きゃらめるぽっぷこーん

きっかけは韓国映画、今は興味の赴くままに観ます。mottoは簡潔に。radiotalkでラジオ配信始めました。

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書

2018年04月13日 | アメリカ・イギリス
政府が嘘をついてきた日々を終わらせなければいけない

報道は統治者のためにあるのではない 国民のためにあるのだ




これね、奇跡体験!アンビリバボーでキャサリン・グラハムの話としてやってましたよね。
たまたまその番組を観ていて、あら、ペンタゴンペーパーズの話だわって思って、
観に行くつもりだったから予習がてら観たんですけどね、
あれ?もしかしてこれは
完全なネタバレではないですかって思ったのですよね。
それなりに面白く観て、、
いや、史実として有名な話なんだから、いいのかなって思ったり。

で、実際に観てどうだったかと言いますと、アンビリバボーとほぼ一緒の情報量でした。
そりゃそうよね、実際にワシントンポストで起きた話なんだから、
登場する人も、起きることも、結果もすべて同じじゃなきゃ逆におかしい(笑)

ネタバレ状態で観たわけですけどね、
でもね、これがまた面白かったのです!!

メリル・ストリープとトム・ハンクスが演じるとこんなにも魅入っちゃうんですね。
堂々のエンターテイメント作品。

活版印刷で新聞を刷る場面が興味深くて、
当時の上流階級の暮らしや、服装や髪形を観るのも楽しかった。

当時は女性の社主は珍しかっただろうし、
40半ばで新聞社を経営する立場になったキャサリンの状況は今とは比べられない。
ましてや報道や政治の世界では発言も決断することも難しかった。
自分が愛し大切にしてきた人が悪だとわかったとき正義と倫理と貫けるのか、
辛い決断であったはず。
潔い。




都合の悪い報道をフェイクニュースだと言い放つトランプに対する解毒剤だと言うスピルバーグも、
それに呼応してオスカー俳優の二人が出演するってカッコよくないですか。
小気味良さがあって、上品でてらいのない正々堂々の作品。

今のアメリカにとって必要だけど、まさに今の日本の話でもあるってことです。

エンディングががウォータゲート事件に繋がる終わり方だったのでね、
これは次に繋がる作品を観るべきなんだなって思いました。
そうやって知識が繋がっていくのも映画の楽しさですね。







ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(原題:The Post)  2017年  ☆☆☆☆☆
監督:スティーヴン・スピルバーグ
出演:メリル・ストリープ、トム・ハンクス

ベトナム戦争が泥沼化し、アメリカ国民の間に疑問や反戦の気運が高まっていた1971年、政府がひた隠す真実を明らかにすべく奔走した人物たちの姿を描いた。リチャード・ニクソン大統領政権下の71年、ベトナム戦争を分析・記録した国防省の最高機密文書=通称「ペンタゴン・ペーパーズ」の存在をニューヨーク・タイムズがスクープし、政府の欺瞞が明らかにされる。ライバル紙でもあるワシントン・ポスト紙は、亡き夫に代わり発行人・社主に就任していた女性キャサリン・グラハムのもと、編集主幹のベン・ブラッドリーらが文書の入手に奔走。なんとか文書を手に入れることに成功するが、ニクソン政権は記事を書いたニューヨーク・タイムズの差し止めを要求。新たに記事を掲載すれば、ワシントン・ポストも同じ目にあうことが危惧された。記事の掲載を巡り会社の経営陣とブラッドリーら記者たちの意見は対立し、キャサリンは経営か報道の自由かの間で難しい判断を迫られる。


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