へなちょこの日々

プラナリア飼育記録から始まったブログ。

12月に読んだ本(2)

2018-01-01 07:31:00 | 

新しい卵ドリル おうちの卵料理が見違える!新しい卵ドリル おうちの卵料理が見違える!感想
読友さまにおすすめいただいた本。卵大好きですが、卵のこと、私は何もわかっていなかったということを思い知らされました。卵の知識を仕入れて、これからもっとおいしい卵が食べられると思うとよだれが止まりません。しかしおいしさにはやはり一手間がいるのよね。手軽さをとるか獅ウをとるか。図書館で借りましたが、これは手元に欲しい。
読了日:12月12日 著者:松浦達也
カラダが硬い人ほどうまくいく! 2週間でやせるストレッチカラダが硬い人ほどうまくいく! 2週間でやせるストレッチ感想
病院の売店で購入。わかっていること、それは読んでいるだけでは痩せない、ということ。
読了日:12月12日 著者:和田 清香
ふゆってどんなところなの?ふゆってどんなところなの?感想
図書館本。工藤ノリコさんの絵本には3きょうだい(いちばん上がお姉ちゃん)がよく出てきますね。私も冬眠してこんな素敵な夢が見たいなあ。あ、夢とは書いていないから、実際にこんなところなのかもしれない、冬って。「ふゆってどんな”ところ”」っていう表現が素敵です。
読了日:12月12日 著者:工藤 ノリコ
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)感想
図書館本。ひとりの女性の独白。提供者、介護人、施設、展示会、回復センター…。断片的にもたらされる情報から、施設の子どもたちのように「教わっているようで教わっていない」状況に陥れられる読書、「もしかして?」と思っていたことが決定的な言葉で「やっぱり」となるも、この独白がなんなのか…告発か懺悔か、はたまたただの思い出話かわからないままにページだけがすすむ。1950年代に書かれたならまだしも、同じモチーフを描く作品が溢れるいま、あえてこの作品を選ぶ良さはわかりませんでした。私には合わず、残念。
読了日:12月11日 著者:カズオ・イシグロ
つらかった過去を手放す本つらかった過去を手放す本感想
図書館本。著者はたくさんの著作があり、どの本も根底に流れる考えは同じだが、違う本を読むたびに新たな気付きがある。人間関係における「ある日突然」の出来事はそれまでの積み重ねの結果。我慢する人は苦労を招いている。自分を傷つけた人に謝ってもらっても、第3者に話を聞いてもらっても、それは解決にはならない。自分の傷を癒せるのは自分だけ。自己犠牲は尊いものではない。今まで、他人にしない/させられないようなことを平気で自分にはやっていたなあと気づいた。自分を守るために決断・行動することが過去の痛みを癒す。なるほど。
読了日:12月08日 著者:石原 加受子
気がつけばいつも病み上がり―本当にあった安田の話 (akita essay collection)気がつけばいつも病み上がり―本当にあった安田の話 (akita essay collection)感想
ショムニやちひろを描いた漫画家さん。題名見て「私やんかー!」と思ったけど…。しょっぱなが「毛じらみ」で期待したけど…。早々にネタが尽き、後半は動物さん漫画、果てはパチンコ漫画に(笑) まあ、このくらいカオスな感じのほうが漫画として面白みがあるってもんですね。魚の目、私はスタンダードに足の裏でしたが、あの薬でふやかして表面取ったときのゾワゾワ感…絵で見事に表現されていて鳥肌。そうそう、虫の卵っぽいですよね、ウフフ…。まあ言うほど私も死にかけた経験はないんですが。欝からの失踪は吾妻ひでおさんを髣髴。
読了日:12月08日 著者:安田 弘之
言ってはいけないクソバイス言ってはいけないクソバイス感想
