読了日:11月16日 著者:山白朝子
この世界の片隅に 上 (アクションコミックス)の感想
紙版は2冊とも貸してしまっているので(^^;)電子書籍。映画のあとの復習。映画で気づいた細かいところが漫画の中にもちゃんと描かれていた。映像化でよくわかって楽しかったのは、この巻では「波のうさぎ」とすずの節約料理術のところ。コクバの上に置かれた椿の赤、カラーは偉大だ。4匹のめざしを、お父さんの弁当用に1&夕飯にお父さんお母さん1ずつ、すずと周作さんで半分こ、北条家の優しさとすずさん夫婦の仲のよさが表れているなあ。逆に映画では、同じ章の楠木公がぶひひんと登場しなかったのが残念。
読了日:11月16日 著者:こうの史代
ノラネコぐんだん そらをとぶの感想
立ち読みで。もうこの、表紙からして「うひゃひゃ」と笑いたくなります。ノラネコぐんだん、自由やなー。なんて安楽な無人島なんだろう。人間のおじさんならヒゲモジャになるところ、ノラネコたちはwww そして説教されて正座で反省(絶対してるふり)。最初から最後まで私は「うひゃひゃ」でした。
読了日:11月15日 著者:工藤ノリコ
弟の夫(3) (アクションコミックス(月刊アクション))の感想
レンタル電子書籍で。血縁や戸籍は関係なく、素の自分を出せる暖かい関係、それを「家族」と呼ぶのかもしれない。自分はなんとも思っていないつもりでも、周りの目が気になってしまったらそれは差別していることなのだろうか。特別視しない、自然体でいることって努力でどうなるわけではないから…難しいね。カナちゃんの担任(何でこいつまでガチムチなんだ)が気になるが…不穏な予感を感じさせつつ、いい方向(例えばゲストティーチャーをマイクにお願いしたい、とか)だったらうれしいけど。
読了日:11月15日 著者:田亀源五郎
ぬり絵BOOK 岩合さんのネコの感想
実際に塗ってみて。写真の印刷と塗りやすい紙を意識されたのか写真と塗り絵のページが分かれているので、写真か塗り絵か、どちらか切り離し式でないと非常に不便。そして絵が小さい。せめて写真より大きくないと塗りにくい。猫が小さいものは塗る気も起きない。模様を輪郭線で囲む(三毛猫とか)のもチープになる原因。線画の線がエッジが効いていて、かわいい表情が台無し。背景がごちゃごちゃしすぎなものが多い。ということで塗り絵としては残念な出来でした。私が多くを求めすぎなのかもね…。
読了日:11月14日 著者:岩合光昭
うさぎちゃんとゆきだるまの感想
立ち読みで。「くまのがっこう」の作者コンビ。えらい絶賛な帯がついていましたが… ひねった展開や心に迫るエピソードは何もありません。「うさぎさんかわいいねー」な絵本。
読了日:11月13日 著者:あいはらひろゆき
この世界の片隅に(後編) (アクションコミックス)の感想
映画を見る前に再読。前編が登録されていないので、とりあえずこちらだけ。行きつ戻りつ、何度も繰り返してゆっくり読み進めた。世界の切れ端である私のためにあなたのために、いつでも居場所が用意されている。記憶の器として生き続ける、人としてのその宿命は時として残酷でもある。けれど私とそのとき一緒にいた人しか知りえない思い出を自分の中に宿せるのはとても贅沢なことなんだ。読んでいると心がぎゅーっと苦しくなるけれど、大好きな作品。これからも何度でも読みます。
読了日:11月13日 著者:こうの史代
ふたりのねこの感想
やさしい絵と色合い。なんて切ない話。相手の幸せを願うこととそばにいてほしいと思うことは同じ愛ではないの? ぽろぽろと流れるニャンコの涙が胸にたまる。離れていても、きっと二人はかぞく。
読了日:11月12日 著者:ヒグチユウコ
ルゥーシー・リィー 現代イギリス陶潔ニの感想
立ち読みで。好きな陶潔ニさん。ずっと前に、東洋陶磁美術館で特集をやったときに見に行き、一目ぼれ。現代的で、どこか日本や北欧の陶器を感じさせる器。やさしい色合いの釉薬、なめらかな形。飾っておくよりもきっと普段使いで生きてくる、寄り添える器たち。また現物を見たいものです。
読了日:11月10日 著者:
みつけてんの感想
立ち読みにて。「どこいったん」「ちがうねん」と来て「みつけてん」。どうにも前2作の不穏な感じがよぎり、「この仲よしかめさんがラストで血で血を洗う争いを…?」とガクブルしながら読み進めましたが…。うん、ぼうし3部作の中ではこれがいちばん好き。表紙の背景の色、きれいですね。
読了日:11月10日 著者:
およげないさかな (せなけいこのえ・ほ・ん)の感想
