昨日は電気館に上記を観に行きました。
スペイン映画ですので、アメリカ映画とは倫理基準が全く違うという点で、ある意味衝撃的でした。
冒頭から残虐なシーンが展開されます。
10歳くらいの息子を乗せた馬車をあやつる男が突然襲われ、石で頭を叩きつぶされて絶命します。
犯人は死体を馬車に積み、馬に目隠しをして断崖まで連れて行きます。
そこで犯人は馬のこめかみを石で一撃します。
馬は膝を折るようにして失神し崖から転落します。
繋がっている馬車も転落しますが、その中には死体と生きたままの息子が乗っています。
この、馬が膝を折って転落していくシーンはスローで放映されるのですが、おそらく実写です。
もしもアメリカならば、動物愛護協会が黙ってはいないでしょう。
転落した馬車の第一発見者が主人公である短髪の少年です。
スペインの貧しい家庭の日常生活が映し出されますが、なんとなく日本の江戸時代が連想されます。
貧乏百姓は米を食うことができずに、麦や粟を食べねばならなかったのと同様に、スペインでは貧乏人には白パンを食べることなど、
とんでもない贅沢であったようです。
タイトルの ブラック ブレッド はそこに由来しています。
少年の父親に嫌疑がかかり、母親を中心に家族でかくまうのですが、結局は逮捕されてしまいます。
母親の負担を減らすために、少年は親戚の家に預けられるのですが、そこにいたのが写真のロン毛の少女です。
この少女は教師と肉体関係があり、一瞬ですが全裸のシーンも登場します。
また少年の手を自分の股ぐらに導いてセックスを強要するシーンもあります。
日本ならば確実に児童ポルノ条例?違反でしょう。
さらに10人くらいの男達が洞窟に、ある男を追い詰めて押さえつけ、紐を使って金玉を縛りちぎるというグロテスクなシーンもあります。
画面にはボカシがかかっていましたが、スペイン本国ではどうなのでしょうか。案外モロのような気がします。
オチとエンディングも日本では考えられないようなものでした。
以前にアルゼンチン映画を非難しましたが、これはこれで結構ひどい作品でした。
それにしても、ヨーロッパ人?の残虐性には日本人はたちうちできないように思えました。
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