図書館本。「クソバイス」、いい言葉ですね。以前に津村記久子さんの小説の中で見かけて大笑いしたものですが、犬山さんが創造主? 集まった数々のクソバイスへの犬山さんの見事な切り返し、いやーすっきり爽快。しかしクソバイスって自分が言われたらきっと腹が立つけれど、人のを見るとかなり面白い。土足型に仲人型、占い師に呪い、はたまたスピリチュアル系まで。「子供が欲しいと思ってるなら…宇宙の力を借りてどうでしょう(はぁと)」って! 「男は狩猟民族」って! お腹よじれるわ。最後の怒涛の一言クソバイスラッシュにやられました。
読了日:12月08日 著者:犬山 紙子
ダ・ヴィンチ 2018年1月号ダ・ヴィンチ 2018年1月号感想
BOOK OF THE YEAR2017。今となっては何に投票したんだっけ? とあまり覚えていませんが「そうそう、この本には確か入れたわ」と思った本たち、3つもコメントが採用されていてびっくり。ありがとうございます。コミック部門、「約ネバは来るだろ」と思ってたら全然であららのら。「エンタメ・実用書部門」、あるかしら書店もうんこ漢字ドリルもやせるおかず作りおきも一緒くただなんて、ジャンルの幅広すぎでしょ!笑 各社編集部イチオシの2018年の隠し玉が大変気になります。その前に積読本をどうにかしろって? はい。
読了日:12月07日 著者:
少女系きのこ図鑑少女系きのこ図鑑感想
少女に擬人化したきのこのイラスト集。お一人でよくこれだけたくさんのきのこを! 優しいタッチのかわいい絵は眺めているだけで和むし、それぞれのきのこの特徴をしっかり再現していてGOOD。食用に向くかどうかが5段階でグラフ化表示されているのが新しい。生態も簡潔に書かれていて、図鑑としても良し。写真が掲載されていれば、との声もあるけれど、そうすると絵と比較しちゃうから私はないほうがいいと思う。続編も出ているようなので、そちらも読んでみたい。
読了日:12月06日 著者:玉木えみ
水族館で珍に会う水族館で珍に会う感想
図書館本。水族館で出会える珍生物の紹介。さらっと。左閉じ(縦書き)だからかな?なんとなく、読みにくく感じたのです。写真も「これぞ!」て感じには思えないショットだし。注文多くてスミマセン。ダンゴウオ的人たちがかわいいのですよ。
読了日:12月04日 著者:
賞賛語(ほめことば)・罵東?けなしことば)辞典 (実用辞典シリーズ)賞賛語(ほめことば)・罵東?けなしことば)辞典 (実用辞典シリーズ)感想
タイトルと、フジモトマサルさんのかわいい装画に惹かれて。もっと歯の浮くようなほめ言葉や目を覆いたくなるような罵詈雑言が堪能できるものかと思ったら…思ってたんと違った。「○○(妻とか夫とかサラリーマンとか)をほめる・けなす」というカテゴリー分けがなされた、文学からの抜粋のある辞書。夫婦をほめる→円満・鴛(おしどり)夫婦・夫唱婦随・共白髪・相生の松…、夫婦をけなす→仮面夫婦、ずるずるべったり、夫婦喧嘩は犬も食わぬ…というような。教養は得られるけれど、なんとも上品な感じで私には実用的ではないなあ、と思いました。
読了日:12月04日 著者:長野 伸江
人間をお休みしてヤギになってみた結果 (新潮文庫)人間をお休みしてヤギになってみた結果 (新潮文庫)感想
図書館本。題名に惹かれて。ちょっと仕事辞めてくる的ノリでヤギさんの群れに混じってのんびりしてきたで、という話かと。それなら私もやりたいわ、と手に取ったが、本気度が違った。彼は人間としての生活だけでなく、体の仕組みからヤギになりきりアルプス越えをするという、途方も無い現実逃避を実行する計画を立てたのである。最初はもっとコンパクトに書けたんじゃないの、と思ったが読むほどに独特の文体もくせになり、楽しく読めました。賢いのを拗らせると大変やな。2016年イグノーベル賞受賞。
読了日:12月04日 著者:トーマス トウェイツ
