2016年4月の読書メーター
読んだ本の数:22冊
読んだページ数:3432ページ
ナイス数:1109ナイス
関西ウォーカー 28年05/10号の感想
ドコモの雑誌アプリお試し無料にて。いつもは美容室で読む本ですが、ゴールデンウィークどこにも行かないうちに終わってしまう⁉との危機感から。行ってみたい食べ物屋さんやビアフェスもたくさんあったけど、都会で飲み食いすると帰るのがだるくなるからなあ〜。大丸ミュージアム京都で岩合さんのネコ歩き展を発見! 期間短いし、ゴールデンウィークに行くならこれかな?
読了日:4月30日 著者:
メキメキえんぴつ (fukkan.com)の感想
図書館本。「あのとき、この本。」でどなたかが紹介していたのに興味を持って借りたのですが…。いやあー!何この本! 浮キぎる! これが「小学1年生」などの、幼少の子ども達が読む本に掲載されていただなんて…。虚栄とか偽の権力とか、そういうものへの警鐘…が根底にあるのでしょうが、子ども達にはそんなの汲み取れやしないでしょうよ、ひたすらトラウマ。せなけいこさんの「きれいなはこ」の取り返しの付かなさをもっとひどくしたような話ばかり。作者ご本人が描かれた挿絵もシュールすぎて…あああ、おそろしや。
読了日:4月30日 著者:大海赫
カッパも やっぱり キュウリでしょ? (講談社の創作絵本)の感想
図書館本。「いくらなんでもいくらくん」に惚れ込んで、おなじ作者のものを借りました。私の好きなカッパが主人公。いやー、大笑い。からっと楽しくなりました。何を書いてもネタバレになるのでこんなもんでやめときます。
読了日:4月30日 著者:シゲタサヤカ
嘘解きレトリック 1 (花とゆめCOMICS)の感想
電子書籍期間限定無料にて。なぜか人の言葉の真偽がわかってしまう主人公・鹿乃子。故郷にいられなくなり、街に出て探偵に拾われ…という人情謎解き話。うん、おもしろい。特異体質でも霊感でもなく感受性の強い人なら人の言葉や表情から嘘か誠か判断できてしまうんじゃないだろうか、そういうありそうな感じや生き難さのリアルさが伝わってきた。しかし舞台が昭和初期なだけに、時代検証の中途半端さが、妙なしらけを呼んでしまうものです。現代が舞台なら、もっと痛々しい感じになったんだろうな。
読了日:4月24日 著者:都戸利津
こいつら100%伝説 2 (りぼんマスコットコミックス (577))の感想
2巻になっても安定のはじけ具合。言葉のチョイスがいい。本当に締め切りギリギリでネタがなかったんだろうな、と思わせる、作者登場の回が好きです。おまけ漫画、今回は集団に適合できずしんどかった作者の小学校時代の話。そのころは「変わり者」「協調性がない」と見られてしまったのでしょうが、今では共感する人も多いのでは。担任の先生も熱心だけれど、その熱心さが余計につらかったことでしょうね。でもそういう特性があったからこそ、この世界観が生まれたのだと思います。
読了日:4月23日 著者:岡田あ〜みん
こいつら100%伝説 (1) (りぼんマスコットコミックス (530))の感想
電子書籍のクーャ唐ナお安く買ったのを、今頃。ああ、やっぱり大好きだ、この漫画。よく少女誌に載ったなーというキワキワなネタがたまりません。麻を乾燥させて燃やすとか…笑。それつながりもあるのか、おまけの「幻覚」についての漫画も興味深い。私も作者同様小さい頃から夢を見るのが当たり前だったけど、最近起床直前まで夢を見て起きると、漫画に出てくる某主婦のように「疲れた」と思うようになってしまった。これって歳のせい?