立ち読み。せなさんの本にしてはめずらしく、線描。およげないさかなと男の子、泳げるように一生懸命練習します。スイミングスクールで…笑。ハッピーエンドのはずなのに、なんだかさみしい気持ちになってしまう。
読了日:11月10日 著者:せなけいこ
シマエナガちゃんの感想
立ち読みで。バスの時間が迫っていてじっくり読めなかった…(なら買えよ!)、すんません。団子になっている姿が世界一かわいいと評判のシマエナガですが、この写真集は飛んでいるところ、地面を歩いているところ、巣作りや子育ての様子まで。こういう系の鳥ってちょこまか動いて大変写しにくいと思うのですが、よくぞ撮ってくれました! ジャンプしているところがもんのっすんごくかわいいです。しかしやはりいちばんは雛の団子…。私も混ぜてください。またきちんと時間をかけてじっくり見たい本。
読了日:11月10日 著者:小原玲
かわいい鳥の立体切り紙: 身近な小鳥から世界の野鳥まで45作品の感想
立ち読み。かわいい! 手先が器用でないし、飽き性なので私は手を出すのやめときますが。羽毛のふわふわ感が紙で出せるなんて。世界の鳥(ペンギン親子とかインコとか)もかわいいけど、日本の身近な小鳥が素敵。
読了日:11月10日 著者:やまもとえみこ
ヒグチユウコ 100POSTCARDS [Animals] ([ャXトカード])の感想
買ってしまった…。分厚いいい紙に印刷されていて、使うのも使わないのももったいない。表の隅にはボリスのワンャCント(これも全部違う絵)、スタンプのところにはツチグリ坊や。しばらく眺めてニヤニヤします。
読了日:11月10日 著者:ヒグチユウコ
BとIとRとDの感想
図書館本。凸版印刷された題名が美しい装丁に魅了され、表紙を眺めるだけで何日も満足してしまった。8の短編を収録。駒子さんは幼かったころの、繊細な心のひだの震えを覚えているのだろうか。泣きたくなるほどに懐かしい、今では忘れてしまった感覚。なにかつめたい、おおきなものをぎゅっと抱きしめたくなる。
読了日:11月10日 著者:酒井駒子
超件pトマソン (ちくま文庫)の感想
図書館本。取り寄せたらあまりの分厚さに仰け反ったけど面白かった。今なら写真だけでも十分本になるだろうが「不動産に付着していて美しく保存されている無用の長物」を「超件pトマソン」と定義し、鑑賞に値するものと知らしめた草分け的な本書。時代のせいかそれとも件pとはそういうものか、ところどころギョッとするような言葉に引っかかりますが、それも味なのかな。本書発行から四半世紀以上を経て開発が進んだ日本の街中では、猫も住みにくいしトマソンも絶滅寸前だろう。表紙写真の真実が分かったとき、肝がヒヤッとしました。ブルブル。
読了日:11月9日 著者:赤瀬川原平
10ねこ (福音館の科学シリーズ)の感想
図書館本。岩合さんの写真絵本。はじめの「1ねこ」からページをめくるごとにねこが1匹ずつ増える。ねこが増えるたび次はどんなシチュエーションかな、とワクワク。「10匹ものねこが一堂に会して1枚の写真におさまるの!?」という疑問は見てのお楽しみ。おまけのページは圧巻! 表紙の、おなかとたまたま放り出して寝っころがっているねこちゃん、もはや禅の境地ですな。私が好きなのは1・3・4ねこのページ。4ねこ、お父さんねこの得意げな顔ったら(*´∀`*)
読了日:11月9日 著者:岩合光昭
「あ・そ・ぼ」やで!の感想
図書館本。「おこだでませんように」のくすのきしげのりさんの文に、漫画家のこうの史代さんの絵。フランス帰りの主人公ユキちゃんがのっぺりとした日本顔なのがいい。ストーリーはなんというか、私には優等生過ぎるような… でもこころがキュンとなる絵本でした。大阪のノリって「こういうもの」って知らないと「バカにされた」って思いがちなのかもね。
読了日:11月9日 著者:くすのきしげのり
きみが見つける物語 十代のための新名作 休日編 (角川文庫 あ 100-103)の感想
図書館本。「秋の牢獄」目当てで。他の話も面白かった。すらすら読めるしシリーズものの1篇が多いので、気に入ったら原本をあたるのもよし。字は大きめで難しい漢字には仮名もふってあるので「十代のための」と銘打ってあるように小学校高学年くらいからいけそう。しかし・・・「新名作」ってのはどうかと。特に森絵都の「春のあなぽこ」は「たのきんトリオ」にずっこけ、ブロマイドに懐かしさを覚え・・・。時事ネタは旬を過ぎてしまうと、物語へのひっかかりになってしまうんだなあ。休日編、で5編収録なのに季節が夏に片寄っているのが残念。
読了日:11月8日 著者:角川文庫編集部
ネコのぬり方の感想