なくなりそうな世界のことばなくなりそうな世界のことば感想
図書館本。とてもよかった。世界各地の50の少数言語、その言語の専門家が選んだ、50の言葉。ことばは文化なのだ、としみじみ思った。アイヌ語の担い手がもう5人しかいないだなんて。強い生物が人間の手によって播種され、現地のいきものが淘汰されてしまうように、小さなことばは大きな言葉に駆逐されてしまうのだろうか。そうならないことを願う、切に。
読了日:12月01日 著者:吉岡 乾
おとなになるってどんなこと? (ちくまプリマ―新書)おとなになるってどんなこと? (ちくまプリマ―新書)感想
わかりやすい言葉で、平易な文章でで、ばななさんが「生きる」ことについて伝えたいことをまとめた本。この人は文章に魂を込める才能があるなあ、と思う。もろ手を挙げて共感、という内容ばかりではなかったけれど、心の深いところに刺さる。ばななさんは中学生のときに「大人になった」と感じたそうだけれど、私はいまだに大人になれていないんじゃないかと、自分のことばかりでわがままなままなんじゃないかと不安になってしまう。子どもの自分を大切に抱えてあげよう。自立については最近考えていたこととぴたっとはまってびっくりした。
読了日:12月01日 著者:吉本 ばなな
海べのふしぎな生きものたち (ちしきのぽけっと2)海べのふしぎな生きものたち (ちしきのぽけっと2)感想
図書館本。表紙に惹かれて。このモサモサしている人はウニの仲間のオカメブンブク。ウニとはだいぶ生態が違い、活発に動くし体に前後がある。海で出会ったら面白いだろうなあ。砂にもぐっているから、掘らずに出会う可能性は低そうだけれど。他にもゴカイを引っこ抜いたところも興味深い。定着せずに泳ぎ回るホヤが魚の原型になった説があるとは。裏表紙見開きの、それぞれの生物の解説も、小さいけれどたのしい。残念なのはホヤやクラゲ・イソギンチャクの説明をしている文の写真がカニなこと。なんでや。
読了日:12月01日 著者:とりない けいこ
12月の京都 (京都12か月)12月の京都 (京都12か月)感想
図書館本。12月は終い行事や大根炊きなど、年末ならではの行事が。大根炊き、おいしそう。煮物は大なべでたくさん作るほどおいしいですものね。でもお接待なのに料金が・・・? 無料のところもあるのかな。←せこい。 烏丸御池・松之助のアップルパイやメゾンドフルージュのいちごミルフィーユ、北山のラャ泣gドゥシエルブルーのフランボワジェピスターシュ(店名も商品名も長いな)などのケーキも、最近甘党気味なので気になります。さらさ西陣も行ってみたい。
読了日:12月01日 著者:
人間失格 1 (ビッグコミックス)人間失格 1 (ビッグコミックス)感想
あれ…原作ってこんなに浮ゥったっけ…。さすがかわいい猫ちゃん漫画もホラーにしてしまう伊藤潤二である。感服。原作読んだときは「ふにゃふにゃ男の魅力なぞわからんで結構! 2度と読むかいや」と思いましたが、これを読むと原作に戻りたくなる不思議。
読了日:12月01日 著者:伊藤 潤二

読書メーター



12月に読んだ本(1)

2018-01-01 07:29:00 | 
12月の読書メーター
読んだ本の数:49
読んだページ数:7383
ナイス数:9006

MOE (モエ) 2018年2月号[雑誌] (第10回MOE絵本屋さん大賞2017/特別ふろく:ヒグチユウコカレンダー2018)MOE (モエ) 2018年2月号[雑誌] (第10回MOE絵本屋さん大賞2017/特別ふろく:ヒグチユウコカレンダー2018)感想
