昨日は朝刊の広告を見て、急遽、天草市(本渡)の映画館へ ”にあんちゃん” を観に行ってきました。
小学生時代に観て感動したような、いくつかの、かすかな記憶があったからです。
昭和34年の今村昌平監督の作品で、佐賀県の不況にあえぐ炭住が舞台です。
両親を亡くした4人兄弟の苦闘を、にあんちゃん(末娘から見た二番目のあんちゃん)のたくましさにスポットライトをあてて描いた作品です。
にあんちゃん役の少年の顔は、すぐに思い出しましたが、ストーリーは完ぺきに記憶から欠落しており、最後まで楽しく観賞できました。
当時は役者の名前などに全く関心が有りませんでしたので覚えていませんでしたが、長男役を20歳の長門裕之が、長女役を松尾嘉代が演じていました。
その他にも北林谷栄、西村晃、小沢昭一、殿山泰司、山岡久乃、大滝秀司、芦田伸介、穂積隆信、吉行和子、二谷英明など、
そうそうたる顔ぶれのキャスティングでした。
他の作品でもそうなのですが、若い頃の長門裕之はサザンの桑田佳祐にそっくりで笑ってしまいます。
本渡第一映劇は定員数十名のミニシアターですが、かなり古い作品を上映することで生き残りを図っているようです。
次は ”にあんちゃん” と同じ頃の ”綴方教室” の上映にアンテナを張ってみます。
期待した、いくつかの、かすかな記憶は綴方教室との混同だったのかも知れません。
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