なんか・・・違うんだよなあ、猫の絵が。デフォルメの仕方が。とはいえ、塗ることで猫の柄に詳しくはなれました。
読了日:11月8日 著者:南幅俊輔
MUSEUM ミュージアム ヒグチユウコ塗り絵本の感想
届いた! 塗り絵だけどちゃんと絵本になっている! そして一つ一つの絵が素晴らしェエエエエエエ! 私の大好きなモチーフが盛りだくさんで悶絶。塗るのか? これに私が色を? 塗ってしまうのか? 畏れ多いィィィィ! と発狂しかける。もう一冊買うか。決定。
読了日:11月8日 著者:ヒグチユウコ
うちの猫がまた変なことしてる。2 (メディアファクトリーのコミックエッセイ)の感想
連れ合いの遺伝子が時限発動したようで、最近抜け毛が多く本人もそれを気にしている。なので「猫を飼ったら猫の毛なのか自分の毛なのかわからなくなるから気にしなくて済むよ!」とアドバイスしたら何言ってんだこいつ、的に無言でにらまれた。仕方がないからこのおっさんを大きな猫だと思い込もうとしたけど、抜け毛の多さ以外に共通点がなかった。何を言いたいのか皆様もわからないと思いますが、要するにすごく猫が飼いたいのです。そんな私の猫欲をなだめるどころか燃え上がらせるエッセイ漫画第2作目。素晴らしい。猫のかわいさ満点。
読了日:11月8日 著者:卵山玉子
秋の牢獄 (角川ホラー文庫)の感想
11月7日が舞台の表題作だけ、他のアンソロジーを借りて再読(なんとややこしい)。もしリプレイを繰り返す運命なら今日がいい、というくらい、おだやかで気持ちのいい朝に読みました。こんなに短かったっけ? と思うくらい、すっと読んでしまった。人間、いや生命にとっては死ぬことが許されないのがいちばんの恐浮ネのか。不老不死とはいつの時代も人々の憧れではなかったか? リプレイヤーの藍の心境には楽しさと儚さと絶望と諦観が同居する。来年のために、文庫を買おうかなあ。
読了日:11月7日 著者:恒川光太郎
MOE 2016年 11 月号 [雑誌]の感想
図書館本。ヒグチユウコさんのことを今まで存じ上げず、「ボリス絵日記」をちょっと読んで大好きになり、ちょうど特集だったこの雑誌(これまた初読み)を借りてみた。リアルで精密な、とってもかわいい猫さんと…おお、これはアノマロカリス?! うわー、私の好みにどストライク!! 今まで知らなかったのが悔やまれます。他に、藤城清治さんの猫の絵も素敵でした。
読了日:11月7日 著者:
落ち葉切り紙: 美しい葉っぱモチーフ160作品と飾って楽しむアイデアの感想
図書館で立ち読み。切り紙でリアルな落ち葉が作れるんだなあ~。なんとなく切ればできそうな気もするけれど、そういうわけにはきっと行かない。大事なのは型紙だ!
読了日:11月6日 著者:Killigraph
カユイ カユイ―たぬきせんせいのびょうきのほん (かがくのとも傑作集)の感想
図書館で立ち読み。蕁麻疹、アトピー、水疱瘡、虱、蚊・・・などによるかゆみに悩まされる子ども達に、たぬき先生が優しくかゆみのわけや対処を教えてくれます。かゆみを「ムジムジ」と表現したり、薬をすすめるのは最低限、最後に「少しくらいかゆいほうが素敵でしょ」的な言葉で締めるなど、いい意味で予想を裏切られる絵本。毎日どこかしかの体のかゆみにムジムジしている私としては非常に励まされました。
読了日:11月6日 著者:毛利子来
監獄学園(1) (ヤンマガKCスペシャル)の感想
レンタル電子書籍無料にて。ものすごくしょうもなくてどうでもいい。こんなんあと20なん巻も続かせられるのって逆にすごい。
読了日:11月6日 著者:平本アキラ
旅館すずめや てくてく遠足日和の感想
図書館に蔵書がなかったので、購入。切り絵絵本の「旅館すずめや」2作目。今度は旅館を飛び出して、秋の山へ遠足。季節の味覚や景色を楽しみます。前作同様、伝統小物がたくさん登場。今の時期にぴったりの本。それにしても女将は働き者だ。前作が冬、そしてこれが秋だったから、さらに続編春・夏も制作してほしいなあ。
読了日:11月6日 著者:雨宮尚子
ぬり絵BOOK 岩合さんのネコの感想
買ってしまった。岩合さんの猫写真と、それを線画におこしたぬりえ。仔猫多め。あれ、でも猫ってリアル線画にするとちょっと浮「…。毛のふかふか具合を上手に塗れるかどうかで、かわいさが決まると思います。背景がすごく大変そうなのも。私は多分、猫だけ塗ったら満足する。
読了日:11月6日 著者:岩合光昭
京都まち遺産探偵の感想
