きゃらめるぽっぷこーん

きっかけは韓国映画、今は興味の赴くままに観ます。mottoは簡潔に。radiotalkでラジオ配信始めました。

半分の月がのぼる空

2013年02月22日 | 日本
洋ちゃんファンのお薦めで観たのですが良かったです
あったかい涙が溢れました
甘酸っぱいけど甘すぎない
秀逸な青春ラブストーリー

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イケマツソウスケ、クツナシオリ
主人公の二人の名前が覚えにくいですね、、、余談ですが

退屈な病院を抜け出して
仲間と一緒にアーケード街を自転車とバイクで走る主人公
何気ない始まり方なんだけど
あとで振り返るとジーンときちゃうんですよね

初対面は病院の屋上で、彼女の第一声は「はぁ?バッカみたい」
里香(忽那汐里)のツンデレっぷりが可愛いくて
彼女にふりまわされる裕一(池松壮亮)が抜群によかったです

彼女の願いをかなえるために二人で夜中に逃走劇をしたり
文化祭でまさかのお姫様と王子様になったり
盛り込まれるエピソードが面白くて惹きこまれてるうちに
そーいえば夏目先生(大泉洋)がこの二人に絡んでないなぁって気がついて
裕一のくるくるした髪にそろそろ軽い疑問を感じ始めたころに
いいタイミングで判明するトリック
なーんか、自分でも気持ちいいくらいにまんまとはまりました
(これだけ疑いもせずに見事にはまるって気持ちいいよね)

そこからラストに向かっては
ひたすら涙涙。。。。。。

そしてエンディング

悲しい終わり方じゃないのが嬉しい
心にたまってた涙が夏目先生の号泣と一緒に溢れてきました
こーいうのを気持ちよく泣けるっていうんだろうなぁ
正直、観終ってから予告編を観てまたまた涙です

こんなに誰かを愛して
愛される人生は幸せだ

そんな照れくさい言葉も迷いなく言える素直な気持ちなります

濱田マリさんがいい味だしてますよ
モダンチョキチョキズの頃から知ってますから~
最後、ちゃんと年取って現われました(笑)

 ⇒⇒ 「15の言葉」
主題歌もとっても素敵でした



半分の月がのぼる空  2010年  ☆☆☆☆☆ 
監督:深川栄洋
出演:池松壮亮、忽那汐里、大泉洋、濱田マリ

高校生の裕一(池松壮亮)は、入院先の病院で心臓病の美しい少女・里香(忽那汐里)と出会い、彼女のわがままに振り回されながらも、次第に惹(ひ)かれていく。里香も外の世界を見せてくれる裕一に思いを寄せていくが、二人が入院する病院の医師・夏目(大泉洋)は悲しい過去に縛られ、複雑な思いで二人を見ていた。


蛇にピアス

2013年02月22日 | 日本
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蜷川幸雄作品ということで手にしたDVD
好き嫌い(得手不得手)はあるだろうけど、私は面白かった
面白かったけど
理解できるかどうかはまた別だよね

出会ってすぐにセックスして
名前も知らないまま一緒に暮らして
あちこちピアッシングして
体の一部を変える(刺青を入れる)
肉体的な痛みでしか生きている実感を持てない(と彼女は感じてる)

どうしてそんなに刹那的なのか
教えてほしいけれど
人と人が向き合うときに
余計なしがらみが一切なくて
純粋に惹かれるものだけの繋がりって
もしかして純愛なのかと感じたりして

なんか言ってることが青臭いぞ(笑)

殴り倒した男の歯が愛の証だなんて
理解しようとしたら理解できない

すべて感覚的で
共感は難しいけど
否定もしない、、、という感覚
で、面白い

シバ(井浦新)が不思議なオーラを放ってて
サディスティックで狂気を持ちつつ
大人の優しさや落ち着きも常識も同居してる感じが独特な存在感
見た目パンクなのにアマ(高良健吾)は
無制限に優しくて無邪気でバカで
ルイ(吉高由里子)はとんでもない寂しがり屋
若い3人の俳優さんが素晴らしかったです

スプリットタンは当然ながらCGよね
生き物みたいで生々しかった
舌に穴を空けるのも
顔のピアスもリアルで痛そー(もぞもぞする)

ゲスト出演の豪華さに笑っちゃった
藤原竜也と小栗旬のまさかの共演
被害者の藤原竜也の人相が強烈で
あそこは絶対笑うよね




蛇にピアス  2008年  
監督:蜷川幸雄
出演:吉高由里子、高良健吾、井浦新

渋谷をふらつくルイ(吉高由里子)は、何をするあてもない19歳。そんな彼女の単調な日々を変えたのは、クラブで出会ったアマ(高良健吾)だった。赤毛のモヒカン、眉と唇にピアス、背中に龍の刺青…。ルイとは全く違う世界に住むアマの、蛇のような割れた舌に彼女は心を奪われる。しかし、なぜそこまでスプリットタンに惹かれたのか、ルイは自分でもよくわからない。アマに連れられて行った妖しげな店で、ルイは舌にピアスをあける。拡張を繰り返して穴を大きくし、自分も蛇の舌のようになるつもりであった。店長のシバ(ARATA)は、全身に刺青、顔中にピアスというアマ以上にパンクな風貌の彫り師で、おまけにサディストだという。シバと出会ったルイは、自分の身体にも最高の絵を刻みたいと、熱い思いに身を焼かれる。彼女が望んだ刺青は、アマの背中に彫られた龍とシバの右腕の麒麟。しかし、ルイの背中で絡み合う龍と麒麟に瞳はなかった。そんなルイはアマと一緒に暮らしながらも、シバとも密かに関係を続けている。どんなに探しても生きる意味が見つからない不安で空しい日々の中、彼らとの恋愛の痛みと、ピアスと刺青による身体の痛みだけが、ルイに生きている実感を与えていた。危うくも心地よい一瞬一瞬を重ねて、毎日命を繋いでいくルイ。そんなとき、アマが起こした暴力事件がきっかけとなり、3人の運命は思わぬ方向へと突き進んでいく。