今年もカレンダー目的で購入も、本誌も読み応えばっちりでした。私の好きななつみちゃんが今年の絵本やさん大賞1位! しろくまが4位(新人賞2位)! 嬉しいです。ヒグチさんの「ほんやのねこ」、犬の耳に埋もれてうっとりするニャンコがかわいすぎ。この方の描く物語は出会いと再会の嬉しさ、別離のせつなさにいつも涙が出てしまいます。後ろのほうの切手の特集も良かった。駒子さんやぐりぐらの切手、欲しかったけれど買ってもきっと使えないから紙面で見るだけで十分なのか。野菜とくだものの切手はシュールなかわいさ(よく使ってました)。
読了日:12月31日 著者:
念力家族念力家族感想
図書館本。1975年生まれ、17歳のときに読んだ寺山修二の歌集により短歌を詠むようになった歌人。変型判の装丁やところどころに挟まるシュールな挿絵が世界観にぴったり。特殊能力を持つ登場人物やUFO、霊、サイコホラーな題材が多し。中には短歌雑誌の入選作もあるが、そちらはわりと無難な題材。雑な造りの歌も多いが、高校生から浪人生のときに読んだ歌を収録しているというので納得。その後、どんな歌を詠むようになったのか気になる。
読了日:12月31日 著者:笹 公人
温泉遺産の旅 奇跡の湯 ぶくぶく自噴泉めぐり温泉遺産の旅 奇跡の湯 ぶくぶく自噴泉めぐり感想
図書館本。そうそう、掘削して出てきた温泉よりもやっぱり自噴泉だよね~…と手に取ったら、ただの自噴泉というだけではなく「ぶくぶく自噴泉」=湯船の下からじかに沸いてくる温泉、または湯船横で湧く「自然流出泉」の二つに限った全国80の対象地の中から63の温泉地を取材したもの。直接源泉が湯船に流れ込む、というものだけあって、湯温はぬるめのものが多い。(ところどころ、高温の源泉を水でうめているところもあるが。)どの温泉も鄙びていてとても良さそうです。
読了日:12月31日 著者:篠遠 泉,長岡 努
午前3時を過ぎて (塔21世紀叢書)午前3時を過ぎて (塔21世紀叢書)感想
図書館本。1970年生まれの歌人、東大文学部卒も定職につかず各地を転々としながらフリーター生活をしていたという。35歳から40歳までに詠んだ歌集。社会になじめない鋭い感受性が心のひだに引っかかる。何気ない風景の中にペーソスを見出し、穏やかな日常をシニカルに見つめる。「あかねさすハローワークの窓口に朝よりならぶ患者のごとく」「踏み切りに列車過ぎるを見ておれば枕木は深く耐えているなり」そんな歌の中、わが子を詠んだ歌は、ただただ愛に満ち溢れていた。「湯船という明るきふねに子は乗りて今日のひと日を語りやまざる」。
読了日:12月31日 著者:松村 正直
クレープ屋で働く私のどうでもいい話クレープ屋で働く私のどうでもいい話感想
レンタル。題名に惹かれて。クレープ屋の店員さんがまとめたいろんなお客さんの言動と作者の心の声を1コマ漫画(たまに4コマ)で。じわじわくる面白さ。特に小さい子のエピソードがカワ面白い。たまに挟まる、クレープとは関係ない日常漫画もいいです。作者は人間観察が好きなんだろうなあ。
読了日:12月30日 著者:ただまひろ
波よ聞いてくれ(4) (アフタヌーンKC)波よ聞いてくれ(4) (アフタヌーンKC)感想
レンタル。個人的にツボだったのは、城華さんのひとり澪パと亀を顔からぶら下げる瑞穂。茅代嫌な女!と思ったけれど、ミナレの才能(と言っていいのか)に対する嫉妬ゆえとわかり、ちょっとスッキリ。しかし主人公が窮地に陥れば陥るほど面白い漫画・・・なんて罪作り。
読了日:12月30日 著者:沙村 広明
LDK mini (エル・ディー・ケー ミニ) :LDK 2018年 01 月号増刊 [雑誌]LDK mini (エル・ディー・ケー ミニ) :LDK 2018年 01 月号増刊 [雑誌]感想
美容室で。今年の総集編というだけあってすごい情報量。いろいろなもの(ハンドソープとかフライパンとかリップクリームとかetc.)のランキングが多数載っているけれど、そもそも編集部がその商品に重要視する観点と、自分が欲している観点が一致しないかもしれないということを念頭において読まなければなあ、と思った。特にフライパン。鉄のフライパンにこびりつかなさは求めない。あと、金ダワシでいくらこすっても、熱を加えていないから長持ち度は測れないのでは? 基本的にテフロン的フライパン=消耗品だと思っています。