図書館本。ジャケ借りです。京都の案内書なんて腐るほど出ているでしょうが、これはなんともニッチな視点で書かれた案内書。橋の欄干の形状やタイル、提灯の意匠など、建築家ならではの見所ャCントで建築物を紹介。マップも載っているけれど、15物ジャンルを紹介しているので、気になるジャンルは「きっと他にもあるはず」と自分で探せるであろう所がいいですね。石彫動物と石積み、西本願寺の埋め木探しが興味深い。レトロな雰囲気のいいカフェの紹介もあり。
読了日:11月5日 著者:円満字洋介
殺人犯はそこにいる: 隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件の感想
図書館本。ごめんなさい途中まで。今の精神状態で読み進めるのがつらくなって。他にも待っている方がいるので次に回します。溢れる情報の中から自分の信じたい情報を取捨選択することは、誰でもしているだろう。でも警察がそれをやってはいけない。冤罪が恐ろしいのは無実の人間が犯人として扱われ刑に処せられることだけでなく、真犯人が野放しになってしまうこと。誤認逮捕され収監された菅家さんの失われた時間、そしてその間に奪われた幼い命は二度と戻ってこない。真犯人はまだ、捕まっていない。
読了日:11月5日 著者:清水潔
小学館の図鑑NEO きのこシール (まるごとシールブック)の感想
すばらしい! シールでありながら、ちゃんと図鑑になっていて食用かどうかもわかる。同じページにあるきのこは同じ科のキノコ、という凝り具合。人気のあるタマゴタケとベニテングタケは1種で1ページ分という贅沢。他の方のレビューに則り、使用用と保管用の2冊買いました。
読了日:11月4日 著者:大作晃一
野原ひろし 昼メシの流儀(1) (アクションコミックス)の感想
レンタル電子書籍で。最近サラメシが人気ですね。好きなものが食べられるのはうらやましいけど、毎日外食はお金がかさむし大変だ。ランチは量が多いのが基本だから、今量がそんなに食べられない身としては「サービス増量」は逆に迷惑。残すのは嫌だし。パンケーキの章で、連れ合いが「女子女子した店にひとりで入るのは無理、ミスドレベルでもダメ」といっていたのを思い出しました。私はラーメン屋でも牛丼屋でも、ひとり入店大丈夫なんですけどね・・・。漫画としては凡、野原ひろしである必然性も皆無。
読了日:11月4日 著者:塚原洋一
ギフト±(1) (ニチブンコミックス)の感想
レンタル電子書籍無料にて。自らも臓器移植で助かった少女・環が、「臓器になったほうが役に立つ」とみなした人間(「鯨」)を解体、友達を通じて闇医者に流す。んー、法に照らさず、さらには自分と関係のない人間を人間が裁くって傲慢なんじゃないですかね。よくネットに広告が出ていて気になっていた漫画だけど、続きはもういいかな。
読了日:11月2日 著者:ナガテユカ
はんなちゃんがめをさましたらの感想
図書館本。ああ、駒子さんは夜の使い手だ。自分しか起きていない夜中ってもしかしたら時間が止まっているのかもしれないと思ってしまう。はんなちゃんはチロが一緒だったから、浮ュなく夜を楽しめたんだね。
読了日:11月1日 著者:酒井駒子
ずうのめ人形の感想
図書館本。前作から登場人物などは引き継いでいるものの、単独でも大丈夫なお話。一章ごとに視点が移り変わる作風が読ませる。面白くてぐいぐい引き込まれるんだけど、なかなか読み進められなかったのは浮ウのせいか、私の集中力のなさか。オカルト的な浮ウだけでなく、いじめ、虐待など人間の隠し持つ浮ウも味わえた。読みながら引っかかっていたところがうまいこと伏線に。ちょっと叙述トリック的なところもあって、にんまり。ラストのもやっと感と収束感がすばらしい。しかしタワーマンション52階分…えげつな。
読了日:11月1日 著者:澤村伊智
読書メーター
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紙版は2冊とも貸してしまっているので(^^;)電子書籍。映画のあとの復習。映画で気づいた細かいところが漫画の中にもちゃんと描かれていた。映像化でよくわかって楽しかったのは、この巻では「波のうさぎ」とすずの節約料理術のところ。コクバの上に置かれた椿の赤、カラーは偉大だ。4匹のめざしを、お父さんの弁当用に1&夕飯にお父さんお母さん1ずつ、すずと周作さんで半分こ、北条家の優しさとすずさん夫婦の仲のよさが表れているなあ。逆に映画では、同じ章の楠木公がぶひひんと登場しなかったのが残念。
読了日:11月16日 著者:こうの史代
