へなちょこの日々

プラナリア飼育記録から始まったブログ。

7月に読んだ本(2)

2017-08-01 07:59:00 | 

珍菌 まかふしぎなきのこたち珍菌 まかふしぎなきのこたち感想
図書館本。珍しいきのこを集めた図鑑。写真ではなくあえて絵を掲載したのは、珍しいきのこの決定的瞬間や幼菌と生菌を同時に掲載できるなど、絵ならではの利点を狙ってか。写実的過ぎない城戸みゆきさんの鮮やかな絵がかわいらしいです。堀博美さんの本文は、きのこの解説というよりご自身の経験や思い出が目立ちますが、きのこ図鑑にはよくあることのような気がします。きのこは叙情的な生きものなのですね。巻末の「国語辞典の中のきのこ」くらべが秀逸、堀さんの本領発揮。しかしいまだに「胞子植物」と掲載している辞書があるとは遺憾です。
読了日:07月09日 著者:文・堀 博美
LDKスーパーマーケットの便利帖 (晋遊舎ムック)LDKスーパーマーケットの便利帖 (晋遊舎ムック)感想
美容室で。スーパーマーケットの裏技的情報と食材トリビア。主に食材のほうが興味深かったです。ごぼうのアクだと思っていたのはャ潟tェノール! 水にさらしても味がよくなるわけではないので、これからはアク抜きはやめようと思います。サトイモは冷気厳禁、気をつけよう。たまねぎはいかに乾燥させておくか。ベランダでネットにつるしておくのがいちばんいいけれど、においに誘われてGが来ないか心配…。
読了日:07月08日 著者:
すずめ日誌すずめ日誌感想
冬から秋まで、北海道のスズメの1年を追いかけた写真集。私も最近スズメを撮るからわかるのですが、大人のスズメって角度によってはちょっと強面に写ったりしてしまうのだけれど、この写真集の中のスズメはみな愛らしい表情。どれだけの時間をかけて撮影し、どれだけの枚数の写真の中から選ばれた1枚なのかと思うと、頭が下がる思い。幻想的な風景とかわいらしいスズメ。さすがプロの写真とうなった。こちらに向かって集団飛翔するシーンは圧巻。
読了日:07月08日 著者:熊谷勝
オテルモルオテルモル感想
図書館本、初読み作家さん。風変わりなホテルに勤めることになった主人公の日常をなぞっていくうちに奇異な家族関係があらわになってくる。物語の構成要因から村上春樹や吉本ばななの気配を感じるが、二番煎じになっていないのは「おはなし」ではなく、著者ならではの「小説」の世界観があるからだろう。眠りが日常における小さな「死」の体験であるのなら、覚醒は誕生。一度ひとつの細胞に収斂されてから、また一卵性双生児として生まれ変わる。わたしはあなた、あなたはわたし。最後は少しあわててまとめた感もあるが、すごく好きな作品。
読了日:07月07日 著者:栗田 有起
きのこ会議きのこ会議感想
うん、侮れない。でもきのこの本体はいわゆる「きのこ」(子実体といふ)ではないのですよ。だから坊ちゃんにめちゃくちゃに踏まれたところで「へへへん」なんですよ。
読了日:07月06日 著者:夢野 久作
「すぐ不安になってしまう」が一瞬で消える方法「すぐ不安になってしまう」が一瞬で消える方法感想
書店で書名を見てすぐ手に取り、購入してから嫌いな著者の本と気づく…orz 1400円もしたから読まないのもなあ、とバーっと読了。結果、かえって自己嫌悪に陥りました笑 前著の「ミラーニューロン説」に加え「緊張ホルモン」というあいまいな物質が登場、裏づけのない「なんとな~く」な説を平気で書いちゃう。不安になるのは他人を信頼していないから、謙虚さは傲慢の裏返し、など本当に落ち込みます。そして不安を一瞬で消す方法は前著と同様、おまじないを唱えることでの自己暗示。もう2度と買わないよう、しっかり著者名覚えます。
読了日:07月05日 著者:大嶋 信頼
カドフェス 発見!角川文庫 2017カドフェス 発見!角川文庫 2017感想
