者:
あま~いしろくま (PHPにこにこえほん)の感想
図書館本。「おいしそうなしろくま」の続編、こんどはおやつ。前作のチョココロネに頭をつっこむ姿が忘れられず、今回もあるかなあと期待していましたが、ありました☆ 頭隠して尻隠さず。かわいい~。わたあめのおふとん、いいね~。初めて飛行機に乗って雲の上を見たとき、「ああここでゴロゴロ転がりたい」と思ったことを思い出しました。かきごおりは私は苦手(食べていて寒くなってしまう)なので「ひゃあ~」っとなりましたが、しろくまだからへっちゃらなんだね。オチがいい感じですが、全体としては前作の方が好きかなあ。
読了日:10月28日 著者:柴田 ケイコ
婚礼、葬礼、その他の感想
図書館本。表題作は主人公に降りかかるあれこれをドタバタ劇として楽しめばいいのでしょうが、中盤までは読んでいてつらかった。いくら家族的な会社とはいえ、二次会の幹事や披露宴でのスピーチまで頼まれた友人の結婚式を中座してお通夜に行くのは違うだろう、と思ってしまう。私が死んだら葬式はいらないと再び思った。「冷たい十字路」も読んでいてつらい気持ちに。心を亡くすと書いて「忙しい」という漢字の説明を思い出した。津村さんの小説は愉快にさっぱり読めるのとずしんと刺さるのと、読んでいる心境の振れ幅が大きすぎて、浮「。
読了日:10月27日 著者:津村 記久子
「どうして私ばっかり」と思ったとき読む本 (PHP文庫)の感想
この年まで狽墲黷トしまった他者中心の行動様式はなかなか変えられず、定期的に自分中心心理学の本を読む必要性を感じる。断る自由、引き受けない自由。思考でなく感情を優先する。損な役回りが回ってくるのは今まで自分が我慢していたから、そのように相手を育ててしまったのも自分、その人ができることを奪わない。愚痴を聞いてあげることが必ずしもその人のためになることではない。
読了日:10月26日 著者:石原 加受子
moz 2WAYスウェットバッグBOOK (バラエティ)の感想
おまけ付き本って言うか…バッグに小さいカタログがついていると言ったほうが。でもこれでも書籍扱いという不思議。LDKで見て購入。ショルダーバッグ愛用者なのですが、最近いいのがなくて…。これは小さいのに容量たっぷりで素晴らしい。裏地がシャカシャカいうのがちょっと気になるけれど、1570円+税という値段を考えるとお見事!
読了日:10月25日 著者:
ばけねこぞろぞろの感想
図書館本。飼い猫をいじめる悪ガキ君、とうとう猫たちが怒って化けて仕返しに…。猫も妖怪も好きな私のためにあるのか!?と錯覚するような本。さまざまな妖怪の擬人化ならぬ擬猫化。堪能いたしました。表と裏の見返しを交互に見るのも楽しい。トンがいいヤツだよ。
読了日:10月25日 著者:石黒 亜矢子
MOE (モエ) 2017年10月号[ヒグチユウコ特集 特別ふろく:かわいい形の猫便箋]の感想
書店の袋に入りっぱなしだったのをようやく。おまけの便箋、これは使えない…こうして使えない(使わない)文具の山がさらに高くなっていくのでした…。ヒグチさん、本当に本当に絵を描くことがすきなのですね。描いている絵も素晴らしいし大好きだけど、そうやって本当に大好きなことを職業にして一生突き詰められる人生がうらやましいです。私はそんなにこれというひとつのことがないから。ヒグチさんの地獄絵図、見たい見たい。いつか大成されますよう。他、リサ・ラーソンのオリジナルの陶器に見惚れました。
読了日:10月24日 著者:
LDK(エルディーケー) 2017年 11 月号 [雑誌]の感想
美容室で。徹底比較、ちょうど買おうと思っていたリップクリームが特集だったのでタイムリーでありがたい。早速帰りに1位に輝いていたのを買ってまいりました。万年筆は書いていて気持ちがいいのですが、持ち方が悪いのかペンダコのあたりにインクがついてしまうので、長年使っておりませぬ。でもお安いのを1本持ってみるのもいいね。「夫のトリセツ家事編」、そんなにおだてて持ち上げて、お礼言わないと動いてくれないなら、もう自分でやるよ…と思ってしまった。小特集のカニカマ比較、こんなに銘柄があったなんて!驚き。
