きゃらめるぽっぷこーん

きっかけは韓国映画、今は興味の赴くままに観ます。mottoは簡潔に。radiotalkでラジオ配信始めました。

第9地区

2010年04月19日 | アメリカ・イギリス
第9地区(原題:District 9)  ☆☆☆☆☆
監督:ニール・ブロムカンプ
出演シャルト・コプリー

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南アフリカ・ヨハネスブルグ上空に突如現れた巨大な宇宙
船内の宇宙人たちは船の故障によって弱り果て難民と化していた
南アフリカ政府は“第9地区”に仮設住宅を作り彼らを住まわせることにする
28年後、市民と“彼ら”の争いは絶えず、共同居住区“第9地区”はスラム化していた
超国家機関MNUはエイリアンの強制移住を決定
現場責任者ヴィカスを派遣し彼はエイリアンたちに立ち退きの通達をして回る


いやー
面白かった
で、疲れたーー(笑)

エイリアンが登場するけれど、彼らは未知の存在ではなくて地球上に何百万(?)もいてスラム化し、はっきり言って邪魔な存在
映画は面白いらしい
というプチ情報だけで他はいっさい知らずに観にいきました

最初はドキュメンタリみたいにインタビュー形式で始まります
後で知ったんだけど実際に南アフリカの市民にインタビューして彼らに外国人について語ってもらったらしい
リアルだったわけです

南アフリカのヨハネスブルグ上空に突如現れた巨大な宇宙船
宇宙船が壊れて宇宙を放浪していた彼らは難民となり難民キャンプ第9地区に住む
これ南アフリカってところがリアルよね、、、

あまりにスラム化して周りから苦情が絶えないので第10地区へ移住計画されるんだけど政府の委託を受けエイリアン支援を行う企業MNUのヴィカスが映画の主人公
このおっちゃんがまた田舎の公務員みたいな風情のおっちゃんで
ボロボロのバラックみたいな小屋を一軒一軒まわってエイリアンから移動の承諾書にサインを貰うの
なんじゃそれーーーって感じ(笑)

それがずっとドキュメンタリ風に続いて
ともかく不衛生で汚くてえびと言われるエイリアンがわけわかんなくて
いやーー、これが延々と続いたらどーしよーって思いましたよ

しかし、あることがきっかけでおっちゃん(ヴィカス)の体に変化が起きはじめて、、、

そこから先は
グイグイグイグイって引き込まれて
凡庸な印象だったヴィカスがとんでもないことになります

エンディングまで息もできないくらいの迫力でした
映画を観てるというよりヴィカスになった気分よ
観終わってグッタリしました(笑)

差別問題を扱った深い意味を持つ映画

でも、高尚な映画っていうのともちょっと違って
エイリアンはゴムと猫缶が大好物で
映像の向こうの方で、車のタイヤかじってたりするから可笑しすぎる
人間がこっぱ微塵に吹っ飛んじゃうから、そのたびに体が硬直するし
旦那や息子がいつもやってるゲームの世界のようでもあり

なんでもありのごった煮みたいな、、、
私が韓国映画が好きなのは、わけわかんないパワーみたいなのを感じるからなんだけど
この映画
はるかに上をいく凄まじさでした

体の力がやっと抜けたのはラスト数分だけでしたね

面白かった☆

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4 コメント

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Unknown (ルナ)
2010-04-21 17:48:47
ルピナスさん こんにちは

実は今日コレを観てきたのでコメントしちゃいます。
私も全然予備知識なく見に行きました。新人の監督さんで、ピーター・ジャクソンが製作してる、アカデミーにノミネートされてた、エイリアンの話。ってだけの情報で。

確かに今までにない視点の映画でしたよね。新しいと思いました。
ちょっとグロいところもあって、コワイのがダメな私はひくとこもあり、このままズンズン気持ち悪くなったらどうしょう・・・とか心配だったのですが(笑)

後半が面白くなって、いつの間にかヴィカスとあのエイリアン(クリストファー?)を応援している自分がいました。あの二人の友情みたいなものもあったりして。変身ロボットを見た時はトランスフォーマーかよ!とか思いました。

で、全然解決しないまま終わるのも可笑しかった。
あの後彼は地球に戻って来たでしょうかね??
私は仲間と彼を連れに戻ってきたと思いたいです。
果たしてその数年後ヴィカスは人間になって愛する妻のもとに帰れたでしょうか??100%エイリアンになったからダメかも?