3社の中でいちばん若向け・ミーハーな感のある角川。ゴリゴリにメディアミックス推し。名作のかまわぬカバーは素敵だなあ。文スト表紙は賛否両論でしょうね。読みたいなーと思う本はあんまり…でしたが、「とんでもなく役に立つ数学」が読みたい…と思ったけれど、こういう新書的な煽りの題名の本は結構地雷の場合が多いのよね。ホラー文庫からのエントリーがいくつかあるのは角川ならではのうれしいところです。
読了日:07月05日 著者:KADOKAWA
ナツイチ2017 ひとりの時間を、ひとりじめ。ナツイチ2017 ひとりの時間を、ひとりじめ。感想
メディアミックスよりも「教団X」推しなのがなんだかうれしいですね。まだ読んでないから読まなくちゃ! 著者近影が多いのが集英社の特徴? 北方氏に京極氏…しっぶぅ~~。本の選定からも、他の2社よりも熟年層にもターゲット置いてる感がうかがえます。だからか?例年よりも読みたいと思う本が多かった。早速1冊買って、猫ちゃんのカバーGETしてきました。あれ?オリジナルカバー4種って載ってるけど、本屋さんでは6種類くらい見せてもらったような…あとで増えたのかな?(←おそらくリバーシブルを勘違い?) 既読は5冊以下でした。
読了日:07月05日 著者:集英社
新潮文庫の100冊 2017新潮文庫の100冊 2017感想
ようやく本屋でもらってきました。既読は35冊かな? 登録してないのもありますが・・・。文庫Xが入りましたね! あの本屋さんのお手柄かな?「絶望名人カフカの人生論」も今年から?(去年もありましたっけ?)この本が入っているのはうれしいなあ。他にも「残っていてうれしいな」の本には胸をなでおろし、「この本まだ残ってんのかい」という本に憤ったり笑 「それでも日本人は戦争を選んだ」「ある奴隷少女に起こった出来事」「迷宮」が読みたい。
読了日:07月05日 著者:新潮文庫
世界一ゆるい いきもの図鑑世界一ゆるい いきもの図鑑感想
おお! 自費出版のを持っているので、本屋さんで気軽に手に取れるようになったのがうれしいです。でもやっぱり薄い本(^^;) 感慨深いですが、こちらは立ち読みで。
読了日:07月05日 著者:高橋 のぞむ
おもしろい! 進化のふしぎ 続ざんねんないきもの事典おもしろい! 進化のふしぎ 続ざんねんないきもの事典感想
すみません、続編も立ち読みで済ませてしまいました。最初に「進化とは」の解説があるのがいいです。「ざんねんな」というタイトルはいかがなものか…と前作から思っていましたが、「強い生物だけが生き残るわけではなく、弱いからこそチャンスがある場合も」というような記述にちょっと救われたような、でもやっぱりもやっとするような。内容は前作同様面白かったです。好きなのは「キリンは長い舌で鼻の穴をほじる」。そうだよね、手でかけないもんね。あと象の赤ちゃんが長い鼻をもてあましている、というのに思わず「ふふふ」と。
読了日:07月05日 著者:
つまんない つまんない (MOEのえほん)つまんない つまんない (MOEのえほん)感想
立ち読みで。つまらなさの追求の結果、楽しくなる。「ひま」と「つまらない」は違う気がするけどなあ。「ひま」は好きだけど、「つまらない」ことに延々従事されるのは勘弁です。
読了日:07月05日 著者:ヨシタケ シンスケ
パタリロ! (第1巻) (花とゆめCOMICS)パタリロ! (第1巻) (花とゆめCOMICS)感想
スーパー銭湯にて。懐かしい。昔持ってました。小学生のときに買ったのかな。今読んでも納得の読み応え。美少年につぐ美少年。でも魔夜さんの描く美少年って宝塚の男装麗人のように見える。だから生々しくなくていいのかな。バンコランよたいがいにせい。しかしパタリロ、10歳でこの余裕…「わたしをからかっているのか!」「わかるか?」末恐ろしや。同時収録のホラー2編も雰囲気があって良い。
読了日:07月04日 著者:魔夜 峰央
SAVVY(サヴィ) 2017年 08 月号 [雑誌]SAVVY(サヴィ) 2017年 08 月号 [雑誌]感想