読了日:10月24日 著者:
おいしいきのこ 毒きのこ―見分け方がよくわかる! (主婦の友ベストBOOKS)の感想
良書。写真が多く、見分け方や特徴の細かい説明が写真についている。似たきのこの名前もすぐわかり、食用かどうかも一目瞭然。「おいしさ」指数も三段階でのっていて、それって好みもあるんじゃないのと笑ってしまった。巻末にはレシピやきのこ狩りのャCント、もしも毒キノコに中ったら・・・なども載っていて、読み物としてもgood。フィールドに持っていくにはちょっとサイズが大き目か。眺めているときのこが食べたくなってしまう。
読了日:10月21日 著者:大作 晃一,吹春 俊光
間取りと妄想の感想
間取りから始まる短編13編。間取り好きなだけに期待が高かったせいだろうか、残念。とにかく文体の相性が悪いのか構成が悪いのか、目が滑る。そのため物語にのめり込むまでのストレスが半端ない。一つ一つ違う登場人物、違う間取りの家を舞台にしているが、あまりにも短く「え、だから?」という感想しか持てない。登場人物の人間関係を理解した途端に話が終わる感じ。小説というより解説でした。さらに「マドリスト」「ファサード」などの用語は間取り好き以外が理解できるとも思えない、そういう単語を平気で使うのは不親切。
読了日:10月20日 著者:大 昭子
これからお祈りにいきますの感想
図書館本。地味で堅実、でも少し癖のあるな男の子が主人公の2編を収録。どちらの題名をとってもとっつきにくい感じだから、2編に共通する「祈り」を本の題名にしたのかな。どちらの話も良かった。さえない若者が日常の中でちょっと心が熱くなる、その機微が不思議な設定とシチュエーションの中で光っている。とくに「サイガサマのウィッカーマン」はすごく変なんだけれど、どこかにありそうと思わせてしまう神様や土着の神事の細かい設定が面白い。「浮遊霊ブラジル」もおおっ、となったけれど、私の中での津村記久子ナンバーワンはこの書に決定。
読了日:10月19日 著者:津村 記久子
[まとめ買い] 私の夫はある日突然殺されたの感想
電子書籍。森園さんの外出中に自宅で殺された夫・村崎さん。突然の喪失、そこから森園さんが日常へ戻るまでの、非常に個人的な記録でした。漫画化することで当時のつらい思いを追体験して落ち込んだりされたこともあったでしょうが、まとめることによって森園さんが救われたことを祈ります。スピリチュアル系はうさんくさいと思ってしまう私ですが、それを信じることによって救われる人がいるのなら(そして詐欺などでないのなら)それもありかな。また電波系と呼ばれる人たちの、偶然の一致とは思えない発言や体験があるのも確か。
読了日:10月18日 著者:森園みるく,GSST
毒のいきものの感想
中毒事例を読むのが好きだ(不謹慎)。本書は動物・植物・きのこなど、ありとあらゆる毒のあるいきものについて解説。しかし1種に付き解説たった1ページ+CGイラスト1ページという感じで、解説も宝島社風というか時折下ネタを交えながらかる~い感じで書かれているため、なんとも消化不良。中毒事例もあまりなくて残念。とはいえ、知らない毒の生き物の性質もいくらか知ることができてよかった。カモノハシの蹴爪の毒が、メスを巡っての争いで他のオスを殺してしまうこともあるなんて。
読了日:10月17日 著者:北園 大園
いいビルの写真集 WESTの感想
図書館本。レトロなビル好きの私にうってつけの本でした。大阪に残る、素敵なレトロビルを紹介。タイル、窓、壁面装飾、階段の螺旋。ため息が出ます。最近行ったところでは、京都・四条の寿ビルもすてきでした。
読了日:10月17日 著者:BMC(ビルマニアカフェ)