読了日:4月23日 著者:岡田あーみん
すくってごらん(1) (BE LOVE KC)の感想
電子書籍無料にて。エリートサラリーマンが金魚すくいの聖地:大和郡山にとばされて、不本意ながらも金魚すくいにはまっていくお話。うーん、面白いんだけどストーリーの無理やり感とか作りすぎ感なキャラ設定やこてこてにやりすぎな関西弁…が気になって。主人公はいいんだけどヒロインはじめとし、その他人物が好きになれん。私は金魚すくい下手ですが好きです。実際の大和郡山、とてもたのしいところですよ。田んぼみたいな池で金魚が養殖されている風景は圧巻です。
読了日:4月22日 著者:大谷紀子
岩合光昭の世界ネコ歩き 番組ガイドブックの感想
同名番組のガイドブック。同名写真集より、写真は小さめだけど、1匹ずつの紹介とか背景がわかって、こちらのほうが読んでいて楽しい。私は猫の写真を撮るといつもにらまれてしまい眼光鋭い猫さんしか撮れないので、「岩合さんはどうやってあんなにリラックスした猫を撮るのだろう?」と不思議だったけど、「ネコ撮影の10の心得」で納得。ネコに敬意を払うところから始めないと、ですね。しかし「斜め後ろから見たネコの後頭部の丸みが好き」…って…岩合さん、さすがマニアック。
読了日:4月19日 著者:岩合光昭
岩合光昭の世界ネコ歩きの感想
BSプレミアムで放送している同番組の書籍化。どの写真もいいけど、番組の動いているネコさんたちにはかなわず…。世界各国、暑い国でも寒い国でも、猫たちは愛されていますね。子猫ともふもふ猫の写真にやられました。
読了日:4月19日 著者:岩合光昭
鬼談百景 (幽BOOKS)の感想
実話系掌編怪談99話。文章がうまいから、浮「んだけど浮ウが体の真に残ってトイレに行けなくなるような感じではなく、ふっと余韻を残して散る。「鬼」「跳ねる」「背中」「花簾」、好き。「砂山」「髪あらい」「覗き見」「注意報」「グリコ」「来訪」、浮「。「お気に入り」は残穢の元ネタな感じで背筋が凍る。表紙は文庫よりこちらが合っていると思います。
読了日:4月17日 著者:小野不由美
家族が統合失調症と診断されたら読む本の感想
読んでよかった。統合失調症の治療は「まず薬ありき」と思っていたので「(リスクを理解した上で)患者がとても嫌がる場合は無理に飲ませないでいいこともある」という文には目から鱗。(でも投薬を必要以上に嫌がる家族が読んだら、自分に都合のいいように解釈しないかな?)一般的な統合失調症の治療の本(患者や家族が読むような)では最後のほうにちょろっとおまけのように記されている、社会復帰のため(認知機能を低下させないため)のリハビリテーションや、活用できる社会資源について詳しく書かれていて、よくわかった。
読了日:4月17日 著者:福智寿彦
患者のための最新医学 統合失調症 正しい理解とケア (患者のための最新医学シリーズ)の感想
2016年2月刊行の、新しい本。発病から回復プロセスまで、とてもわかりやすく読みやすい。慢性期の症状や認知機能の偏りについて詳しく知ることができてよかった。
読了日:4月16日 著者:
あさめしまえ(1) (KCデラックス BE LOVE)の感想
電子書籍で無料だったので。深夜食堂の真逆、朝ごはん食堂。癒し系おいしいもの漫画。どれも手軽に作れそうな朝ごはん、レシピも載っていて食べたくなってしまう。店主の元が一方的にお客さんを癒すのではなく、お客さんの悩みと関わることで元も成長していくところがいいね。こんなお店あったらすてきだけど、もうからなそうだなあ…。
読了日:4月16日 著者:北駒生
重版出来! 1 (ビッグコミックス)の感想
「出来」って「しゅったい」って読むのか! 気になっていた本が期間限定無料だったので。デジタル時代の出版業界の話。なのに電子書籍で読んでしまった…すみませぬ。まっすぐでまぶしい主人公・心だけでなく、出てくる登場人物みんなに公平にスャbトが当たっている作品。「タンャ鉄道」読みたくなってしまったではないか~。作家だけでなく、出版業界の方のおかげで、今日も私は紙の本が読める。しかしヤギに紙食わせちゃダメですよ。
読了日:4月16日 著者:松田奈緒子
統合失調症だけど、がんばって生きていますの感想
