老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

1186;物忘れの始まり・・・・

2019-07-02 14:51:21 | 阿呆者
物忘れの始まり・・・・

これは大切な物だから、と
別の場所に移動し保管。

後日、しまった場所がわからなくなり
探すが、思いだせない。
認知症の兆しかな、と思っているところへ
しまい忘れが目立ってきた

脇に居たwifeは「もう認知症になったんだね」、と。
「まだ認知症にはなっていないよ」と否定する自分。
wifeは「認知症の人は、認知症になったとは認めないよ。仕事でわかっているでしょ」
「・・・・・・・・」

1185;水を飲め、飲め、と言われても

2019-07-02 07:13:38 | 老いの光影 第5章
水を飲め、飲め、と言われても

梅雨の時期であっても老人は熱中症に罹りやすい

95歳のイチヨ婆さんは、隠居宅に暮らし
同敷地内別棟に長男夫婦宅がある。

長男夫婦との日常的な交流はあり
様子を見にきたりおかずを運んでくれたりしている。

「水を飲め、飲めと言われても、ひとりだと、なかなかお茶を飲む気になれない」
そう話す彼女。


85歳の藍子婆さんは、一人暮らし。
訪問をすると部屋は閉め切ったまま、むんむんしている。
本人に断り、台所の窓と居間の引き戸を開け、風の路をつくった。
彼女は、お茶を入れてくれた。
誰かがいると、一緒にお茶などを飲んだりできるのだが・・・・

水分不足も手伝い便秘に悩んでいる彼女。
翌日さくらデイサービスを訪れ、彼女はスッキリした顔をしていた。

ウンチが出たので笑顔
彼女に「お金は貯めても、ウンチは溜めないほうがいいよ」
と話しかけると、笑ってくれた。

熱中症にならないか
水を摂らない老人が心配