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立ち読みで。もうこの、表紙からして「うひゃひゃ」と笑いたくなります。ノラネコぐんだん、自由やなー。なんて安楽な無人島なんだろう。人間のおじさんならヒゲモジャになるところ、ノラネコたちはwww そして説教されて正座で反省(絶対してるふり)。最初から最後まで私は「うひゃひゃ」でした。
読了日:11月15日 著者:工藤ノリコ
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レンタル電子書籍で。血縁や戸籍は関係なく、素の自分を出せる暖かい関係、それを「家族」と呼ぶのかもしれない。自分はなんとも思っていないつもりでも、周りの目が気になってしまったらそれは差別していることなのだろうか。特別視しない、自然体でいることって努力でどうなるわけではないから…難しいね。カナちゃんの担任(何でこいつまでガチムチなんだ)が気になるが…不穏な予感を感じさせつつ、いい方向(例えばゲストティーチャーをマイクにお願いしたい、とか)だったらうれしいけど。
読了日:11月15日 著者:田亀源五郎
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実際に塗ってみて。写真の印刷と塗りやすい紙を意識されたのか写真と塗り絵のページが分かれているので、写真か塗り絵か、どちらか切り離し式でないと非常に不便。そして絵が小さい。せめて写真より大きくないと塗りにくい。猫が小さいものは塗る気も起きない。模様を輪郭線で囲む(三毛猫とか)のもチープになる原因。線画の線がエッジが効いていて、かわいい表情が台無し。背景がごちゃごちゃしすぎなものが多い。ということで塗り絵としては残念な出来でした。私が多くを求めすぎなのかもね…。
読了日:11月14日 著者:岩合光昭
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立ち読みで。「くまのがっこう」の作者コンビ。えらい絶賛な帯がついていましたが… ひねった展開や心に迫るエピソードは何もありません。「うさぎさんかわいいねー」な絵本。
読了日:11月13日 著者:あいはらひろゆき
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映画を見る前に再読。前編が登録されていないので、とりあえずこちらだけ。行きつ戻りつ、何度も繰り返してゆっくり読み進めた。世界の切れ端である私のためにあなたのために、いつでも居場所が用意されている。記憶の器として生き続ける、人としてのその宿命は時として残酷でもある。けれど私とそのとき一緒にいた人しか知りえない思い出を自分の中に宿せるのはとても贅沢なことなんだ。読んでいると心がぎゅーっと苦しくなるけれど、大好きな作品。これからも何度でも読みます。
読了日:11月13日 著者:こうの史代
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やさしい絵と色合い。なんて切ない話。相手の幸せを願うこととそばにいてほしいと思うことは同じ愛ではないの? ぽろぽろと流れるニャンコの涙が胸にたまる。離れていても、きっと二人はかぞく。
読了日:11月12日 著者:ヒグチユウコ
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立ち読みで。好きな陶潔ニさん。ずっと前に、東洋陶磁美術館で特集をやったときに見に行き、一目ぼれ。現代的で、どこか日本や北欧の陶器を感じさせる器。やさしい色合いの釉薬、なめらかな形。飾っておくよりもきっと普段使いで生きてくる、寄り添える器たち。また現物を見たいものです。
読了日:11月10日 著者:
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立ち読みにて。「どこいったん」「ちがうねん」と来て「みつけてん」。どうにも前2作の不穏な感じがよぎり、「この仲よしかめさんがラストで血で血を洗う争いを…?」とガクブルしながら読み進めましたが…。うん、ぼうし3部作の中ではこれがいちばん好き。表紙の背景の色、きれいですね。
読了日:11月10日 著者:
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立ち読み。せなさんの本にしてはめずらしく、線描。およげないさかなと男の子、泳げるように一生懸命練習します。スイミングスクールで…笑。ハッピーエンドのはずなのに、なんだかさみしい気持ちになってしまう。
読了日:11月10日 著者:せなけいこ