スーパー銭湯にて。京都のエリアごとの新店舗情報はカフェ多め。旬の果物スイーツはとっても美味しそうだけどやはりお高い…。他ひとり飲み情報、シーン別のお店情報などなど。あとは祇園祭りをはじめ、夏のイベントのことが詳しく載っていて◎。祇園祭り、一度は見に行きたいなあ。この本を持ってひとり歩きしたいけど、いかんせんサイズがでけえぜ。全体マップだけでも取り外せたら嬉しいんだけどな。
読了日:07月04日 著者:
やせる習慣が身につくぬり絵やせる習慣が身につくぬり絵感想
立ち読み。思わず笑っちゃいました、塗り絵までやせる習慣! 何でもありやないかい!笑 どうやら塗り絵で自律神経を整えることで、やせる習慣がつくようです。ホンマカイナ。あと、食べ物のことで頭がいっぱいになってきたときに塗り絵に集中することで煩悩を追い払う効果? じゃあ別にこの塗り絵じゃなくていいじゃない…。オレンジは食欲を増進させてしまうから、青系を使うといいです。鍋猫の図案で「猫ちゃんは好きな色に塗りましょう。」…はい、言われなくても。
読了日:07月03日 著者:
モデルが秘密にしたがる体幹リセットダイエットモデルが秘密にしたがる体幹リセットダイエット感想
読友さんの登録で気になっていた本をT-SITEで読んできました。たった5つのエクササイズを1分ずつするだけでで驚くほどやせる! と言う触れ込みですが、私にはエクササイズよりも生活習慣の制限のほうが厳しそう…。起きて30分以内の朝食、食事内容を3回に等分する、アルコールは禁止…どうしても飲みたいなら週に2回くらい思いっきり飲んで他の日は我慢…。朝からそんなにガッツリ食べられないし、これからの季節毎日ビール飲みたいよ! てなわけで購入は保留。表紙のメ[ズが出来るかどうかは、腰痛が治ってから試してみます。
読了日:07月03日 著者:佐久間健一
しろさんとちびねこしろさんとちびねこ感想
図書館にて。「しろさんはひとりでくらしておりました。」飼い猫なのに、この表現。猫にとって人間はパートナーではないのね…(;_;) 三人称なのに、猫目線の語りが素敵な絵本です。「猫の教科書」に通じるものを感じました。それにしても「お料理」って何するんだろ? つまみぐい?(^m^)
読了日:07月02日 著者:エリシャ・クーパー
毒きのこ 世にもかわいい危険な生きもの毒きのこ 世にもかわいい危険な生きもの感想
図書館本。きのこが好きだ。名前や見た目のかわいさももちろん、なぞが多いミステリアスな存在であることがひきつけるャCントか。毒きのことなれば、さらに。毒があるのかないのかいまだにわからないきのこも多く、有毒成分は検出されてないのに中毒症状が出るとか、体質にもよるとか、こわいけど興味深い。そもそもなぜ毒を有するようになったのか、それすらなぞだという。わからないからおもしろい。おなかが痛くなったり手足の痛みが1ヶ月以上も続いて衰弱死したりは勘弁だけれど、ワライタケ中毒にはちょっと惹かれてしまう自分がいる。
読了日:07月02日 著者:新井 文彦,白水 貴
マンガ食堂マンガ食堂感想
図書館本。マンガに出てくる料理を忠実に再現、レシピとともに掲載。いやー、作者・梅本さんのマンガと料理に対する情熱が素晴らしい。5000円のイチボ肉を使ったコンソメスープは震えます。荒縄(安心してください、芋がらで編んだ縄です)の味噌汁に活目。結構マニアックなマンガも多く、まさかドロヘドロの丹波社長のパイとここで出会えるとは。紹介の文章も軽快で、読んだことないマンガも気になりません、逆に読みたいマンガが増えてしまった。食べたいNo.1はベタですが深夜食堂の「牛すじ大根玉子入り」かなー。
読了日:07月01日 著者:梅本 ゆうこ

読書メーター



7月に読んだ本(1)

2017-08-01 07:58:00 | 
7月の読書メーター
読んだ本の数:53
読んだページ数:5714
ナイス数:9039

現代百物語 不実 (角川ホラー文庫)現代百物語 不実 (角川ホラー文庫)感想