特定の人としかうまく付き合えないのは、結局、あなたの心が冷めているからだの感想
タイトル買い。突きつけるようなタイトルですが、中身はわりと穏やかでさくさく読める「人間関係を円滑にまわすちょっとしたコツ」を心理学や言語学の見地から解説したもの。若い新人の取り扱い方に困っている40代中堅社員向けに書かれたのかな? という感じでした。バイアスをかけずに人を見る、意見と感情をごっちゃにしない、など、目新しくはないけれど再確認してよかったな、と思う内容でした。でも私がタイトルに求めていたような内容ではなかったので、ちょっと不満が残る・・・。
読了日:10月17日 著者:五百田 達成,堀田 秀吾
大きい犬 (torch comics)の感想
読友さまたちの感想を読めば読むほど読みたくなり、今日手に入れてきました。すこしファンタジーな世界よりの優しいお話が詰まった短編集。ストーリーそのものよりも、流れる空気感というか、雰囲気がいい。大きい犬関係3話と、「七福神再び」が特に好きです。大きい犬君に会いたいな。
読了日:10月16日 著者:スケラッコ
SINRA(シンラ) 2017年 11 月号 [雑誌]の感想
初めて読む雑誌。特集は「きのこのヒミツ」、表紙はヒグチユウコさん。きのこの著書で知られる新井文彦氏や大作晃一氏、堀博美氏など豪華執筆陣。紙も印刷も良くて写真がとっても美麗。きのこの生態だけでなく、レシピも掲載。見てよし食べてよし(毒キノコはだめ)、きのこは本当に魅力的。
読了日:10月16日 著者:
宇宙戦艦ティラミス 4 (BUNCH COMICS)の感想
電子書籍で。3巻はスバルの危機で終わったが、意外に早く回復。実は打たれ弱い「宇宙ゆとり」な覚醒ビヨンドかわいいよ。そしてイスズの部下は大変だな…めんどくさい上司を持つ人の悲哀。さてweb連載に繋がったので、これからは買わずに無料で楽しませてもらうとし・ま・す・か・ね?くくく。(ビヨンド風、うざい。)
読了日:10月15日 著者:
宇宙戦艦ティラミス 3 (BUNCH COMICS)の感想
電子書籍で。美麗な絵柄でしょうもないネタが展開されるからマンガとして成り立っているんだなとつくづく。女子新キャラ多し。しかしララァ的な立ち位置の人から早くも幻滅される兄ちゃんであった。バリバリ財布www 今でも小学生とかは使っているのかな。3巻からカバーやカバー下も電子書籍に収録されていてうれしい。ヘンな宇宙犬?のスタンプかわいい。LINEやらないけど。
読了日:10月15日 著者:
宇宙戦艦ティラミス 2 (BUNCH COMICS)の感想
電子書籍。兄のイスズはスバルに輪をかけたイタさであった。兄弟ともに細かいことにこだわる性格、それがまさかの相棒との別れに繋がるとは…。さてエヴァでいうところのL.C.L、私もあれ絶対無理、浮「。ガンダムでいうところのニュータイプ発動=ユニヴァース感覚、それは陰毛と話をするための能力では絶対ないと思うんだ。はたから見たら心を病んでしまったと思われるよ。
読了日:10月15日 著者:
宇宙戦艦ティラミス 1 (BUNCH COMICS)の感想
電子書籍で。ガンダム的SF×ギャグ。エースパイロットながら、個性の強いクルーたちに迄Mされコックピット引きこもりをこじらせているスバル・イチノセ19歳。主人公も相当にアクが強い。宇宙チワワを拾ったり戦闘中おしっこ我慢したり、全然命懸かってる感じがしなくて困ったものです。ゆるゆるしてて癖になるけれど、万人ウケはしないんだろうなあ。私は大好きですが。
読了日:10月15日 著者:
11月の京都 (京都12か月)の感想
図書館本。紅葉特集かな?と思いきや、京都の見ごろはそういや12月はじめだった。各所で行われる火焚祭りに嵯峨菊にいちょう、グルメはダブルかき(柿と牡蠣)にぐじに九条ねぎ。亥の子餅って知らなかった、たべたい!