当事者の描いた、貴重な体験談のマンガ。症状の出方も十人十色。漫画にするとなると、どうしても陽性症状が全面にでてしまうけど、陰性症状や認知障害も同等かそれ以上につらいよね。その辺の詳しいことも知りたかった。著者が「まじめすぎるよ」と周りに言われているけれど、それは生来の性格なのか症状の一部なのか。私のように「ま、いっか」で済ませられることが多ければ、こんなに苦しまなくて済むだろうに…。とにかく、病気になってから素晴らしい配偶者と出会えたのは著者の人徳。もっと自信持って、幸せになってください。
読了日:4月14日 著者:みえっち
やきざかなののろい (ャvラ社の絵本)の感想
図書館本。インパクト大な題名に、もっとハチャメチャな話かと思いきや、意外にハッピーエンド&オチもまとも。最近シュールでオチや教訓のない絵本を読みすぎたか。
読了日:4月12日 著者:塚本やすし
マンガでわかる!統合失調症の感想
再読。読むたびに発見(思い出すこと)がある。病気の前は当たり前にできていたことができなくなるって当事者はとてもつらいだろう。どうしたらサメ[トできるのかな。とりあえず、家族だけで悶々とするのはやめて病院以外の専門機関にも頼るのがいいのかな。
読了日:4月12日 著者:中村ユキ,当事者のみなさん,福田正人
さきくさの咲く頃の感想
うん、この人の作品は長編のほうが好きだな。桜、でなくてさきくさ(みつまた)という地味な花が春の象徴というところが主人公らしくもあり、奈良という舞台を表している様でもあり。恋愛を逃げ場にしてしまうのは若さの象徴か。何も解決しないし救われないラストが、痛いけど好き。
読了日:4月10日 著者:ふみふみこ
恋につきもの (リュウコミックス)の感想
古本で購入。短編集。「女の穴」に収録されている作品の番外編的なのがいくつか。寄せ集め的な雰囲気。「豆腐の家」が痛々しくもいちばん好みかな。ふみさん、水木しげる大先生が好きなんですね。
読了日:4月10日 著者:ふみふみこ
日日雑記 (中公文庫)の感想
これはこれは。こういう、言葉を自在に操る人の文章にめぐり合うと「やられた」と思ってしまう。なんでもない日常が、これほどに引き込まれる世界に変身する。シニカルなようで実は普遍的な愛にあふれている。しかし、東京とはそれほどまずい食べ物があふれているのでしょうか、ただ単に百合子さんがグルメなだけかな? でもその、まずい食べ物について書かれていても、ちっとも嫌な感じがしない。天皇もお相撲さんも浮浪者も、うまい食べ物もまずい食べ物も、結局のところ一緒…と書くと語弊があるかな?
読了日:4月6日 著者:武田百合子
あのとき、この本の感想
71人の絵本の紹介エッセイ+こうのさんの漫画(こうのさんは全ての絵本を読んでから漫画を描いたのかな?すごい。)。かこさとしさん、長新太さん、石井桃子さんの関わる本の登場率・高。全体的に、紹介者自身が関わった本の紹介はあまり面白くなかったです(ごめんなさい)。最果タヒさん(この方のこと、この本で初めて知りました)の「しろくまちゃんのホットケーキ」の思い入れ方が私とそっくりで「そうそう!」とこぶしを握り締めました笑 漫画家の方のエッセイはどれもよかった。存じ上げない方もいたので、巻末に簡単な紹介が欲しかった。
読了日:4月2日 著者:
だるまちゃんとてんぐちゃん(こどものとも絵本)の感想
図書館本。小さい頃、かこさとし絵本は結構好きだったのに、だるまちゃんシリーズは「なんかシブい」と敬遠していたので、今回が初読。てんぐちゃんのもちものを、ことごとくうらやましがり欲しがるだるまちゃん。お父さんのだるまどんはもちろん、家族総動員でその望みを叶えてあげようとするだるま家。最後の最後までその姿勢は変わらず、最後くらい逆にだるまちゃんのものをてんぐちゃんが欲しがる展開?と思いきやそれも来ず。えー、こんな終わり方なの?!としばしボーゼン。わがままを受け入れてもらえるってすごく幸せなことなんだろうけど…
読了日:4月2日 著者:加古里子
読書メーター
読んだ本の数:22冊
読んだページ数:3432ページ
ナイス数:1109ナイス
関西ウォーカー 28年05/10号の感想
ドコモの雑誌アプリお試し無料にて。いつもは美容室で読む本ですが、ゴールデンウィークどこにも行かないうちに終わってしまう⁉との危機感から。行ってみたい食べ物屋さんやビアフェスもたくさんあったけど、都会で飲み食いすると帰るのがだるくなるからなあ〜。大丸ミュージアム京都で岩合さんのネコ歩き展を発見! 期間短いし、ゴールデンウィークに行くならこれかな?