「ぼっけえきょうてえ」から数冊小説は読んだが、官能色が強いのがちょっとなあ、と思い遠ざかっていた。最近は作家の顔よりTVで見かけるヒョウ柄おばさんのイメージが強い。彼女の怪談集は初めてだが、よかった。話数が進むに連れどんどん引き込まれた。99話+100話目のかわりのあとがき、全てをきっちり2ページにまとめる筆力はさすが。地の文は岡山訛りの志麻子さんの口調で読んだ。後味が悪い話が多いが、その後味がなんとも癖になる、嫌じゃない悪さ。その後味の悪い話をしれっと話す、怪異の体験者たちの妙な軽さがいちばん浮「かも。
読了日:07月31日 著者:岩井 志麻子
初回限定版 BABEL Higuchi Yuko Artworks初回限定版 BABEL Higuchi Yuko Artworks感想
TOBICHI京都でヒグチユウコさんの原画展を見たときに購入。すんごくお値段が張ったけど、金の箔押しが存分に施された豪華本。でも箔押しのない原画の方が好きだな。ボスやブリューゲルのオマージュというより模写に近いけれど、それでも2次創作的ではなくヒグチさんの作品として仕上がっているのがさすが。また原画を見に行きたくなってしまった。
読了日:07月29日 著者:ヒグチユウコ
ダ・ヴィンチ 2017年6月号ダ・ヴィンチ 2017年6月号感想
ようやくパラ読み。京都の特集を。出町うさぎとウサギノネドコ(うさぎばっかりやん、でもうさぎはいない)に行きたい。
読了日:07月29日 著者:
ときめく文房具図鑑 (ときめく図鑑)ときめく文房具図鑑 (ときめく図鑑)感想
図書館本。文房具、幼きころからずっとときめきの対象です。珍文具も高級文具もそれぞれにいいけれど、やはり機能性と廉価を追及した普及品。これにつきます。キャンパスノートにすら萌える。だって、本当に素敵な文房具はとってもお高くて手が出ない、思い切って買っちゃったとしてももったいなくて使えない。やはり使ってこその文房具じゃないですか。ね。カッターナイフやサインペンが日本発祥とは知らなんだ。好きな文具ベスト3を選ぶとしたら、そう、MONO消しゴム・ジェットストリーム(ボールペン)・無印の方眼ノートかな。
読了日:07月27日 著者:山蛙人鎧メ
そういう生き物そういう生き物感想
表紙の彫刻と題名に惹かれて。純文学だと思って読んでいたから、なんだか引っかかる表現はデビュー作ゆえの甘さか、と思っていたら、途中の叙述トリック的なネタあかしに、賞賛するどころかげんなりしてしまった。ネタなぞ仕込まんと、しっとりと読ませて欲しかった。生殖から切り離された命の営み。そんなの特別ではない、とわかっているけれど当事者にとったらいつまでもふさがることのない瑕のように思えてしまうのは、どんなことだってそうなのかもしれない。
読了日:07月27日 著者:春見 朔子
怪談実話FKB饗宴7 (衷走[文庫)怪談実話FKB饗宴7 (衷走[文庫)感想
シリーズ初読み。事の顛末の原因究明はされていない話が多いのがいい。ぷっつりと、暗闇で独りぼっちにされるような浮ウ。黒木あるじ氏と平山夢明氏目当てで手を出したが、他の作家さんも読ませる人ぞろい。語り手が12人もいるので、それはそれはバラエティに富んだ1冊。目当ての両氏に加え、我妻俊樹氏と飯野文彦氏の怪談に特に読み入った。特に飯野氏、粘るような暑さと二日酔いの不快感が体にまとわり付く、怪異が始まる前から異界に身を投じてしまったような。怪異自体は(他人からしたら)何てことないんだけど。
読了日:07月26日 著者:平山 夢明他
8月の京都 (京都12か月)8月の京都 (京都12か月)感想
図書館本。祇園祭が終わったら、京都は静かになるのかな? と思いきや、祭りに継ぐ祭りです。そうか、七夕(旧暦)とお盆の行事があるのですね。季節の花は百日紅。暑い中での鮮やかな濃い桃色は美しいですね。葛きりは苦手なのですが、鍵善の「琥珀」は涼しげで美しい!