読了日:10月14日 著者:
キッシュトーストとオープンサンドの感想
図書館本。キッシュ大好き! でも自分で作るのは腰が引けて、外食専門。でもトーストの延長上で作れるとしたら? 食パン、そしてバゲットやイングリッシュマフィンもふかふか部分をぎゅっぎゅと押して(!)、土台を作り、そこに卵液を流して、具を載せてオーブントースターで作る。なんて簡単。これなら私にもできます。早速パンを買ったら作ってみよう! ほか、デザート的でおしゃれなオープンサンドも食欲をそそります。クリームチーズも買わなきゃ。
読了日:10月14日 著者:みなくち なほこ
きのこ文学大全 (平凡社新書)の感想
図書館本。いやー、よくこれだけ調べましたなあ。「きのこ文学」というか「文学の中のきのこ」というか。著者が「書棚のきのこ狩り」と称しているけれど、その言葉がぴったり。万葉集から「マタンゴ」まで。もちろんアリスも宮沢賢治も、サルマタケも出てきます。ヤマネの冬眠姿を「きのこ玉」というのだね。見てみたいな。
読了日:10月14日 著者:飯沢 耕太郎
きょうだいリスク 無職の弟、非婚の姉の将来は誰がみる? (朝日新書)の感想
題名に興味を持ち図書館で取り寄せ。ふたりの著者が交互に章を執筆するのだけれど、途中から題名にもある「無職・未婚」のきょうだいの話からずれて「?」となり、後半は流し読み。「きょうだいリスク」「きょうだい格差」という新しい言葉を流行らそうという意図なのか。最終的にきょうだいリスクを作り出したのは社会制度だという結論。今も年金や恩給をたっぷりもらっている親が甘やかしたきょうだいの面唐eの死後、不況で自分のことで精一杯の人がみる必要はないと思う。孤立社会が、血縁に困りごとを押し付ける圧力になっていると感じる。
読了日:10月14日 著者:平山 亮,古川雅子
学校では教えてくれない! 国語辞典の遊び方の感想
図書館本。辞書の擬人化・・・! タツオ、やってくれますな。学生のころ使っていた辞書はなんだっただろう。三省堂かな。今の家には国語辞典がない。これを機に1冊買うべきか。何を買うべきだろう。やはり新明解か。いやここは硬く岩波か。理系男子的な新選もいいな。
読了日:10月14日 著者:サンキュータツオ
いとの森の家(一般書)の感想
図書館本。他館からのコーナーから、裏表紙の三毛猫に惹かれて。福岡の街なかから「いとの森の家」に引っ越してきた小学4年生加奈子のきらめく1年間と、素敵なおばあさん・おハルさんとの交流。おハルさんは死刑囚を慰問し、文通や贈り物をする。それに反対する村の大人は多いが、少女たちは柔らかな心でおハルさんの行為の意味を考える。極刑を食らうのがふさわしいような「極悪人」は、人間の心を取り戻したときにようやく反省ができるのだと私は思う。とても優しい本でした。装丁も素敵な1冊。見返しに使われている紙のさわり心地が最高。
読了日:10月13日 著者:東 直子/>
読んだ本の数:55
読んだページ数:8169
ナイス数:9888
ベニテングタケの話 YS008 (ヤマケイ新書)の感想
きのこといえば、なビジュアルのベニテングタケの文化的側面を科学的側面からのアクションも交えつつ分析。堀さんのきのこ愛が詰まっています。ウォッカが手に入るまでは、シベリヤ地方の人たちは酩酊を得るためにベニテングタケを食べたり、ベニテングタケを食べたトナカイの尿を飲んだりしたという話に仰天。しかしいかにも毒キノコの代表という風体ですが、死ぬほどの毒は持ち合わせていなさそうということ(過去には死亡例があるが、それは本当にこのきのこなのかはあやしいそうです)。夢路が模写したオークンのベニテングタケの擬人画が素敵。
