アイドル映画どまんなかのように思われるかもしれないけど、
万人受けするものではないのかもしれない。
私はとても好きな作品でした。
人を好きになるって理屈じゃないもんね。
特に初恋の頃の利害関係のない純粋な恋は。
つかみどころのない葉山先生は多くを語らないし本音を言わない、
見ててイライラするし何でって思うけど、仕方ないのよ好きになっちゃったんだもん。
潤くんはアイドルオーラを封印して高校教師を好演してました。
声が優しくてずるいよね、あれは恋に落ちたら抜けられん(笑)
どうしようもなさは小野君の恋愛についても言えることで、
靴を脱がすシーン、
ものすごく印象的でした。
なんて意地悪なんだろうって思うけど、どうしようもなかったんだと思うよ。
どうしようもなく好きだったんだと。
多分やった本人が一番自分を落ち込ませたと思うよ。
実は唯一泣けたのはそこでした。
結局、葉山先生の気持ちは自分でも言ってたけど恋愛じゃなかったのかもしれない。
心の弱さを泉に救われてたのかもしれない。
胸が苦しくなるような恋愛をしている泉だけど、母性を感じるのよね。
「先生に呼ばれた気がした」って葉山に駆け寄る泉がなんかもう優しくて切なくて。
だからね、不倫じゃないかって言う人もいるかもしれないけど、
私はものすごく純粋な恋愛だったと思う。
雨が印象的な美しいラブストーリーでした。
ナラタージュ 2017年
監督:行定勲
出演:松本潤、有村架純、坂口健太郎
大学2年生になった泉(有村架純)のもとに高校時代の恩師・葉山(松本潤)から、演劇部の卒業公演に出ないかと電話がくる。泉にとって葉山は、高校時代に学校になじめなかった自分に演劇部に入るように勧め、救ってくれた人物だった。卒業式の日の葉山とのある思い出を心に封印した泉だったが、再会を機に抑えていた気持ちが膨らんでいく。葉山もまた泉への複雑な思いを抱いていた。
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