読了日:4月30日 著者:
メキメキえんぴつ (fukkan.com)の感想
図書館本。「あのとき、この本。」でどなたかが紹介していたのに興味を持って借りたのですが…。いやあー!何この本! 浮キぎる! これが「小学1年生」などの、幼少の子ども達が読む本に掲載されていただなんて…。虚栄とか偽の権力とか、そういうものへの警鐘…が根底にあるのでしょうが、子ども達にはそんなの汲み取れやしないでしょうよ、ひたすらトラウマ。せなけいこさんの「きれいなはこ」の取り返しの付かなさをもっとひどくしたような話ばかり。作者ご本人が描かれた挿絵もシュールすぎて…あああ、おそろしや。
読了日:4月30日 著者:大海赫
カッパも やっぱり キュウリでしょ? (講談社の創作絵本)の感想
図書館本。「いくらなんでもいくらくん」に惚れ込んで、おなじ作者のものを借りました。私の好きなカッパが主人公。いやー、大笑い。からっと楽しくなりました。何を書いてもネタバレになるのでこんなもんでやめときます。
読了日:4月30日 著者:シゲタサヤカ
嘘解きレトリック 1 (花とゆめCOMICS)の感想
電子書籍期間限定無料にて。なぜか人の言葉の真偽がわかってしまう主人公・鹿乃子。故郷にいられなくなり、街に出て探偵に拾われ…という人情謎解き話。うん、おもしろい。特異体質でも霊感でもなく感受性の強い人なら人の言葉や表情から嘘か誠か判断できてしまうんじゃないだろうか、そういうありそうな感じや生き難さのリアルさが伝わってきた。しかし舞台が昭和初期なだけに、時代検証の中途半端さが、妙なしらけを呼んでしまうものです。現代が舞台なら、もっと痛々しい感じになったんだろうな。
読了日:4月24日 著者:都戸利津
こいつら100%伝説 2 (りぼんマスコットコミックス (577))の感想
2巻になっても安定のはじけ具合。言葉のチョイスがいい。本当に締め切りギリギリでネタがなかったんだろうな、と思わせる、作者登場の回が好きです。おまけ漫画、今回は集団に適合できずしんどかった作者の小学校時代の話。そのころは「変わり者」「協調性がない」と見られてしまったのでしょうが、今では共感する人も多いのでは。担任の先生も熱心だけれど、その熱心さが余計につらかったことでしょうね。でもそういう特性があったからこそ、この世界観が生まれたのだと思います。
読了日:4月23日 著者:岡田あ〜みん
こいつら100%伝説 (1) (りぼんマスコットコミックス (530))の感想
電子書籍のクーャ唐ナお安く買ったのを、今頃。ああ、やっぱり大好きだ、この漫画。よく少女誌に載ったなーというキワキワなネタがたまりません。麻を乾燥させて燃やすとか…笑。それつながりもあるのか、おまけの「幻覚」についての漫画も興味深い。私も作者同様小さい頃から夢を見るのが当たり前だったけど、最近起床直前まで夢を見て起きると、漫画に出てくる某主婦のように「疲れた」と思うようになってしまった。これって歳のせい?