読了日:07月25日 著者:
このあいだに なにがあった? (かがくのとも絵本)このあいだに なにがあった? (かがくのとも絵本)感想
図書館本。1→2→3と時の流れの順番に撮った写真の、2の部分を抜いたなぞかけ。アイディアはなかなかいいなーと思ったけれど、問題の構成が取り留めないというか、ページをめくるごとにパターンがわかって回答率が上がる(もしくはどんどん難しくなる)という仕組みになっていないのが残念なような、それがいいような。読み手の年齢を選ぶ絵本な気がします。
読了日:07月24日 著者:佐藤 雅彦
女子中学生の小さな大発見 (新潮文庫)女子中学生の小さな大発見 (新潮文庫)感想
図書館本。とてもよかった。中学1年生の理科の自由研究宿題レメ[トを、先生が通信に載せるために短文にまとめたもの。ひたすら筋子やいちごの種の粒粒を数えたり、ペットのしぐさを観察したり、犬の糞を虫眼鏡であぶってにおいに驚愕したり。気負わないかわいらしい実験や観察。解説で清水義範氏が書いているように、先生が知識を付け加えず、レメ[トの事実をそのまま書いているのがいい。理科嫌いが増えているといわれているが、それは机の上での勉強のことであって、純粋な興味からおこる自然事象の探求は本当はみんな好きなんじゃないかな。
読了日:07月22日 著者:清 邦彦
セイウチぼうや (こどもえほんランド)セイウチぼうや (こどもえほんランド)感想
よその市の図書館で。かわいいセイウチぼうやとのんびり母さんセイウチ。ニンマリゆったりする本でした。2人を見守る黒い鳥たちも楽しい。水族館のセイウチショーを見たあと興奮して「お母さん、セイウチ、飼いたい!」と言っていた、女の子を思い出しました。
読了日:07月21日 著者:あべ 弘士
南の島で南の島で感想
よその市の図書館で、原マスミさんの絵は南国の鮮やかさを見事に写しとっている。私も水が浮ュて泳ぎが苦手だったが、沖縄の海が私を受け入れてくれた。そこから水だけでなく、浮「ものが減った気がする。泳ぎは苦手なままだけど、ぽかっと仰向けに浮かぶのは心地いいよね。
読了日:07月21日 著者:石津 ちひろ
なんででんねん天満はん 天神祭 (童心社の絵本)なんででんねん天満はん 天神祭 (童心社の絵本)感想
よその市の図書館で。もうすぐ天神祭ということで、司書さんのおすすめコーナーに。日本中に一万一千八十九も天満宮があるとはびっくり。そのひとつひとつに別々の天神さんがいる、という発想が面白い。天神さんの由来もわかり、天神祭の迫力も伝わってくる。お国ことばで話す各地の天神さんとその悩みがかわいい。
読了日:07月21日 著者:今江 祥智
MOE (モエ) 2017年6月号【特集:ひとめぼれする展覧会】MOE (モエ) 2017年6月号【特集:ひとめぼれする展覧会】感想
図書館本。ブリューゲル展も含めた、美術展の特集目当てで。特集も含め、とてもよかった。オランダのボスの地元にはモンスターの像が運河にたたずむ…いいなあ。紹介されている企画展は遠方が多くて残念だけど、エリック・カール展はもうすぐ京都に来るのね! ヒグチさんの「いらないねこ」は最終回。いじわる猫も思わずもらい泣き、そのことで私ももらい泣き。
読了日:07月21日 著者:
京都桜めぐり、水辺歩き京都桜めぐり、水辺歩き感想
図書館本。写真集・ガイド・写真指南と多目的に使えるお得な本。梅から始まり、季節の花、新緑、水辺の風景を求めるそぞろ歩き。写真はもちろんきれいだし、文章の分量も多いから読み物としても。今日と出身・在住の水野さんだからこそ紹介できる、穴場ャCントも多数。娘さんの歌夕さんが担当された路地の特集もいい。著者おすすめの2泊3日行程表が6コースも載っているのがうれしい。秋冬編と共に、手元に置きたくなる。
読了日:07月20日 著者:水野 克比古
コトのおちりコトのおちり感想
