きゃらめるぽっぷこーん

きっかけは韓国映画、今は興味の赴くままに観ます。mottoは簡潔に。radiotalkでラジオ配信始めました。

神弓

2012年09月08日 | 韓国
神弓(原題:???? ?)  2011年
監督:キム・ハンミン
出演:パク・ヘイル、リュ・スンニョン、キム・ムヨル、ムン・チェウォン

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舞台は17世紀「丙子の乱」
朝鮮は敗北し、たくさんの犠牲者をだし、最後は王である仁祖がひざまずいて降伏
捕虜として後金(後の清国)に強制連行された人々は50万
その後、奴隷市場で売買されたそうです
国は手を差し伸べることなく
本国に戻れた民はすべて自力だった、、というナレーションが最後に流れて
朝鮮はそういう悲しい歴史を繰り返してきたんだなぁって改めて思った

2011年、韓国で大ヒット(747万人)した歴史超大作
でも歴史を知らなくても充分楽しめる
1本の弓矢で10万人の軍に立ち向かう話です

私のまわりでも評判いいんですよね
観た人が全員面白かったって言ってる
確かに、面白かった
最初から最後まで迫力あるアクションシーン満載で
弓1本で大軍をバッタバッタと倒していくのは小気味いい
ラストの草原で3人が対決する場面もドキドキした
だから、基本的には面白かったんですよね

面白かったんだけど
なんだろね、、あのラストシーンなんて、もっと感動してもいいはずなんだけど
感激屋の私が涙ひとつこぼさないっていうのが不思議で
そ、なんかね、ドキドキはするんだけど感情があんまり揺れない

ヒーローはパク・ヘイルなんだけど
印象的だったのは敵役リュ・スンニョンだった
前から思ってたんだけど、ヘイルさんって顔立ちが泣き顔なんですよね
それがまたリアルな感じで新しいヒーロー像にもなりえるんだろうけど
超ヒーローが活躍してるのに、爽快感が若干少な目
兄と妹の繋がりのエピソードがもうちょっと強かったらよかったかも

逆に悪役的存在のスンニョンさんなのに
存在感があって迫力あって強くて、最初の頃怖かった
それがだんだんカッコよく見えてきちゃうんですよね
考えたら王子や仲間を殺されて怒るのは当然だと思うし
仲間で一致団結する姿に共感までしちゃいそう

こういうシンプルな物語は
ヒーローは断然カッコよくて
悪役は断然悪くて
その方が爽快で面白いと思う

と言いつつ
基本的には迫力あるアクションシーン満載で、思いっきり楽しめる映画でした




西暦1636年。清国が朝鮮半島に侵攻し、丙子の乱が勃発する。すご腕の弓士、ナミ(パク・ヘイル)は父の死後、妹ジャイン(ムン・チェウォン)と身をひそめるように暮らしてきた。そんな妹の結婚式当日、新郎新婦が清の精鋭部隊に捕らえられる。ナミは父の残した神弓を手に清の10万の大軍に突撃。そして、次々と敵を倒すナミに対して、清の弓のスペシャリストである猛将軍ジュシンタ(リュ・スンリョン)が立ちふさがる。