予備知識なしで観始めたらビックリするよね。
会社ですよ、だけどそんな会社、そんな会社員います?(笑)
新大陸金属という会社、日本にも金属を輸出してる。
でもジソプの所属する部署は「殺人」を扱う。
部長もいるし女子社員もいるしアルバイトもいる。
プロの殺人請負人。
見事にバンバン殺す、周りにいる人もおかまいなしに殺す。
で、仕事が終わったらアルバイトも殺せと指示がでる。
怖えーよ、なんじゃそれだし。
最初の数十分は、わかるけど理解しにくいってのが正直な私の脳内状況でした。
でも、ミヨンさんが登場したら物語として成立しちゃったっていうか、、
なんだろねー、彼女の存在の魅力。
・パスポート偽造しても殺人犯のあなたを弁護し日本に逃亡させたくなる(インデアンサマー)
・自分をこの世から消し去ってもあなたを愛したい(純愛中毒)
・恋心を抑えることができず、悲劇の泥沼にはまっていっても美しい(魚座)
40を超えてもこの色香、ホントに綺麗で素敵な女優さんだわ。
会社員の皆さん、最後は壮絶に撃ちあいます。
男子社員も女子社員も銃をもって、それこそ命をかけて銃撃戦で殺しあう。
オフィスでだよ。
シュールさに笑っちゃいました。
ある意味、それも仕事です。
って成立しないけど成立しそうな気がするから不思議ね。
それが主演二人の演者さんによるものが大きいような気がする。
あくまで私感ですけど、
ジソプって現実感がないっていうか、市井の人の真逆の
なんか現実感のない役がすごく似合う人のような気がしてて、
言い方逆だ、普通の人の役が似合わない。
だから最初映画のタイトルが「会社員」と聞いてへーって思ったんだけど
蓋を開けたら殺し屋サラリーマン(納得)
ミヨンさんは自分の人生を捨ててもいいから愛し抜きたくなる人。
女の私がそう感じるくらいだからすごいよ。
二人で幸せになって欲しいけど、叶わないのは最初からわかってる。
だから切なくて、いいんだよねぇ、、、
面白い映画でした。
ある会社員(原題:???) 2012年
監督:イム・サンユン
出演:ソ・ジソプ、イ・ミヨン
ヒョンド(ソ・ジソプ)は殺人請負会社に勤務して10年になるプロの殺し屋だった。ある日、共に仕事をした新人のフン(キム・ドンジュン)を会社の指令通りに殺害しようとしたヒョンドだったが、死を覚悟したフンに貯めた金を家族に渡してくれるよう頼まれる。フンの家を訪れたヒョンドは、フンの母親がヒョンドが昔から好きだった一発屋の歌手・ミヨン(イ・ミヨン)だと気付く。