読了日:12月28日 著者:
君になりたい―恋の短歌 (めくってびっくり短歌絵本)君になりたい―恋の短歌 (めくってびっくり短歌絵本)感想
図書館本。短歌の王道恋の歌。雪舟えま「傘にうつくしいかたつむりをつけて君と地球の朝を歩めり」がとびぬけて好き。全ての漢字にふりがなが振ってある児童書なのに、最後の歌の直接的なエロを想像させる挿絵はいかがなものか。
読了日:12月26日 著者:
命からがら―誰も行けない温泉 (小学館文庫)命からがら―誰も行けない温泉 (小学館文庫)感想
図書館本。本の作りはガイドブックだが、前書きには堂々と「温泉のガイドブックではない。決して真似しないで欲しい」と書いてある。道なき道を越え、カメラを水没させながら川を渡り、落石や野生動物の危険と対峙しながらガスマスクをつけて温泉に浸る。まあ真似しようとは思いません。でも中には立派な湯船のある野天の湯などもあり、大変気持ち良さそうである。しかし9道府県で40の秘境温泉、つくづく日本は温泉大国だなあ。文章自体は著者の性格のクセが出ていて、読んでいてあまり楽しくなかった。残念。
読了日:12月26日 著者:大原 利雄
あなたの人生が変わる対話術 (講談社+α文庫)あなたの人生が変わる対話術 (講談社+α文庫)感想
図書館本。年末に読んだこの本、今年最高の1冊になるかもしれない。初めはカウンセラーに向けて書かれるはずだった本が、一般向けの「対話の技術」を示す本となって書かれたらしい。対話と会話の違い、体験と経験の違い、孤独と孤立の違い、ムラ社会と個人主義。西洋文化が入って個人主義が叫ばれているが、社会は依然と2人称関係のムラ状態な現代日本。現代の苦しさの原因はこれか、と思い当たった。哲学に明るくないので、所々まだ噛み砕けていない部分もあるのでもう一度、時期を置いて読んでみたい。
読了日:12月25日 著者:泉谷 閑示
ひらめき型アドリブ発想カードゲームキャット&チョコレート 日常編 ([バラエティ])ひらめき型アドリブ発想カードゲームキャット&チョコレート 日常編 ([バラエティ])感想
ネットで読んで面白そうと買ったカードゲーム。夫とふたりでやろうと思ったのに対象人数3人以上だし、説明書読んでもやり方が意味わからない…とほほ。
読了日:12月24日 著者:
キノコの魅力と不思議 (サイエンス・アイ新書)キノコの魅力と不思議 (サイエンス・アイ新書)感想
図書館本、大変面白かったです。一見すると図鑑のようですが、実はきのこエッセイ。私の好きな中毒事例もたくさん載っていました。なんとも味のある(でも読みやすい)文章が癖になります。ところどころに挟まるきのこ料理がおいしそう。愛犬ボリボリ(表紙の子とはまた別のワンちゃん)かわいすぎ。著者はきのこ好きが高じて信州に移住、きのこのペンションを開業するまでになった人。この方のペンションに泊って、きのこ散策し、野生のきのこ料理を食べてみたいなあ。著者近影、オニフスベと微笑むとってもかわいいおじさんです。
読了日:12月24日 著者:小宮山 勝司
魔女図鑑―魔女になるための11のレッスン魔女図鑑―魔女になるための11のレッスン感想
図書館本。とってもたのしい本でした。パンキッシュな魔女たちがかわいい。あこがれるけれど、魔女ならではのモチーフの数々(とくに台所)にちょっとたじろいじゃう私は魔女になるにはまだまだ修行が必要なようです。よく出てくるなめくじがかわいい。手撃フ章が妙に詳しく実用的なのが面白い。うちの図書館、この本がほとんどすべての分館・分室に蔵書があるくらいの充実っぷり。いいぞいいぞ!