T-SITEにて。保護猫出身の真っ白&オッドアイ美猫コトちゃんは生まれながらのボブテイル、そのおかげで太ももの筋肉が発達、見事なプリケツに。そのお尻の魅力たっぷりな写真集。んー、かわいいんだけど、本して出版するほどでは、と思っちゃう。最近こういうツイッター的というかインスタ的というか、素人っぽい写真集が乱発してるよなあ。
読了日:07月19日 著者:Mai Yamamoto
増補 へんな毒 すごい毒 (ちくま文庫)増補 へんな毒 すごい毒 (ちくま文庫)感想
図書館本。キノコの本を読んで、もっと中毒関係の読みものが読みたい(不謹慎…)と思い、題名のャbプさから手に取ったが、読みものというよりは化学の本でした。生物毒、鉱物毒、麻薬などあらゆる毒の仕組みを解説。読み応えたっぷりでした。毒になるかどうかは関係性で決まる。量の程度にも依るし、人間が平気で食べているもの(キャベツとか)も他の生き物にとっては毒になる場合がある。玉ねぎやチョコレートが禁忌の動物は多いですよね。地域によってはソラマメで中毒を起こす人もいるけど、その人たちはマラリアには強い。進化は不思議。
読了日:07月19日 著者:田中 真知
大人の発達障害 アスペルガー症候群、AD/HD、自閉症が楽になる本 (集英社文庫)大人の発達障害 アスペルガー症候群、AD/HD、自閉症が楽になる本 (集英社文庫)感想
ナツイチ選書。発達障害の中でもPDD(聞きなれない略語、最近ではアスペルガーと同様自閉症スペクトラムに含まれる広汎性発達障害のこと)をキーにしている。題名にAD/HDも含まれているが、こちらの記述は少なく、発達障害のひとつであるLDに至ってはほぼ記述なし。おそらくコミュニケーションの面でマジョリティとの齟齬が生じやすいのがPDDであるから、ということでなのだろう。本人や周囲が知ること・理解すること・想像することで発達障害を知り、すり合わせを行うことで共生できる社会を目指す。読みやすくわかりやすい。
読了日:07月19日 著者:備瀬 哲弘
2017 夏限定の京都 (JTBのムック)2017 夏限定の京都 (JTBのムック)感想
夏に京都なんて! と思っていたのですが、今年行ってみたら結構「ありだな」と。暑いときは暑い所へ! ちょっと癖になりそう。この本は目新しい情報はそんなになかったけれど、眺めているだけでも楽しい。サイズ小さめで持ち運びにもよさそう。祇園祭初体験した今年は、下鴨神社のみたらし祭りにも行ってみたいなあ。
読了日:07月18日 著者:
件p新潮 2017年 05 月号件p新潮 2017年 05 月号感想
図書館本。いよいよ明日からBABEL大阪会場が開場! ということで予習。細部まで見事に描かれているバベルの塔、でも会場ではゆっくりじっくり嘗め回すようには見られまい。せめてホンモノの迫力を体感してきたい。特集以外では、篠山紀信のラブドールの写真がよかった。偏愛ではなく、人体との対比のための人形の使い方は新しい。
読了日:07月17日 著者:
堂々と逃げる技術堂々と逃げる技術感想
図書館本。社会にまじめな自分をやめて、自分にまじめになるために、カウンセラーである著者が編み出した方法。過去の経験から周囲にあわせるために作られたメンタルモデルが自分自身の「恐れ」「不安」「自信がない」という感情を導き出している。不安に支配される前にすぐ行動、やらなければいけないことよりもやらないことを決める。小さなことから、自分の欲求に従って行動してみて快の経験を積み重ね、自信につなげる。考えても仕方がないことは考えるのをやめる。「なりたい自分」がまだよくわからないけれど、自分の人生は自分で決める。
読了日:07月17日 著者:中島 輝
団地のはなし 彼女と団地の8つの物語団地のはなし 彼女と団地の8つの物語感想
