YNWC的な日常

街の中でも季節を感じて暮らしたい。生き物や自然のの話を中心に美味しい食べ物、散歩のことなど綴っていきます

胎生種子

2011-07-27 17:25:31 | 八重山2011夏
【八重山の動植物11】

ヤエヤマヒルギの胎生種子

ヒルギの仲間は「胎生種子」という種子を作ります。普通の樹木は受粉して種子を作り、それが地面に落ちてから発芽を始めますが、ヒルギは受粉後すぐに発生を始め、木にぶら下がっているうちに担根体(たんこんたい)という根の元になるものを長く伸ばします。



木にぶらさがっている長~い実のようなものが、胎生種子です。普通の種子を卵に例えるなら、胎生種子は赤ん坊に相当するといえます。

ヒルギを漢字で書くと「漂木」。この胎生種子が水面に浮かび漂っている様子からついた名前です。



西表島を覆うマングローブ林。マングローブとは種名でなく熱帯、亜熱帯地方の河口付近、気水域に広がる植物群落のこと。

ヤエヤマヒルギはその群落を構成する植物の1つです。西表島では、ほかにもオヒルギ、メヒルギ、ヒルギダマシ、マヤプシキなどのマングローブ植物が観察できます。

つぶらな瞳

2011-07-27 08:04:49 | 身近な自然情報
アオドウガネだと思われます。つぶらな瞳でかわいらしく見つめられてしまいました。

こんなかわいらしい顔(主観?)をしているけど、とんでもない大食漢。葉でも、花でも、蕾でも見境なく食べ散らかして、いや食べ尽くしてしまいます。しかも幼虫は見えない土の中で、根っこを食べてしまいます。

もとは九州、四国あたりが分布域だったようですが、今では横浜でもたくさを見かけるようになりました。カナブンやコガネムシなんかより遭遇率高いです。
これも温暖化の影響なんでしょうか?