きゃらめるぽっぷこーん

きっかけは韓国映画、今は興味の赴くままに観ます。mottoは簡潔に。radiotalkでラジオ配信始めました。

義兄弟

2010年11月05日 | 韓国
義兄弟(原題:의형제)  2010年  
監督:チャン・フン
出演:ソン・ガンホ、カン・ドンウォン

義兄弟


☆「映画は映画だ」に続くチャン・フン監督の2作目
☆元韓国国家情報員のソン・ガンホと北朝鮮工作員のカン・ドンウォンの兄弟のような友情
☆550万人を動員し好評を得た映画

ここまで期待値を高める話題が満載ですから
無意識のうちに緊張感ある硬派な映画を想像しちゃってたんでしょうね~きっと
意外に、、ハードではない、、柔らかな(?)、、まさに義兄弟の話でした

面白かったです
早々のカーアクションシーンはすごい迫力で掴みはバッチリだし
ストーリもわかりやすい
ソン・ガンホも彼らしいっていうか、クスッと笑わせながら惹きつける演技はさすがだし
寡黙で心優しい北の工作員のカン・ドンウォンは初々しくて新鮮でした
お互いの正体を知りつつ腹の探り合いをしながら行動してだんだんと理解しあうようになり
先祖を供養しながら本心を明かすシーンは素晴らしかった

ハートウォーミングな部分が強いのですごく見やすい映画になってる気がします
でも本来持ってるテーマはもっと暗くて悲しみや怒りだったりするはずなんだけど
そこの部分が少し薄い気がするんですよね
社会派映画かと思ったけど意外と普通の娯楽アクション映画だった、、そんな印象です

これは、あくまで私のイメージとの違いの問題で
全体としてはとても面白くて飽きることのない映画です

影とハンギュのジウォンの対決はドキドキしました
でも、、やっぱり、、
私はラストシーンのあまりにも明るいハッピーエンドに戸惑いを感じるんだけど
監督さんは意図的にあのラストシーンを選んだんでしょうか
ちょっと聞いてみたい気がします



国家情報員のイ・ハンギュ(ソン・ガンホ)はソウル市内の団地で起きた北朝鮮工作員との銃撃戦の折、多くの死傷者と工作員を取り逃がした責任を問われ組織をクビとなる。6年後。彼は逃げた妻や外国人花嫁などを捜す探偵まがいの稼業で糊口を凌いでいた。そんなある日、ハンギュは銃撃事件の現場から逃走した北朝鮮工作員のソン・ジウォン(カン・ドンウォン)に偶然出くわす。


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4 コメント

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Unknown (happa)
2010-11-06 00:31:10
ルピナスさん、観たんですね。
社会派の映画を期待してました?
そうなんです、これ、娯楽作品ですね。
確かに抱いていたイメージとの違いがあると、違和感あるかもですね。

私は、このラスト文句なしに大好きです。
意外なだけに面白かった。

南北問題の底に流れる部分はさらっときっちり描いてると思いました。
国や体制から逃げ出すためには結局のところお金だったりするし。。。
影のように思想の名のもとに狂った欲望を持っていたりもするしね。

影との対決のシーンの自分を傷つけてハンギュを守ったジウォンの「自分は誰も裏切らなかった」という言葉にボロボロ泣いちゃいました。
そのあとのラストでクスクス笑ってすっきりと映画館から帰ってきました。

チャンフン監督の描く男の世界好きです。
ドンちゃん初々しかったですか?
私はいい俳優になってきたなあと感慨深いです。
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Unknown (ルピナス)
2010-11-06 02:21:59
happaさん☆

クロッシングでもそのあたりが描かれてましたよね
お金を出せば(危険は伴うとしても)北から脱出することはできるのね
ベトナムからの移民問題もあったし
そのあたりの社会的な問題もきっちりと入っている映画よね

「自分は誰も裏切らなかった」という言葉はキーワードだなぁって思いました
そこでぐっと来るんだと思う
彼は北に裏切り者として捨てられたような立場になっても情報を送り続けたんですよね
最後まで工作員としての立場は守って、最後も影といっしょにあの場に立った
そして北の工作員としてその場に立ったけれどハンギュを傷つけなかった
そして誰も裏切らなかったと、、、
そこがね、どうしてもロマンチックな綺麗ごとを描いているように感じたんですよね
ひと言で言うと「甘い」映画のような気がしたの
そこのひと言では感動のスイッチが入らなかった(と自覚しました)

ってかくと、この映画がダメだといってるような感じになるけど
ぜんぜんそんなことなくて、面白い映画でした

私は最初の作戦決行のあと、バスターミナルで、来ないだろうと思いつつ一人で仲間を待ってるジウォンの姿に涙しました
国家に捨てられる恐怖(孤独)をドンちゃんからもっと感じたかった
これはドンちゃんの問題というより脚本の問題だと思うけど、、

ドンちゃんいい俳優さんよね
作品選びからも彼の俳優としての姿勢を感じます
入隊が決まったような話が出てたけど
2年後どんな姿で戻ってきてくれるのか楽しみよね
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Unknown (kocco9)
2011-06-26 20:29:59
るぴなすさん 忘れないうちに2回目[絵文字:v-407]
あんみょんで~す

確かに!社会派というより娯楽作品でしたね
最後のハッピーエンドは正直驚きました(笑)

硬い男の作品と思ってましたが
結構面白かったです
確か賞取ってましたよね?この作品

お互いの正体がばれて銃撃戦に至るシーンは良かったです~

ドンちゃんの目にやられちゃいました[絵文字:v-398]
コスやユジテとも違う感じの
なんか独特の吸い込まれそうな眼差し・・・[絵文字:v-352]
ミョンミン・オッパとも違う・・・[絵文字:v-352]
「1%の奇跡」以来、2度目の対面でしたが
いい俳優さんになっていきそうですね
楽しみです~

ガンホさん初対面でした
お名前は知ってましたが
役柄のせいかもしれませんが
結構しなやか?俳優さんのイメージが(違うかな?)なはは
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Unknown (るぴなす)
2011-06-26 20:55:40
kocco9さん☆
ぷっ(#^.^#)なんか同タイムにコメ入れあってる感じ^^

うん、国家情報員と北朝鮮工作員と聞いて、どうも勝手にイメージしてしまうところがあったんだと思うのよね
そういうイメージを持たずに見ると楽しめる映画なんだと思います
 
ソン・ガンホさんは独特の雰囲気があっていい俳優さんですよね
私は「大統領の理髪師」が大好きです
そして「殺人の追憶」はコリアン・サスペンスの最高傑作と言われてます
韓国を代表する映画俳優です
ドンちゃんは彼の作品選びからも意欲を感じます
どんな俳優さんになるのか楽しみですよね
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