図書館本。大変凝った装丁、いや企画自そのものが凝っている。団地をテーマにした、小説、マンガ、詩、写真、対談等。豪華な雑誌、という感じ。団地住まいなので、そして団地が好きなので楽しく読んだ。松田青子さんと山内マリコさんの小説が好き。写真はおそらくエレベーター付きと思われる、長い廊下のある高層団地が多かったけれど、私にとっての「団地」は向かい合わせの住宅の間に階段室のある、敷地が広々した5~6階くらいの建物なんだよなー。楽しい本ですが、ちょっと内容が薄い気もしないでもない。
読了日:07月15日 著者:山内マリコ,最果タヒ,茂木綾子,ジェーン・スー,佐々木俊尚,菊池亜希子,松田青子,�頂攘�,カシワイ
深ぼり京都さんぽ深ぼり京都さんぽ感想
母から借り本。たいへん面白く読ませていただきました。前半は京都に向かう電車で、後半のまさに伏見のあたりは伏見酒蔵のレストランで。京都の近くに住みながら、忙しさにかまけて京都知らずではや十年以上。今年は休職しているので、ようやく足繁く京都に通えるように。いくらでも名所旧跡があるし、同じところに何度行っても飽きない、新しい発見がある京都。住んでたり近くにいると、かえって知らないし行かないよね。山科はまだ未踏、行った折には必ずタコ滑りを! 下鴨の人見知り店長のカフェも行きたいけど賑わうのは迷惑かしら?
読了日:07月14日 著者:グレゴリ青山
にっぽんスズメしぐさにっぽんスズメしぐさ感想
図書館本。中野さんのスズメ本第2弾。スズメたちのかわいいしぐさ・一瞬のメ[ズを捉えたショットがこれでもか! と惜しみなく。幼鳥写真もたんまりでニヤニヤ。どれもかわいいけれど、とっとこと~、と走っている写真がベストかな。写真だけでなく、いろいろ編集者の企画が映える本。マツダさんのマンガも読めたのがうれしいです。
読了日:07月13日 著者:中野さとる
本バスめぐりん。本バスめぐりん。感想
図書館本。移動図書館本バス「めぐりん」の運転手として再就職した久志と相棒の司書奈緒子、ステーションに集まる常連利用者のなかでの人間模様、軽いミステリ要素あり。本がぎっしり詰まった本バスは動く宝箱。本にちなんだお話を期待してしまった。移動図書館は場所も時間も限定されているから利用者同士が顔見知りになり、普通の図書館利用者よりも関係が密になるのか。でもここに書かれている関係はちょっと立ち入りすぎな気がして、私は苦手だなあ。文体が初話と最終話で全く違っているのはわざと? カバーイラストがとってもとっても素敵。
読了日:07月13日 著者:大崎 梢
弟の夫(4) (アクションコミックス(月刊アクション))弟の夫(4) (アクションコミックス(月刊アクション))感想
電子レンタルにて。完結。もう、3分の1くらいから後ずっと涙が止まりませんでした。学校の先生はやはり「日本の大人代表」的嫌なやつでむかついたけれど、弥一の大人の対応にスカッと。「リョージとの約束守るために、ヤイチさんと家族になるために日本に来ました。」はじめは否定される覚悟で、日本に降り立ったマイク。たった3週間で弥一の価値観をこんなにも変化させ、カナの「カナダのおじさん」、弥一の家族となった。それはマイクが「ゲイだから」ではなく、その人のありのままを大切にできる人だから。たくさんの人に読んで欲しい作品。
読了日:07月12日 著者:田亀 源五郎
デジタルカメラマガジン2017年7月号デジタルカメラマガジン2017年7月号感想
立ち読み、特集のところだけ。猫写真家20名、あーこの本も読んだ読んだーと、改めて猫ブームだなあ、と。猫写真のコツ、いただきました。私はまん丸お目目より瞳孔ほっそりなネコさんが好き。
読了日:07月12日 著者:
ぶるわんぶるわん感想
T-SITEにて。わんちゃんがブルブルブルってしている瞬間の顔を捉えた写真集。お目目があっちゃこっちゃ向いちゃって、アララーなお顔に。耳が長かったり皮膚がたるーんとしている犬さんほど、ナンジャコリャな顔。楽しませてくれてありがとう。

