自然学校発 黒松内だより

北海道の道南の小さな町、黒松内にある「ぶなの森自然学校」の毎日と周辺のできごとを自然学校のスタッフ達が紹介します。

絞めるということ

2010年12月08日 22時29分40秒 | 日常生活
まず、羽根を交差させてから、鶏の身体を自分の両足でギュッと挟み込む。
バタバタと暴れるが手で目を隠すとストンと眠り込んだように大人しくなる。
そして、首の毛をかき分けて黒くなっている線を探す。頸動脈だ。
そこをマキリ包丁で切る。ドピュッ!と長靴に血がかかる。
足を持ち、用意した金具に吊るし、血抜きをする。
この段階ではまだ生きている。目をパチパチしたり、体をバタバタとさせる。
しばらくすると、くたりと動かなくなり、血も滴らなくなる。
次に、66度のお湯に10秒ほど付けて軟し、羽根をブチブチとむしり取る。
そして、最後に頭を鉈で切り落とす。

にわとりを食べるという過程のひとつ。絞めるということ。

                               (こん)