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孫文の理想と東アジア共同体シンポジウム

2010年11月10日 | 日中友好
孫文の理想と東アジア共同体シンポジウム



11月3日。
東京の学術総合センターにて

<孫文の理想と東アジア共同体シンポジウム
~辛亥革命百周年をどう迎えるか~>

が開催された。






福田元総理による開会の挨拶の後
富士ゼロックス社長・会長、ソニー株式会社の取締役などを
歴任され、新日中友好21世紀委員会の座長もつとめられた
小林陽太郎氏による基調講演が行われた。


その後、第1部国際シンポジウム
<辛亥革命前夜から百年~それを支えた日本の経済人>が開催。





私もパネリストとして登壇。
お隣はコメンテーターの神戸大学 黄先生と
日中産官学交流機構特別研究員の田中修先生




モデレーターは兵庫県立大学経済学部教授の陳来幸先生。






東京大学大学院総合文化研究科の川島真先生。







千葉商科大学の趙軍先生と、私。








孫文の日本滞在における
当時の社会情勢や日本人の役割、などについて
意見交換した。










中国ではどこの町にでも<中山(孫文の中国での一般的な呼び名)>とつく
公園や通りの名前があるくらい、
人々に親しまれている孫文だが、日本に約10年も滞在し
日本人とさまざまな関わりがあったことは
中国ではまだよく知られていない。



第2部は、
<東アジア共同体を目指す日中米韓の役割>がテーマ。








モデレーターに防衛大学校長の五百旗頭 真先生。

パネリストに
コロンビア大学教授のジェラルド・カーティス先生、
北京大学国際関係学院副院長の王逸舟先生、
慶応大学法学部部長の国分良成先生、
東洋学園大学人文学部教授、テレビでもおなじみの、朱建栄先生。









この最強メンバーを迎えての第二部は
私が今まで参加したシンポジウムの中で
最高におもしろかった。


というのも、

折りしも、議論は<尖閣問題>になり
日本人はあまり遠慮して公の場では
はっきり発言しない国民性だが


パネリストのアメリカ人 カーティス先生と
中国人 朱建栄の白熱した議論は


この問題について
少なからず、納得していない人(私も含め)
には、胸のモヤモヤが晴れるかのようであった。







それを上手くまとめる
国分先生と五百旗頭先生。



外は爽やかな秋晴れだったようだが
午前9時スタート、
終了5時までのシンポジウム

興味深いこと満載で、あっという間に終了してしまった。


朝から最後まで
一度も席をたたれなかった村山元総理も

”おもしろかった”と感想を述べられた。




武漢 華中師範大学の章先生ご夫妻と。
辛亥革命研究の第一人者。




文化の日に相応しい
シンポジウムの一日の、話。




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