読了日:07月12日 著者:カルリ・ダビッドソン
京都夜景名所 (SUIKO BOOKS (142))京都夜景名所 (SUIKO BOOKS (142))感想
T-SITEにて。水野さんの京都写真はテッパン。夜桜、月と寺院、花灯籠。しんとした、京都の夜の雰囲気が伝わってきます。なかなかリアルではお目にかかれない大原のススキ野の月景色に見入りました。
読了日:07月12日 著者:
犬ぽんぽん:毛糸を巻いてつくる表情ゆたかな動物犬ぽんぽん:毛糸を巻いてつくる表情ゆたかな動物感想
立ち読み。リアル過ぎてもはや生首。浮「よー。作り方も乗ってるけど、すさまじく空間認知力がないと作れないだろうなあ。顔の凹凸とか。
読了日:07月12日 著者:trikotri
Meets Regional 2017年 08 月号 [雑誌]Meets Regional 2017年 08 月号 [雑誌]感想
関西の飲食情報誌、特集はチューハイ。フローズンフルーツや生絞りジュースを使ったチューハイを、こんなにお安く出すお店がたくさんあるなんて! いいですねー。パイナップルの半フローズン状態のチューハイや氷の代わりに凍らせたレモンをたくさん入れたチューハイを飲んでみたい。でもお店に行かなくても、家で出来ちゃうかも? なぞの瓶ジュース(そもそもジュースなのかな?)「マスコット」がとても気になります。
読了日:07月11日 著者:
猫びより 2017年 05 月号猫びより 2017年 05 月号感想
人間ドックのロビーで。岩合さんをはじめ、たくさんの写真家さんが撮った外猫写真が豊富でうれしい。特集の哲学者の女性、大変な愛猫家ということはわかったけれど、亡くなった猫ちゃんを冷凍保存て浮「よーっ。命を全うしたら元素に返してあげようよ…。強羅温泉・早雲閣の看板猫みーちゃん、小柄で淡い三毛柄がかわいいです。
読了日:07月11日 著者:
つるとはな第2号つるとはな第2号感想
人間ドックのロビーで。昨年実家に滞在中、母に勧められたときは読む気がおきなかったけど、手に取ってみたらなかなか面白かった。ドイツの動物園とおばあちゃんの記事、リリーフランキーさんのインタビューが良かった。ドイツは動物愛護国、ペットショップはなく、生き物を飼いたいと思ったら保護団体から譲り受けるのがメジャー。かたや環境が整わなくてもお金さえ出せば生き物が簡単に手に入る日本。考えさせられます。リリーフランキーさんの生き様、かっこいい。若い頃に生き方を決めなくていい、という言葉にはげまされます。
読了日:07月11日 著者:つるとはな編集部
クロワッサン 2017年 7/10 号[梅雨明けまでに、引き締める。]クロワッサン 2017年 7/10 号[梅雨明けまでに、引き締める。]感想
人間ドックのロビーで。ダイエット的な特集は置いといて…。「40過ぎたら小太りが健康?」に思わずくいつく。やせているのが理想、メタボ体型は不健康の塊、みたいな風潮の昨今ですが、元気ならいいのです。私なぞは健康診断ではいつもA判定なのに未病というか、いつもどこかしか具合悪い。体質もあるから、一概に平均値と照らし合わせてどうこうは言えないよね、と思いつつ、人間ドックを受ける私。笑 まあ大きな病気がなかったらそれでいいや。あとかこさとしさんとヨシタケシンスケさんの対談が良かった。かこさん、理系の研究職だったとは
読了日:07月11日 著者:
約束のネバーランド 4 (ジャンプコミックス)約束のネバーランド 4 (ジャンプコミックス)感想
3巻まではレンタルで読んだけど、4巻は待てずに購入。手に汗握る展開の連続、先が気になるけれど心臓が持たなくて休み休み読んだ。おおお、何を書いてもネタばれになるから、何の感想も書けない。とにかく早く5巻を、お願いします。
読了日:07月09日 著者:出水 ぽすか