読了日:10月31日 著者:堀 博美
だから、居場所が欲しかった。 バンコク、コールセンターで働く日本人の感想
図書館本。バンコクのコールセンターで日本の通販会社のオペレーターとして働く日本人たちを取材したルメB仕事にはやりがいがなく、給料がいい訳ではない。それでも「もう日本には帰らない」と多くの人が言う。日本社会になじめなかった日本人たちの受け皿。同調圧力や偏見などから解放された「居場所」がそこにある。数々のエピソードの中で、金で男を買い「金を持っている」ことで相手に優越感を感じている女性たちを情けなく感じたが、性別が逆転すれば日本でもよく見る構図だと気づいた(夫婦間でも)。
読了日:10月31日 著者:水谷 衷G
SAVVY(サヴィ)2017年12月号[雑誌]の感想
大好きな奈良が特集、ということで楽しみにしてたのですが、お店情報(主に新規オープン)ばかりで肩透かし。写真は素晴らしい。地元の人の朝・昼・夜の散歩の記事がよかった。
読了日:10月30日 著者:
あま~いしろくま (PHPにこにこえほん)の感想
図書館本。「おいしそうなしろくま」の続編、こんどはおやつ。前作のチョココロネに頭をつっこむ姿が忘れられず、今回もあるかなあと期待していましたが、ありました☆ 頭隠して尻隠さず。かわいい~。わたあめのおふとん、いいね~。初めて飛行機に乗って雲の上を見たとき、「ああここでゴロゴロ転がりたい」と思ったことを思い出しました。かきごおりは私は苦手(食べていて寒くなってしまう)なので「ひゃあ~」っとなりましたが、しろくまだからへっちゃらなんだね。オチがいい感じですが、全体としては前作の方が好きかなあ。
読了日:10月28日 著者:柴田 ケイコ
婚礼、葬礼、その他の感想
図書館本。表題作は主人公に降りかかるあれこれをドタバタ劇として楽しめばいいのでしょうが、中盤までは読んでいてつらかった。いくら家族的な会社とはいえ、二次会の幹事や披露宴でのスピーチまで頼まれた友人の結婚式を中座してお通夜に行くのは違うだろう、と思ってしまう。私が死んだら葬式はいらないと再び思った。「冷たい十字路」も読んでいてつらい気持ちに。心を亡くすと書いて「忙しい」という漢字の説明を思い出した。津村さんの小説は愉快にさっぱり読めるのとずしんと刺さるのと、読んでいる心境の振れ幅が大きすぎて、浮「。
読了日:10月27日 著者:津村 記久子
「どうして私ばっかり」と思ったとき読む本 (PHP文庫)の感想
この年まで狽墲黷トしまった他者中心の行動様式はなかなか変えられず、定期的に自分中心心理学の本を読む必要性を感じる。断る自由、引き受けない自由。思考でなく感情を優先する。損な役回りが回ってくるのは今まで自分が我慢していたから、そのように相手を育ててしまったのも自分、その人ができることを奪わない。愚痴を聞いてあげることが必ずしもその人のためになることではない。
読了日:10月26日 著者:石原 加受子
moz 2WAYスウェットバッグBOOK (バラエティ)の感想
おまけ付き本って言うか…バッグに小さいカタログがついていると言ったほうが。でもこれでも書籍扱いという不思議。LDKで見て購入。ショルダーバッグ愛用者なのですが、最近いいのがなくて…。これは小さいのに容量たっぷりで素晴らしい。裏地がシャカシャカいうのがちょっと気になるけれど、1570円+税という値段を考えるとお見事!