読了日:12月23日 著者:マルカム バード
ベルセルク 39 (ヤングアニマルコミックス)ベルセルク 39 (ヤングアニマルコミックス)感想
スーパー銭湯のラウンジにて。大きく話が動いた一冊。ガッツ一行、ついに「花吹雪く王」のもとへ! ああー、私も妖精の森でぐだぐだしてたいよおー。かわいい生き物がいっぱい。ブラウニー、うちにも3匹くらい欲しいなあ。パックって美形なのに最近は栗姿ばかりで…。マニ彦さんとの計略の場面はコントかと。後半、いよいよキャスカの夢の中。荒涼とした風景と犬さんが哀しい。自分が関われないガッツの無念さ、それを汲む男達の友情よ。ガッツの独白が胸に来ました。すんごい気になるところで次巻へ続く。は、早く続きを、続きををををを!
読了日:12月23日 著者:三浦建太郎
そこにいますか―日常の短歌 (めくってびっくり短歌絵本)そこにいますか―日常の短歌 (めくってびっくり短歌絵本)感想
図書館本。この本は穂村さんと私の解釈が異なる歌がたくさんありました。でもそれが短歌の醍醐味かな。「むの字には○がありますその○をのぞくと見えるえんどう畑」、「みの字」や「まの字」の○をのぞいたら、何が見えるんだろうね。
読了日:12月23日 著者:
実録ドラッグ・リメ[ト実録ドラッグ・リメ[ト感想
図書館本。面白かった。文章が上手い。節度あるドラッグを経験した著者によるドラッグエピソード。著者のようにきっぱりドラッグを断てる人はごく少数だろう。だから「ダメ・ゼッタイ」。私も酒の飲み方からわかるように、ドラッグなんかやってしまった日には二度とこちら側には戻れなくなるだろう。でも国によったら酒もドラッグのひとつに数えられるから、私もすでに立派なジャンキーかもしれないけれど。教授、ヤギに紙を食わせてはいけません。擬似マリファナ効果を得ようとバナナの皮を吸って、我に返って切なくなるエピソードが好き。
読了日:12月22日 著者:草下 シンヤ
裏のハローワーク裏のハローワーク感想
図書館本。危険だったり違法だったりする「裏」の仕事をしたことがある人に、著者が直接インタビューをして聞いた実情。マグロ漁船、実際には借金のかたに放り込まれる人はほとんどいないと聞いたことがありますが、確かに誰にでも勤まるような仕事でないなあ。一度漁に出たら1年以上土を踏めないなんて…。人間関係もしんどそう。治験の話は、アホな人に話を聞いたなあ、としか。詐欺師、なんだかかわいいぞ。こんな詐欺師ばかりなら、それほど悪辣なことにはならないが、実際はもっと組織的なんだろう。臓器ブローカーはほんまに浮「。
読了日:12月22日 著者:草下 シンヤ
納豆の大ドンブリ―家族の短歌 (めくってびっくり短歌絵本)納豆の大ドンブリ―家族の短歌 (めくってびっくり短歌絵本)感想
図書館本。めくってびっくりシリーズは多分3冊目。今回の絵も短歌も、とても好きです。家族の短歌、現代短歌を主として14首収録。表題作のインパクトがすごいけれど、しっとりする歌も。斉藤茂吉の「みちのくの母のいのちを一目見ん一目みんとぞただにいそげる」からの早坂類「春ものの衣類をたたむわたくしの頭上はるかを母がまたいだ」で本が終わる、という編集の妙よ。
読了日:12月20日 著者:
かんぱい よっぱらい (えほんのぼうけん 84)かんぱい よっぱらい (えほんのぼうけん 84)感想
立ち読みで失礼。大変たのしい絵本ですが、子どもに読ませてええんか、これ笑 よその国では発禁になるところもあるのでは…
読了日:12月20日 著者:はらぺこめがね
図解 なんかへんな生きもの図解 なんかへんな生きもの感想
