老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

1201;雨  滴

2019-07-13 20:58:43 | 阿呆者
雨  滴  

雨滴
空は鉛色
雨の土曜日だった

梅雨になると
我家のテレビは体調を崩し
観ているとき
前触れもなく突然画面が真っ黒になり
プツンと音をたて電源がoffになる

電源の差し込みを抜き
差し込み直し
テレビをonにするが
また切れてしまう

昨年も今頃
一昨年も今頃
同じ症状があり電源がプツンと切れる

テレビは切れても そのまま
人間は切れると 怖く性質が悪い


雨は
蛙にとり最高の滴
蝸牛も滴濡れた葉の上でご機嫌

梅雨が明けると
樹木に暑い陽が照らしだすと
蝉の鳴き叫ぶ聲が響く

梅雨明けの前には
雷雨を伴いながらどしゃぶりの雨が降る
雷雨の音に怯えるbeagle元気
そのときは急いで家に戻る