読了日:10月25日 著者:
ばけねこぞろぞろの感想
図書館本。飼い猫をいじめる悪ガキ君、とうとう猫たちが怒って化けて仕返しに…。猫も妖怪も好きな私のためにあるのか!?と錯覚するような本。さまざまな妖怪の擬人化ならぬ擬猫化。堪能いたしました。表と裏の見返しを交互に見るのも楽しい。トンがいいヤツだよ。
読了日:10月25日 著者:石黒 亜矢子
MOE (モエ) 2017年10月号[ヒグチユウコ特集 特別ふろく:かわいい形の猫便箋]の感想
書店の袋に入りっぱなしだったのをようやく。おまけの便箋、これは使えない…こうして使えない(使わない)文具の山がさらに高くなっていくのでした…。ヒグチさん、本当に本当に絵を描くことがすきなのですね。描いている絵も素晴らしいし大好きだけど、そうやって本当に大好きなことを職業にして一生突き詰められる人生がうらやましいです。私はそんなにこれというひとつのことがないから。ヒグチさんの地獄絵図、見たい見たい。いつか大成されますよう。他、リサ・ラーソンのオリジナルの陶器に見惚れました。
読了日:10月24日 著者:
LDK(エルディーケー) 2017年 11 月号 [雑誌]の感想
美容室で。徹底比較、ちょうど買おうと思っていたリップクリームが特集だったのでタイムリーでありがたい。早速帰りに1位に輝いていたのを買ってまいりました。万年筆は書いていて気持ちがいいのですが、持ち方が悪いのかペンダコのあたりにインクがついてしまうので、長年使っておりませぬ。でもお安いのを1本持ってみるのもいいね。「夫のトリセツ家事編」、そんなにおだてて持ち上げて、お礼言わないと動いてくれないなら、もう自分でやるよ…と思ってしまった。小特集のカニカマ比較、こんなに銘柄があったなんて!驚き。
読了日:10月24日 著者:
おいしいきのこ 毒きのこ―見分け方がよくわかる! (主婦の友ベストBOOKS)の感想
良書。写真が多く、見分け方や特徴の細かい説明が写真についている。似たきのこの名前もすぐわかり、食用かどうかも一目瞭然。「おいしさ」指数も三段階でのっていて、それって好みもあるんじゃないのと笑ってしまった。巻末にはレシピやきのこ狩りのャCント、もしも毒キノコに中ったら・・・なども載っていて、読み物としてもgood。フィールドに持っていくにはちょっとサイズが大き目か。眺めているときのこが食べたくなってしまう。
読了日:10月21日 著者:大作 晃一,吹春 俊光
間取りと妄想の感想
間取りから始まる短編13編。間取り好きなだけに期待が高かったせいだろうか、残念。とにかく文体の相性が悪いのか構成が悪いのか、目が滑る。そのため物語にのめり込むまでのストレスが半端ない。一つ一つ違う登場人物、違う間取りの家を舞台にしているが、あまりにも短く「え、だから?」という感想しか持てない。登場人物の人間関係を理解した途端に話が終わる感じ。小説というより解説でした。さらに「マドリスト」「ファサード」などの用語は間取り好き以外が理解できるとも思えない、そういう単語を平気で使うのは不親切。
読了日:10月20日 著者:大 昭子
これからお祈りにいきますの感想
図書館本。地味で堅実、でも少し癖のあるな男の子が主人公の2編を収録。どちらの題名をとってもとっつきにくい感じだから、2編に共通する「祈り」を本の題名にしたのかな。どちらの話も良かった。さえない若者が日常の中でちょっと心が熱くなる、その機微が不思議な設定とシチュエーションの中で光っている。とくに「サイガサマのウィッカーマン」はすごく変なんだけれど、どこかにありそうと思わせてしまう神様や土着の神事の細かい設定が面白い。「浮遊霊ブラジル」もおおっ、となったけれど、私の中での津村記久子ナンバーワンはこの書に決定。
読了日:10月19日 著者:津村 記久子
[まとめ買い] 私の夫はある日突然殺されたの感想
電子書籍。森園さんの外出中に自宅で殺された夫・村崎さん。突然の喪失、そこから森園さんが日常へ戻るまでの、非常に個人的な記録でした。漫画化することで当時のつらい思いを追体験して落ち込んだりされたこともあったでしょうが、まとめることによって森園さんが救われたことを祈ります。スピリチュアル系はうさんくさいと思ってしまう私ですが、それを信じることによって救われる人がいるのなら(そして詐欺などでないのなら)それもありかな。また電波系と呼ばれる人たちの、偶然の一致とは思えない発言や体験があるのも確か。
読了日:10月18日 著者:森園みるく,GSST
毒のいきものの感想
