きゃらめるぽっぷこーん

きっかけは韓国映画、今は興味の赴くままに観ます。mottoは簡潔に。radiotalkでラジオ配信始めました。

リアルフィクション

2010年11月16日 | 韓国
リアルフィクション(原題:실제 상황) 2000年  
監督:キム・ギドク
出演:チュ・ジンモ



チュ・ジンモは大学路のマロニエ公園で肖像画を描いて暮らしている
ヤクザにショバ代を要求されても客に何を言われても
返事もしない表情も変えない彼は、感情を捨てて生きてるように見えるんだけど
実は怒りや不満を心の中にいっぱいに抱え込んでいて、ある瞬間からそれを爆発させるっていう話
原題は실제 상황(実際状況)、ストーリがあるわけじゃなくて、ただひたすら自分を馬鹿にしてきた人たちに復讐をしていくのを見るだけ

公園の場面から始まって、ラストはまた公園の場面
殺されたはずのヤクザもいるし客もいて今まで見てきたのは想像の世界だったことがわかる
でも彼の怒りは事実だし、復讐したのも事実なんだよね、きっと
それを見ていた私にとっても見ていたことは事実だし
 (書いてて何を言っているのかだんだんわからなくなってきましたが、笑)

さらにラストのラストでは監督のカットの声がかかって、その公園に居た人たちすべてが演じることをやめるの
それこそまさに「실제 상황」の現場っていう印象でした

撮影時間200分(3時間20分)上映時間84分
11人のシークエンス監督を採用して韓国映画史上最短撮影時間で撮影
まさにリアルなフィクションを撮ったということなんですね



彼(チュ・ジンモ)は大学路のマロニエ公園で肖像画を描く街頭画家。絵に文句を付ける客、ショバ代を要求するやくざ等と接しているが、怒りの感情は押え込んで生きている。ある日、彼はデジタル・カメラを持った少女が自分を撮影しているのに気付く。そして彼女の後を追った彼は、もう一人の自分との出会いを通じて心の奥底に隠れていた暴力性を呼び覚まし、自分を馬鹿にした人々に残酷な復讐を始める。


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