ルピナスさん映画お好きなんですね♪
私も映画好きで年間30~40本位見ます。
韓国映画は私の街ではあまり上映がないので、そんなには見ていません。私の姉のほうが韓国映画は詳しいかもです。
リスト参考にさせていただきます。
返信する
Unknown (ルピナス)
2010-04-22 22:48:54
ルナさん☆

やっぱり最初は心配しましたよね(笑)
インタビュー形式で、物語は動き出さないし
ちょっと長かったので本当にどうなるのかと思ったけど
それが後半はトランスフォーマーまで(笑)行ってしまうとは想像できませんでしたわ

クリストファーはいい人(エイリアン)でしたよね
仲間が人体実験されていたのを見て呆然としてました
それに引きかえ人間は、、、、

私もきっかり3年でヴィカスと仲間を救出に来ると思います
旦那は「こりゃ続編がでるなー」って言ってましたけど
私は出なくてもいいなー
絶対に助けにくるって安心して映画を観終わりましたから
それに、、この映画疲れるからまた観るの大変(笑、冗談です)

私はまだ韓国映画を観るので手一杯な感じなんですけど
でも面白そうな映画はこだわらずにたくさん観たいなぁって思ってます
ルナさんも映画をたくさん観るんですね
嬉しいな~[絵文字:i-176]
また遊びに来てくださいね
お薦めの映画なんかも教えてくださると嬉しいです[絵文字:e-291]
返信する
Unknown (あ~にゃ)
2010-04-28 17:03:40
ルピナスッssi おひさ~

私も見たよ。コレ。
面白かった~っというか、斬新というか。(笑)
ちょっとグロいけど、後半どんどん引き込まれ
いつしかヴィカスになりきって見てました。^^

しかし・・・
よく考えればおかしな話しよね。
差別問題も扱った作品だけど
広い宇宙からわざわざ地球に来るくらいの文明をもているエイリアンが
まだ宇宙に旅立つ事さえ出来ない地球人に
なんで差別されるような状態でいるんだろう?
ありえなさすぎる。(笑)
今朝の「とくダネ!」で言ってたけど
あのホーキンス博士も「宇宙人とはコンタクトを取らない方が良い。」
と言ってたそうな。
そりゃそうだよネ。(笑)
こちらが差別される立場になるのは容易に想像できる。

でも、それを差別する側に描いちゃうっていうのは
さすがアメリカの映画だにゃ~~って感じです。(笑)
返信する
Unknown (ルピナス)
2010-04-28 17:52:20
おおっ、あ~にゃさん☆おひさ~

面白かったでしょ、ほんと、斬新な映画よね
最初はどうなるかと思ったけど
最後は引き込まれました

もー、突っ込むところはたくさんあるのよ
あとで考えるとね
あとで考えなくても移転の承諾書にサインの時点で爆笑でしたけど~(笑)

こういうSF映画はロジックと言うかどこか納得させるところから始まるんですけど
(だってだいたいありえない話なんですから)
最初に番組のインタビュー形式みたいのが延々と続いたのは
そこでその疑問を起させないっていうのが目的だったんでしょうかね
いきなりエイリアンが猫缶を食べてたらマジでギャグ映画になっちゃう
不思議なリアル感があって
ヴィカスはどうなってしまうのかドキドキしましたからね

差別を扱った映画、という受け止め方があるけど
それは人間の感覚であって
もしかしたらエイリアンはあれを差別とは受け取ってないかもね
人間は汚いって差別してたけど
エイリアンにはあれが最上級の環境かもしれないし
などなど
あとでもいろいろ考えて楽しめる映画でした☆
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