立ち読みで。バスの時間が迫っていてじっくり読めなかった…(なら買えよ!)、すんません。団子になっている姿が世界一かわいいと評判のシマエナガですが、この写真集は飛んでいるところ、地面を歩いているところ、巣作りや子育ての様子まで。こういう系の鳥ってちょこまか動いて大変写しにくいと思うのですが、よくぞ撮ってくれました! ジャンプしているところがもんのっすんごくかわいいです。しかしやはりいちばんは雛の団子…。私も混ぜてください。またきちんと時間をかけてじっくり見たい本。
読了日:11月10日 著者:小原玲
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立ち読み。かわいい! 手先が器用でないし、飽き性なので私は手を出すのやめときますが。羽毛のふわふわ感が紙で出せるなんて。世界の鳥(ペンギン親子とかインコとか)もかわいいけど、日本の身近な小鳥が素敵。
読了日:11月10日 著者:やまもとえみこ
![ヒグチユウコ 100POSTCARDS [Animals] ([ャXトカード])](http://ecx.images-amazon.com/images/I/61F2vl3AFtL._SX100_.jpg)
買ってしまった…。分厚いいい紙に印刷されていて、使うのも使わないのももったいない。表の隅にはボリスのワンャCント(これも全部違う絵)、スタンプのところにはツチグリ坊や。しばらく眺めてニヤニヤします。
読了日:11月10日 著者:ヒグチユウコ
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図書館本。凸版印刷された題名が美しい装丁に魅了され、表紙を眺めるだけで何日も満足してしまった。8の短編を収録。駒子さんは幼かったころの、繊細な心のひだの震えを覚えているのだろうか。泣きたくなるほどに懐かしい、今では忘れてしまった感覚。なにかつめたい、おおきなものをぎゅっと抱きしめたくなる。
読了日:11月10日 著者:酒井駒子
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図書館本。取り寄せたらあまりの分厚さに仰け反ったけど面白かった。今なら写真だけでも十分本になるだろうが「不動産に付着していて美しく保存されている無用の長物」を「超件pトマソン」と定義し、鑑賞に値するものと知らしめた草分け的な本書。時代のせいかそれとも件pとはそういうものか、ところどころギョッとするような言葉に引っかかりますが、それも味なのかな。本書発行から四半世紀以上を経て開発が進んだ日本の街中では、猫も住みにくいしトマソンも絶滅寸前だろう。表紙写真の真実が分かったとき、肝がヒヤッとしました。ブルブル。
読了日:11月9日 著者:赤瀬川原平
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図書館本。岩合さんの写真絵本。はじめの「1ねこ」からページをめくるごとにねこが1匹ずつ増える。ねこが増えるたび次はどんなシチュエーションかな、とワクワク。「10匹ものねこが一堂に会して1枚の写真におさまるの!?」という疑問は見てのお楽しみ。おまけのページは圧巻! 表紙の、おなかとたまたま放り出して寝っころがっているねこちゃん、もはや禅の境地ですな。私が好きなのは1・3・4ねこのページ。4ねこ、お父さんねこの得意げな顔ったら(*´∀`*)
読了日:11月9日 著者:岩合光昭
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図書館本。「おこだでませんように」のくすのきしげのりさんの文に、漫画家のこうの史代さんの絵。フランス帰りの主人公ユキちゃんがのっぺりとした日本顔なのがいい。ストーリーはなんというか、私には優等生過ぎるような… でもこころがキュンとなる絵本でした。大阪のノリって「こういうもの」って知らないと「バカにされた」って思いがちなのかもね。
読了日:11月9日 著者:くすのきしげのり