中毒事例を読むのが好きだ(不謹慎)。本書は動物・植物・きのこなど、ありとあらゆる毒のあるいきものについて解説。しかし1種に付き解説たった1ページ+CGイラスト1ページという感じで、解説も宝島社風というか時折下ネタを交えながらかる~い感じで書かれているため、なんとも消化不良。中毒事例もあまりなくて残念。とはいえ、知らない毒の生き物の性質もいくらか知ることができてよかった。カモノハシの蹴爪の毒が、メスを巡っての争いで他のオスを殺してしまうこともあるなんて。
読了日:10月17日 著者:北園 大園
いいビルの写真集 WESTの感想
図書館本。レトロなビル好きの私にうってつけの本でした。大阪に残る、素敵なレトロビルを紹介。タイル、窓、壁面装飾、階段の螺旋。ため息が出ます。最近行ったところでは、京都・四条の寿ビルもすてきでした。
読了日:10月17日 著者:BMC(ビルマニアカフェ)
特定の人としかうまく付き合えないのは、結局、あなたの心が冷めているからだの感想
タイトル買い。突きつけるようなタイトルですが、中身はわりと穏やかでさくさく読める「人間関係を円滑にまわすちょっとしたコツ」を心理学や言語学の見地から解説したもの。若い新人の取り扱い方に困っている40代中堅社員向けに書かれたのかな? という感じでした。バイアスをかけずに人を見る、意見と感情をごっちゃにしない、など、目新しくはないけれど再確認してよかったな、と思う内容でした。でも私がタイトルに求めていたような内容ではなかったので、ちょっと不満が残る・・・。
読了日:10月17日 著者:五百田 達成,堀田 秀吾
大きい犬 (torch comics)の感想
読友さまたちの感想を読めば読むほど読みたくなり、今日手に入れてきました。すこしファンタジーな世界よりの優しいお話が詰まった短編集。ストーリーそのものよりも、流れる空気感というか、雰囲気がいい。大きい犬関係3話と、「七福神再び」が特に好きです。大きい犬君に会いたいな。
読了日:10月16日 著者:スケラッコ
SINRA(シンラ) 2017年 11 月号 [雑誌]の感想
初めて読む雑誌。特集は「きのこのヒミツ」、表紙はヒグチユウコさん。きのこの著書で知られる新井文彦氏や大作晃一氏、堀博美氏など豪華執筆陣。紙も印刷も良くて写真がとっても美麗。きのこの生態だけでなく、レシピも掲載。見てよし食べてよし(毒キノコはだめ)、きのこは本当に魅力的。
読了日:10月16日 著者:
宇宙戦艦ティラミス 4 (BUNCH COMICS)の感想
電子書籍で。3巻はスバルの危機で終わったが、意外に早く回復。実は打たれ弱い「宇宙ゆとり」な覚醒ビヨンドかわいいよ。そしてイスズの部下は大変だな…めんどくさい上司を持つ人の悲哀。さてweb連載に繋がったので、これからは買わずに無料で楽しませてもらうとし・ま・す・か・ね?くくく。(ビヨンド風、うざい。)
読了日:10月15日 著者:
宇宙戦艦ティラミス 3 (BUNCH COMICS)の感想
電子書籍で。美麗な絵柄でしょうもないネタが展開されるからマンガとして成り立っているんだなとつくづく。女子新キャラ多し。しかしララァ的な立ち位置の人から早くも幻滅される兄ちゃんであった。バリバリ財布www 今でも小学生とかは使っているのかな。3巻からカバーやカバー下も電子書籍に収録されていてうれしい。ヘンな宇宙犬?のスタンプかわいい。LINEやらないけど。
読了日:10月15日 著者:
宇宙戦艦ティラミス 2 (BUNCH COMICS)の感想
電子書籍。兄のイスズはスバルに輪をかけたイタさであった。兄弟ともに細かいことにこだわる性格、それがまさかの相棒との別れに繋がるとは…。さてエヴァでいうところのL.C.L、私もあれ絶対無理、浮「。ガンダムでいうところのニュータイプ発動=ユニヴァース感覚、それは陰毛と話をするための能力では絶対ないと思うんだ。はたから見たら心を病んでしまったと思われるよ。
読了日:10月15日 著者:
宇宙戦艦ティラミス 1 (BUNCH COMICS)の感想
電子書籍で。ガンダム的SF×ギャグ。エースパイロットながら、個性の強いクルーたちに迄Mされコックピット引きこもりをこじらせているスバル・イチノセ19歳。主人公も相当にアクが強い。宇宙チワワを拾ったり戦闘中おしっこ我慢したり、全然命懸かってる感じがしなくて困ったものです。ゆるゆるしてて癖になるけれど、万人ウケはしないんだろうなあ。私は大好きですが。
読了日:10月15日 著者:
11月の京都 (京都12か月)の感想
図書館本。紅葉特集かな?と思いきや、京都の見ごろはそういや12月はじめだった。各所で行われる火焚祭りに嵯峨菊にいちょう、グルメはダブルかき(柿と牡蠣)にぐじに九条ねぎ。亥の子餅って知らなかった、たべたい!
