きゃらめるぽっぷこーん

きっかけは韓国映画、今は興味の赴くままに観ます。mottoは簡潔に。radiotalkでラジオ配信始めました。

おいしいマン

2010年01月03日 | 韓国
今年もよろしくお願いします
本年度1作目はこれ

おいしいマン(原題:오이시맨)  2009年  
監督:キム・ジョンジュン
出演:イ・ミンギ、池脇千鶴、チョン・ユミ



これ、もしや日本映画かと思ったんですよね(紋別が舞台だからというわけじゃなく)
風の音、雪の音、海の音、食べる音に耳を澄ます、静かな韓国映画
なんで「おいしいマン」っていうタイトルかなって考えたんだけど
おいしいマンじゃないよね「おいしマン」笑
北海道の紋別へ来たヒョンソク(イ・ミンギ)がめぐみ(池脇千鶴)の民宿に泊まり
言ったのが「おいしい」
予告編見てもそうだしタイトルも「おいしい」だから
食べることが重要なキーワードかと思ったけど
私が考えてたほど、そうではなかった

ストーリが特別にあるわけじゃなくて
耳に障害があることがわかった失意のミュージシャンが紋別を旅する話
言葉が通じないめぐみと少しずつ気持ちを通わせながら
でもロマンスじゃない
そこがいいんだよなーー

めぐみのキャラが最高なの
雪だらけの紋別にブツブツいいながら、民宿を経営して観光ガイドしてる
少女趣味の服を着て、酒と煙草が心の友
20代後半だと思うけど女を捨ててるようでもあり
誰かを待っているようでもあり、、

ヒョンソクのカラオケ教室の生徒チェヨン(チョン・ユミ)は映画「家族の誕生」でも真から優しい心の持ち主の大学生を好演してたけど、今回もいいね~
クルクル頭のおばさんパーマで登場だったので笑った

イ・ミンギは今人気があって私の友達にもミンギ君ファンがいるんですけど
私はお初でした
素朴で天然キャラの不思議ちゃんなイメージのミンギ君でしたが
こういう繊細な雰囲気も似合うのね
雪合戦をしてバケツをかぶって泣くシーンはつられて泣いちゃいました

歌手でもあるとは知ってたけど、ホント歌が上手い
耳の障害で微妙に音が外れるんだけど、その外れ方も上手かった

誰だって悲しくて乗り越えなくちゃいけないこと、何回も経験してるはす
3人はそれぞれ自分に折り合いをつけて次に進んだんだなぁ
人生には激的な出来事なんてそんなにないけど
こうやって誰かと出会いながら幸せを積み重ねていくんだって思える
そんな映画
忙しい日常で心がざわざわしたときに観ると、静かでいい気持ちになれるような映画でした







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