きゃらめるぽっぷこーん

きっかけは韓国映画、今は興味の赴くままに観ます。mottoは簡潔に。radiotalkでラジオ配信始めました。

ノルウェイの森

2010年12月18日 | 日本
監督:トラン・アン・ユン
出演:松山ケンイチ、菊地凛子、水原希子

ノルウェーの森

ノルウェーの森


20年前ウチにもありました緑と赤のハードカバーの「ノルウェイの森」
ビートルズ好きな私としてはどちらかというとそのタイトルに惹かれて読んだんですが
どうもあまり印象に残らなかったみたいなんですよね
ほとんどストーリを覚えてなくて
映画を観ていて、、ああぁこんな話だったと思い出しました
原作の熱烈なファン、苦手な人、全く知らない人、私みたいに読んだのに忘れてる人
原作とどうかかわっているかでこの映画の見方ってかなり違ったりするんじゃないかなぁ

不思議な感覚の映画でした
1969年という今と全く異質の青春時代を彼らが生きてるってこともあるし
日本の映画なんだけど日本じゃないみたいな異質な感じ
静かで透明感があって映像が綺麗で
それは気持ちの良い異質感でした

大切な人を失う苦しみ、そしてその喪失感を乗り越えるということ
そういうテーマはきちんと描かれてるんだと思う

懐かしくなってもう一度原作を読み返しているんですけどね

ワタナベと直子のセックスシーンが延々と二人の顔のアップばかりだったのもちょっと、、長いよね
濡れるとか濡れないとか、、そういう会話が(まだ原作であるのかどうか確認してないけど)
そういう会話を拒んだりはしないけど、そこの部分がとても印象に残ってしまうのは
なんとなく違う気はしました

ラストのワタナベとレイコさんのシーンも
実際のところ「結局セックスなの?」って思っちゃったんだけど
本当は原作を読むととても良いシーンで避けて通れないシーンだったのね
避けて通れないけど説明不足過ぎて、ただのセックス?みたいなシーンになっちゃった
でもレイコさんがギター弾いて歌ってるのは素敵でした

松ケンはやっぱりいいなぁ、好きだわ~

そしてラストに流れたビートルズの「ノルウェイの森」
映画のなかでビートルズの曲が使用されることはよくあるけど
原盤が使用されることはかなり珍しいですよね
ジョンの声を聞けただけでも充分嬉しいのでした
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