読了日:4月23日 著者:岡田あーみん
すくってごらん(1) (BE LOVE KC)の感想
電子書籍無料にて。エリートサラリーマンが金魚すくいの聖地:大和郡山にとばされて、不本意ながらも金魚すくいにはまっていくお話。うーん、面白いんだけどストーリーの無理やり感とか作りすぎ感なキャラ設定やこてこてにやりすぎな関西弁…が気になって。主人公はいいんだけどヒロインはじめとし、その他人物が好きになれん。私は金魚すくい下手ですが好きです。実際の大和郡山、とてもたのしいところですよ。田んぼみたいな池で金魚が養殖されている風景は圧巻です。
読了日:4月22日 著者:大谷紀子
岩合光昭の世界ネコ歩き 番組ガイドブックの感想
同名番組のガイドブック。同名写真集より、写真は小さめだけど、1匹ずつの紹介とか背景がわかって、こちらのほうが読んでいて楽しい。私は猫の写真を撮るといつもにらまれてしまい眼光鋭い猫さんしか撮れないので、「岩合さんはどうやってあんなにリラックスした猫を撮るのだろう?」と不思議だったけど、「ネコ撮影の10の心得」で納得。ネコに敬意を払うところから始めないと、ですね。しかし「斜め後ろから見たネコの後頭部の丸みが好き」…って…岩合さん、さすがマニアック。
読了日:4月19日 著者:岩合光昭
岩合光昭の世界ネコ歩きの感想
BSプレミアムで放送している同番組の書籍化。どの写真もいいけど、番組の動いているネコさんたちにはかなわず…。世界各国、暑い国でも寒い国でも、猫たちは愛されていますね。子猫ともふもふ猫の写真にやられました。
読了日:4月19日 著者:岩合光昭
鬼談百景 (幽BOOKS)の感想
実話系掌編怪談99話。文章がうまいから、浮「んだけど浮ウが体の真に残ってトイレに行けなくなるような感じではなく、ふっと余韻を残して散る。「鬼」「跳ねる」「背中」「花簾」、好き。「砂山」「髪あらい」「覗き見」「注意報」「グリコ」「来訪」、浮「。「お気に入り」は残穢の元ネタな感じで背筋が凍る。表紙は文庫よりこちらが合っていると思います。
読了日:4月17日 著者:小野不由美
家族が統合失調症と診断されたら読む本の感想
読んでよかった。統合失調症の治療は「まず薬ありき」と思っていたので「(リスクを理解した上で)患者がとても嫌がる場合は無理に飲ませないでいいこともある」という文には目から鱗。(でも投薬を必要以上に嫌がる家族が読んだら、自分に都合のいいように解釈しないかな?)一般的な統合失調症の治療の本(患者や家族が読むような)では最後のほうにちょろっとおまけのように記されている、社会復帰のため(認知機能を低下させないため)のリハビリテーションや、活用できる社会資源について詳しく書かれていて、よくわかった。
読了日:4月17日 著者:福智寿彦
患者のための最新医学 統合失調症 正しい理解とケア (患者のための最新医学シリーズ)の感想
2016年2月刊行の、新しい本。発病から回復プロセスまで、とてもわかりやすく読みやすい。慢性期の症状や認知機能の偏りについて詳しく知ることができてよかった。
読了日:4月16日 著者:
あさめしまえ(1) (KCデラックス BE LOVE)の感想
電子書籍で無料だったので。深夜食堂の真逆、朝ごはん食堂。癒し系おいしいもの漫画。どれも手軽に作れそうな朝ごはん、レシピも載っていて食べたくなってしまう。店主の元が一方的にお客さんを癒すのではなく、お客さんの悩みと関わることで元も成長していくところがいいね。こんなお店あったらすてきだけど、もうからなそうだなあ…。
読了日:4月16日 著者:北駒生
重版出来! 1 (ビッグコミックス)の感想
「出来」って「しゅったい」って読むのか! 気になっていた本が期間限定無料だったので。デジタル時代の出版業界の話。なのに電子書籍で読んでしまった…すみませぬ。まっすぐでまぶしい主人公・心だけでなく、出てくる登場人物みんなに公平にスャbトが当たっている作品。「タンャ鉄道」読みたくなってしまったではないか~。作家だけでなく、出版業界の方のおかげで、今日も私は紙の本が読める。しかしヤギに紙食わせちゃダメですよ。
読了日:4月16日 著者:松田奈緒子