twitterで発表したものをまとめたものらしい。身近な生き物から珍獣まで、いろいろないきものの生態を解説。結構コアな知識が満載でとても面白かったです。捕食された生き物がことごとく「ウワーッ!!」っと叫ぶのがギャグのように効いてきます。いろんなメディアのパロディがあって、そちらも楽しめる。薄いかな?と思ったけれど、結構な読み応えでした。早くも続編を期待。
読了日:12月19日 著者:ぬまがさワタリ(絵・文)
先生に向いていないかもしれないと思った時に読む本 (教育単行本)先生に向いていないかもしれないと思った時に読む本 (教育単行本)感想
たくさんの実践的な心理学の本を執筆している著者、こんな本も出していたんだと手に取ってみた。なんとなく題名がぴんと来ない内容だな、と思ったら教育雑誌に連載していたものをまとめたもの。対子どものアドバイスについては「幼児~小学校低学年」くらいの小さい子どもについて書かれているような。連載誌が「小一教育技術」だとわかり納得。疲れてしまった教師だけでなく、教師の親や配偶者に悩まされている人にとって有益な章もあった。というか中核はいつもの「自分中心心理学」なので、教師以外の人が読んでも得るものはある。
読了日:12月19日 著者:石原 加受子
旅の理不尽 アジア悶絶編 (ちくま文庫)旅の理不尽 アジア悶絶編 (ちくま文庫)感想
まさかデビュー作を読み逃していた(題名は知っていたのだけれど、文庫化の際に違う題名になったと思っていたのだった)。あとがきにもあるように、内容も文体も青さが目立つ(だがそれがいい)。スットコドッコイな旅エッセイなのだけれど、読んでもその国のことがまったくわからないし、読むそばから内容をどんどん忘れていく。何も残らない、でもとても楽しめる1冊です。また幾度となく読み返し、ぼろぼろになることでしょう。
読了日:12月18日 著者:宮田 珠己
図解 がまんできない! 皮膚のかゆみを解消する正しい知識とスキンケア図解 がまんできない! 皮膚のかゆみを解消する正しい知識とスキンケア感想
図書館で見かけて借りました。生まれてからずっと、痒くない日はない、というくらいかゆみに付きまとわれているので。皮膚のつくりや、「なぜ掻いてはいけないか」というメカニズムはよくわかったけれど、私のかゆみを解消する助けにはならず残念。ステロイド外用薬は正しく使えば浮ュないって書いてあるけれど、やっぱり極力使いたくないなあ。私の場合、内服しないと治らんとも言われたし、内服しても確実に治るかはわからない。ストレスが関わっていることは確かだから、なるべくストレスのない生活をすることがいいのだろう、それはわかってる。
読了日:12月17日 著者:
罵詈雑言辞典罵詈雑言辞典感想
図書館本。罵詈雑言の数々が五十音順に並ぶ辞典。罵詈雑言といってももう死語になっているような古い言葉も多く、なんだか格調高い感じがする。差別語も結構載っているので、実用する際は気をつけられたい。例文が面白い。書きながら編者はさぞストレス解消になったことでしょう笑 これから私に腹が立ったら「とっちり頓馬」「とろっぺき」と罵ってください。
読了日:12月17日 著者:
駅弁女子―日本全国旅して食べて駅弁女子―日本全国旅して食べて感想
図書館本。とても素敵な本でした! 前半は駅弁の図鑑。中盤に駅弁をめぐる旅、後半は駅弁グッズや駅弁容器再利用法、コラムなどの小ネタ満載。駅舎や電車、人物の絵もいいけれど、この方の描く食べ物の絵がものすんごっくおいしそうなんです! 夜中に読むのは大変危険。あーお腹すいた。タイトルは「女子」だけれど男女問わずおすすめの1冊。
読了日:12月17日 著者:なかだ えり
自死: 現場から見える日本の風景自死: 現場から見える日本の風景感想