図書館本。「秋の牢獄」目当てで。他の話も面白かった。すらすら読めるしシリーズものの1篇が多いので、気に入ったら原本をあたるのもよし。字は大きめで難しい漢字には仮名もふってあるので「十代のための」と銘打ってあるように小学校高学年くらいからいけそう。しかし・・・「新名作」ってのはどうかと。特に森絵都の「春のあなぽこ」は「たのきんトリオ」にずっこけ、ブロマイドに懐かしさを覚え・・・。時事ネタは旬を過ぎてしまうと、物語へのひっかかりになってしまうんだなあ。休日編、で5編収録なのに季節が夏に片寄っているのが残念。
読了日:11月8日 著者:角川文庫編集部

なんか・・・違うんだよなあ、猫の絵が。デフォルメの仕方が。とはいえ、塗ることで猫の柄に詳しくはなれました。
読了日:11月8日 著者:南幅俊輔

届いた! 塗り絵だけどちゃんと絵本になっている! そして一つ一つの絵が素晴らしェエエエエエエ! 私の大好きなモチーフが盛りだくさんで悶絶。塗るのか? これに私が色を? 塗ってしまうのか? 畏れ多いィィィィ! と発狂しかける。もう一冊買うか。決定。
読了日:11月8日 著者:ヒグチユウコ

連れ合いの遺伝子が時限発動したようで、最近抜け毛が多く本人もそれを気にしている。なので「猫を飼ったら猫の毛なのか自分の毛なのかわからなくなるから気にしなくて済むよ!」とアドバイスしたら何言ってんだこいつ、的に無言でにらまれた。仕方がないからこのおっさんを大きな猫だと思い込もうとしたけど、抜け毛の多さ以外に共通点がなかった。何を言いたいのか皆様もわからないと思いますが、要するにすごく猫が飼いたいのです。そんな私の猫欲をなだめるどころか燃え上がらせるエッセイ漫画第2作目。素晴らしい。猫のかわいさ満点。
読了日:11月8日 著者:卵山玉子

11月7日が舞台の表題作だけ、他のアンソロジーを借りて再読(なんとややこしい)。もしリプレイを繰り返す運命なら今日がいい、というくらい、おだやかで気持ちのいい朝に読みました。こんなに短かったっけ? と思うくらい、すっと読んでしまった。人間、いや生命にとっては死ぬことが許されないのがいちばんの恐浮ネのか。不老不死とはいつの時代も人々の憧れではなかったか? リプレイヤーの藍の心境には楽しさと儚さと絶望と諦観が同居する。来年のために、文庫を買おうかなあ。
読了日:11月7日 著者:恒川光太郎
![MOE 2016年 11 月号 [雑誌]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/61kkkufZxDL._SX100_.jpg)
図書館本。ヒグチユウコさんのことを今まで存じ上げず、「ボリス絵日記」をちょっと読んで大好きになり、ちょうど特集だったこの雑誌(これまた初読み)を借りてみた。リアルで精密な、とってもかわいい猫さんと…おお、これはアノマロカリス?! うわー、私の好みにどストライク!! 今まで知らなかったのが悔やまれます。他に、藤城清治さんの猫の絵も素敵でした。
読了日:11月7日 著者:

図書館で立ち読み。切り紙でリアルな落ち葉が作れるんだなあ~。なんとなく切ればできそうな気もするけれど、そういうわけにはきっと行かない。大事なのは型紙だ!
読了日:11月6日 著者:Killigraph

図書館で立ち読み。蕁麻疹、アトピー、水疱瘡、虱、蚊・・・などによるかゆみに悩まされる子ども達に、たぬき先生が優しくかゆみのわけや対処を教えてくれます。かゆみを「ムジムジ」と表現したり、薬をすすめるのは最低限、最後に「少しくらいかゆいほうが素敵でしょ」的な言葉で締めるなど、いい意味で予想を裏切られる絵本。毎日どこかしかの体のかゆみにムジムジしている私としては非常に励まされました。
読了日:11月6日 著者:毛利子来
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レンタル電子書籍無料にて。ものすごくしょうもなくてどうでもいい。こんなんあと20なん巻も続かせられるのって逆にすごい。
読了日:11月6日 著者:平本アキラ

