今回の旅のメインでもあるサガリバナ。これです、これ。房になって木から垂れ下がる様子も素敵ですが、なんといっても川面に落ちて流れていく姿が幻想的です。
この花は夜に咲いて、明け方には役目を終えた花弁と雄しべをひとかたまりで落とすのです。
役目というのは、虫を呼んで受粉をさせること。だからとってもいい香りがします。夜咲く花はどれも香りが強いんだそうです。どんなに派手な花も暗闇では見えないですから。
そんなわけで水に落ちる花を見るにためは、夜明け前に出発しなければなりません。
朝4時。まだ星空の広がる道を川へと向かいます。
そして真っ暗な川へとカヤックを漕ぎ出すのです。私の寝坊でやや遅れたものの無事出航。スミマセン(^^;
水面を漂う夜光虫がパドルを漕ぐたびにきらきら光ります。水面をすべるカヤックの先には水にうつった星たちも揺れて…。そして流れ星のサービスまで♪
一瞬雨が降り、やがて空がじんわり白くなってきました。アカショウビンの高い声やシロハラクイナの警笛のような声に、サンコウチョウの「ホイホイホイ」が重なり、森も目覚め始めた頃、いい香りとともにサガリバナが姿を見せてくれました。
その数は多いとは言えない量だったと思うのですが、夜と朝の境をカヤックで滑り抜けたかのような体験は忘れられない思い出となりました。来て良かった!
おにぎりまで用意されていて、これまた至福のひととき。頭の上にはサガリバナ。ときどき、ポトンと音をたてて落ちてきます。朝の静けさの中、その音が響きます。
帰りは引き潮にのって、サガリバナと一緒に川を下りました。上げ潮のときには、花が上流に密集するのだと教えてもらいました。
今はすでに夜です。心地よい風にあたりながら、遠くから聞こえるリュウキュウアオバズクの声に耳を傾けています。
草むらではたくさんのホタルの幼虫が光っていたり、オカヤドカリがごそごそ動き回る音が聞こえてきたり。遠くからは、月末に催されるという大原祭りの練習の笛や太鼓の音もかすかに聞こえてきます。
月の明るいいい夜です。
この花は夜に咲いて、明け方には役目を終えた花弁と雄しべをひとかたまりで落とすのです。
役目というのは、虫を呼んで受粉をさせること。だからとってもいい香りがします。夜咲く花はどれも香りが強いんだそうです。どんなに派手な花も暗闇では見えないですから。
そんなわけで水に落ちる花を見るにためは、夜明け前に出発しなければなりません。
朝4時。まだ星空の広がる道を川へと向かいます。
そして真っ暗な川へとカヤックを漕ぎ出すのです。私の寝坊でやや遅れたものの無事出航。スミマセン(^^;
水面を漂う夜光虫がパドルを漕ぐたびにきらきら光ります。水面をすべるカヤックの先には水にうつった星たちも揺れて…。そして流れ星のサービスまで♪
一瞬雨が降り、やがて空がじんわり白くなってきました。アカショウビンの高い声やシロハラクイナの警笛のような声に、サンコウチョウの「ホイホイホイ」が重なり、森も目覚め始めた頃、いい香りとともにサガリバナが姿を見せてくれました。
その数は多いとは言えない量だったと思うのですが、夜と朝の境をカヤックで滑り抜けたかのような体験は忘れられない思い出となりました。来て良かった!
おにぎりまで用意されていて、これまた至福のひととき。頭の上にはサガリバナ。ときどき、ポトンと音をたてて落ちてきます。朝の静けさの中、その音が響きます。
帰りは引き潮にのって、サガリバナと一緒に川を下りました。上げ潮のときには、花が上流に密集するのだと教えてもらいました。
今はすでに夜です。心地よい風にあたりながら、遠くから聞こえるリュウキュウアオバズクの声に耳を傾けています。
草むらではたくさんのホタルの幼虫が光っていたり、オカヤドカリがごそごそ動き回る音が聞こえてきたり。遠くからは、月末に催されるという大原祭りの練習の笛や太鼓の音もかすかに聞こえてきます。
月の明るいいい夜です。