統合失調症だけど、がんばって生きていますの感想
当事者の描いた、貴重な体験談のマンガ。症状の出方も十人十色。漫画にするとなると、どうしても陽性症状が全面にでてしまうけど、陰性症状や認知障害も同等かそれ以上につらいよね。その辺の詳しいことも知りたかった。著者が「まじめすぎるよ」と周りに言われているけれど、それは生来の性格なのか症状の一部なのか。私のように「ま、いっか」で済ませられることが多ければ、こんなに苦しまなくて済むだろうに…。とにかく、病気になってから素晴らしい配偶者と出会えたのは著者の人徳。もっと自信持って、幸せになってください。
読了日:4月14日 著者:みえっち
やきざかなののろい (ャvラ社の絵本)の感想
図書館本。インパクト大な題名に、もっとハチャメチャな話かと思いきや、意外にハッピーエンド&オチもまとも。最近シュールでオチや教訓のない絵本を読みすぎたか。
読了日:4月12日 著者:塚本やすし
マンガでわかる!統合失調症の感想
再読。読むたびに発見(思い出すこと)がある。病気の前は当たり前にできていたことができなくなるって当事者はとてもつらいだろう。どうしたらサメ[トできるのかな。とりあえず、家族だけで悶々とするのはやめて病院以外の専門機関にも頼るのがいいのかな。
読了日:4月12日 著者:中村ユキ,当事者のみなさん,福田正人
さきくさの咲く頃の感想
うん、この人の作品は長編のほうが好きだな。桜、でなくてさきくさ(みつまた)という地味な花が春の象徴というところが主人公らしくもあり、奈良という舞台を表している様でもあり。恋愛を逃げ場にしてしまうのは若さの象徴か。何も解決しないし救われないラストが、痛いけど好き。
読了日:4月10日 著者:ふみふみこ
恋につきもの (リュウコミックス)の感想
古本で購入。短編集。「女の穴」に収録されている作品の番外編的なのがいくつか。寄せ集め的な雰囲気。「豆腐の家」が痛々しくもいちばん好みかな。ふみさん、水木しげる大先生が好きなんですね。
読了日:4月10日 著者:ふみふみこ
日日雑記 (中公文庫)の感想
これはこれは。こういう、言葉を自在に操る人の文章にめぐり合うと「やられた」と思ってしまう。なんでもない日常が、これほどに引き込まれる世界に変身する。シニカルなようで実は普遍的な愛にあふれている。しかし、東京とはそれほどまずい食べ物があふれているのでしょうか、ただ単に百合子さんがグルメなだけかな? でもその、まずい食べ物について書かれていても、ちっとも嫌な感じがしない。天皇もお相撲さんも浮浪者も、うまい食べ物もまずい食べ物も、結局のところ一緒…と書くと語弊があるかな?
読了日:4月6日 著者:武田百合子
あのとき、この本の感想
71人の絵本の紹介エッセイ+こうのさんの漫画(こうのさんは全ての絵本を読んでから漫画を描いたのかな?すごい。)。かこさとしさん、長新太さん、石井桃子さんの関わる本の登場率・高。全体的に、紹介者自身が関わった本の紹介はあまり面白くなかったです(ごめんなさい)。最果タヒさん(この方のこと、この本で初めて知りました)の「しろくまちゃんのホットケーキ」の思い入れ方が私とそっくりで「そうそう!」とこぶしを握り締めました笑 漫画家の方のエッセイはどれもよかった。存じ上げない方もいたので、巻末に簡単な紹介が欲しかった。
読了日:4月2日 著者:
だるまちゃんとてんぐちゃん(こどものとも絵本)の感想
図書館本。小さい頃、かこさとし絵本は結構好きだったのに、だるまちゃんシリーズは「なんかシブい」と敬遠していたので、今回が初読。てんぐちゃんのもちものを、ことごとくうらやましがり欲しがるだるまちゃん。お父さんのだるまどんはもちろん、家族総動員でその望みを叶えてあげようとするだるま家。最後の最後までその姿勢は変わらず、最後くらい逆にだるまちゃんのものをてんぐちゃんが欲しがる展開?と思いきやそれも来ず。えー、こんな終わり方なの?!としばしボーゼン。わがままを受け入れてもらえるってすごく幸せなことなんだろうけど…
読了日:4月2日 著者:加古里子
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