図書館本。重い読書だったが、読んでよかった。なぜ現代の日本は自死が多いのかを、いじめ・過労・精神疾患・責任を取るための自死など、さまざまな視点からの分析。切腹や特攻を美化する風土=責任を取って死ぬことが美徳とされる風潮。頑張ることが当たり前、でも頑張ってもどうにもならないことが増えている。電車の人身事故が日常化し、どこかでなくなっている人に対して「迷惑かけられた」としか思えなくなっている社会はおかしい。あとがきにあるように、経済効率優先の社会がいろいろな人を追い込んでいる。
読了日:12月17日 著者:瀬川正仁
レトロ銭湯へようこそ 西日本版レトロ銭湯へようこそ 西日本版感想
ブクブク交換会でご紹介いただいた本。素敵な1冊でした。かわいいタイルのレトロな湯船の写真を見ているだけでとろける気持ち。大阪は「温泉」と冠していても、その実はただの沸かし湯…というところばかりですが、地方には温泉の銭湯がたくさんあるのですね。うらやましい! 周りの人に請われて何とか営業を続けていても、後継者がいなければ廃業を余儀なくされている銭湯ですが、人吉市では病院や企業が買い取り、運営を続けているのだとか。見上げた心がけです。70歳で銭湯を開業した女性のコラムには胸が熱くなりました。
読了日:12月16日 著者:松本康治
ピヨピヨメリークリスマスピヨピヨメリークリスマス感想
図書館本。クリスマスのワクワク感が満載の絵本でした。お父さんイクメンですね。
読了日:12月15日 著者:工藤 ノリコ
海のぷかぷか ただよう海の生きもの海のぷかぷか ただよう海の生きもの感想
図書館本。まるで写真集、とても素敵な写真絵本でした。一生をぷかぷか浮かんで暮らす生き物や、子どものころだけのぷかぷかさん。私もぷかぷか流れ流れて…してみたい。アカイカの赤ちゃん、水玉模様の色素がとってもおしゃれ。
読了日:12月15日 著者:
シャアの日常 (1) (カドカワコミックス・エース)シャアの日常 (1) (カドカワコミックス・エース)感想
ブクブク交換会で入手。元の持ち主さんの「ガンダム好きも、嫌いな人も、とにかく笑えます」という推薦文の通りです。なぜか現代日本の4畳半アパートで記憶喪失になった状態で目覚めたシャアによるギャグマンガ。名台詞のパロディや小ネタが仕込まれています。どちらかというと、シャアが嫌い、いけ好かないと思っている人が読んだほうが盛り上がる? シャアの盲目的ファンが読むと、大失態の連続なので共感的羞恥を覚えるかも。私? 私はシャアじゃなくてクワトロ大尉のファンだから大丈夫ですよっ。
読了日:12月13日 著者:南北
笑う英会話―参考書や英会話本に載っている笑う英会話―参考書や英会話本に載っている感想
古本100円棚で発見。どこで使うん、というようなトンチキな例文をいろいろな英会話本や辞書、文法の参考書などから探してまとめた本。脱力するイラストや編者のつっこみでよりいっそう面白い。『日常の中の英文法』や『日常生活でネイティブがよく使う英語表現』等からの抜粋のはずなのに「あの男は死んだも同然です。」「この本を盗んでいくよ。」なんて、英語圏の日常生活は実にエキサイティングだなあ。面白い例文だらけですが、あえてベスト1を選ぶとすれば「4月半ばに近づくにつれて、悦子は少しおかしなことを言い出した。」かな。
読了日:12月13日 著者:草下 シンヤ,北園大園
はりねずみハリー ゆきのひのおきゃくさま (ワンダーおはなし絵本)はりねずみハリー ゆきのひのおきゃくさま (ワンダーおはなし絵本)感想
図書館本。小さい頃、木村泰子さんの絵本に囲まれて育った。かわいいけれど不思議な感じのする造形のキャラクターと、主人公とさみしさや不安、そこからの安心を共有できるストーリーが大好きだった。それらの本はほとんど絶版になってしまい、残念。このシリーズは私がちょっと大きくなってからかかれたようで、初読。やっぱりこの人の絵本、好きだなあ。
読了日:12月13日 著者:木村 泰子