図書館に蔵書がなかったので、購入。切り絵絵本の「旅館すずめや」2作目。今度は旅館を飛び出して、秋の山へ遠足。季節の味覚や景色を楽しみます。前作同様、伝統小物がたくさん登場。今の時期にぴったりの本。それにしても女将は働き者だ。前作が冬、そしてこれが秋だったから、さらに続編春・夏も制作してほしいなあ。
読了日:11月6日 著者:雨宮尚子

買ってしまった。岩合さんの猫写真と、それを線画におこしたぬりえ。仔猫多め。あれ、でも猫ってリアル線画にするとちょっと浮「…。毛のふかふか具合を上手に塗れるかどうかで、かわいさが決まると思います。背景がすごく大変そうなのも。私は多分、猫だけ塗ったら満足する。
読了日:11月6日 著者:岩合光昭

図書館本。ジャケ借りです。京都の案内書なんて腐るほど出ているでしょうが、これはなんともニッチな視点で書かれた案内書。橋の欄干の形状やタイル、提灯の意匠など、建築家ならではの見所ャCントで建築物を紹介。マップも載っているけれど、15物ジャンルを紹介しているので、気になるジャンルは「きっと他にもあるはず」と自分で探せるであろう所がいいですね。石彫動物と石積み、西本願寺の埋め木探しが興味深い。レトロな雰囲気のいいカフェの紹介もあり。
読了日:11月5日 著者:円満字洋介

図書館本。ごめんなさい途中まで。今の精神状態で読み進めるのがつらくなって。他にも待っている方がいるので次に回します。溢れる情報の中から自分の信じたい情報を取捨選択することは、誰でもしているだろう。でも警察がそれをやってはいけない。冤罪が恐ろしいのは無実の人間が犯人として扱われ刑に処せられることだけでなく、真犯人が野放しになってしまうこと。誤認逮捕され収監された菅家さんの失われた時間、そしてその間に奪われた幼い命は二度と戻ってこない。真犯人はまだ、捕まっていない。
読了日:11月5日 著者:清水潔

すばらしい! シールでありながら、ちゃんと図鑑になっていて食用かどうかもわかる。同じページにあるきのこは同じ科のキノコ、という凝り具合。人気のあるタマゴタケとベニテングタケは1種で1ページ分という贅沢。他の方のレビューに則り、使用用と保管用の2冊買いました。
読了日:11月4日 著者:大作晃一

レンタル電子書籍で。最近サラメシが人気ですね。好きなものが食べられるのはうらやましいけど、毎日外食はお金がかさむし大変だ。ランチは量が多いのが基本だから、今量がそんなに食べられない身としては「サービス増量」は逆に迷惑。残すのは嫌だし。パンケーキの章で、連れ合いが「女子女子した店にひとりで入るのは無理、ミスドレベルでもダメ」といっていたのを思い出しました。私はラーメン屋でも牛丼屋でも、ひとり入店大丈夫なんですけどね・・・。漫画としては凡、野原ひろしである必然性も皆無。
読了日:11月4日 著者:塚原洋一

レンタル電子書籍無料にて。自らも臓器移植で助かった少女・環が、「臓器になったほうが役に立つ」とみなした人間(「鯨」)を解体、友達を通じて闇医者に流す。んー、法に照らさず、さらには自分と関係のない人間を人間が裁くって傲慢なんじゃないですかね。よくネットに広告が出ていて気になっていた漫画だけど、続きはもういいかな。
読了日:11月2日 著者:ナガテユカ

図書館本。ああ、駒子さんは夜の使い手だ。自分しか起きていない夜中ってもしかしたら時間が止まっているのかもしれないと思ってしまう。はんなちゃんはチロが一緒だったから、浮ュなく夜を楽しめたんだね。
読了日:11月1日 著者:酒井駒子

図書館本。前作から登場人物などは引き継いでいるものの、単独でも大丈夫なお話。一章ごとに視点が移り変わる作風が読ませる。面白くてぐいぐい引き込まれるんだけど、なかなか読み進められなかったのは浮ウのせいか、私の集中力のなさか。オカルト的な浮ウだけでなく、いじめ、虐待など人間の隠し持つ浮ウも味わえた。読みながら引っかかっていたところがうまいこと伏線に。ちょっと叙述トリック的なところもあって、にんまり。ラストのもやっと感と収束感がすばらしい。しかしタワーマンション52階分…えげつな。
読了日:11月1日 著者:澤村伊智
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