読了日:10月14日 著者:
キッシュトーストとオープンサンドの感想
図書館本。キッシュ大好き! でも自分で作るのは腰が引けて、外食専門。でもトーストの延長上で作れるとしたら? 食パン、そしてバゲットやイングリッシュマフィンもふかふか部分をぎゅっぎゅと押して(!)、土台を作り、そこに卵液を流して、具を載せてオーブントースターで作る。なんて簡単。これなら私にもできます。早速パンを買ったら作ってみよう! ほか、デザート的でおしゃれなオープンサンドも食欲をそそります。クリームチーズも買わなきゃ。
読了日:10月14日 著者:みなくち なほこ
きのこ文学大全 (平凡社新書)の感想
図書館本。いやー、よくこれだけ調べましたなあ。「きのこ文学」というか「文学の中のきのこ」というか。著者が「書棚のきのこ狩り」と称しているけれど、その言葉がぴったり。万葉集から「マタンゴ」まで。もちろんアリスも宮沢賢治も、サルマタケも出てきます。ヤマネの冬眠姿を「きのこ玉」というのだね。見てみたいな。
読了日:10月14日 著者:飯沢 耕太郎
きょうだいリスク 無職の弟、非婚の姉の将来は誰がみる? (朝日新書)の感想
題名に興味を持ち図書館で取り寄せ。ふたりの著者が交互に章を執筆するのだけれど、途中から題名にもある「無職・未婚」のきょうだいの話からずれて「?」となり、後半は流し読み。「きょうだいリスク」「きょうだい格差」という新しい言葉を流行らそうという意図なのか。最終的にきょうだいリスクを作り出したのは社会制度だという結論。今も年金や恩給をたっぷりもらっている親が甘やかしたきょうだいの面唐eの死後、不況で自分のことで精一杯の人がみる必要はないと思う。孤立社会が、血縁に困りごとを押し付ける圧力になっていると感じる。
読了日:10月14日 著者:平山 亮,古川雅子
学校では教えてくれない! 国語辞典の遊び方の感想
図書館本。辞書の擬人化・・・! タツオ、やってくれますな。学生のころ使っていた辞書はなんだっただろう。三省堂かな。今の家には国語辞典がない。これを機に1冊買うべきか。何を買うべきだろう。やはり新明解か。いやここは硬く岩波か。理系男子的な新選もいいな。
読了日:10月14日 著者:サンキュータツオ
いとの森の家(一般書)の感想
図書館本。他館からのコーナーから、裏表紙の三毛猫に惹かれて。福岡の街なかから「いとの森の家」に引っ越してきた小学4年生加奈子のきらめく1年間と、素敵なおばあさん・おハルさんとの交流。おハルさんは死刑囚を慰問し、文通や贈り物をする。それに反対する村の大人は多いが、少女たちは柔らかな心でおハルさんの行為の意味を考える。極刑を食らうのがふさわしいような「極悪人」は、人間の心を取り戻したときにようやく反省ができるのだと私は思う。とても優しい本でした。装丁も素敵な1冊。見返しに使われている紙のさわり心地が最高。
読了日:10月13日 著者:東 直子/>