きゃらめるぽっぷこーん

きっかけは韓国映画、今は興味の赴くままに観ます。mottoは簡潔に。radiotalkでラジオ配信始めました。

モビーディック

2012年09月15日 | 韓国
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「もびでぃっく」
韓国で公開時、何度聞いてもピンとこないタイトルで
白鯨という意味だとわかっても、どういう映画なのか想像ができなかった。
公開当時は評判よさそうだったけど興行は40万人くらいだったのね。
邦題は「裏切りの陰謀」
レンタルショップでファン・ジョンミンの映画だぁって思って手にとっても
こんな映画あったっけ?と思っちゃった。
裏切りの陰謀、、ってなんか日本語として変じゃない?(笑)

映画を観終って、監督のインタビュー記事を読んでようやく納得しました。
白鯨はハーマン・メルヴィルの、鯨と対峙する小説のタイトルで
そして同時に実在した事件(ユンソクヤン二等兵良心宣言事件)を題材にしていて
民間人の不法査察のためにソウル大前で偽装営業していた実在のカフェの名前でもあったそうです
劇中、ファン・ジョンミンが夢を見る場面で登場した、全体を見ることができないほど巨大な鯨が、政府の上の政府という巨大な脅威、、まさにモビーディックだったのね。

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硬派な映画
派手さはないけと
これはね~
かな~~り、面白かった!

巨大な陰謀がいったい何なのか
チングは何を知っているのか
ファン・ジョンミンは何を追っているのか
わからないままハラハラしながら観た。

結局は最後までわかんなかったんだよね、多分(←たぶんって、、)
はっきりと結論がでないところがダメなのかもしれないけど
逆にその方が現実にあり得る話として説得力を感じました。

私的にはファン・ジョンミンとキム・サンホのバディ映画って言ってもいいくらいだな
途中で死んじゃったけどね。
悲しかったなぁ、あそこからぐっとしまったよね。
イ・バンウ(ファン・ジョンミン)の顔つきが変わったし、私もそこから思わず前のめりになって観ちゃった。
キム・サンホのあの風貌から醸し出る雰囲気は最高です。
どこの馬の骨?みたいな雰囲気の二人が、最後は記者のプライドをかけて真実を報道しようとする姿勢に感動したし、ソン・ヒョグァン(キム・ミニ)との記者の先輩後輩の関係も良かった。

「記者は観察者で刑事じゃない」
このあたりの葛藤は見ごたえありました。

ユンヒョク(チン・グ)はいったい何者なのか
いつまでたっても正体不明でじれました。
ソン・ジンギ(キム・サンホ)がお札の番号で電話してた相手は誰だったんだろとか
謎はいろいろあるけれど
目に見えない巨大な何かに立ち向かっていく記者の精神は感じました。

最後、神父さんところに囲われたけど、ソン・ヨンチャンだったから
絶対に何かある!って彼を疑っちゃった、何もなかったけど(まぎらわしい、笑)
ソン・ヨンチャン癖があり過ぎ~~(爆笑)




裏切りの陰謀(原題:???)  2011年  
監督:パク・インジェ
出演:ファン・ジョンミン、キム・サンホ、チング、キム・ミニ 

1994年11月20日にソウル近郊のパラム橋で起きた疑問の爆発事件を追跡する熱血社会部記者イ・バンウの前に、永らく連絡が途切れていた故郷の後輩ユン・ヒョクが現れる。彼は一連の資料を渡し、パラム橋事件が操作された事件であることを暗示する。イ・バンウは,パラム橋事件の真実を暴くために同僚記者のソン・ジンギ,ソン・ヒョグァンと特別取材チームを設けるが取材を邪魔する疑問の連中によって危険に直面する。